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ローマ帝国滅亡から暗黒の中世へ4


世界@名無史さん [] 2019/01/27(日) 14:39:07.120
ローマ帝国滅亡から暗黒の中世へ
文明が終わるということ

識字率そこそこ → 神父以外文盲
上下水道完備 → 糞尿垂れ流し
食器と食事道具 → テーブルのくぼみに盛り付けて鷲掴み
街道は安全 → 野盗・山賊だらけ
貨幣経済 → 物々交換
地中海貿易 → サラセン海賊跋扈
巨大建造物 → アーチすら作れなくなった
各地の特産物からなる豊かな食生活 → 雑穀雑穀雑穀、ちょっと小麦
地中海の覇者 → フン族、アヴァール、マジャール、ヴァイキング、イスラム、モンゴル、オスマンにボコボコ
人類史上最も幸福な時代 → 重税、蛮族の侵入、疫病、餓死、王侯貴族による圧政、教会による支配


前スレ
ttp://lavender.5ch.net/test/read.cgi/whis/1535021861/
世界@名無史さん [] 2019/01/27(日) 14:40:04.360
なぜ中世ヨーロッパは厳格なキリスト教を受け入れたのでしょう?
そこにはもちろん、合理的な理由があったのです。

最大の理由は中世の貧しさです。
禁欲のキリスト教は貧しい中世の荘園世界にジャストフィットしました。
それ以前…古代ギリシアやローマの時代は豊かでした。
なぜなら地中海を支配していたからです。
温暖な気候の中、各地域はそれぞれの特産品の生産に特化し、海上貿易が盛んに行われていました。
人々はその経済力で食と性の享楽にふけりました。

しかし、ゲルマン民族の大移動で西ローマ帝国は崩壊。経済秩序が破壊されます。
またイスラム勢力に地中海の制海権を奪われ、貿易も不可能になりました。
ヨーロッパは深い森の中で、小さな村(荘園)単位での自給自足体制を強いられます。

中世とは都市も海も失ってしまった時代。
人々はアルプス以北の寒冷な森に入って行きました。
地力もなく、流通もなく、深い深い森の中にある小さな村での自給自足。

その貧しさに耐えるため、中世は神への強い信仰を必要としたのです。
世界@名無史さん [] 2019/01/27(日) 14:40:42.880
なぜローマ崩壊後の欧州における文化生活水準が一気に下がったかというと、通常は古代の農村や都市社会は地産地消で
自分たちの必要分はすべて生産できたが、古代ローマではすでに比較優位にもとづく産業の地域分担制が確立されており
高度に発達した流通路を使って庶民でも遠隔地で作られたそれら生活物資を使うことができた

しかしこうした各都市間が互いに依存するシステムは一度交通が遮断されると一挙に石器時代まで戻ってしまうことすらありえる
世界@名無史さん [] 2019/01/27(日) 14:42:18.130
ブライアン ウォード=パーキンズ (著)、南雲 泰輔 (翻訳)
『ローマ帝国の崩壊 文明が終わるということ』(白水社、2014年6月20日)


ローマ帝国末期にゲルマン民族が侵入してきたとき、
ローマ社会や経済に何が起き、人々の暮らしはどう変化したのか。
史学・考古学双方の研究を駆使して描く、激動の時代の実態。

ギボン『ローマ帝国衰亡史』以来長らく、ローマ帝国は衰亡し崩壊したというのが常識だった。
ところが一九七〇年代以降、研究者のあいだでは、それまで主流だった政治・経済面を中心とした研究に対し、宗教や社会に着眼することで、
「衰亡」とみなされてきた時代を独自の価値を持つ「古代末期」という新しいポジティヴな時代と捉え直す動きが起こった。
さらに九〇年代になると、考古学的史料を用いて、ローマ帝国はやはりある時点で「崩壊」したのだという事実をつきつける研究者があらわれた。

著者ウォード=パーキンズもそのひとりであり、本書では、何がどう問題なのかというレベルからわかりやすく解説しつつ、
「ゲルマン民族が侵入してきたとき、経済や社会に何が起き、人びとの暮らしはどう変化したのか」を、文献史料や陶器・家畜の骨・建築物(の跡)などを使い、
史学・考古学双方の研究を駆使して描き出している。ローマ帝国の洗練された生産・流通システムがひとたび崩壊してしまうと、
地域によっては先史時代の水準にまで後退し、回復には数世紀を要したという事実は、かなり衝撃的である。
英国ペンクラブのヘッセル=ティルトマン歴史賞受賞。
世界@名無史さん [] 2019/01/27(日) 14:43:35.630
神崎 忠昭『ヨーロッパの中世』

近現代に結実する、豊穣なる中世

―― 中世とは真に暗黒の時代だったのか。
「ローマ」「キリスト教」「世俗権」「都市」「国民」「科学」など、ヨーロッパの基底となるキーワードから読み解く。
▼ヨーロッパ史を学び直したい人のために。

中世ヨーロッパは確かに暗黒の時代であった。しかし、近代において飛躍するヨーロッパを育んだ豊かな苗床の時代であったともいえる。
「ローマ」「キリスト教」「世俗権(王権・帝権)「都市」「国民」「科学」などのキーワードから中世ヨーロッパ史を読み解き、近代の「人間」の時代へと誘う。

▼中世を読み解くための6つのキーワード

【ローマ】中世人は模範として仰ぎ見た。政治的にも文化的にも深い刻印を残したが、中世は古代ローマの繁栄を1000年以上も超えられなかった。
【キリスト教】中世人の心を絶対的な規範として律した。人々はそのメッセージを遵守し、理想に殉じたが、時に軽んじ、自らの利益を優先した。
【世俗権】君主個人の能力やカリスマに基づいたが、教会との闘争を経て宗教性を減じ、官僚制と軍を備えた近代国家へと脱皮した。
【都市】西欧の復活にともない、社会全体の成長のエンジンとなった。生活を向上させるだけでなく、新興階層を出現させ、新しい文化を生み出した。
【国民】帝国でもなく宗教でもない、ヨーロッパが生み出した新しい統合の絆である。現在に至るまで世界を支配している。
【科学】近現代におけるヨーロッパの繁栄の源泉となった。技術を手がかりに、理論を実験や観測と結びつけ、新しい合理的な世界観を生み出した。
・・・そして【人間】へ・・・
世界@名無史さん [] 2019/01/27(日) 14:44:57.980
艱難は忍耐を生じ、忍耐は練達を生じ、練達は希望を生ず。

急いで得た富は減る。少しずつたくわえる者はそれを増すことができる。

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。

明日のことを思い煩うなかれ。明日のことは明日思い煩え。一日の労苦は一日にて足れり。

いつも与えなさい。そうすれば、人々はあなた方に与えてくれるでしょう。

「眼には眼を、歯には歯を」といえることあるを汝ら聞けり。
されど我は汝らに告ぐ、悪しき者に抵抗うな。人もし汝の右の頬をうたば、左をも向けよ。

暗いと不平を言うよりも進んで明かりを点けましょう。

狭い門から入れ。滅びに通じる門は広く、その道はなだらかでこれに入るものは多い。

人生は短く、苦しみは絶えない。花のように咲き出ては、しおれ、影のように移ろい、永らえることはない。

己を愛するごとく、汝の隣人を愛せよ。

自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。
世界@名無史さん [sage] 2019/01/27(日) 14:46:58.820
かんこくがかんじをはいししはんぐるのみにしたのはしっぱいだったな
にほんごにたとえるとすべてかなでひょうきするようなものだしね
はんぐるだけだとよみにくいうえにどうおんいぎごにまったくたいおうできない
こうしてかんじごにゆらいするじこくごをどんどんうしなっていった
ゆえにかんこくじんはにちじょうをはなれたこうどなぎろんや
ちゅうしょうてきなぎろんをするのがむずかしくなった
世界@名無史さん [sage] 2019/01/27(日) 16:23:15.380
日本国天皇(Japanese Emperor)

イギリス女王(Queen of the United Kingdom)



アメリカ大統領(US President)
韓国大統領(South Korean President)
世界@名無史さん [sage] 2019/01/27(日) 16:24:36.790
現在の列強は米、日、中、英、仏、独、露の7強
世界@名無史さん [] 2019/01/27(日) 16:27:47.660
デトロイト 1942年
ttps://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/66/Woodward_Ave_Detroit_1942.jpg

デトロイト 2014年
ttp://meta.mk/wp-content/uploads/2014/12/detorit.jpg


これを見てローマ帝国の全盛期と暗黒の中世を重ねちゃったわ
デトロイトは崩壊していく街の良い例
世界@名無史さん [sage] 2019/01/27(日) 16:50:31.940
ロボコップいるのかな?
世界@名無史さん [sage] 2019/01/27(日) 16:57:51.720
GMがトヨタに負けたり、会社が潰れまくったり、
黒人が都市部で大暴れして白人が郊外に逃げてしまい、廃墟になった
世界@名無史さん [] 2019/01/27(日) 17:02:02.340
ロシアや北海道みたいな極寒の地にもホームレスはいるっぽいが、
どうやって越冬してるんだろうな?
世界@名無史さん [sage] 2019/01/27(日) 17:12:02.940
ロシアのホームレスは、町のスチーム経路の上で凌いでいるそうな。
共産党独裁が倒れた国は、だいたい酷いもんだ。ウランバートルのストリートチルドレンは下水管の中で寒さから逃れる。
共産党独裁のままの国は、もっと酷いけどな。
世界@名無史さん [sage] 2019/01/27(日) 17:37:01.030

向こうは公共のエリアは暖かいでよ?
札幌駅が24時間じゃなかったと知った時は死にそうにはなったが
マックでどうにか過ごした
寒さ凌げる場所さえあればなんとかなるのではなかろうか
世界@名無史さん [] 2019/01/27(日) 17:37:07.470
キューバや越南なら寒くはないやろ
世界@名無史さん [sage] 2019/01/27(日) 17:37:46.810
北海道にGはいない
越冬できないから
世界@名無史さん [] 2019/01/27(日) 17:50:49.230
名古屋は良いよ
東京・大阪両方面にすぐ行けるし
京都に日帰り旅行も出来るし
仕事も多いし給料も良いし
市内には徳川美術館、熱田神宮、名古屋城、東山動物園、名古屋港水族館など
周辺にも伊勢神宮、犬山城、下呂温泉、郡上八幡など観光名所も多い
JRと地下鉄と名鉄と市バスがあるから車がなくても生活可能
大都市の割に家賃も安い

名古屋が大都会過ぎる
ttps://guruguru.nagoya/wp-content/uploads/2017/09/princehotel-premium-king-room-0-768x512.jpg
ttps://guruguru.nagoya/wp-content/uploads/2017/09/princehotel-1.jpg
ttps://guruguru.nagoya/wp-content/uploads/2017/09/princehotel-2.jpg
ttp://https://ganref.jp/m/inamon74/portfolios/original/0/86dbceeb2496ff24f9efe6535c1e4425
ttps://i.imgur.com/j2uGf5z.jpg
ttps://i.imgur.com/YD64Ebp.jpg
ttps://i.imgur.com/YiNktrF.jpg
ttps://i.imgur.com/7iRwpHR.jpg
世界@名無史さん [sage] 2019/01/27(日) 17:54:58.600
東京23区 1000万人
横浜 370万人
大阪 270万人
名古屋 240万人
札幌 200万人
京都 150万人
神戸 150万人
福岡 150万人
川崎 150万人
さいたま 130万人
広島 120万人
仙台 110万人

東京が圧倒的すぎィ
世界@名無史さん [sage] 2019/01/27(日) 17:59:53.670
東ローマ帝国が東地中海の大帝国として復活した9世紀になると、
宮殿や教会・修道院が多数建設され、孤児院や病院のような慈善施設も建てられた。
古代ギリシア文化の復活とそれを受けたビザンティン文化の振興も進み(マケドニア朝ルネサンス)、
コンスタンティノープルは東地中海の政治・経済・文化・宗教の拠点として、
またロシア・ブルガリア・イスラム帝国・イタリア・エジプトなどの各地から多くの商人が訪れる交易都市として繁栄を遂げ、
10世紀末から11世紀初頭の帝国の全盛期には人口30万〜40万人を擁する大都会となった。
当時の西ヨーロッパにはこの10分の1の人口を抱える都市すら存在せず、
コンスタンティノープルはキリスト教世界最大の都市であった。


※現在のスペイン領のコルドバはコンスタンティノープルに匹敵する大都市であったが、
当時のコルドバはイスラム王朝・後ウマイヤ朝の支配下にあった。
また2世紀の古代ローマ(都市)は100万人を超える住民を抱えていた。
西洋において再びこの人口に匹敵する都市が現れるのは19世紀になってからのことである。
世界@名無史さん [] 2019/01/27(日) 18:01:45.350
十字軍運動の魅力の秘密

もともと十字軍は一部の騎士に対する呼びかけであったが、
やがて膨大な人数を動員して移民活動のような状況を呈することになった。
十字軍への呼びかけというのは当時のカトリック教徒にとって魅力のある言葉だったのである。
東方のビザンツ帝国やイスラム諸国がもたらす発達した文化や洗練された工芸品や文物、
富は西欧の人々を魅了していたのである。
下級騎士は封建制度の息苦しさと貧困から逃れようとし、農民や職人も貧しく困難な日常から逃れたいという気持ちを持ち、
東方には豊かで文明的ではあるが柔弱な世界が広がっていた。
西ヨーロッパ中世におけるキリスト教徒の2つの生き方、聖なる戦士と巡礼者が一つに結びついたのである。
戦闘に参加した者に免償が与えられる、あるいは戦闘で死んだ者が殉教者となりうるというのは、
十字軍運動の中で初めて生まれた概念であった。
そして十字軍に参加することで与えられる免償は、エルサレムへ詣でるという巡礼者としての免償と、
キリスト教戦士として戦うという免償の二重の意味があるため、どちらにせよ免償を受けられるというのが魅力であった。
このように宗教的なものから、世俗的なものまで、さまざまな動機によって十字軍運動に身を投じたのである。
世界@名無史さん [] 2019/01/27(日) 18:02:36.930
アレクサンドロス大王の英雄譚も良いけど
個人的には十字軍の方がワクワク感が半端ない
異教徒ぶっ倒して聖地奪還とかこれ以上のロマンはないわ
聖十字架を発見した騎士たちの感動も一入だったろう
世界@名無史さん [sage] 2019/01/27(日) 18:05:26.860
十字軍やアメリカへの移住とか美化されて語られるけど
実際は食いっぱぐれ浪人みたいなならず者が多くを占めていたらしい
あぼーん [あぼーん] NGNG
あぼーん
世界@名無史さん [] 2019/01/27(日) 18:12:01.530

0998 世界@名無史さん 2019/01/27 16:48:26
本物の病気がいて、ビビったわ。次スレに期待。
返信 ID:0(952/954)

イギリス子分らしいレスw
世界@名無史さん [] 2019/01/27(日) 18:13:47.040

期待するのはイギリスに沿った嘘の歴史w
イタリア人を蔑んだだけの嘘歴史のお手伝いw
国賊じゃんw
世界@名無史さん [sage] 2019/01/27(日) 19:03:59.540
病気マンが出現しました。精神科で診てもらった方が良いよ。マジで。
学術 [] 2019/01/27(日) 19:18:05.410
精神科にセクハラしながら頼る男子もなあ。
あぼーん [あぼーん] NGNG
あぼーん
世界@名無史さん [sage] 2019/01/27(日) 20:46:52.520
海外旅行板で「ドイツに残ってるローマ帝国の遺跡は全部捏造なのは常識!信じてる奴は情弱!」って喚いてたのと同一人物かな?
世界@名無史さん [sage] 2019/01/27(日) 21:28:30.910
ケルンも元々ローマ帝国の都市だっけ?
世界@名無史さん [sage] 2019/01/27(日) 21:31:47.820
ローマの植民地でコロニーと同語源だっけか
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 12:33:13.870
売りことばに買いことばかい。
別人を出してきて逃げてるってなるんだよ、お前がw
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 12:34:24.510

テロリストをした奴らの仲間だろ。
だって自分達のやった事はいいって、無視してるんだからw
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 12:35:19.000

ドイツに何が残ってた?
これから調べるけどw
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 12:37:20.940

ドイツはドナウ川、フランスはライン川、あと一つど忘れしたなw
悲しい事に川の歌詞の歌になってしまうほどの酷さ。
モルダウ川は最高に悲しくて腹がたつ歌だよ。
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 12:39:20.920

お前は無知なんだから、黙ってろって。
信用出来ないイタリア人に下がってるんだからw
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 12:40:33.750

ローマは戦いをしたことがないだろw
お前の故郷w
フランスとにらみ合ったのは西海岸のイタリア人だよ、お前とは違うひとたちw
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 12:41:54.940
お前も白人至高主義でなんでも上にしないと気が済まないキチガイイタリア人だな。
気持ちが悪い、消えろw
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 13:10:02.780
やはり本物の統合失調症患者の書き込みは
botとはひと味ちがうね
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 13:36:27.600

悔しいの?
変でしょ、逃げてるのに暴言吐かなかってw
逃げてるのにわざわざ顔出す頭のおかしい奴って言ってるんだよw
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 13:39:08.730

ローマは一緒に戦う事を拒否したんだよな。
コルスからフランスが攻めて来るから応援してほしいとサルデニーニョ(当時はこう言ってた)から救援を即答で断ったローマw
今も逃げてるんだなw

長すぎw
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 13:40:18.490

ここで偉そうにするなって親分になったのか?もしかしてイギリスの子分www
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 13:41:54.010
蓋を開ければローマはくだらん奴らが多いって事だw
あぼーん [あぼーん] NGNG
あぼーん
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 13:52:15.080

自宅ですぐサイバー
イタリアもテロリスト国家になったなw

イギリスの子分
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 13:53:36.210
もう無理だな。
何もないのに、調子に乗ってサイバーするようなバカばっかりじゃんw

テロリストイギリス、テロリストイタリア

おめでとうw
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 13:55:28.870
イギリスはイ イタリアに目を向けさせて、その間にイギリスの評価をあげる予定だったようだな。
頭の悪い方法w
世界@名無史さん [sage] 2019/01/28(月) 14:23:18.520
気違いの巣
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 14:25:45.270

問い合わせID:4a00e8f517e2a596
ホスト:KD182251247047.au-net.ne.jp
名前: 世界@名無史さん
E-mail:
内容:
ttp://http://www.art-library.com/sp/davinci/virgin-child-anne.html

聖アンナ と 聖母子
レオナルド ダ ビンチ

男の上に乗って子供をあやす母親。
その子供はペットを虐待w


見にくいもの。
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 14:26:57.050

歴史は、イギリス仕込みのうそっぱちw
性格は逃げてるのに認めないヘタレ。
どうしようもないイタリア野郎w
あぼーん [あぼーん] NGNG
あぼーん
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 14:31:53.820
暗黒世界はローマはかなり昔からだったように見えてきたw
世界@名無史さん [sage] 2019/01/28(月) 18:33:08.490
完全な池沼がいるわ
世界@名無史さん [sage] 2019/01/28(月) 18:42:42.020
ネットの煽り用語としてではなく、ガチで精神病の人だと思う。
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 19:09:43.560
ローマで歌われるグローリア
われらはあなたを崇め
われらはあなたを栄させ

そう言ってるから、神が望む歌通りにしてもらいましょうw

ttp://http://chinokonsei.blogspot.com/2015/11/gloria-in-excelsis-deo.html?m=1
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 19:13:17.980

平沢進 [崇めよ我はTVなり](歌詞付き)/ 核P-MODEL ttp://https://youtu.be/uAz96lPGlaI @YouTubeさんから
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 19:14:11.590
必死に仕返ししてるけど、雑魚は構わない。
もう死んでるバカなんかw
世界@名無史さん [sage] 2019/01/28(月) 19:47:31.760
統合失調症患者の書き込みは、人間の書き込みとは違って、定型的であるだけでなくユーモアもない。
つまり、人間が特権的に有している理性のあらわれである「自己への批判的検討」がない
なんでかね?元は人間としての心理を持っていたはずなのに不思議…
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 20:22:05.240

まともな精神の人はイタリア人に対して定型的でユーモアがある言葉使いをするそうです。
イタリア人が言ってるだけだからなw

特権的とは特別な権利の事かw
イタリア人が言う特 特権的に何かを有してるって日本語では合わないなw
それが理性的とイコールってw
元は人の心理じゃないだろ、心だよw

翻訳するくらいならやめろよw
バカばっかりなんだからw
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 20:23:44.230

イタリア人のお前は、総合失調症まではいってない、精神薄弱と人格障害。
ママンのせいw
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 20:25:04.270

日本人の人格障害には当てはまらないけど、例えば大人行きたくない障害w
あぼーん [あぼーん] NGNG
あぼーん
世界@名無史さん [sage] 2019/01/28(月) 20:56:36.870
これ、病院から書き込んでるのかな。マジで怖いんだけど。この基地外さん。
世界@名無史さん [sage] 2019/01/28(月) 21:17:40.740
いや、野放しでしょう。残虐な事件を起こすのが早いか、警官立ち会いのもとに精神科医が精神病院へ収容するのが早いか。
世界@名無史さん [sage] 2019/01/28(月) 22:13:59.400
初めてIDかワッチョイ欲しくなったわ
怖いからNGしたい
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 22:15:18.660
250年前の日本を見た朝鮮通信使 金仁謙の著書『日東壮遊歌』より抜粋

1764年1月22日 大阪
100万軒はあると思われる家の全ては「瓦の屋根」だ。
凄い。
大阪の富豪の家は「朝鮮の最大の豪邸」の10倍以上の広さで、
銅の屋根で、黄金の内装である。
この贅沢さは異常だ。
都市の大きさは約40kmもあり、その全てが繁栄している。
信じられない。
中国の伝説に出てくる楽園とは、本当は大阪の事だった。
世界に、このように素晴らしい都市が他にあるとは思えない。
ソウルの繁華街の10000倍の発展だ。
北京を見た通訳が通信使にいるが、
「北京の繁栄も大阪には負ける」と言っている。
◆穢れた愚かな血を持つ、獣のような人間が中国の周の時代に、
この土地にやってきた。
そして2000年の間、平和に繁栄し、
一つの姓(つまり天皇家)を存続させている。
嘆かわしく、恨めしい。
世界@名無史さん [] 2019/01/28(月) 22:16:53.290
1764年2月3日 名古屋

街の繁栄、美しさは大阪と同じだ。
凄い。
自然の美しさ、人口の多さ、土地の豊かさ、
家屋の贅沢さ…この旅で最高だ。
中原(中国の中心地)にも無い風景だ。
朝鮮の都も立派だが、名古屋と比べると、とても寂しい。
人々の美しさも最高だ。
特に女性が美しい。
美しすぎる。
あれが人間だろうか?
「楊貴妃が最高の美人だ」と言われているが、
名古屋の女性と比べれば、美しさを失うだろう。
(帰路にて)
名古屋の美人が道を歩く我々を見ている。
我々の一員は、名古屋の美人を一人も見逃さないように、
頭を左右に必死に動かしている。
世界@名無史さん [sage] 2019/01/28(月) 22:39:54.070
よく知らんのだけどIDかワッチョイ有りでスレ立てできんの?できるんなら立てるけど
世界@名無史さん [sage] 2019/01/28(月) 23:09:42.190
お願いできますか?
世界@名無史さん [sage] 2019/01/28(月) 23:46:33.000
できるなら立てるけどそもそも世界史版ってID、ワッチョイ見たこと無いけど付けられるの?
テストでスレ立てしていいならするけど、テストのためだけにスレ立てるのは迷惑行為になりかねないし
世界@名無史さん [sage] 2019/01/28(月) 23:51:44.010
ttps://lavender.5ch.net/test/read.cgi/whis/1504839200/
こんなスレあるって事はできないのか……そんなだから過疎るんだよ
世界@名無史さん [] 2019/01/29(火) 14:26:12.720
イタリア人がまだ逃げでワッチョイだなと言って、仲間を呼んで弱さを披露してるなw
雑魚はこれだからw

イギリスの子分がそんなに腹をたてることか?
事実じゃんw
世界@名無史さん [] 2019/01/29(火) 14:27:55.570
しっかし、何しに日本にいるんだろうか。
そんなに嫌ならママンのところに帰ればいいのにw
世界@名無史さん [] 2019/01/29(火) 14:30:07.160
しっかし、何しに日本にいるんだろうか。
そんなに嫌ならママンのところに帰ればいいのにw

翻訳してみたw

Mi chiedo, perché sei in Giappone?
Vorrei poter tornare a Maman se lo odio così tanto w
世界@名無史さん [sage] 2019/01/29(火) 16:03:46.530
病気マンか…
あぼーん [あぼーん] NGNG
あぼーん
世界@名無史さん [] 2019/01/29(火) 17:23:09.530

良かったな、イタリアw
世界@名無史さん [] 2019/01/29(火) 17:24:01.000

日本人の味方がでてきたぞw
ゴミだけどなw
世界@名無史さん [sage] 2019/01/29(火) 22:54:46.990
統合失調症のモノ↑は反応が一本調子でつまらん
人間だった頃の真似をしているからだろうけど…
世界@名無史さん [] 2019/01/30(水) 07:35:14.020

いつも同じ文面なのはお前らだろw
どこにも同じなのないだろ、これで。
お前ら無理がありすぎるなw
住所も一つも同じ住所じゃないぞw
やらないから嫉妬かwアホヅラ
世界@名無史さん [] 2019/01/30(水) 07:36:17.680

猿真似は気持ちが悪いって
世界@名無史さん [] 2019/01/30(水) 07:37:22.860

新田のお友達が悔しくもないのに、知ったか初めてレスをしてきたのかw
あぼーん [あぼーん] NGNG
あぼーん
世界@名無史さん [sage] 2019/01/30(水) 09:05:42.49O
これはいけません
頭蓋骨を切開して脳を解剖しなければ
あぼーん [あぼーん] NGNG
あぼーん
世界@名無史さん [sage] 2019/01/30(水) 13:43:33.140
アクセス規制をお願いしてきた
世界@名無史さん [] 2019/01/31(木) 12:48:19.470

東和マンションプリンセス栄
最上階
〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄4丁目7−7
三原 雪絵 58
090 4541 6533
中国共産党 ただ

地震が来たら真っ先に倒れそうだなw
世界@名無史さん [] 2019/02/02(土) 19:45:10.160
フランドル地方の死せるキリスト
ルーブル美術館

生贄がバチカンに掟を遂げに行くと言っている。

じぃさんだぞw
世界@名無史さん [] 2019/02/04(月) 21:36:17.490
イスラム圏の国って豚肉料理の店がないのがきついかも
トンカツ大好きな俺には無理だな
あとイスラム教って禁酒だから酒も売ってないし、居酒屋とかもないんだろ?
世界@名無史さん [sage] 2019/02/04(月) 22:04:34.980
飲めない俺には関係ないし、豚なくても美味しい料理が向こうにはあるので、どーでもいい。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/04(月) 23:08:29.290

イスラム圏って言っても場所による
マレーシアとかインドネシアでは豚肉出す店もあるしトルコとかでは普通に酒飲む
世界@名無史さん [sage] 2019/02/04(月) 23:10:19.660
イスラム飲酒紀行を読むと、なんだかんだ言っても酒飲んでるんだなと思うぞ
世界@名無史さん [sage] 2019/02/04(月) 23:29:57.290
ノンアルコールビールならある
世界@名無史さん [sage] 2019/02/05(火) 00:34:43.920

知識のない白人みたいな意見だな。
馬鹿丸出し。
世界@名無史さん [] 2019/02/05(火) 08:39:53.630
神の御霊を理解することと、飲酒をしてはいけないことと、別件だなw
世界@名無史さん [sage] 2019/02/05(火) 11:39:04.460

アルバニア行ってごらん
豚串で一杯やる人が大勢いる
世界@名無史さん [sage] 2019/02/05(火) 12:05:44.090

中央アジア出身でムガル帝国の初代皇帝になったバーブルの自伝「バーブルナーマ」には、著者自身含め葡萄酒を飲む話が度々出る
ペルシア語詩の代表的人物の一人であるハーフェズの詩集には飲酒や飲み屋を詠んだ詩が山ほど載ってて、むしろ酒絡みでない詩のほうが珍しいほど 李白みたいだ
世界@名無史さん [sage] 2019/02/05(火) 13:08:02.770
イラン人はお酒大好き
世界@名無史さん [] 2019/02/05(火) 15:12:46.500
イラン人「酒なんかいらん」
世界@名無史さん [sage] 2019/02/05(火) 17:32:31.310
つまらんにも程がある
世界@名無史さん [sage] 2019/02/05(火) 19:17:08.670
アルバニアはイスラム圏に入れていいのかどうか……

バーブル・ナーマはバーブルが経験なイスラム教徒ぶって禁酒してたらいざ酒が飲みたくなっても誰も誘ってくれなかったって話好き
世界@名無史さん [sage] 2019/02/05(火) 19:36:44.230

オマル・ハイヤームとかな。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/05(火) 22:23:35.520
ハシシとか吸ってもいいんかな
世界@名無史さん [sage] 2019/02/05(火) 22:38:04.790
ええよー
世界@名無史さん [] 2019/02/06(水) 16:20:02.440
ローマ帝国って、詰まる所、都市国家(キウィタス、ムニキピウム、コローニア)のネットワーク
に対してローマ市の市民社会がインペリウムを振るっている、って政体なんで、
都市国家ネットワークが存在する領域までしかちゃんと支配権を伸ばせてないんだよな。

アルプス以北の西ヨーロッパでも、ライン川以西のガリアでは
地中海型の都市国家の影響下で都市国家的な大規模城塞集落オッピドゥムが発達していたけど
ライン川以東のゲルマニアではそういう都市的な拠点集落が発達せずに
農村社会の散在する社会システムだった。
だからこそ、ローマ帝国はゲルマニアには安定した支配権を伸長できなかったんだろう。

「ローマ帝国の滅亡(西ローマの消失と東ローマの再編)」という現象は、この都市国家社会を維持するためにより強い動機付けが
必要な地域が、都市国家ネットワーク社会から脱落した現象と言い換える事ができるんじゃないかな。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/06(水) 16:53:08.900
ローマ帝国のスレで語ってもらおうか。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/06(水) 16:56:11.90O

アサシン団キター
世界@名無史さん [] 2019/02/06(水) 16:57:54.450
いや、
西ローマ帝国の滅亡と西ヨーロッパ中世社会の開始を、
都市国家ネットワーク社会のフロンティアの後退と、
農牧散村社会のフロンティア拡大、
という視点で語ってみたくなったのさ。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/06(水) 17:15:33.75O
なら都市国家から領域国家への転換はいつ起きたの?
世界@名無史さん [] 2019/02/06(水) 17:27:38.570
ローマ帝国の時代には、真の意味での領域国家には変貌できなかったんじゃないかな。
現に、帝政末期に都市富裕層が田園のウィラへと脱出して戻らなくなると、
都市維持のための税の回収が富裕層からは不可能になっていってしまっている。

西ヨーロッパに関しては、ローマ帝国崩壊後の社会の再編が一段落してくるのが
中世盛期の10世紀ぐらいで、カトリックの小教区を単位とした共同体が成立してくる。
これがカロリング帝国の分権化による解体以降の流れで封建制が成立してくる動きと
結びついてきて初めて、「領域支配」の芽が出てくると言えそうだ。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/06(水) 18:27:41.440
Kingdom of Heaven - Battle of karak
ttp://https://www.youtube.com/watch?v=nAh78K_hqVU
世界@名無史さん [] 2019/02/06(水) 18:37:05.810
そうそう。
西の農牧民の非都市的な散村領域国家社会が成熟してきたところで
東の都市国家ネットワーク社会へ侵攻をかけたのが、まさに十字軍だよね。
これで西に再び都市文明のソフトウエアが逆流してくる。

じゃぁ、西と東の違いは何かっていうと、
西は農牧業が生産性の低さから分業できない農牧民社会で、
東は生産性の高さと乾燥による都市農地適地の少なさで、
都市農民と牧民の社会がそれぞれ専業化して、
それぞれ独自の政治集団として自律しているって事かな。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/06(水) 19:40:26.160

フランク王国初期で一番出世したのが収税官だからね。フランク&ガロローマ貴族共に全然税金払ってくれなかったそうで…。王様泣いちゃう。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/06(水) 20:51:24.730
払ってくれないって言うか税金上げまくって全力徴税したせいで上流階級の破産が相次いでなかったっけ
世界@名無史さん [sage] 2019/02/06(水) 21:35:02.100
違う。初期は王権が弱すぎ。
地方で勝手に統治してる状態。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/06(水) 21:53:50.850
ああごめんローマ末期のつもりで話してた。そりゃフランク初期で税金上げまくれんわ
世界@名無史さん [] 2019/02/06(水) 22:22:47.530

帝政末期のローマ帝国は、都市国家富裕層や元老院貴族にとって
軍事が遠い国境地帯の話になって他人事という感覚になっちゃったんだよね。
軍事の担い手も、共和政期や帝政初期と違って元老院貴族層から
ドナウ国境出身のイリュリア系の叩き上げの軍人層に移行してしまっている。

そういう中で進行したのが、キウィタス、ムニキピウム、コローニアといった
帝国を構成する都市国家からの富裕層の農村のウィラへの脱出による脱税。
自然と都市国家に居残っている市民最上位の富裕層の資産ランクが大幅に下落している。
そこに軍事費目当てでがっちり徴税をかけたら、本来は中流クラスでしかない
彼らの破産は必須。
世界@名無史さん [] 2019/02/06(水) 22:47:57.460

そして、カロリング朝期に王権強化して強力に徴税して、
集めた税金から給料を出して地方官のコーメス(伯)を雇用したんだが、
その原資はフランク王国とノルマンの交易で入ってくるイスラーム銀貨だったんだな。
ちなみにノルマンはスラブ人から奴隷狩りをしてアッバース朝に売りつけて銀貨を稼いでた。

ところが9世紀後半になると、アッバース朝の権力基盤のホラーサーンから産出する銀が
東方やインドに流出し始めて、西ユーラシア全体が銀不足のデフレーションに突入する。
当然、ノルマン経由でフランク王国に入ってくるイスラーム銀貨も激減して
王権中央に集まる銀貨でコーメスを養えなくなる。
さらに悪いことに、イスラーム世界との交易のうまみを失ったノルマンまでもが
フランクに略奪侵攻してくる。

それで、フランク王国はコーメスに地方の上がりで自活し、
さらにノルマンからの地域防衛も自前でやるように要求しだす。

この動きが結局、10世紀に中世ヨーロッパらしい封建制が成立してくる
原動力になるんだな。

それまでは、中世と言ってもセナトール貴族だの、ウィラ、ゲルマン部族戦士だのといった
ローマ帝政末期の社会システムが色濃く残っている。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/06(水) 23:18:07.340
イスラム金貨のおかげで中世通じて慢性的なインフラですよ
世界@名無史さん [] 2019/02/07(木) 00:03:12.780
中世盛期初頭の本格的封建社会到来前後に短期間
全西ユーラシアを覆う銀貨デフレーションが起きているんだよ。

あと、中世の金供給の主力はアフリカだったから、金貨が潤沢に
供給されるようになるのは、ファーティマ朝の勃興を待たなければいけない。

また、金貨は銀貨より供給量が圧倒的に少ない。
本格的な貨幣経済を下支えする力は、まだ中世においては銀貨依存が強い。
本格的な金決済ベースの社会が到来するのは近代になってからだよ。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/07(木) 00:08:17.140
ヨーロッパは銀貨だが、その他はそうでもない。
世界@名無史さん [] 2019/02/07(木) 00:30:38.540
中世盛期ぐらいだと、ヨーロッパの銀貨供給源としてイングランドが
けっこう重要なんだよな。

日本語文献だとあまり登場しないんだが(岩波の「講座 世界歴史」で
軽く触れている論文を見たことがあるくらい)、スコットランドとの
国境近くのカーライル銀山が中世盛期のかなり大きな銀貨供給源だったらしい。

アンジュー帝国のプランタジネット家がイングランド領有する価値は、
ここら辺にあったんだろうな。
羊毛産地として勃興するのは百年戦争開始の頃まで下るし。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/07(木) 00:37:52.480
デナリウス
世界@名無史さん [] 2019/02/07(木) 00:50:55.800
カロリング朝ではノルマンとの交易で入ってくるアッバース朝のディルハム銀貨を、
キリスト教圏用のデナリウス銀貨に改鋳して流通させていたらしい。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/07(木) 02:42:10.720
イスラムの硬貨は、ヨーロッパで模倣あったりするからね。コーランまでそのままとか。
世界@名無史さん [] 2019/02/07(木) 02:47:53.230
見てきたように中世ヨーロッパを語る人がいるのはすごいな
世界@名無史さん [sage] 2019/02/07(木) 02:49:00.910

9世紀後半にホラーサーンのターヒル朝を
サッファール朝が滅ぼしたからだろうか
世界@名無史さん [] 2019/02/07(木) 02:59:24.010

やっぱり、その後のサーマーン朝がテュルク系奴隷軍人騎兵を
西方イスラーム世界に大量に売り込んだことが
銀の東方流出に深く与っているんじゃなかろうか。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/07(木) 03:29:25.010
ターヒル朝はホラーサーンの富をアッバース朝に貢いでくれたけど
サッファール朝とサーマーン朝でイラン人が自立してしまい
アッバース朝は本格的に衰退してゆく
世界@名無史さん [] 2019/02/07(木) 09:49:59.380
ホラーサーンってのは今のアフガニスタンにもかかってくる
ヒマラヤ山脈につながる造山帯だから、地殻変動で鉱物資源に富んでるんだよね。
だから、アッバース朝の貨幣材料の貴金属の主産地だった。

その上、かつてサーサーン朝を征服したアラブ人部隊の入植者が
数多く入植した地域で、彼らの軍事力(ホラーサーン軍)が
正にアッバース革命の主力となっていたわけだ。

だから、アッバース朝カリフ権力のテュルク系奴隷軍人依存への傾斜と
ホラーサーンの直接支配版図からの離脱は、
アッバース朝のカリフ権力の地盤沈下に深く効いてきちゃったんだな。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/07(木) 11:22:53.100
ホラーサーンの銀によってバグダッドも建設されたよね
アッバース朝がホラーサーン軍の創始者アブー・ムスリムを
殺さなければアッバース朝はバグダッドを建設出来なかった
イラクはササン朝末期の大水害で荒廃したけど
バグダッド建設とともにようやく復興出来た
さらに黒人奴隷ザンジュを使ってイラク南部に奴隷農場が発展した
これも言うまでもなくホラーサーンの銀のおかげだよね
9世紀後半869年から883年にかけてこのザンジュらが反乱を起こし
鎮圧されるとイラク南部は元の荒れ地に戻った
世界@名無史さん [sage] 2019/02/07(木) 11:37:27.840
もはやアッバース朝がホラーサーンの銀を自由に出来なくなったので
ザンジュの乱の鎮圧後に新たなザンジュを購入出来なくなり
イラク南部の奴隷農園は再建されなかったわけだね
世界@名無史さん [] 2019/02/07(木) 12:01:33.460
ザンジュの労働によるメソポタミア農業って、西アジア史では珍しい
例外的な真の奴隷制農業だよね。奴隷に本当に生産力を依存している、という意味で。

どうしてあの時代のあの場所でだけ奴隷制農業が成立しえたのか、というのは非常に興味深い。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/07(木) 12:33:55.360
中世初期をグローバルヒストリーするとこういう議論になるのか・・・・

西欧中世史家の本では、ヨーロッパの農奴分布地図のアフリカ側がイスラム奴隷制地域と
あったりして、まるで当時のイスラムが奴隷制農業やってたように書かれているものが
あったりして、他分野研究に疎い様子がでていたりするのだが、
グローバルヒストリー研究が浸透すると、このあたりも改善されるのだろうね
世界@名無史さん [] 2019/02/07(木) 13:17:59.370

西欧サイドからローマ帝国の解体と中世西欧社会の成立ってのは、
地中海都市文明のボーダーの後退と農牧民散村社会のボーダーの伸長
というタームで語りうるんだが、
逆にイスラームの伸長とその伸長限界ってのは、
西アジア型都市・遊牧共生文明のボーダーの伸長限界で語りうる。

西アジア型文明に広くイスラームが受け入れられたのは、生業体系から
豚を排除しても成り立つ社会だった事が大きく与っている。

それに対して、イスラームが広がり切れなかったヨーロッパ型の牧農民社会では
生産性の低い麦作農耕を、牛の酪農と、豚をナラの森のドングリで太らせる
牧畜で補完する生業体系なんで、そこから豚を排除してしまうと
生活が根本から成り立たなくなる。
世界@名無史さん [] 2019/02/07(木) 13:22:13.240
一体どこの妄想が、こんなに盛り上がるような話になってしまったんだろうかw
世界@名無史さん [] 2019/02/07(木) 13:24:14.520
イギリスが西からフランスを使って圧力をかけたせいで、とんでもないとばっちりを受け続けた悲劇のヨーロッパじゃん。
1文で済む話をどんだけ言葉を使って、並べられるのかってw
世界@名無史さん [] 2019/02/07(木) 13:25:40.330
酪農は牛やヤギがよければそれでいいんだよw
農家は作物が取れていればそれでいい。
どんだけ無意味な文を繋げてるのよって。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/07(木) 14:03:59.650
読み物として面白く読んだわ
世界@名無史さん [] 2019/02/07(木) 16:34:05.320

本当だと思ったから?
事実がどうか考えろよw
世界@名無史さん [sage] 2019/02/07(木) 18:40:01.590

どのへんが事実とちがうん?
世界@名無史さん [sage] 2019/02/07(木) 18:50:41.780
ぼくのかんがえたヨーロッパちゅうせいのれきし
世界@名無史さん [sage] 2019/02/07(木) 19:10:52.120

読み物と、が読めないんだな
難しいこと言ってごめんね
世界@名無史さん [sage] 2019/02/08(金) 00:18:47.070
グローバルヒストリーって荒削りな仮説を投げっぱなしで各国史研究者からは批判されることも多いけど、こういう仮説がなければ歴史学は進歩しないしな。

問題があるなら具体的に指摘すればいいよ。
世界@名無史さん [] 2019/02/08(金) 00:31:14.320

グローバルヒストリー的な史学アプローチは史学の発展には不可欠なんだけど、
どうしても個別の地域史の最先端までは十分に把握しない状態で考察が行われるという
落とし穴が生じやすい面も否定しがたいんだよね。

そういう側面は、個別地域史研究とグローバルヒストリー研究の
相互のキャッチボールを通じて修正していくことが望ましいんだろうね。

個別地域史はグローバルヒストリーから、
逆にグローバルヒストリーは個別地域史から得るべきものが大きいんだから。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/08(金) 01:05:21.000
ポストローマ期に関する研究書が出てるから、読むと面白いよ。軍の動きと宮廷の移動との関連性とか。税金の動かとかね。
世界@名無史さん [] 2019/02/08(金) 01:08:17.080
上では、ローマ帝国西部での帝国支配の解体と中世社会の成立を
都市国家ネットワーク社会の解体と農牧散村社会への再編
という視点で論じてみたんだが、

日本史における古代社会の解体と中世社会の成立を論じる際にも
似たアプローチが有効だよね。

キーポイントは、10世紀における伝統的地域首長層(旧来の郡司層)の没落と、
考古学で検出できる同時期の古代集落の消失減少。
それと、中世型集住の持続したのが11世紀から14世紀という考古学データ。

これは、弥生時代から古墳時代を通じて発展してきた地域共同体(クニ)が
10世紀に解体して雲散霧消、民衆が新興の富豪百姓層(のちの名主層)の隷属支配下に
再編される現象として解釈できる。

この名主層によって再編された地域社会を統治する機構として誕生したのが
11世紀に成立する荘園公領制。

民衆側からのボトムアップの地域共同体はようやく14世紀末に再結集が始まり
戦国・江戸期の村(ムラ)や町(チョウ)で構成される社会が編成されていく。
世界@名無史さん [] 2019/02/08(金) 01:11:22.690

ポストローマ期の西ユーラシア社会を俯瞰するのにお勧めの研究書と
視点の鋭い研究者を教えてもらえると嬉しい。

単行本だけじゃなくて大学リポジトリなどに登録してある原著論文もチェックしてみたい。
世界@名無史さん [] 2019/02/08(金) 01:11:57.070

んーつまりなんだね?
平安時代の庶民の生活はあまり明らかになっていないというか弥生時代と大して変わってないとかきくんだが
あの時代は中世社会への移行期であるとかそういう話かねー?
世界@名無史さん [sage] 2019/02/08(金) 01:15:24.350

「ポスト・ローマ期フランク史の研究」がオススメ。まだAmazonとかでも手に入ると思います。
図書館でも大きなとこならあります。
世界@名無史さん [] 2019/02/08(金) 01:22:52.910

単純に住居形式とか、そういうレベルのソフトウエアやハードウエアは
弥生期と平安期に大きな差はないんだが、
そういう民衆の生きている社会構造の方は、弥生〜古墳〜奈良〜平安初期と
10世紀以降の平安中期以降の社会にはとんでもない断絶がある。

これは、ポストローマ期における西欧社会が都市国家ネットワーク社会を喪失したことに
匹敵、いや、類似しているとも言っていい現象なんだな。

非常に古臭い発展段階史観の説く「農奴制社会=中世社会」という主張が当てはまる時代が
もし仮に日本にあったとすると、それは10〜14世紀の社会をおいてほかにはないだろうね。

弥生から平安初期の地域社会の民衆というのは伝統的な首長層を戴き、
弥生時代から続く互助的な共同体の成員だった。

しかし、平安中期〜鎌倉期の民衆はそういう互助的な共同体を喪失して
今でいうブラック企業みたいな名主層の一方的な支配下に拘束されているんだ。
世界@名無史さん [] 2019/02/08(金) 01:25:28.690

>>「ポスト・ローマ期フランク史の研究」
ありがとう。
地元の公立図書館の取り寄せサービスで一読してみて、購入を検討してみようと思います。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/08(金) 01:57:56.990

結構良い研究書籍だと思います。
ぜひご一読の程を。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/08(金) 05:31:20.940

東ローマもマケドニア朝後期にテマ制が崩壊して農奴制社会になった
フォカス家やコムネノス家とかは農奴を支配する大領主だったよね
テマ制の農民兵はウマイヤ朝やアッバース朝の大軍を撃退したけど
農奴化して武装出来なくなった農民らはセルジューク朝に対しては
全く抵抗出来なかった
世界@名無史さん [] 2019/02/08(金) 06:06:19.750

なるほどー
そうやって日本史での例に準えられるとわかりやすい気がしますなー
世界@名無史さん [sage] 2019/02/08(金) 06:38:27.01O
言われてみればなぁ
奈良時代までは竪穴式住居に住んでたんだよな
奈良時代の蕨手刀という直刀から、いつ曲刀の
日本刀に変わったのかも謎だし
戸籍を作ったり、唐に習った官僚機構を有した奈良政府が
何にもしない京都政府に変わったり謎だらけ
世界@名無史さん [] 2019/02/08(金) 07:01:15.960

嘘物語だって認めたくない!
これが事実じゃなきゃ嫌ぁ〜〜、うぇーんw
世界@名無史さん [] 2019/02/08(金) 07:02:41.970

嘘をどれだけ本当に見せる研究♪
世界@名無史さん [sage] 2019/02/08(金) 07:04:23.05O
奈良時代には大仏作ったり、一応古代帝国的な体裁を整えたはず
なんだが、いつの間にかそういうシステムが形骸化して、
上は源氏物語的な雅な世界、下は今昔物語の盗賊うようよの
怪しい世界になる。西欧史だとローマが滅びたからとか
ゲルマンが蛮族だからというが、そういう民族の入れ替わりが
なくても、中世ってドロドロの怪しい世界になっちゃうんだろうか
世界@名無史さん [] 2019/02/08(金) 07:04:41.140
命をかけて、ローマの事実を捻じ曲げればイギリスは安泰♪
話逸らしからイタリア批判までもう完璧だな♪
世界@名無史さん [] 2019/02/08(金) 07:06:11.800
滅びるイギリスには相応しいやり方。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/08(金) 08:16:29.750

ササン朝に対抗してローマ軍の主力がカタフラクトになったから
軍事の担い手がドナウ国境出身とかの叩き上げの軍人層に移行した
ローマ領内でイラン系民族のように鐙なしでカタフラクトをやれたのは
アルメニア人やドナウ国境のイリュリア人とトラキア人だけだった
世界@名無史さん [] 2019/02/08(金) 09:15:31.860

最近の研究の内容を読み込んで、
複数の研究者の明らかにしてきたモザイクピースを組み合わせてみると、

>>何にもしない京都政府

って史観は実態に即してないんだよ。

古くからの史観では、平安中期10世紀以降の中央貴族を無気力になって
地方統治の意欲をなくした、って表現してたんだけど、
実態は、律令制を施行する上で実質的に依存していた
地方の首長制共同体が崩壊してしまって、手の下しようがなくなった
と見た方が実態に即している。

古代平安前期までの戸籍制度にしても、軍団兵士制にしても、
地方にバラバラの民衆がいるってだけでは実行不能なんだよね。
なぜなら、近代国民国家みたいに産業革命以降の産業の
爆発的な発展を背景にした膨大な税収をもとに、
莫大な数の公務員を雇用しているわけじゃないから。

つまり、前近代の地方行政ってのは、
現地の在地共同体の協力を取り付けたうえで
住民登録や徴兵をやっているわけで、
その在地共同体が不在になってしまうと
手も足も出なくなってしまうんだ。
世界@名無史さん [] 2019/02/08(金) 09:24:11.590

>>農奴化して武装出来なくなった農民らはセルジューク朝に対しては
>>全く抵抗出来なかった

日本の10世紀の社会変動とか、ローマ帝国の崩壊現象とか眺めてみると、
農奴制とか封建制とかって、マルクスが語ったような
奴隷制の生産力進歩の帰結としての必然的な発展段階なんてもんじゃなくて、
何らかの原因による在地共同体社会の崩壊によって、
新たな共同体社会が再編されるまでの過渡的なフェイズなんじゃないかって
思えてならないんだよね。

つまり、都市国家社会とか部族制社会とか首長制社会とかいった
在地の共同体社会から協力を取り付けることで成立していた
広域国家体制が、そうした基盤の雲散霧消によって共倒れ解体して、
在地に新たに登場した武断的な新興有力者に統治委任してしまう現象が
農奴制とか封建制なんじゃないかな。
世界@名無史さん [] 2019/02/08(金) 09:53:00.740

カタフラクトって、マルコマンニ戦争の後に起きた
ドナウ国境地帯のイリュリア系叩き上げ軍人の台頭や、
それに伴うイリュリア系軍人皇帝の時代にもうあったっけ?
世界@名無史さん [sage] 2019/02/08(金) 10:41:02.390

フランクの「リオリエント」の中の中世日本の描写も安良城盛昭あたりを下敷きにしたと思しきものだったけど、言葉の壁も翻訳に伴うタイムラグもあるから仕方ない面があるんだよねえ。

フランクの日本史に関するネタ本は”The Cambridge History of Japan”あたりかな。英語圏から見たらマイナーな各国史については多分そのレベルの知識で書き飛ばしてる部分がある。

ローマ帝国研究なんかも本当は一つの世界だったものが現代の国民国家の境界線で分断されて「ローマ時代の○○史研究」になってしまっている、本当はこれではいけないというのは南川センセイもゆってたな。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/08(金) 10:48:39.460

ウァレリアヌス帝がササン朝に敗北すると
息子のガッリエヌス帝が騎兵を軍の主力にしたとされる
おそらくウァレリアヌス帝が軍団の多くを連れて遠征したので
ガッリエヌス帝の手元に残った兵の多くが騎兵だったのだろう
ササン朝軍じたいはカタフラクトを主力とするパルミラが撃退した
世界@名無史さん [] 2019/02/08(金) 13:18:20.290

>>フランクの日本史に関するネタ本は”The Cambridge History of Japan”あたりかな。英語圏から見たらマイナーな各国史については多分そのレベルの知識で書き飛ばしてる部分がある。

実は10年以上前、ごく初期のWikipediaのアクティブな投降者同士の情報交換掲示板で
いろいろとやり取りしていたことがあるんだが、参加者の中にWikipedia英語版の
日本史記事の修正に取り組んでいる人がいてね。

その人いわく、日本の中世武家社会というものが、まるでスコットランド高地人の
氏族社会とパラレルな社会のように誤解されているのが日本史の日本語による
研究成果の先端に疎い英語圏の実情なんだそうな。

ちなみに、初期のWikipedia日本語版の日本史記事執筆陣には
日本史研究の先端部に触れた史学科出身者たちが新しい研究に基づいて
平安期の朝廷が決して地方統治の意欲を失って無気力になっていたわけではないという視点で
活発に投稿していたんだが、
彼らがフェイドアウトして久しい最近成立した記事群を見ると、
引用文献の記述なんかでスキはないんだが、
内容的にはむしろ古い学説に後退して、
平安期の朝廷が地方統治の意欲を失って無気力化していたとしている記事が目立ってきているんだよね。
学術 [] 2019/02/08(金) 13:36:17.820
ガーヴィッジの方が陰鬱ですごい現代的暗黒。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/08(金) 14:16:18.230
途中気違いがいるな
世界@名無史さん [] 2019/02/08(金) 19:05:13.770

そもそも、帝政末期のローマ帝国における騎兵育成システムってのはどうなっていたんだろうか。
パルティアみたいな純遊牧民の生粋の騎馬民族による騎馬軍団はあり得ないし、
中世西欧みたいな封地を与えて幼少期から英才教育を施す世襲騎士身分を創り出していたわけでもない。
また、共和政〜帝政初期みたいな都市国家富裕層の自弁制騎兵というのも考えにくい。

サーサーン朝の重装騎兵ってのは、アケメネス朝時代から帝国支配層の構成員として引き継いだ
遊牧民貴族の率いた牧民騎兵なのかな。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/08(金) 19:07:46.890

民族の入れ替わりとか起きてないぞ
一番人口が多いゴート族でも30万とかその程度しかいないからな
日本は大陸から隔たった島国だから庶民も支配層も基本的に同じ人種だが
大陸国家だとポーランド・リトアニアみたいに階級ごとに人種が違う国とか珍しくないぞ
世界@名無史さん [] 2019/02/08(金) 19:23:35.390

ヨーロッパでもそうだけど、中国史でも岡田英弘の五胡十六国〜南北朝時代の古漢族絶滅説はあまりの極論で、
実際には華北では先住華北人とモンゴリアとマンチュリアから南下した遊牧民武装難民の融合、
江南では先住江南人と華北から南下した華北人武装難民の融合が起きてるんだよね。
ネット上では岡田大先生の極論がもてはやされていて、
周代〜漢代の古漢族は子孫が残っていないと主張している人が目立つけど。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/08(金) 19:41:18.560
完全に民族浄化できる程の組織力なんて現代の中国レベルでも存在しないのに旧民族皆殺しは無理がありすぎるよねぇ
子孫とは言っても文化的な継承を行っていない遺伝的子孫でしかないだろうから、文化を引き継いでなければ子孫とは呼べない!と主張するならともかく
世界@名無史さん [sage] 2019/02/08(金) 19:52:48.530

旧ローマ領に侵入したゲルマン民族の人口は、ローマ住民に対し多い地域で2%
世界@名無史さん [sage] 2019/02/08(金) 23:45:14.890

バルカンがスラブ化してしまった事から
イリュリア人とトラキア人は牧畜民で
スラブ人よりも人口が少なかったようだ
イリュリア人とトラキア人は牧畜民なので
乗馬が得意で騎兵に適していたようだ

ササン朝は王朝が代わっただけでパルティアと住民が同じだった
スーレン家とかパルティア貴族らも引き続き健在だった
世界@名無史さん [sage] 2019/02/09(土) 10:32:29.970

ローマ領に移住したサルマタイやアランとか遊牧民が
騎兵のお手本になったのだろう
マクシミヌス・トラクス帝は母親がアラン族だった
サルマタイとアランは女戦士の風習があり
アマゾーンはこれに由来した
世界@名無史さん [] 2019/02/09(土) 16:45:31.540
マジか!?
サルマタイやアランにはいわゆる「くっ…殺せ」なシチュエーションがありえたとか胸アツだな
世界@名無史さん [sage] 2019/02/09(土) 18:40:26.450
サルマタイとアランは遊牧民としては珍しく重装騎兵による白兵戦を得意としたこと
女性の地位の高さや女騎士も普遍的に存在したことなどなどロマンあふれる存在
それ故にクロアチアやポーランドなど自分たちこそその末裔だと名乗りをあげる国は今でも多い
世界@名無史さん [] 2019/02/09(土) 18:45:54.530
他に遊牧民で重装騎兵の突撃を得意としたのは、
慕容や拓跋といった鮮卑系遊牧民か。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/09(土) 18:54:27.370
昔三国志時代を描いた「蒼天航路」といった漫画があったが作中の主人公たちが装備している
胸甲つきの鎧は史実では鮮卑によってもたらされたものであの時代には存在しない

ちなみにヨーロッパ全土を荒しまわったアヴァールの墳墓からも同タイプの胸甲が見つかっている
世界@名無史さん [] 2019/02/09(土) 19:06:59.900

アヴァールが柔然の後裔という説が妥当だとすると、
モンゴリアで宿敵同士だった柔然と鮮卑の衝突の中で
重騎兵戦術が採用されたという可能性が浮上してくるのかな。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/10(日) 01:26:32.690
ゴート族かアヴァール族によって欧州に鐙が普及したようだね
鐙が普及したのでバルカン出身者以外も騎士になりやすくなった
鐙のおかげでアナトリアの農民がカタフラクトをやれるようになり
バルカンがスラブ化しても東ローマは生き延びる事が出来た
鐙が無ければバルカンのスラブ化により東ローマは
カタフラクトをやる者がいなくてササン朝に滅ぼされていたはず

パルミラのカタフラクトはイラン人傭兵だったけど
鐙の普及でアラブ人自身が騎兵になる事が容易なったので
アラブ人はササン朝を滅ぼす事が出来たようだ
世界@名無史さん [] 2019/02/10(日) 01:56:22.200

>>鐙の普及でアラブ人自身が騎兵になる事が容易なったので
>>アラブ人はササン朝を滅ぼす事が出来たようだ

それでも、アラブ騎兵はテュルク系のマムルークと比べて騎射はからきしだめで、
騎馬白兵戦専門だったみたいだね。
世界@名無史さん [] 2019/02/10(日) 02:36:15.750
なんで神父ってショタコンやホモが多いの?
ローマ皇帝は両刀使いが多いけど
世界@名無史さん [] 2019/02/10(日) 02:43:47.530

明治維新以前の浄土真宗以外の日本の仏僧に、お稚児さんを囲う者が多かったのと
並行現象。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/10(日) 02:59:24.700

正統カリフ・アラブ軍の兵装
初期ムスリム軍の兵士は鉄兜をかぶり首や顔まで覆うような鎖帷子を着込んだ
ローマ式の革サンダルに似たサンダルを愛用し革の鎧や薄片鎧と鎖帷子が用いられた
歩兵は騎兵より重装備でシャツ型の鎖帷子と大型の枝編みの盾と長槍で武装した
歩兵の槍は約2.5ⅿで騎兵の槍は長いもので5.5ⅿになるものもあった
剣はローマのグラディウスのような短剣とササン式の長剣が用いられ肩かけの飾帯に吊された
弓の長さは有名なイングランドのロングボウと同様の2mで射程距離は約150ⅿだった
初期ムスリムの弓兵は徒歩だったが騎兵に対して非常に有効だった

アラブ軍 = 古代マケドニア軍 + 中世イングランド軍
世界@名無史さん [] 2019/02/10(日) 04:26:58.840

男しかいない環境で育つと少しでも女っぽい男を脳が女認定するから
世界@名無史さん [] 2019/02/10(日) 08:57:11.170

移民なんてダメなのは、すでに歴史が証明している
ローマ帝国時代にローマ人は奴隷や兵士育成のために、ゲルマン人を受け入れたが
やがてゲルマン人は権利を主張し、ローマ帝国内に侵入し、ローマ帝国は滅んでしまった

三国志の時代の中国の英雄たちは防衛のために、北方の異民族を受け入れた
(献帝を守った白波軍とは匈奴
《フンヌ》=フン族=後のハンガリー、フィンランド人のこと、
ウイグルや突厥に追われた柔然とはアヴァールやブルガール人、後のブルガリアのこと、
突厥がその後オスマントルコになるのは言わずもがな)、

しかし、三国志の統一も20年くらいで、
その後に待っていたのは、五胡十六国時代と呼ばれる中国が異民族に跋扈された時代が300年続いたのだ
ゲルマン人や北方異民族によって、古代ギリシア人やローマ人は滅び、古代漢民族も滅んでしまったのだ
今のイタリア人もギリシア人も中国人も元々は乗っ取った異民族の子孫である

今の日本人が現在のヨーロッパ人や中国人よりも、三国志の時代の中国人や古代ローマ人に親しみを感じるのはそれは当然なのである
寛容と人の良さが素晴らしい文化と発展を促したのだが、それこそが付け入る隙間を与えたのだ
その結果がローマも中国も暗黒の中世である
 
このように、移民なんて受け入れるのは亡国に自ら進むことと一緒である
今、日本に移民を進める人間は本当の日本人ではない、敵国のスパイなのだ!!

フィンランド人の平均顔面
ttps://pmsol3.files.wordpress.com/2011/02/averagefinnman.jpg

日本人の平均顔面
ttp://livedoor.4.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/a/a/aac8ce68-s.jpg

生粋のフィンランド人てこれだからな
ttp://i.imgur.com/rM9Dvk5.jpg
世界@名無史さん [] 2019/02/10(日) 13:05:27.170

ポストローマ帝国とは、
西ローマ帝国→どこを刺すか、地図をみるとサルデーニャはイタリア領だな。
そこかw
フランク王国の西欧制覇?!
それはどこを制覇したのかってことだが、どこも制覇してない。
そのサルデーニャの上の島コルスと長年睨み合いをしてたんだが、しかもフランク王国はイギリスの命令でw
世界@名無史さん [] 2019/02/10(日) 13:12:17.020

ローマ帝国西部とは、西ローマ帝国のことかw
じゃ、サルデーニャだな。
そこの帝国支配とはサルデーニャの帝国支配ということか。
そこは上のフランク王国領コルスと長い間睨み合いをしていたところだぞw

都市国会ネットワークとはサルデーニャにはそんな大きな都市なんかないなw
農牧散村ってなによ、それw
睨み合いしてるんだから、そんな余裕はないよw
日本にはそんな争いはないから意味がないなw
そして、アプローチって誰が誰にするアプローチよw

睨み合いしてるんだから、首長とかなんとか分からんがそんな余裕はないw

とにかく睨み合いが先だw
世界@名無史さん [] 2019/02/10(日) 13:13:58.300

そんなこともないぞ。人の呪いの恐ろしさは、解けないことだからなw
世界@名無史さん [] 2019/02/10(日) 13:15:03.350

服装だけで終わるのか、話の中に色々と世の中の血生臭いヒントがたくさんあるんだぞw
世界@名無史さん [] 2019/02/10(日) 13:16:54.540
イギリスは長い適当に見当たらない言葉でもレスしてなんとかしようとしてたのか。
全くもって下らないことだな。
正史をレス出来ない恨みまで持っているようだよw
世界@名無史さん [] 2019/02/10(日) 13:18:27.190

イギリスは島から出てないだろw
世界@名無史さん [] 2019/02/10(日) 13:19:58.690
特に三国志が酷いな。
知らないのに知ったかふりして醜いイギリスw
世界@名無史さん [sage] 2019/02/10(日) 14:17:20.120
すげぇ電波飛ばしてるのがいるな
ゲルマン系ローマ人とか少なくとも1世紀ぐらいから普通にいるし
というかローマ人ってのはあくまでローマ市民権を持ってる人のことで
そういう人種がいたわけじゃないぞ
世界@名無史さん [sage] 2019/02/10(日) 16:00:17.740
電波は無視で。この人マジでイカれてるから。
世界@名無史さん [] 2019/02/10(日) 16:05:25.880
日本史版のアクティブの古代史系なんて、ほぼ伝播に埋め尽くされているのな。
ここみたいな世界史版のアクティブ掲示板がほぼ真っ当なのと比べて酷いもん。
世界@名無史さん [] 2019/02/10(日) 20:04:02.180

褐色黒髪のラテン人だらけの中に金髪碧眼のゲルマン人がいたら目立ちそう
世界@名無史さん [sage] 2019/02/10(日) 20:18:08.240
つーか、ローマ人はラテン系しかいないと思ってるのかね…
ケルト系のヒスパノローマ人やガロローマ人、ギリシア系、北アフリカ系もいるのに…
金髪かつらもローマで流行って、ゲルマンから輸入してるし。
世界@名無史さん [] 2019/02/10(日) 22:11:43.400
もう、共和政ローマの時代からローマが併呑したロンバルディア平原なんて、
「ガリア・キサルピナ」=「アルプスのこちら側のガリア」って呼ばれて、
金髪碧眼のケルト人地域だったんだよね。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/10(日) 22:34:05.32O
ケルト人て茶色や灰色の髪のアイルランド人のイメージだったが金髪なのか
世界@名無史さん [sage] 2019/02/10(日) 22:53:19.960
ケルト人には石灰で髪を洗う習慣があって、脱色されていた
世界@名無史さん [sage] 2019/02/10(日) 23:17:14.190

ケルト系は、トルコ辺りから今のスペインやイギリス、アイルランドまで幅広く分布してるので一概にどうこう言えない。植民したラテン系ローマ人だった連中も時代と共に混血が進むので、これまた一概にどうこう言えない。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/10(日) 23:27:56.890
タキトゥスの「同時代史」によると「四皇帝の年」の際にアウルス・ウィテッリウスが率いていたローマ軍団兵はゲルマン系の者が多く
それを見た人々は戦々恐々していたという
世界@名無史さん [] 2019/02/11(月) 07:14:43.350
ゲルマン系は料理はホントダメだな
フランス料理、イタリア料理、スペイン料理など美味いのはラテン系ばかり
世界@名無史さん [sage] 2019/02/11(月) 07:26:08.670
食材がないもんしょうがないよ。北に行くほど生鮮野菜ないし。
どこの国でも中華料理とイタリア料理はほかのに比べると比較的安めでそこそこ食える。
どっちの国民もわりと何でも食うから肉も野菜も入ってるしね。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/11(月) 08:43:42.120
ピーター・ブラウンの本を読みなさい
世界@名無史さん [sage] 2019/02/11(月) 08:53:11.79O
北欧料理って保存食だもんな要するに
酢漬けのニシンとか
世界@名無史さん [] 2019/02/11(月) 12:22:21.080

無視するしかないよなw
ホラ吹いてる方が逃げるってことだぞw
ざまぁだな。
世界@名無史さん [] 2019/02/11(月) 12:24:46.550

北海道はにしん漬けがあるけど、似てるのかな。
世界@名無史さん [] 2019/02/11(月) 12:26:25.530

北で取れる魚と南で取れる魚は、タイプが違っていて北の人は南の魚を食べられないものがあったりする。
南の人はそれがないんだよw
世界@名無史さん [] 2019/02/11(月) 12:27:49.490

ドイツのソーセージは好きだよ。
パンも好きw
世界@名無史さん [] 2019/02/11(月) 12:42:12.560

イングランド以外のヨーロッパは、基本的に他の料理がまずくても
チーズとソーセージ、ハム、ベーコンのような豚肉加工食品は
旨いと相場が決まっているよ。

チーズと豚肉加工品は、実質西ヨーロッパの「主食」だな。
世界@名無史さん [] 2019/02/11(月) 13:13:34.090
ゲルマン系でもイングランド以外の食い物は質素でも素朴に美味い
イングランドだけは素朴な田舎料理的な美味さすら無くてただただ不味いだけ
世界@名無史さん [] 2019/02/11(月) 13:39:02.580

ドイツワインも好きだぜw
世界@名無史さん [] 2019/02/11(月) 13:40:03.860

チーズは、フランスの牛小屋のにおいのするチーズか美味いw
世界@名無史さん [] 2019/02/11(月) 13:41:04.930

イングランドって、既にチューダー朝成立の段階で地縁・血縁的な共同体が解体しちゃってるんだよね。
農民も、在地に居ついているのはジェントルマン階級の地主貴族だけ。
ジェントルマンの土地をレイバラー(小作人)というのが借りるんだが、実は彼らは農業企業家で
ジェントルマンから借りた土地に資本を注入し、農業労働者を募集して資本主義的な大規模経営を行う。
農業労働者は金払いのいい雇い手を求めてイングランド全土を移動する。

こういう社会だから、農村でも都市部でも、庶民は世代をまたいで継続する家産を持たない。
庶民の子供は男女ともに10代になると親元を離れて丁稚奉公に出る。
子供たちが順々に丁稚奉公で独立し、老いた両親が死ぬと遺産を売却換金して独立した子供たちで山分けする。

一方、大陸ヨーロッパでは庶民でも代々引き継がれる家産の伝統がある。
女の子は嫁に出る前に、母親から娘へと代々受け継がれる膨大な調理レシピのトレーニングを受けるという伝統がある。

イングランドでは、そういう「我が家の代々の味」伝承のシステムがない。
世代をまたいで磨き上げられた調理伝統が継承されないので、イングランドの「家庭の味」は最低レベル。
実は、紙に書かれたレシピが発明され、出版されるようになるのは、イングランドが起源。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/11(月) 16:42:24.420
大陸ヨーロッパってのがどこを差してるのか知らんがフランスやドイツなら母親は子どもの教育にはノータッチ
というか精神的に堕落するから関わるべきではないとされていた
それが一変し始めたのが18世紀後半から19世紀頃初頭頃
ショーペンハウアーやルソーの教育論を見ると実母による教育が肯定的に捉えられていてこの辺りが転換期だとわかる
世界@名無史さん [] 2019/02/11(月) 16:46:33.530

それは、「息子」の教育に関してなのでは?

古代ギリシア以来、「ポリス」が男性の市民的政治的領域、「オイコス」が女性と奴隷の経済的領域とみなされてきた。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/11(月) 16:58:03.630
それがそもそも近代以前のとくに北ヨーロッパでは自分の子どもを自分で育てるという発想がなかったんだよな
幼児の頃かあるいは生まれてすぐに里子に出してしまう
例えば1780年のパリ警察庁の統計だとその年出生した22000人のうち実の母が養育しているのは1000人にすぎない
ルソーが「エミール」を上梓してから20年近くもたつというのにまだこの様子

アイルランドも19世紀まで子どもを里子に出すという風習があったからケルト以来の伝統かもね
世界@名無史さん [] 2019/02/11(月) 17:08:04.950
そういえば、ケルト文化圏には妖精による取り換えっ子の伝説があったな。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/11(月) 17:25:54.320
ドイツだと大学へ行ける道が早くから決まってしまうので、小学校で頑張らないといけない。
世界@名無史さん [] 2019/02/11(月) 17:40:05.110
ドイツでの教育というと、1970年代末の中学生時代に世界地理の授業中に
教師から聞かされた話なんだが、
当時の西ドイツでは家庭教育であまりにも激しい暴力が横行していて、
毎年何人かはそれによる死者が出て社会問題化していたんだそうだ。
今ではどうなんだろう。

そういえば、15年ぐらい前かな。
ドイツでヒトラーの生い立ちに関心が集まって、彼が父親からあまりにも暴力的な
「しつけ」を恒常的に受けていたことが、彼の性格形成に暗い影を落としているのじゃないか、
という議論が起きて、それをテーマにした演劇なども注目を集めた。
その時のドイツ世論の反応というのが真っ二つに分かれていて、
ひとつは「確かにこういう暴力的な環境で育っていたらああいう残虐行為に走る独裁者になっても不思議ではないな」
というので、
もうひとつは「なんだ、あれくらいのなら普通のしつけじゃないか。意味わからん。」
てのだった。

今でもドイツ社会に深くDV性は巣食っているんじゃないか?
世界@名無史さん [sage] 2019/02/11(月) 18:02:19.780
「我が闘争」を読み限りでは頑固者だけど息子思いの良い父親って感じだけど
世界@名無史さん [] 2019/02/11(月) 18:17:02.810

15年くらい前の議論は、確か、暴力的なしつけを共依存的に受容していたところに問題の根がある、って論調だった。

当時結婚していた別れた妻が、幼少期から母親に精神的にひどい虐待を受けていて、かなりぶっ壊れていたんで、
夫婦で関心をもって情報集めてたんだよ。
世界@名無史さん [] 2019/02/12(火) 07:01:55.640

ドイツ人の言葉と日本と繋がりが薄くて大変だな。
思想が通じ合ってるように思っていたがw
世界@名無史さん [] 2019/02/12(火) 07:03:55.740

ヒトラーは残虐な独裁者ではないぞw
世界@名無史さん [sage] 2019/02/12(火) 08:38:35.390
ヒトラーは帝政ドイツじゃなくてオーストリア出身でしょ
ヒトラーのスラブ人蔑視はオーストリアの教育方針でしょ
サラエボで暗殺された皇太子は妻がチェコ人でスラブ人贔屓だったそうで
皇帝らと対立していて後継者になる事を望まれていなかったようだ
要するにオーストリア版トランプ大統領だったみたい
トランプの妻たちもスラブ人が多い
世界@名無史さん [] 2019/02/12(火) 09:57:11.460

初めて出て来たオーストリアw
スラブ人軽視ってお前らイギリスのことだろw
頭ん中整理できないイギリス人w
世界@名無史さん [] 2019/02/12(火) 09:57:45.040

トランプは日本のカードゲームw
世界@名無史さん [sage] 2019/02/12(火) 13:31:54.870
電波発生
世界@名無史さん [] 2019/02/12(火) 15:15:08.850
うんこ食べたい
世界@名無史さん [] 2019/02/12(火) 15:24:51.510

イギリスが電波だな
世界@名無史さん [] 2019/02/12(火) 15:25:17.300

イギリスの呪いはうんこより酷いx
世界@名無史さん [sage] 2019/02/12(火) 18:11:43.250
病院へ戻れハゲ
世界@名無史さん [] 2019/02/13(水) 09:15:47.420

病院に行っても治らないテロリストしか出来なくなったイギリスw
ザマァだよな、早く滅ぶだけなのにやめられないw
世界@名無史さん [sage] 2019/02/13(水) 15:27:26.060
電波怖いな((((;゜Д゜)))
世界@名無史さん [] 2019/02/14(木) 08:44:40.180

テロリストイギリスが
サイバーしてまでここに来てレスする電波のことだなw
世界@名無史さん [] 2019/02/15(金) 20:01:59.680
カールの戴冠で西ローマ帝国復活というが
イスパニアとブリタニアとマウレタニアとアフリカ属州は回復出来ていないのよね
世界@名無史さん [] 2019/02/15(金) 20:16:45.290

東かてエジプトシリア二度と回復できんかったやん

そもそもカールの西ローマは自称西ローマや
カールは元老院の承認も民衆の歓呼も受けてない
世界@名無史さん [] 2019/02/15(金) 20:19:48.770
十字軍「ウェーイ、エルサレムに旅行に行くぜwww」
世界@名無史さん [] 2019/02/15(金) 20:25:28.270
そもそも本人は「西」ローマとは言ってなさそう
世界@名無史さん [] 2019/02/15(金) 22:47:50.220
カール大帝の戴冠までは、基本的にゲルマン系諸王国の王権は
「東の皇帝」の代官という立場でローマ帝国版図やローマ系住民への支配権を
正統化していたんだよね。

それが、やはり「東の皇帝」の傘下から脱したがっていた「ローマ司教」と
フランク王権が結託して新たな政治ブロックの確立を画策したのが
「カール大帝の戴冠」。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/16(土) 00:43:56.380
パトリキウス(執政官)として、フランクとかを認めてたに過ぎないんだよね。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/16(土) 00:44:40.140
ごめん、コンスルでした。パトリキウスだと保護者でした。
世界@名無史さん [] 2019/02/16(土) 01:36:45.190
本当に西ローマ皇帝になるのなら東の動向とは無関係になれるはずだが、
実際には東で(カールが認めない)女帝が即位したのをきっかけとして皇帝に即位している
世界@名無史さん [] 2019/02/16(土) 07:17:04.640
カールは形だけの元老院作って民衆の歓呼を受ける儀式でもやればよかったのに
そうすれば東と同程度には正統皇帝になれた

どうせ東だって元老院は皇帝を指名するだけの役割しかなかったし、
「民衆」という職名の役人が新皇帝を歓呼するという形骸化した皇帝即位だったんだから
世界@名無史さん [sage] 2019/02/16(土) 08:23:17.080

そこは教皇の主導権確保への策謀と考えざるを得ない部分だなあ
その後の歴史からの偏りかもしれないが
世界@名無史さん [] 2019/02/16(土) 11:08:24.500

patriciusの語源はpater(父)だからね
世界@名無史さん [sage] 2019/02/16(土) 14:35:21.380

ガロ・セナトール貴族層を強大化させたくなかったかも。
世界@名無史さん [] 2019/02/16(土) 14:41:48.640

なんだかんだで、カロリング期はセナトール貴族とかウィッラとか、ローマ帝国の社会システムが
濃厚に残ってるんだよな。

中世らしい中世が開幕するのって、カロリング帝国の解体以降。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/16(土) 23:01:45.950

やっぱゲルマンが蛮族過ぎて十字軍遠征するまでローマの先進文明を吸収できるだけの教養なかったん?


ローマ教会が「コンスタンティヌスの寄進状」を捏造してカール大帝を戴冠したんやなかった?
世界@名無史さん [sage] 2019/02/17(日) 00:00:57.700
ローマの先進文明なんて西ローマ秩序崩壊で勝手に消滅したぞ
世界@名無史さん [] 2019/02/17(日) 00:05:07.900
結局、都市国家のネットワークを支配する国家体制が、都市国家の雲散霧消で
解体したわけだから、都市インフラを維持するためのハードウエアもソフトウエアも
継承不全を起こしてしまったんだな。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/17(日) 00:13:57.030

いやでも十字軍遠征でゲルマン連中がローマの叡智を吸収したってことだから
それ以前に西ローマにもあったものを吸収できずにいたのは当時は蛮族すぎたって考えはおかしいんかな?
世界@名無史さん [] 2019/02/17(日) 00:37:44.400

西ローマ帝国の崩壊期においても東ゴート王国のテオデリック大王みたいに幼少期からコンスタンティノープル宮廷で
教育を受けた君主はいたし、フランク王国の戦士たちもながくローマ帝国の同盟軍として帝国の文化的影響を深く受けていた。
それでもローマの都市文明の継承がうまくいかなかったのは、やはり都市という受け皿の衰退が大きかったんじゃなかろうか。

それが十字軍の時代になると、西フランク(フランス王国)での都市の復興、東フランク(神聖ローマ帝国)での新興都市の発生
と、都市の復興が顕著になってきているし、農村部もカトリック教会の小教区ベースに社会秩序が再編を遂げている。
さらに、修道院が発達して知的遺産の習得インフラが充実してきていた、というのも特筆すべきだろう。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/17(日) 00:49:38.620

帝国の崩壊と同時に、住民がまるごとローマ人からゲルマン人に置き換わった、ってイメージ持ってたりしない?
世界@名無史さん [sage] 2019/02/17(日) 00:55:46.770

>農村部もカトリック教会の小教区ベースに社会秩序が再編を遂げている。
>さらに、修道院が発達して知的遺産の習得インフラが充実してきていた、というのも特筆すべきだろう。

これってつまり当初は文盲の野蛮人ってことになると思うけど


支配層が野蛮やと市民が頭良くてもどうにもならんのは台湾見ても明らか
世界@名無史さん [] 2019/02/17(日) 01:09:24.890

都市システムの解体で、旧ローマ系住民にとっても文明のインフラとなる知識を次世代に継承していく
基盤が崩壊して、なすすべがなくなっていたんだよ。

けっして、人間の能力そのものが後退(野蛮化)していたわけではない。

あまりにも文明が高度化すると、ひとつのシステムを維持するのに必要な知識を
一人の人間でカバーすることが出来なくなって、
知識継承が歯抜け状になることで全体のシステムが簡単に共倒れを起こしてしまう事は、
現代社会を見ても明らかだろう。

現代人はパソコンを駆使しているが、
パソコン関係の専門知識を持つ専門家一人を連れてきたところで、
パソコンのハードウェアとソフトウエアの両方を構築することはできないし、
それは彼が野蛮だからではない。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/17(日) 01:11:09.210
植民地からの安価な物資供給が停止すれば当然物資は不足、暴騰するわけで
食糧が足りなくなり住民が逃散する廃墟になりかけの都市で大学が活動し続けられるはずもなく、農村の生産力で新たに大学建てられるわけもない
知識の収集はとにかく安定した飯と金の供給とそれを制御できる金持ち、つまり国家の主導が必要になるわけで、ローマが崩壊するとそれが全て失われた

逆にイスラム帝国はローマ帝国の重要食糧生産地だったエジプトやシリアやカルタゴに加えシルクロードやメソポタミアとアラブの貿易網も保有した大帝国
当然、飯も金も腐る程(?)あったからローマの技術網を回収、発展させ、ムハンマドが金かかるから止めろと言った豪華なモスクも建てまくれた


カール大帝は本人は文盲の野蛮人だけれども、大帝国を築いてからは官僚の育成のために学校教育に力を入れたぞ
世界@名無史さん [] 2019/02/17(日) 01:16:50.680
西ローマ帝国版図は西アジアに発祥する西ユーラシア型都市文明の
最も西の周縁。
つまり、都市を維持するための農牧業の生産性も低く、
かなりの努力とある程度の無理をしないと都市文明の維持ができない世界。

これは、もう少し楽に都市文明の維持ができるギリシア世界で
都市のソフトウエアとハードウエアを区別せずに「ポリス」と呼んだのに対し、
ローマではソフトウエアたる都市市民共同体をキウィタス、
都市のハードウエアをウルブスと区別したことに象徴的に表れている。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/17(日) 03:30:09.760

集住がなくても政治的共同体があればポリスと呼んでたみたいだぞ?

政治的共同体なき集住を呼ぶ言葉があったかどうかは知らんけど
世界@名無史さん [sage] 2019/02/17(日) 03:58:52.580

既に西ローマ崩壊以前数世紀にわたって傭兵やら、商売でローマ文化に浸かってたから思っているより蛮族ではないよ。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/17(日) 06:27:47.550

支配層は金のある層だと思うけど。十字軍遠征の騎士は支配層やん

都市のシステム維持どうこうではなくて知的なものね
遠征で現地の知的なものを持ち帰って理解できたけど、それ以前はできなかったんやろって話
純粋に教養のあるなしの問題やろ

官僚の育成の為に学校教育に力を入れたってことは支配層に人材いないってことやん

西ローマが崩壊したときはゲルマンが侵入してあっちこっちで勝手に住みだして
都市の連絡断たれて現地を守る兵士の給料払えなくなったから取りに行った奴いたけど
帰ってこなくて治安維持ができなくなって

しまいに都市にもゲルマンが乗り込んでそいつらによる統治は
コスト(おそらく金・食料・女)に耐えられないっていう窮状だったらしいやん
世界@名無史さん [sage] 2019/02/17(日) 09:28:31.890
古代のゲルマン人ってフン族のアッティラを礼賛していたようだし、その痕跡は
中世までドイツでは民話として残っていてアッティラは極悪な野蛮人という西欧史観と齟齬を生じている。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/17(日) 11:54:26.680

>>官僚の育成の為に学校教育に力を入れたってことは支配層に人材いないってことやん
むしろ人材が貴族階級として君臨してるからこそその力を削ぐために官僚育成するんだぞ

>>支配層は金のある層だと思うけど。十字軍遠征の騎士は支配層やん
ローマのボロボロの都市やど田舎農村からどれだけの収入があると思ってるんだ?
ビル・ゲイツが大学を建てれても中小企業のプチブルジョワ程度が大量の教師やら研究員を雇って一から大学を作ることはできないぞ

十字軍遠征の……ってのも的外れ。個人で持ち帰って理解してもなんの意味もない
知識っていうのは理解した個人がその知識を周囲に分け与えられる環境があってこそ表に出るんだ

十字軍時代のヨーロッパは封建秩序がうちたてられて交易が発達し商人たちが都市を乱立させ、各地の領主が豊かになり情報の行き来も増えた時代
ローマ時代には及ばないもののローマ時代の秩序に近しいものが復活してる状況であって
(ローマも含めて)ようやく教育と言うものが体系的に行えるようになったから中東が受け継いだローマの技術を受け入れられたんだ


は知的理解を個人に求め過ぎじゃないかな
現代日本で、車、飛行機、船が消滅し物流網が崩壊すれば日本は食糧が不足し各地で農業生産に人が割かれ、都市は維持できなくなる
当然学業は衰退するが、それは経済的にそんな状況ではなくなったからであって物流網崩壊と同時に日本人がパーになったわけではない
ローマの場合ゲルマン人の侵入が同時期に起きているから混乱するのであって、ゲルマン人の知的レベルに関係なく、ローマの知識断絶は起こりうる問題だよ
世界@名無史さん [sage] 2019/02/17(日) 13:28:41.630

コンスタンティノープル遷都後から一極集中化して搾取がひどくなり
帝国各地の住民が帝国離脱を望むようになったようだ
西欧は東ローマ皇帝の圧政からゲルマン君主により解放されたわけだね
イスラムに占領されたシリアとエジプトも重税から解放されたようで
二度と東ローマ領に復帰しようとしなかった
コンスタンティヌス大帝が帝国を再統一せずにガリアで自立したままならば
西欧は東に搾取される事なくローマ文明も維持し続けたかもしれない
世界@名無史さん [] 2019/02/17(日) 14:06:04.080

むしろ、マルコマンニ戦争以降、ローマ国防の主戦場がドナウ国境に固定されるようになり、
軍事の担い手がドナウ国境地帯出身のイリュリア系叩き上げ軍人層に移行して都市エリート層が
実地で軍事を学べる機会を喪失するようになった結果、
国境から遠く離れた都市共同体にとって軍事がだんだん他人事になっていった。
そこに国境出身の叩き上げ軍人層とその中から擁立された軍人皇帝から厳しく軍事費を徴税され、
都市エリート層が脱税のために農村のウィッラへ次々と脱出するようになり、
都市共同体の最上層部が中流下層で占められるという状況に陥ってしまった。
これでは都市文明の継続はおぼつかない。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/17(日) 14:30:35.360
前にも書いたかもしれんが、混乱しているメロヴィング朝で一番活躍した役人は、収税官。ゲルマン、ローマどちらの貴族もきちんと払ってくれないから。
で、この力を付けた収税官がやがて辺境伯等へ変貌していく。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/17(日) 14:56:02.300

ドナウ国境地帯出身の叩き上げ軍人層は騎兵に適した牧畜民だったので
兵士らに農作業をやらせたプロブス帝は兵士らに殺されてしまった
軍人皇帝時代以降のローマ帝国は騎馬民族国家になっていたようだ
世界@名無史さん [] 2019/02/17(日) 15:02:33.760

民族大移動期にローマ軍が取り込んだゲルマン系兵団だが、
フランク族部隊は密集歩兵隊だったが、
ゴート人部隊は彼らが黒海沿岸にいたときに接触していたイラン系遊牧民の影響で
精強な騎兵だったようだね。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/17(日) 15:32:51.390
サルマート系との接触かな。
ローマのスパタもサルマート式のものもあるし。
それらが中世の長剣へと発展していく。
世界@名無史さん [] 2019/02/17(日) 15:41:46.990
黒海北岸、現在のウクライナの地は、定住農民の穀倉地帯であると同時に遊牧適地。

穀作豚飼い牛飼いのヨーロッパ型農牧社会と、羊飼いの騎馬遊牧社会が濃密に
クロスオーバーする土地というのが面白いよね。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/17(日) 15:54:09.950
ギボンの記述だったか、騎兵の機動力や騎射の正確性はゴート騎兵はフン族とは比べ物にならなかったと言われているが。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/17(日) 15:54:36.260

軍事の担い手がドナウ国境地帯出身の叩き上げ軍人層に移行したけど
ローマ国防の主戦場はオリエントに固定されるようになった
ドナウ国境地帯出身の叩き上げ軍人層が
オリエント防衛を優先しなければならなくなり
ドナウ国境の防衛が後回しになって
ドナウ国境地帯出身の叩き上げ軍人層は
蛮族に滅ぼされてしまった
世界@名無史さん [sage] 2019/02/17(日) 16:57:20.910
民族大移動時代の文献で何かいいのない?

英語読めます
ドイツ語ちょっと読めます

VoelkerwanderungやThe migration period で検索すれば何かでてくるのかな?
特にフランク族がいいです
世界@名無史さん [sage] 2019/02/17(日) 17:14:30.130
Merovingian dynastyとかで検索してはいかがかな。メロヴィング王朝期になりますが。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/17(日) 19:12:17.980

それより前がいいんだけどな
クローヴィス以前のドゥクスやレグリの時代
ファラモン、クローディオといった人たちの時代
世界@名無史さん [sage] 2019/02/17(日) 21:36:51.070

ゴート族は元々ヴァイキングだったようだ
船でマルマラ海を通ってエーゲ海にまで侵入した
ゴート族の出現はビザンティオンが重要となり後に
帝都コンスタンティノープルとなるきっかけとなった
ゴート族はクラウディウス・ゴティクス帝に大敗したけど
この敗北後にローマ軍の騎兵に対抗する為にゴート族は騎兵化していったようだ
フン族が攻めて来た時にはゴート族はもはや黒海を船で渡って逃げたりしなかった
世界@名無史さん [] 2019/02/18(月) 22:55:17.000
イスラム軍は十字軍の貴族や騎士を捕虜にして身代金を要求したそうだ
ISだけでなく昔から汚いことやってたんだな
世界@名無史さん [] 2019/02/18(月) 23:05:27.500

戦争で敵を打ち倒した時に、殲滅せずに捕虜にして身代金をとるのは世界的に普遍的な現象。
ヨーロッパ内でもヨーロッパ人同士同じことをやってる。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/18(月) 23:13:27.770
十字軍の頃までいくと貨幣経済もかなり復活してるのよね
世界@名無史さん [sage] 2019/02/18(月) 23:17:58.660
処刑や奴隷化とかの選択肢も当たり前にあったこと踏まえれば
一時的保護と解放も視野に入れてる身代金要求はむしろそれなりに良心的に思える
世界@名無史さん [sage] 2019/02/18(月) 23:22:24.780
むしろ十字軍の方がえぐいことやってる
「宝石を呑み込んで隠しただろ」といちゃもんつけて
エルサレム市民の腹とか裂いたりしてる
世界@名無史さん [sage] 2019/02/18(月) 23:23:41.410
どうしてもわからんのが、なんでローマって急にキリスト教を国教にすえたんだ?
日本で言うなら天皇が急に空飛ぶスパゲティモンスター教に入るようなもんだろ?
世界@名無史さん [] 2019/02/18(月) 23:26:47.710
コンスタンティヌス「王権神授説って使えることね?神から選ばれたことにすれば誰も文句は言えない」
僧侶「お布施さえ弾めば承認しますぞ」
世界@名無史さん [sage] 2019/02/18(月) 23:31:12.880

絶対そんな理由でキリスト教に改宗しないだろ。
それまでのギリシャ神話の彫刻とか全部ぶっ壊すんやろ?
ありえんわ
世界@名無史さん [sage] 2019/02/18(月) 23:40:59.660
軍人皇帝時代で皇帝になるために血みどろの争いがあった
それに比べたら
神に選ばれただけで皇帝になれるならこれほど楽なことはない
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 00:00:50.170
キリスト教って当時はカルトみたいな存在だろ?
王権神授説か知らんが、そんな宗教からお墨付きもらってなんの権威になるのか
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 00:08:48.650

なぜか、「ナザレのイエス」がユダヤ教改革運動として訴えた人道主義的な教えというより、
当時のローマ人には「清新な禁欲の教え」としてキリスト教が受容されていたっぽいんだな。
そもそも、当時のローマ社会で「禁欲ブーム」というのが起きていたらしいんだが、
何が背景になってそんなブームが起きていたのか、今一つよくわからん。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 00:12:26.390

でもそれだったらグノーシス系が主流になりそうだが
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 00:16:50.270

ローマってキリストを処刑したわけだろ。
なのにキリスト教を国教にするっておかしくないか?
麻原死刑にしといて、ブームだからといってオウム真理教を国教にするのか。
ある日突然日本政府が神社も寺も全部打ち壊し、サティアンだらけになるようなもんだろ?
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 07:16:51.51O
ピラトゥスに手を洗わせたから問題茄子
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 08:11:58.420

そんな300年前のひいひいひい…お祖父さんの時代のことを言われても。


ロドニー・スタークのキリスト教とローマ帝国 によると、

AD300年時点でのキリスト教化率10%、大半が都市部に集中していた
元老院議員クラスの上層部、わけてもその配偶者層にも広まっていた、
他宗教が細分化され相対的に未組織であった、

以上を勘案すると、帝国統治のため単純にその方が有利だから国教にしたのではとのことだった。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 08:32:48.030
オウム真理教が世界宗教に育った遠い未来社会のことを考えることが偶にある
現代日本人と日本の文系学者そして宗教者は知的に怠慢かつビビリなためオウム真理教への研究と批判を徹底せず
そしてその史料を残すことにも熱心でないため
オウムの修行の主観的実効性の高さと教祖の美化された言行を語り継ぐ弟子たちそして遺骸含む遺物を徹底的に消去してみせたことにより
かえって神話となり熱情的な信仰活動と宗教組織創設と拡大への起爆剤となることが歴史に鑑みて夢想される
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 08:50:32.780
日本人=ユダヤ人 
多数派のオウム信者に
日本人が迫害されるわけか
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 09:23:42.370

「政治に有利だから」とかいう理由で国教変えるかね?
現実味なくね?
神道だった日本も奈良時代に仏教をとりこんだが、それはインドや中国の圧倒的な文明度があったからだろ。
ローマ帝国の時のキリスト教ってそういうのもないし不思議だわ。調べても出てこない。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 09:41:01.170
コンスタンティヌスは解禁しただけだろ、国教にしたのはテオドシウス。

コンスタンティヌス本人も死の床につくまで改宗してないし。もしかしたらそれもインチキかも。
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 10:15:27.520

先に「ローマ市民の禁欲ブーム」という視点を紹介したが、
他にも当時のローマの上級市民の間で東方の西アジア先進文明地域由来の様々な宗教がブームになっていた。
イラン系のミトラ教とかエジプト系のイシス崇拝とか。
ユダヤ系のキリスト教も、そういったオリエント宗教ブームの一角を占めていたわけだ。

ヨーロッパ人はギリシア人のギリシア中華思想や古代ローマの都市や国家インフラの圧倒的存在感と
それに対する自己同一化によって目を曇らせがちなんだが、
実のところギリシア文明ってのは西アジア文明の周縁バージョンであり、
ローマ文明ってのも、その周縁文明たるギリシア文明のそのまた周縁バージョン。

実のところ、文明のオリジナリティーとか歴史的奥深さなんかの点で、西アジアの方が本家本元で
強烈な存在感をギリシア・ローマ世界に及ぼしていたと考える方が自然。

つまり、西アジア文明の歴史伝統の圧倒的存在感にギリシア・ローマ世界が屈服したという構図が否定しきれない。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 10:39:48.620

4世紀にはキリスト教は一大勢力で帝国内で最も有力に組織された宗教だったから、支配者もキリスト教に改宗した
これのどこが現実味がないと思うのか謎
帝国崩壊後にゲルマン人がキリスト教に改宗したのも同じ理由だろ
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 11:20:10.140

どうやって一大勢力になったんかね
当時のキリスト教って豪華な教会もなく、辛気臭い小屋とか壁画とかで頑張ってたんだろ?
絢爛豪華なギリシャ神話の彫刻や神殿にビジュアル面で勝てると思えない。
陰謀論ぽいが、ユダヤ人が裏でローマ経済や政治を牛耳ってたりしたとしか思えないんだよな。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 11:21:58.760

西アジアって具体的にどこ?
そんな凄い国あったっけ?
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 11:54:21.290
迫害を受けても迫害を受けても
信仰を止めないターミネーターみたいな姿を見ると
ああ怖ろしい、こいつらは味方につけた方がいい、
と思ってしまうんじゃなかろうか
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 11:56:21.390

古代世界だと、アケメネス朝で西アジアの古代文化は完成を見たんじゃないかね?
アレクサンドロスはギリシャと西アジアの文化を決定的に結びつけた(ヘレニズム)

ローマがその普遍的な影響下にあったことは否定のしようもない
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 12:05:48.590

ヘレニズム文明の担い手らが大量虐殺された
ガイウス・アウィディウス・カッシウス将軍によるセレウキア虐殺
カラカラ帝によるアレキサンドリア虐殺
アウレリアヌス帝によるパルミラ虐殺
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 12:21:35.770

以上、ローマ市民同士のレスれしたw
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 12:21:53.660

宗教は社会的な愛着により広まる
→ 現代のカルトやセクトを研究する宗教社会学の理論では、
どの宗教をもつかには直接の顔見知りからの影響が大。
特に家族。特に母親の宗教を基本的に引き継ぐ。都市への人口移動等の家族からの孤立が有効。

疫病等による都市の死亡率の高さと継続的な人口の吸引は、カルトが信者を集めやすい環境を作った。


当時の多神教は、現代日本の都市部の神社みたいなもので、儀式や参詣の場ではあっても、互助的なコミュニティとして機能していたわけではなかった。
キリスト教は、互助的なコミュニティを持ち、疫病の病人を看病し、当時中絶等で命を落としがちな女性たちを保護する教義を持っていた。

互助的なコミュニティにより人を惹きつけると共に、都市部の人口が激しく入れ替わる中でキリスト教徒の死亡率は比較的低く、
女性が多かったこともあり世代を重ねるうちに人口に占める割合を増していった。

キリスト教が国教になり、他の宗教が圧迫されるようになると多神教は国庫からの補助や市民の寄進等を失った。
儀式主体の宗教はこうなると維持出来ず、4世紀から5世紀にかけ急速に衰退した。
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 12:22:49.910

問い合わせID:4ab59bb998d09553
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名前: 世界@名無史さん
E-mail:
内容:

オウムは架空の存在だけどなw
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 12:29:41.210

その一方で、
麻原らが日本人であることは無視されるし、
子供の名前に「ちずお」などの日本人名が使用されるわけだ
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 12:31:38.300

そういや後世のキリスト教教会も、
ローマ時代の神殿ではなく、
ローマ時代の集会所がルーツだった
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 12:38:47.570

ユダヤ人集団の暗躍はないな。

発足当時の「ナザレのイエス」の弟子集団には、
あくまでもユダヤ教徒として活動を続けていこうという一派と
ユダヤ教ではない新しい宗教として活動を続けていこうという一派が対立していて、
前者はユダヤ戦争で壊滅、根絶してしまってるんだよ。
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 12:44:05.910

ttp://http://lyrics.wikia.com/wiki/核P-Model_(Kaku_P-Model):崇めよ我はTVなり
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 12:47:36.350

互助的なコミュニティね。。
共産党の生協とか創価学会みたいなもんか
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 12:50:14.630

まさにその通り
現実に即した研究をするにはその辺りの新興宗教を対象にするしかないからね
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 13:13:00.280

アナトリア、シリア、エジプトからなるローマ領オリエント
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 13:14:14.420
あるとき急にローマ政府が「今日からキリスト教を国教にします。ギリシャぽい神殿や彫刻も打ち壊します」と宣言するわけだろ?
民衆は反発せんのかな
日本でいきなりブルドーザーで寺や仏像壊しだすんだろ。
それとも徐々に廃墟になったのか
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 13:16:37.460

すでにキリスト教徒が大量にいる都市部ではヒャッハー!

いない農村ではそんなことはなく、武力に裏付けされた教会が建って代替されても、ルネサンス期まで異教の残滓が残ってたりした。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 13:27:58.890

田舎民にとったら「意識高い系の宗教が都会で流行ってるらしいな。けっ」くらいの感覚なのかね
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 13:41:15.510

西ゴート族をローマ領外へ追い返せなかったから
民衆が反発して内戦になっていたのだろうね
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 14:09:15.050
時代は下るがヒュパティアの悲劇も有るぐらいだし、キリスト教と古典教養派の争いはまだまだ続くんだろうな
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 15:14:34.36O
信仰の途絶えた神々はバアルみたいに悪魔化されたりするが
ゼウスやアポロンはそんな話は聞かないな
水面下では敬仰されてたんやろか
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 15:18:47.330

ほんとだ
ギリシャの神々は異端ではなかったのか
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 16:04:27.630

ずいぶん昔に読んだのでうろ覚えだったりするのだが、
中世の叙事詩、例えば「ローランの歌」なんかだと、
キリスト教徒軍と戦う「サラセン軍」が
「アポロン」とか「マホメット」とかいう「悪魔」を信仰しているという風に描いている。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 16:05:37.43O
それどころか木星がユピテルで火星がマルスとか、
その呼び名はキリスト教的にどうなんだと
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 17:30:54.080

あるとき急にじゃなく、313年のミラノ勅令からテオドシウスの国教宣言まで約80年ある

これが一世代のうちだったら、ついていけなかったろうが、三世代くらいにまたがっていれば、
免疫はできていたのだろう
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 17:40:40.580
ヨーロッパという名前自体がギリシャ神話の女神エウロパ由来だろ。
キリスト教なのかヘレニズムなのかはっきりしろと
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 17:55:22.050
アレクサンドロス大王やカエサルもキリスト教圏で評価されてるからな
少なくとも悪魔化はされてない
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 17:55:30.120

同じだよ、時空を超えてやってきた!w
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 17:57:49.160
その辺を処理するためもあって、煉獄の観念が発明されたんだろうな
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 17:58:15.730

掟を遂げにきている、

確認はしてないw
出来ないw
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 18:00:22.730
暴動略奪大好きで匿名化されたいのち短い古典古代の都市の民衆だからな
たんまり溜め込んでやがったぜヒャッハーだろう
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 18:05:30.410

お前がイギリス人でこっちの標的になる訳だが、あまりにも柔らかくすぐ死んじゃう弱いんだよw
一体大きな事を抜かせるのはどこの脳みそよって思う。
お前が元凶なんだよ。
のこのこ出てくるならもっと精神的に強くなってから出てこいよってw
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 18:06:43.470

生贄の標的って事だぞw
人外な頭なのに体は人並みにひ弱だって言ってるんだってw
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 18:10:16.950
バアル像
(ルーヴル美術館蔵)
この像は同じルーブル美術館にある古代エジプト美術の ホルスに乳をあたえるイシス神と同じ意味。

母親はこんな感じで天に向かって信仰しているという意味合。
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 18:12:50.350
産まれた子供から尊いものを奪うのは母親。
尊いものとは、神の御霊のこと、自分が神になっては尊いものものは捨てるしかない子供。
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 18:16:13.620
こらこら聖白痴はロシアの伝統ですよ
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 18:41:19.070

あのな、イギリスが勝手に作った言葉を当然のようにここで使うな!
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 18:45:13.610

51.644441, 0.072547
ラフトン付近、イギリス、ラフトン
スティーブ リドラー 32
イギリス海軍
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 18:47:34.330
イギリス無知な白痴の神の認識。
神はいない。
自分たちはママンの言う事が神の言葉と同じだから、神は悪魔と同じかネズミつまり害獣と同等♪

ママンには逆らえないマザコンw
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 18:52:21.430

キリスト教によって北欧神話、ケルト神話、スラブ神話は駆逐されたけど
ギリシャ神話だけはなぜか容認されたままだよな
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 18:57:14.100

文字資料の量と後世の利用のされ方の違いかね
カエサルアレキサンダーを悪魔崇拝者にせず、原文の精神を理解できる状態で読もうとすると、当時の受け取られ方をある程度継承する必要があったのかも
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 18:57:51.820

キリスト教の教理哲学自体がギリシア哲学とユダヤ哲学の融合で形成されているからね。

だから、キリスト教教理を極めようとすると、古代ギリシア哲学を極めなければならない。
古代ギリシア哲学の背景にはギリシア神話のバックボーンが存在するから、
古代ギリシア哲学を極めるためにはギリシア神話の知識が不可欠。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 19:05:34.120

哲学の影響で神話が相対化されていた上にキリスト教の定着も早かったから異教を弾圧する必要に迫られなかったんだろうな
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 19:18:32.650

イスラム教の神学者もギリシャ哲学を参照したけど、
まともに継承したのは新プラトン主義とそれに合わせて再解釈されたアリストテレスくらいらしい。
ギリシャ神話なんぞはガン無視。
キリスト教もそれで十分だったような気がする。
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 19:23:06.060
中世では、アレクサンドロスの東方遠征や
カエサルのガリア征服もキリスト教布教のためってことになってそう
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 19:56:34.140
そういや自由の女神って異端じゃないのか?
唯一神ディスってね?
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 20:00:40.000
↑フランス革命が何を否定したと思ってんのかね…
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 20:13:05.490
幸運の女神とかデウスエクスマキナのこともたまには思い出してあげてください!
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 20:14:36.750
ああっ女神さまっ
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 20:40:32.780

でもアメリカって聖書信仰してるだろ
よくわからんな
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 21:04:21.250
裁判所の正義の女神の立場は…
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 22:12:57.850

イスラームでクルアーンはギリシア哲学教養の枠外で啓示され、口承されてのちにアラビア語で書き留められたけど、

キリスト教で福音書などの新約聖書を構成する諸書は、最初からヘレニズム世界の教養を身に着けた著者によって
ギリシア語で書かれたからね。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 23:08:53.810

え、聖書って全部ヘブライ語じゃないの?
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 23:12:47.030

旧約聖書は大半がヘブライ語でごく一部にアラム語を交えてる。
まぁ、アラム語はヘブライ語とはごく近しい兄弟言語なんで、互いに方言みたいな関係。

新約聖書は最初からギリシア語で書かれた。
ただ、標準古典ギリシア語(コイネー)からはちょっとなまった変則的なギリシア語。
筆者の母語がアラム語だったっぽい。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 23:12:56.890

新約は全部ギリシャ語。それどころか旧約もキリスト教徒はギリシャ語の七十人訳聖書を原典としてきた。
ヘブライ語版からの訳が重視されるようになったのは宗教改革以降。
世界@名無史さん [] 2019/02/19(火) 23:14:55.160

宗教改革の寸前ぐらい、ルネサンスの人文学者の間で
ヘブライ語の原典で旧約聖書を読むブームが起きてなかった?
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 23:30:27.860
ヨーロッパに、キリスト教が広がるにつれ、ケルトやゲルマンとかの異教の神々は聖人へと形を変えてるからね。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/19(火) 23:45:56.88O
聖ジョージとか、聖人が竜退治は違和感あり過ぎ
神話時代の英雄だったんだろうなもともと
世界@名無史さん [sage] 2019/02/20(水) 00:01:09.300
キリスト自体実在人物のギリシャ系樹木神化だしね
丘の上で殺されるのも死んで復活も刺殺者に起こる奇跡も、原型とどめてるか文書に残ってるかはともかくよくある話だっていう
世界@名無史さん [] 2019/02/20(水) 00:08:34.440

というか、旧約聖書の段階から「殺害される植物神」が人間に書き換えられて繰り返し登場してくる。

カインによるアベルの殺害がそうだし、イサクの犠牲の神話も元ネタは「殺害される植物神」だろう。

イエスの復活に立ち会うマグダラのマリアの話は、もろにエジプト神話のオシリスの復活に立ち会うイシスの焼き直しだ。
世界@名無史さん [] 2019/02/20(水) 00:25:11.740

え!?アベルもイエスもハイヌウェレ型神話なのか!!?
世界@名無史さん [sage] 2019/02/20(水) 00:29:22.370

当時のガリアやヒスパニアは帝国内でも人口が多い方だからそこまで生産性が低いとは思わんけど
知識人や奢侈品は東が圧倒的だったろうけど
世界@名無史さん [] 2019/02/20(水) 00:44:34.970

いや、ハイヌウェレ型じゃなくて、
タンムズ、ドゥムジ、オシリス、アドニスの系列の「死して復活する植物神」神話。
世界@名無史さん [] 2019/02/20(水) 00:50:47.920

西アジアでは都市農耕社会と遊牧・牧畜社会が互いに共生関係を持ちながらもそれぞれ自立した政治共同体を形成するけど、
ヨーロッパではガリアでもヒスパニアでも、ひとつの農牧経営体が農民と牧民に特殊化せずにひとつの経営体の中で
農業と牧畜の補完を行っている。

つまり、農業だけ、牧畜だけ、に専業化しにくい程度には生産性が低い地理条件。

この地域の牧畜の特徴は、ドングリで肥育する豚牧畜への依存度が高いこと。

この豚依存農牧地帯で最終的にイスラームが定着できなかったことが非常に示唆的。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/20(水) 01:29:10.120

いやだからガリアは人口はイタリアに次ぐくらい多いし
アナトリアとほぼ同じだよ
まぁ確かに当時の技術力じゃ東が圧倒してただろうけど
西アジアは人が住める場所が少なく
中世に大開墾もおきなかったんで古代型の氏族部族中心の都市国家が近代になっても中途半端に残った欠点がある
世界@名無史さん [] 2019/02/20(水) 01:37:18.670

いや、だからイタリア半島の主食が小麦で作るパンじゃなくて
挽き割り大麦の粥「プルス」だった時代を中心にした考察なんだってば。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/20(水) 01:43:28.240
だからローマ時代のガリアの人口はアナトリアと並ぶんだよ
世界@名無史さん [] 2019/02/20(水) 01:50:35.130

農と牧をそれぞれ自立させずにドングリ養豚を軸にひとつの経営体の中で複合させたときに、
オッピドゥムという都市国家的集住を可能にするほど(つまりアナトリアと並ぶほど)
高い生産性を期待できたライン以西(ガリア)と、そこまで到達できなかったライン以東(ゲルマニア)
だと考えているんだが、どうだろうか。

これが、中世盛期の大開墾や農法の改良でゲルマニアにも都市が維持できるだけの
生産性の向上が起きるという事なんじゃなかろうか。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/20(水) 01:57:02.890
有輪鋤は偉大な発明だよね。
世界@名無史さん [] 2019/02/20(水) 01:59:35.940

これが10世紀以降のゲルマニアで都市が成立しうる条件を創り出したんだろうね。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/20(水) 02:00:10.650
滅茶苦茶高いらしいね。この鋤。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/20(水) 02:00:15.550
技術的にガリアはアナトリアと全然並んでなかったと思う
ただガリアは単位あたりの生産力は低くても広大な農耕可能値があるからそれをカバーできる
ちなみにガリアでポテンシャルが発揮するのは中世盛期でフランス単独で人口2000万に到達するし
旧ガリア地域でライン以西も含めるなら2500万はいくだろう
一方アナトリアはローマ最盛期で900万で中世はさらに減ってるから
やっぱり発展してくると農耕可能値の差が如実に出てくるんだよな
世界@名無史さん [] 2019/02/20(水) 02:15:40.810

アナトリアはヒツジ・ヤギと麦の世界
ガリアはブタ・ウシと麦の世界

なんだと思う。

アナトリアは農耕拠点はまばらだが、そのスポット状の農耕拠点の生産性は高くて
そこに必然的に都市的集落が成立する。
農耕不適の広い空間には牧畜民がヒツジとヤギを連れて遊牧する。
農耕民と牧畜民は定期的に交易して農産物と畜産物を交換する。

ガリアは農耕可能地が面的に広がっていて、そこに畑と楢の森がモザイク状に分布している。
畑地で麦を作るが麦中心の食生活が成り立つほどには収量はない。
その代わり、畑地の休耕地でウシを飼ってチーズを作り、
楢の森にブタを放して晩秋にハムやベーコンを作り、
乳製品、肉類の比率の高い食生活を送る。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/20(水) 02:18:26.350
横から細かいことだけどもオッピドゥム有無の厳密な境界はどっちかというとエルベ川
ゲルマン文化南下以前はライン・エルベ間のドイツ中部・南部にも
ラ・テーヌ系の大きなオッピドゥムがけっこう生じてた

あとこの地域のオッピドゥムがゲルマン文化の南下拡大によって衰退消滅したとおり
(侵略による上書きというよりは混淆によって半ゲルマン化とも/所謂スエビ系集団の出現)
オッピドゥムの発生・存続は文化による面もだいぶ大きい
もちろんそれだけじゃなく土地自体の生産性も大きな要素だけども
世界@名無史さん [] 2019/02/20(水) 02:23:59.760

面白い!
スエビはラ・テーヌ文化集団とゲルマンの融合した集団か!
世界@名無史さん [sage] 2019/02/20(水) 02:52:43.780
スエビ系のうちマルコマンニ族とクアディ族あたりが特にケルト吸収してるんだっけか
この辺に残ってたボイイ族の残党もクアディ族に取りこまれたようだし
世界@名無史さん [sage] 2019/02/20(水) 04:15:19.230
オッピドゥムは避難城塞で有事に家畜を連れて
籠城出来るように城壁内に広大な空き地が広がっていた
ケルト人はオッピドゥムを築城したがゲルマン人は築城しなかった
オッピドゥムはローマ軍により次々と陥落してケルト人はローマに征服されたが
ゲルマン人は森林や沼沢地で抵抗してローマ軍を撃退する事に成功した
オッピドゥムはローマ軍に対しては無力だったが遊牧民に対しては有効で
フン族の襲撃でゲルマンのゴート族は逃げ出したがスラブ人は逃げなかった
世界@名無史さん [sage] 2019/02/20(水) 08:04:39.060

うちの母ちゃん創価だけど、内部の権力闘争はともかく、確かに婦人部が強いイメージあるわ
世界@名無史さん [] 2019/02/20(水) 09:17:43.670

西洋史家の阿部謹也が創価と日本共産党の内部社会の類似性を指摘しているけど、
共産党員一家なんかでも、女性陣の方がしぶとい活動をしている印象があるね。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/20(水) 12:17:55.490

アナトリアはトルコ系遊牧民の移住で農地が減少して人口も減少した
セルジューク朝ではトルコ系遊牧民がイラン人の農地を奪って牧草地を
拡大しようとしたのでセルジューク朝のイラン人宰相ニザム・アルムルクは
トルコ系遊牧民をイランからアナトリアへ移住させた
世界@名無史さん [sage] 2019/02/20(水) 14:26:15.090
アングロサクソンでも、下位の部族だと元々ケルト系の連中もいましたからね。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/21(木) 13:20:43.830

オッピドゥムはローマ軍に対してゲルマン人の戦術の方が有効なので廃れてしまったようだね
ローマ側も反乱を抑止する為にオッピドゥムを廃城にして住民を平地へ移住させた
ローマとゲルマンによりオッピドゥムは廃れてヨーロッパが無防備化したようだね
かつてスキタイに追われたキンメリア人は西に移住出来ずにカフカス山脈を越えて南下したし
サルマタイに追われたスキタイも西に移住出来ずにクリミア半島に逃げ込んだ
ゲルマンのキンブリ族らもガリアに安住の地を得る事が出来ずイタリアにやって来た
オッピドゥムが廃れたので西ゴート族がスペインに辿り着いたりしたようだね
世界@名無史さん [] 2019/02/21(木) 14:08:53.410

ローマ支配下で、パリシィ族のルテティアみたいに廃城にならずに
ローマ都市に改造され、現代都市にまで引き継がれたオッピドゥムと、
アルウェルニ族のアレシアみたいに廃城化して遺跡になったオッピドゥムがあるよね。

両者の分岐点って、何だったんだろう。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/21(木) 14:27:45.660
山にあるオッピドゥムは廃城化して
平地にあるオッピドゥムはローマ都市に改造された
世界@名無史さん [] 2019/02/21(木) 14:46:45.030

なるほど。
日本で戦国時代の終焉とともに一村に一つはあった山城ネットワークが放棄され、
平地の城だけ一国一城令で幕藩大名の本拠地と城下町という形で残ったのと似てるね。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/21(木) 15:11:50.04O
戦国の山城の下から南北朝や源平の頃の砦の遺跡が出て、
さらにその下から弥生時代の集落跡が出たりする。
戦乱の時代には山の上に登るんだな。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/21(木) 15:20:48.730
基礎があるとこに砦作るの楽だからね。
世界@名無史さん [] 2019/02/21(木) 15:21:47.380
ちなみに、イタリア半島では中世に地方都市が軒並み山の上に登っているが、
あれはマラリア対策らしいね。

古代以来の畑作農耕で延々と続いた土壌流出で、海岸沿いの低地なんかが
土砂で埋まって湿地帯になってしまった。

そういう湿地帯でハマダラカ類が大発生してマラリアが猖獗した。

マラリア感染を防ぐために、地方都市が低地から逃れるように山の上に上がっていった。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/21(木) 15:28:56.610
プロヴァンス地方も、沿岸部だとイスラム海賊から身を守るために高地に村作ってるよね。鷲の巣だったかな。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/21(木) 16:08:12.720
地中海沿岸の山上中世都市は、イスラム海賊対策が基本
世界@名無史さん [sage] 2019/02/21(木) 16:09:35.820

アナトリアのエフェソスとかも港が土砂で埋まってしまったよね
世界@名無史さん [sage] 2019/02/21(木) 19:43:18.060

アレシアはマンドゥビイ族のオッピドゥム
アルウェルニ族のオッピドゥムはゲルゴウィア
世界@名無史さん [] 2019/02/21(木) 22:29:31.610

そうだった。
ありがとう。

さっき、グーグルアースの自分のアカウントに書き込んで作っている自作の歴史・考古学地図でも確認した。
世界@名無史さん [] 2019/02/23(土) 13:13:15.140

江戸時代の時でさえ
天皇>>>>>征夷大将軍=朝鮮国王
だった
世界@名無史さん [] 2019/02/23(土) 13:15:51.320
なんでイギリスが被害者づらするんだw
世界@名無史さん [] 2019/02/23(土) 13:16:42.240

イギリス女王(By the Grace of God, of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland and of Her other Realms and Territories Queen,
Head of the Commonwealth, Defender of the Faith)
世界@名無史さん [sage] 2019/02/23(土) 14:01:03.200

アナトリアも古代以来の畑作農耕で延々と続いた土壌流出で
海岸沿いの低地なんかが土砂で埋まって湿地帯になってしまった
古代都市が没落してカストロンと呼ばれる城塞が拠点となり
大土地所有者も没落して自作農が多くなった
この自作農を基盤とするテマ制=中世東ローマだったようで
再び大土地所有者が台頭してテマ制が崩壊すると東ローマは再起不能となった
世界@名無史さん [] 2019/02/23(土) 15:49:34.750

大土地所有制農業経営と中小規模の自作農による農業経営ってのは、どちらかが優勢な時代を
行ったり来たりする傾向があって、それとの相互作用で国家体制は大きな変動をたどるものだよね。

大土地所有制ってのは、商業的な農業がうまく成立しないと維持しにくいものだし、
自作農経営ってのも、豊作と不作の変動に耐えるための在地共同体なり国家なりの担保が有効に機能しないと
零細の方からどんどんつぶれていく。

中世末から近世初頭にかけてのイングランドでも、黒死病による農村人口の激減で自作農が台頭したと思うと、
商業的な羊毛生産や穀物生産の発展で零細自作農の農業労働者への転落と、富裕な自作農のジェントリーへの上昇、
商業資本的な農業請負業者の台頭で、大土地所有制に大きく振れていく。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/23(土) 16:04:09.700

中世ではないけど、アメリカ南部の大農場が奴隷解放によって、変化していったのと同じですな。
解放されても残る人もいたが、今度は賃金払わないといけない。やがてそこから自作農として独立していく者が表れ、大農場制度が崩壊していく。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/23(土) 16:20:21.610

大土地所有制と言っても小作農に土地を貸すのと農業労働者を雇って経営するのでも全然違うよな。
地主・小作型が一番ロバストで小規模自作農が次点、
労働者や機械を使った大規模農場が一番安定した条件が求められる。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/23(土) 16:39:02.060
農業機械が発達してからじゃないと、安定しないよね。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/23(土) 17:09:34.700

6世紀の東ローマでも黒死病により人口が激減して自作農が台頭した
マケドニア後期に富裕な自作農がコムネノス家などの貴族に成長したけど
11世紀末にトルコ系遊牧民の移住で農業そのものが壊滅する
世界@名無史さん [sage] 2019/02/23(土) 17:10:21.610

共和政ローマでは奴隷という農業労働者で経営したので
元の自作農らは職業軍人なったりして軍が強化された

中世東ローマでは自作農が小作農になって農業を続けた
小作農は兵役を免除されたので軍が弱体化した
世界@名無史さん [sage] 2019/02/23(土) 18:22:20.810

アメリカ南部の大農場では奴隷解放によって
黒人奴隷は賃金を払わないといけない農業労働者になったけど
農業機械が発達すると黒人の多くが失業して南部から北部へ移住して
デトロイトとかで工場労働者になった
元々ニューヨークとか寒い所には暖房が完備するまでは黒人はいなかった
開拓時代の「大草原の小さな家」では黒人は冬を越せなかった
世界@名無史さん [] 2019/02/23(土) 18:43:58.050

カール・マルクスは奴隷が生産の主体を担う「奴隷制」が「古代」の普遍的な生産関係と主張したわけだが、
実は、「大土地所有制」の中でも「奴隷制農業」というのが成立してくる条件というのが
かなり限られてしまうんだよね。

例えば、古典古代の古代ギリシア、古代ローマでは「奴隷制農業」が成り立っていたが、
古代エジプト、古代メソポタミア、古代中国などでは奴隷はあくまでも富裕層の家内使用人であり、
「奴隷制農業」が成立する背景がなかった。

経済的な足回りがよくわかっている中世〜近代の大土地所有奴隷制農業をみてみると、
具体的には中世アッバース朝における黒人奴隷ザンジュを用いたメソポタミアの大規模農場経営、
近代の北米の綿花農業、近代中南米のサトウキビ農業が挙げられるが、
どちらも
・農閑期に労働力がほとんどいらず、短い農繁期だけに大規模な単純作業の重労働が発生する。
・貨幣経済市場と結びついた高付加価値の商業的農業生産である。
という共通点があるんだよね。

そうすると、古典古代のギリシア・ローマで大土地所有奴隷制農業を長期安定的に現出させた要因とは何だったのだろう。
世界@名無史さん [] 2019/02/23(土) 19:12:38.120
スパルタクスの再評価
世界@名無史さん [sage] 2019/02/23(土) 19:18:11.550

ギリシャ以外だと文明の水準の大きく異なる集団が接触していて
奴隷が豊富に供給されるという好条件があるけど、ギリシャだけは本当に謎。
ポリス同士の戦争と言ってもたかが知れている。
世界@名無史さん [] 2019/02/23(土) 19:24:58.690

例えば、アテナイのケースだと、自らの自由身分を買い戻して、
しかもアテナイ市民権を獲得して銀行家として大成した元奴隷なんてのがいて、
その出自がフェニキア人だったりするんだよね。

やっぱり商取引の過程で出てくる債務奴隷か?

あと、ギリシア世界が穀物供給を大きく依存していた黒海北岸、今のウクライナ。
当時はスキタイ遊牧国家が支配していて、ギリシア商人の取引相手もスキタイ遊牧国家。
そうすると、スキタイが内陸ユーラシアでの戦役で得た捕虜が流れてきていた?

ローマだと戦争捕虜による奴隷が激減すると、都市部での捨て子を拾って奴隷に育てる
「業者」が繁栄していたりするよね。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/23(土) 19:44:48.160

日本人の脳内ではそうだった、というだけの話だぞ。

朝鮮国王は日本国大君=将軍をカウンターパートとして対等に礼遇しただけ。
世界@名無史さん [] 2019/02/23(土) 20:22:12.450
クルンテープ・プラマハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・
マヒンタラーユッタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・
ラーチャタニーブリーロ ム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・
アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット
世界@名無史さん [sage] 2019/02/24(日) 05:08:36.92O

戦前黒人ブルースの歌詞にあるな
If you go down south
there's no work to do
go to Chicago
世界@名無史さん [sage] 2019/02/24(日) 18:32:11.100

古代ギリシャの場合奴隷経営とは言っても、自分も働く小規模自営が一人か二人くらいの奴隷を所有してるみたいなケースが多かったから、ラティフンディウムみたいな大規模奴隷制農場とはちょっと違う類型かも。

古代アテナイでも、国営のラウレイオン銀山では大規模に奴隷を使役していた、みたいなのは例外に属する。


酷い話だが、植民都市の商業的特産品は周辺地で取れた産地直送「奴隷」、ということも多かったみたい。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/24(日) 18:34:40.350
中世の農奴は、コロヌス制からの発展でしたっけ?
世界@名無史さん [] 2019/02/24(日) 18:35:42.380

そういえば、フェニキア人関係の書籍を読んでいた時に、ギリシアのポリスが地中海交易で飛躍する以前、
フェニキア商人がエーゲ海のギリシア人地域から仕入れる高付加価値商品として重要なのが奴隷、なんて
データを見たことがあるな。
世界@名無史さん [] 2019/02/24(日) 23:00:53.680
ヴァイキングが人狩りやって奴隷をイスラム世界に売り飛ばしていた
世界@名無史さん [] 2019/02/24(日) 23:06:17.180

で、それで得た銀貨がフランク王国に還流していたんだな。
世界@名無史さん [] 2019/02/24(日) 23:38:54.510
ttp://https://math-fun.net/20180713/562/
「資本主義が無条件に格差を拡大するならば、資本主義はやめたほうがよい」という命題を考えましょう。
これは単に「資本主義はやめたほうがよい」と言っているわけではありません。


山田:しかし、普通に考えて、いまの世界はほんとおかしい。王族が富を独占していた時代に戻っている。民主主義とか資本主義とかいって仕組みを変えても、同じことが起こっている。
田中:じゃあ資本主義と民主主義やめたほうがいいですね。

山田:「資本主義は無条件に格差を拡大する→それならば資本主義はやめたほうがよい」という命題は、資本主義をやめろという命題と等価ではなく、
「資本主義をやめたくないならば→資本主義は格差を無条件に拡大しないようにせよ」という命題と等価。論理学学んだほうがいいよ。



「AならばB」とは、論理学では、Aという前提条件が正しいならば、Bも正しいと言えるという主張です。
Aという条件抜きにBが正しいとは一言も言っていないのです。
「(CであろうがDであろうが)Bである」とか「AでなくてもBである」とかいうのは、文に書かれていないことを読んでしまっている、読み取りすぎです。


ツイッターやって10年ぐらい経つけど、ほんと、「じゃあ(それならば)」という条件付きの主張を理解できないひとが多いね。
これ国語教育にも問題あるんじゃないかな。「AならばBだ」と書くと「Bなんですね!」と反応が返ってくる。
いやいや、大事なのは「Aならば」なんですよ。
世界@名無史さん [] 2019/02/24(日) 23:40:37.890
やはりローマ帝国が人類史上最も幸福だった時代ということなのか
皇帝から庶民までみな豊かだった
世界@名無史さん [sage] 2019/02/25(月) 00:13:54.060
ローマ市民権持ってない地方民は豊かでしたか?
世界@名無史さん [sage] 2019/02/25(月) 00:23:28.150
庶民までみな豊か(市民権あろうと家賃払えなければ問答無用で追い出されて路頭に迷う人々続出)
世界@名無史さん [sage] 2019/02/25(月) 00:25:18.400

プトレマイオス朝によってエジプトがギリシャ世界の穀倉になると
スキタイ遊牧国家の隣国ボスポロス王国は穀物輸出競争に敗れ衰退した
スキタイ遊牧国家も東の隣国サルマタイに滅ぼされてしまったから
スキタイ遊牧国家もプトレマイオス朝のせいで衰退したのかも
世界@名無史さん [sage] 2019/02/25(月) 00:56:20.03O

そして自分を売却して奴隷化
世界@名無史さん [sage] 2019/02/25(月) 01:14:21.540
ゲルマン人「ウホッ?」
世界@名無史さん [sage] 2019/02/25(月) 01:20:51.500
西成に行け
炊き出しやってるから取り敢えず餓死ルートは回避できる
世界@名無史さん [sage] 2019/02/25(月) 01:22:54.840
中世は貧しいからみんな働いてるかと思いきや
なぜか乞食ギルドみたいなのも存在しててイミフ
キリスト教的価値観で
領主や教会は貧者に施しをするのが美徳とされていたからだとか
世界@名無史さん [sage] 2019/02/25(月) 02:36:23.940
中世では、らい病になると貴族でも財産捨て、町や村から離れた郊外で生活しないといけない。そうなると食えないために乞食になる。

また傭兵崩れ、大道芸人、ロマや身障者達なども基本的に同じ扱いを受けた。

そういったあぶれ者(アウトロー)達が、相互扶助のためにギルドを作った。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/25(月) 02:45:37.380
モンゴルにイスラム、黒死病の脅威にさらされてないだけ古代ローマのほうがいいわ
世界@名無史さん [sage] 2019/02/25(月) 11:03:57.520

身分や地位に関係なく追放される社会だから、当然そのなかには有能な人間も入ってくるし
有能はどこに追放されようが、仲間を糾合して自己の利益を主張できるってことなんだろうな
被差別民ではあっても、弱者ではなかったと
世界@名無史さん [] 2019/02/25(月) 13:12:35.610

イギリス人からローマがいいってw
世界@名無史さん [] 2019/02/25(月) 13:22:49.760

ゲルマン人の脅威はええんか?
世界@名無史さん [sage] 2019/02/25(月) 13:52:33.200
ゲルマン人の脅威とか衰退期でない限りなんとかなるでしょ
世界@名無史さん [sage] 2019/02/25(月) 17:00:45.180
衰退期にはゲルマン人よりもササン朝の方が脅威とみなされた
オリエント属州をササン朝から守る事の方が
ヨーロッパ属州をゲルマンから守る事よりも優先された
オリエント属州の住民が自力でササン朝と戦えないので
ヨーロッパ属州出身の兵士が数多くオリエント防衛に投入され
ヨーロッパ属州は手薄になっていた
世界@名無史さん [sage] 2019/02/25(月) 17:28:38.870

パルティア>サーサーン朝はローマ絶頂期からこの方、常に最大の脅威でしょ
世界@名無史さん [sage] 2019/02/25(月) 18:17:44.340

中世のアウトサイダーって本を読むと色々分かります。たくましい連中ですよ。むしろ、アウトサイダーの方があの時代は生きるのが楽しいかも知れないです。
少なくとも農奴よりマシですわ。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/25(月) 19:12:38.770

パルティアはパルティア王がアッバース朝のように
イラクしか支配していない時代がかなりあった
またイラン高原のパルティア諸侯らにとって東のクシャーナ朝が大きな脅威だった
ササン朝時代にも東のエフタルがササン朝にとって大きな脅威だったので
エフタルが存在していた時代にはローマに対するササン朝の攻勢は控え目になった
世界@名無史さん [] 2019/02/25(月) 21:29:17.930
ビザンツとササン朝の抗争で漁夫の利を得たのはイスラム
世界@名無史さん [sage] 2019/02/25(月) 21:41:55.390

だからヨーロッパではゲルマン人を兵士にしたのか
世界@名無史さん [sage] 2019/02/25(月) 21:55:41.620
西ゴート族も対ササン朝戦の増援にしようとして招き入れた
世界@名無史さん [sage] 2019/02/25(月) 22:24:07.560
なんでそんなに怖かったのかなササン朝が
世界@名無史さん [sage] 2019/02/25(月) 22:34:18.390
ヘレニズム諸国の滅亡以降
ローマが継続的にライバル視するような「大国」はパルティア〜ササンだけになったのと
カルラエ等の最初期の衝突にて大変な屈辱味わって「恐るべき東方」イメージが固まって
それから東方勢力に対して実態以上の過剰な脅威視・敵視し続けてる節はあると思う
世界@名無史さん [sage] 2019/02/26(火) 00:35:55.750
ササン朝はオリエントをローマから奪って
アケメネス朝時代の領土を再現する事を目指していた
アウレリアヌス帝がローマ帝国を再統一しなけば
ササン朝の夢は実現したかもしれない
アウレリアヌス帝はダキアを放棄したけどこれは
ドナウ属州とローマ軍とっては自殺行為だった
世界@名無史さん [] 2019/02/26(火) 00:41:41.160

つまり、肥沃な三日月地帯の西半分(歴史的シリア)とアナトリア、エジプトの
領有をめぐってローマとサーサーン朝が激しく衝突したってことだね。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/26(火) 00:53:43.230
ダキアではなく「肥沃な三日月地帯の西半分」を放棄したのならば
ローマ軍すなわちイリュリア人とトラキア人は生き延びられたはず
ササン朝とゲルマン人の双方を防ぎ続ける戦力はなかったけど
ゲルマン人だけを防ぎ続ける戦力は充分にあったと思う
世界@名無史さん [sage] 2019/02/26(火) 07:46:51.060

そちら放棄したら、ローマ自体が崩壊しただろ
世界@名無史さん [sage] 2019/02/26(火) 12:49:14.910
オリエントの防衛はパルミラに任せておけば良さそうだった
世界@名無史さん [sage] 2019/02/26(火) 18:51:19.860

ササン朝のシャープール1世によるウァレリアヌス帝の大敗が
ローマにとって大きな衝撃だったのだろうね
この敗北でローマ伝統の重装歩兵が軍の主役でなくなり
ササン朝軍のようにカタフラクトがローマ軍の主力になった
またウァレリアヌス帝と息子ガッリエヌス帝は共和政以来の
名門出身の最後の皇帝だった
アウレリアヌス帝やコンスタンティヌス大帝とか
イリュリア人は中国ならば南匈奴とかだな
世界@名無史さん [] 2019/02/26(火) 19:03:28.050

ローマの重装歩兵戦術とギリシア系の重装歩兵戦術には設計思想にかなりの相違がある。

ギリシア系の重装歩兵戦術ファランクスは優秀な騎兵部隊と組み合わせると内陸ユーラシア系の騎兵部隊を
「金槌と金床」戦術で効果的に殲滅できるんだが、
地形の複雑な丘陵地帯や山岳地帯では重装歩兵の隊列が乱れてしまう。

ローマの重装歩兵レギオンはサムニウム戦争の洗礼を経て成立した事情から、
複雑に丘陵を交えた平地や山岳地帯での散兵戦術に適している。
だから、丘陵地帯の会戦なんかでマケドニアのファランクスを
地形による戦列の乱れに乗じて殲滅しており、丘陵の多い西ヨーロッパでは無敵なんだが、
大平原での内陸ユーラシア型騎兵大部隊との会戦にはあんまり向いていないんだよな。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/26(火) 19:28:18.000
実際に帝政初期におけるパルティアやサルマタイとの戦いだと
同盟軍や補助部隊の投射兵・騎兵が主役みたいなもんで
ローマ正規軍団はそれらを支援・護衛する壁役だったらしいからね
世界@名無史さん [sage] 2019/02/26(火) 23:51:17.500
正規軍としてのプライドもあるだろうに柔軟にそれができるのが凄い
合理的というか何というか
世界@名無史さん [sage] 2019/02/27(水) 01:02:45.910

正統カリフ・アラブ軍の兵装
初期ムスリム軍の兵士は鉄兜をかぶり首や顔まで覆うような鎖帷子を着込んだ
ローマ式の革サンダルに似たサンダルを愛用し革の鎧や薄片鎧と鎖帷子が用いられた
歩兵は騎兵より重装備でシャツ型の鎖帷子と大型の枝編みの盾と長槍で武装した
歩兵の槍は約2.5ⅿで騎兵の槍は長いもので5.5ⅿになるものもあった
剣はローマのグラディウスのような短剣とササン式の長剣が用いられ肩かけの飾帯に吊された
弓の長さは有名なイングランドのロングボウと同様の2mで射程距離は約150ⅿだった
初期ムスリムの弓兵は徒歩だったが騎兵に対して非常に有効だった
世界@名無史さん [sage] 2019/02/27(水) 19:49:13.310

うんなこたーない
基本的にササーン朝と応戦していたのはおもに東方方面に展開していた軍団兵
例えばシャープール一世がウァレリアヌスを破った時に記念に作った碑文によるとローマ軍兵士は次の地の人々で構成されていたとされる

ラエティア、ノリクム、ダキア、パンノニア、モエシア、イストリア、スペイン、アフリカ、トラキア、
ビテュニア、アシア、パンフィリア、ラコニア、ガラティア、 リュキア、キリキア、カッパドキア、フリュギア、シリア、ポエニア、ジュダエ(ユダヤ)、
アラビア、マウレタニア、ゲルマニア、ロードス、オスロエネ、メソポタミア


対パルティアの戦術はコルブロが完成させてるけど基本的には徹底的に投射武器で圧倒するという戦法
そもそもローマ軍では騎兵はほとんど重視されてなくてガッリエヌスになるまでろくに騎兵用の戦術はなかったはず
世界@名無史さん [sage] 2019/02/27(水) 19:59:23.630
あと重装歩兵による集団陣形ってもともと対騎兵戦術的な側面があってな
クナクサの戦いやアレクサンドロスとアンティオコス3世の東征見ればわかるけど騎兵相手にはほぼ無敵だぞ
世界@名無史さん [sage] 2019/02/27(水) 20:40:48.360

ラエティア、ノリクム、ダキア、パンノニア、モエシア、
イストリア、スペイン、トラキア、ゲルマニア
世界@名無史さん [sage] 2019/02/27(水) 21:10:44.110

> そもそもローマ軍では騎兵はほとんど重視されてなくてガッリエヌスになるまでろくに騎兵用の戦術はなかったはず
んなことはない
帝政移行期から補助部隊として常備騎兵が一気に増えるし(多い見積もりだと8万騎)ちゃんと使われてる
トラヤヌス期で一番の武将ルシウス・クィエトゥスは騎兵部隊率いることで武功あげたし
アッリアノスの対アランについての覚書では側面展開と挟撃用に弓騎兵を待機させてるし
ハドリアヌスの演習視察のエピソードでもローマなりに騎兵戦術を練り上げてるのが覗えたり
世界@名無史さん [sage] 2019/02/27(水) 21:40:32.420

重装歩兵は騎兵突撃に対しては強いけども弓騎兵に対しては基本的に無力だよ
アレクサンドロスのスキタイに対する勝利だって弓兵投石兵騎兵との連携運用ありき
世界@名無史さん [sage] 2019/02/27(水) 21:55:34.130
タキトゥスのどれかの本でローマ軍が騎兵使った鉄床戦術やってるの読んだ覚えがある
世界@名無史さん [] 2019/02/27(水) 22:19:11.520

そう。
側面や裏側に回り込まれて弓矢で狙撃されたら目も当てられない。

投石兵や弓兵に側面や裏側がきちんと防御されていて、槍騎兵に密集隊正面に敵の騎兵部隊を追い込んでもらって初めて、
「金槌と金床」「ハンマーとアンビル」戦術が実行できる。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/27(水) 22:46:24.420
西ローマ帝国末期の騎兵戦法のひとつとしては一度仕掛け、逃げた振りして反転して叩いていた。
西ローマ崩壊後、アルモリカに移り住んだブリトン騎兵も、同じ戦法を数世紀にわたり使用していた。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/27(水) 22:48:36.390

それらの要素が中世抜ける原動力になってんだけどね
ペストが終わった後近世に入っていく
人口が劇的に減ったから農民の立場が強くなって領主は賃金で雇うようになる
人手不足から水力利用や機械時計など機械化の方向性がこのあたりからはじまってる
世界@名無史さん [] 2019/02/27(水) 22:53:23.740

モンゴル帝国の内陸ユーラシア統一と通商振興が汎ユーラシア的な商業活性化を生み出して、
それが北イタリア諸都市によるアジア物産貿易の勃興に結び付いた、というのもあるね。

黒死病の流行もこれと連動していて、この時の汎ユーラシア商業活性化によるヒトやモノの
往来の活発化が、ユーラシアの狭い領域のローカルな感染症だった黒死病のパンデミックを引き起こした。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/27(水) 23:01:31.670

貴族層もペストでかなり減少し、農民から大地主層とかあらたな階級が生まれてくるんだよね。
やがてそれらが大商人と結びつき、産業革命の担い手になってゆく。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/27(水) 23:07:49.890
ペストは中国発だからね完全にモンゴル帝国が原因ですわ
ただ東西交流活発化しないと次のフェーズに行けないから産みの苦しみみたいなもんだ
世界@名無史さん [] 2019/02/27(水) 23:08:37.730

イングランドの場合、農奴から解放された自営農民が階層分化して、
薔薇戦争で淘汰されて生き残った貴族層に合流するジェントルマン層、
不動産を持たない資本家的小作人(企業的農業請負経営者)レイバラー層、
払いのいい農業経営者を求めて全国を渡り歩く農業労働者層の三つに分かれていくんだよな。
世界@名無史さん [] 2019/02/27(水) 23:12:13.450

モンゴル帝国末期のカタストロフ的状況、現代社会の抱えている問題に酷似してるんだわ。

・膨れ上がりすぎた経済の過剰流動化
・ヒトとモノの流れの行きすぎによるローカル感染症のパンデミック
・迫りくる気候変動

多分、世界をこれからカタストロフが覆ってから、世界史は次のステージへと進んでいくんだろうな。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/27(水) 23:12:48.060

そうそう。今のイギリスの政治家さんは、そのジェントリ層出身が多いはず。
世界@名無史さん [] 2019/02/27(水) 23:16:26.570

資本家的成長を起こした上層農業経営者と下層貴族層の階級的融合って、
日本でいうと、平安中期の武士の発生とか、室町期の国人領主の発生に
酷似してるよね。
世界@名無史さん [] 2019/02/27(水) 23:19:27.600
アメリカだと若者や女のホームレスも普通にいるけど
日本のホームレスはほぼ男オンリーで基本的におっさんや爺さんが殆どだな
この違いはなんだろう?
世界@名無史さん [] 2019/02/27(水) 23:23:23.160
ホームレスには知的障害者が多いときくがそれは他国も同じなのだろうか?
世界@名無史さん [sage] 2019/02/27(水) 23:24:45.680

そう、今読んで気がついた!
成立は非常に似てるよね。

日本の場合は律令制崩壊と、それに伴う朝廷の弱体化が大きな原因だけどね。
世界@名無史さん [] 2019/02/27(水) 23:52:14.870

下向井龍彦の著作や論文を読んでの判断なんだけど、
どうも律令制崩壊に先んじて在地の首長制共同体の方が解体しているんだな。
日本の律令制ってのは、この弥生・古墳時代以来の首長制在地共同体の
存在を大前提にして成立していたから、それによって運用が不可能になってしまった。

そして、在地社会の方では解体した在地共同体から放り出された民衆を
「富豪輩(ふごうのともがら)」と呼ばれる連中が支配下に置いて、
資本家的な農業経営を始める。

この「富豪輩」ってのが雑多な出自から成長していて、
解体した在地共同体のもと首長層、つまり郡司層に由来している層もいれば、
上層農民層から成長したのもいる。
そうかと思うと、都から下向して土着した国司の一族ってのもいる。

こいつらが私兵を蓄えて好き勝手やるんだが、
国司にしてみればそれまで徴税を請け負ってくれていた在地の首長制共同体が解体しているから、
徴税はこの連中をターゲットにしなければならない。
いきおい、追認的に彼らの大土地経営を認めて彼らから徴税しようとする。
すると、富豪輩も国司を射殺するなどのテロに及んで抵抗しようとするんで、
国司の側も都で出世の道が閉ざされた没落貴族とか、富豪輩の中の協力者を兵力に使って
統制しようとする。
こういう中から武士が誕生してくるようなんだよね。
459 [sage] 2019/02/28(木) 00:58:59.030
見つけた年代記だった
対騎馬民じゃなくゲルマンとの戦争だけども
16年の「イディスタウィソの戦い」を述べてる第2巻 第17節にて
ゲルマニクスが騎兵による側面攻撃や迂回しての背面襲撃やらせてる
ちなみに第16節によると弓騎兵もすでに投入されてる
世界@名無史さん [sage] 2019/02/28(木) 01:10:05.870

どうして律令制が崩壊していったか、いまいち背景がわからなかったんだよね。何か今ひとつピンと来なかった。ありがとう。

でも、この崩壊の仕方は西ローマ末期に似てるような…。
世界@名無史さん [] 2019/02/28(木) 01:28:14.760

西ローマ末期の場合、都市国家社会が解体に向かっているからね。
ある文明の崩壊ってのは、社会のバックボーンを構成している
基礎共同体の解体を伴っていることが普遍的にみられるのかもしれない。


後漢末の漢帝国解体も、それに先行して豪族層の成長に蚕食されて、
新石器時代以来の邑の郷里制共同体が解体している。

ただ、10世紀に起きた「日本古代文明の終焉」の場合、
中央における記録システムが大転換している端境期のため、
史料の残りが極端に悪いらしいんだよね。
だから、日本社会が10世紀に中央も地方も激変しているという史実を
やんわりとぼかして書いている著者が多いみたいなんだ。
世界@名無史さん [] 2019/02/28(木) 02:09:47.790

あと、どの研究者の著作を読んでも、
「古代日本の首長制在地共同体がどういう原因でどういうプロセスで解体したのか」
が今一つはっきり納得のいく形で理解できないんだな。

多分、当時の記録が少なすぎるからはっきりしないことが多いんだろうな。

でも、少なくとも10世紀に
・郡司層を構成する伝統的在地首長層
・在地の首長制共同体
・律令制に基づく統治
が三つ巴で解体していて、社会システムとしては一旦ここで断絶が起きている。

これが14世紀後半になって貨幣経済の浸透とともに互助的な地域共同体の最制が始まり、
村(ムラ)や町(チョウ)という一揆盟約に基づく共同体が形成されてくる。
この村町で構成される社会が安定に至るプロセスが戦国時代か天下統一まで。
江戸時代の太平の世というのが町村で構成される社会の成熟相。

で、私が不安を感じているのが、この現代というのが正に村と町という互助的共同体で
構成される社会の解体期に相当しているってことなんだ。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/28(木) 06:35:06.070

大筋では同意なんだけど、機械化の点は時系列的に疑問だなあ
世界@名無史さん [sage] 2019/02/28(木) 07:22:00.25O

昔読んだ西欧史研究家の本にあったなぁ
武士と騎士は同じものだって
道義とか節義とかにうるさい戦士階級で、家紋も
戦場で誰が手柄を立てたか判るようにという
同じ目的で考えられたと
世界@名無史さん [sage] 2019/02/28(木) 08:27:36.330
中国韓国は古代から現代に直接つながってて中世を経験してないからだめ(近代化できない)。ヨーロッパと日本は中世を経験したという共通点がある(だから近代化できた、できる)。

これ↑は明治以来の国史学の通奏低音の一つだからね。部分的に再評価できる点もあるかもしれないけど、よっぽど眉唾でかからないと。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/28(木) 09:53:48.970
中世を美化しないと暗黒時代と認めることになっちゃうからしゃーない
世界@名無史さん [sage] 2019/02/28(木) 10:51:17.390
所詮十字軍は先の時代の敗北者じゃけェ…!
世界@名無史さん [sage] 2019/02/28(木) 11:25:39.600

機械時計の発明は14世紀でこれがその後の機械の基本になってる
この後、時計や機織りだけじゃなく銃や大砲、チェンバロみたいな複雑な構造をもった楽器などがでてくるのも機械技術の進歩と関係がある
世界@名無史さん [] 2019/02/28(木) 11:28:11.440

ただ、西洋の騎士は封土を完全に私有領地として支配できているけど、
日本の武士は領主としては不完全な存在でしかない。

いわゆる「識の体系」ってやつなんだが、日本史を学び始めると、
現代社会の感覚とあまりに乖離しすぎていてここで躓いてしまう。

で、日本の「荘園」と西洋や中国の「荘園」の本質的な違いが理解できないまま消化不良を起こしてしまう。

まず、大前提の条件として、明治維新以前の日本では本当の意味で「土地の私有」が成立してない。
じゃぁ、だれが土地を持っているのかってなると、建前の上では「天皇の土地」ってなるんだが、
それでも文化や社会の通奏低音として流れている「本音」の部分ではない。

核心部分は何かっていうと、「日本では土地は神様」なんだ。
神様である土地を「私有財産」になんかできない。
これは、現代でも土地を開発するときには必ず「地鎮祭」をやることを思い出してもらうとピンとくるかもしれない。

もうひとつの傍証が、和歌の「枕詞」だね。
あれは折口信夫が明らかにしたように、柿本人麻呂らによって修辞としての用例拡大を起こす前の本来の意味は「神を賛美する誉め言葉」。
「あすか」という土地には「飛ぶ鳥」、「かすが」という土地には「春日」という枕詞がつくが、
あれは、「あすか」という土地神様を「飛ぶ鳥の」で、「かすが」という土地神様を「春日の」でほめたたえると、
土地神様の霊力が高まってめぐみがもたらされる、という信仰の表れなんだな。

だから、日本では「土地の私有権」の概念の代わりに「土地の用益権」の概念が発達した。
「土地の用益権」はひとつの「土地神様」の上に複数の、何重もの権利を設定できる。
世界@名無史さん [] 2019/02/28(木) 11:28:49.340
承前
11世紀に確立した「荘園公領制」では、
現地で直接土地の農業経営をしているのが9〜10世紀の「富豪輩」の末裔の名主層。

複数の名主経営体を統合した「荘園」や「国衙領」を在地で管理しているのが
武士が任命されている荘官や(中世型の)郡司・郷司・保司。

「荘園」に話を限定すると、さらにこれを中央で運用しているのが中級貴族の「領家」。

で、いくつもの「荘園」の最終的な受益者に設定されているのが皇族・摂関家・大寺社の「本家」。

こうしてみると、武士というのは識の体系の中間管理職的な受益者に過ぎなくて、
荘園や国衙領の境界などをめぐる武力紛争に対応できるように、そのポジションに任命されているだけ、
ということがわかると思う。

中世前半の動乱の多くが、実質的にはこの中間管理職の受益権拡大闘争といってもいいんだな。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/28(木) 11:41:14.060
なぜか世界史板なのに日本史の話になる謎
世界@名無史さん [sage] 2019/02/28(木) 13:16:32.23O
さんが広範にして深遠なる西欧史の知識を披露して下さるそうです!
世界@名無史さん [sage] 2019/02/28(木) 13:54:53.520
煽んなよアホ
学術 [] 2019/02/28(木) 15:12:40.930
憂鬱なロックをよくこのんだなあ。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/28(木) 17:28:59.580

枕詞についてはそういう解釈もありだとは思うけどさ
ホメロスにも、神にも紛うアキレウス、黄金に富めるコリントス、塔多きアルゴスとかそういう枕詞的なのがあって、そちらの研究によるとこういう常套句の組み合わせは多分に即興的な口承文芸では珍しくない、普遍的に見られるものなんだそうだ。
世界@名無史さん [] 2019/02/28(木) 17:41:43.670

多分、そういう「祭祀的解釈」と「非祭祀的解釈」ってのはその時代の文学観に影響を受けながら揺れ動き続けるんだろうね。

これは、白川静の漢字学の評価なんかにもかかわってくるんだけど、過去の祭祀的な内面性ってのは実証が極めて難しい。
だから、白川静の祭祀的漢字起源解釈は、確かにあの時代の漢字には祭祀的な意味があったんだろうけど、
白川説の通りだったのかはそうかもしれないし、そうでないかもしれない、となってしまう。
そこで、祭祀的解釈を全面的に排して実証できるところだけの解釈に限定しちゃおうという動きもあるわけだけど、それも極端に過ぎると思う。

折口信夫の枕詞解釈の評価も、そうやってゆらいでいきつづける性格のものなんだろうね。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/28(木) 21:02:29.090

書いてることに大きく異論があるわけじゃないのよ
機械時計が活用されだすのは黒死病以前かそれと並行しての時期だし、
織物産業の工程の機械化や、各分野での水力利用も既に行われてるし、
そうすると「黒死病後に機械化の方向性が始まる」ってのは疑問だなあ、ってだけw
世界@名無史さん [sage] 2019/02/28(木) 21:10:46.170
長文の人、あちこちで書いてて面白いし、書いてることも概ね同意なんだけど、
だけは全く同意できない。

「土地支配権の複雑怪奇な重層性」なんて話は、
特殊な法制・政治体制をとらない限り、世界中どこでも当たり前なんだよ。
複雑怪奇に重なり合うのが、人類社会のデフォ。土地どころか人への支配権も絡んで複雑怪奇に重層化する。
人への支配なのか、その被支配者は奴隷なのか自由人なのか、
土地への支配なのか、あるいは収穫物なのか、一代限りなのか永代か、内容は変化するのか、
多重構造の場合、上位の人も支配の対象になるのかならないのか、
ありとあらゆるものがカオスに重なるのが普通。

これは中世の西ヨーロッパも例外ではなく、
国王、封建諸侯、教皇庁直轄、修道院、地方の騎士階級、もうめちゃくちゃに多重化してる。
西欧の場合、前代のローマ法のラテン語タームだけが残ったので(中身は忘れられた)
所有権らしきものがあるように記述されるだけ。
世界@名無史さん [] 2019/02/28(木) 22:20:13.040

なるほど。
確かにオスマン朝とかムガル帝国なんかの土地からの徴税システムもかなり複雑だったね。

西アジアなんかだと「封建領主」的に記述されがちなスィパーヒー軍人階層の封土への行政支配権の希薄さがあって、
それに対する日本の武士の封土行政権の強さ、西欧の「封建領主」の疑似的な所有権の単層支配性の比較分析を何とか形にしたくて、
まだ全然未消化の状態でいい加減な分析を投下しちゃったみたいだ。

日本の「識の体系」の重層性と、西洋型の用益権・徴税権の重層性の内容の細かい比較をちょっと本腰を入れてしてみることにする。
世界@名無史さん [] 2019/02/28(木) 22:30:15.540

>>本腰を入れてしてみることにする

これは、改めて本腰を入れて勉強してみることにするって意味ね。
念のため。
世界@名無史さん [sage] 2019/02/28(木) 23:18:36.390
そろそろ「識」は「職」に直したほうが・・・
世界@名無史さん [] 2019/02/28(木) 23:44:06.020

あっ、老眼がばれた
世界@名無史さん [sage] 2019/03/01(金) 04:04:38.290

オリエントを失ってもローマにはまだ北アフリカがある
ササン朝の支配化でもオリエントも繁栄し続けただろう
世界@名無史さん [sage] 2019/03/01(金) 07:50:26.400

その後の東西ローマの命運見る限り、オリエントを放棄して北アフリカを保持し続けるのは無理
世界@名無史さん [sage] 2019/03/01(金) 09:04:53.420
どっちかというと先にアフリカを得たのにね
世界@名無史さん [sage] 2019/03/01(金) 13:43:51.760

イリュリア人とトラキア人が健在ならば
北アフリカを保持し続ける事が出来たのでは
ササン朝衰退に乗じてオリエントも奪回出来たかも

ギリシャ人とアルメニア人はアナトリアを守り続ける事が精一杯で
バルカンを再征服したら力尽きてしまった
世界@名無史さん [sage] 2019/03/01(金) 20:39:44.630
北アフリカ保持に必要なのは海軍力で海軍保持に必要なのは金。オリエントの産業と交易は儲かるからね……
実際イスラム勃興後は海軍駆使してチュニジア防衛してたけど押し切られたし
世界@名無史さん [] 2019/03/01(金) 21:47:19.070
ttp://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/018/157/89/N000/000/000/125481428609216132572.jpg

132 <丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 2011/05/20(金) 19:51:34.91 ID:EdrCPrGF

大韓帝国

(大=Greatが付く帝国ってのは、どこか他国を占領・編入したか、
複数民族・言語で成っている帝国の場合なので、
それもないのに、大=Greatを僭称するのはおかしいと
英仏ロシアから何度も忠告されたが、理解出来ず無視ww)

初代皇帝である高宗


明治天皇に嫉妬、対抗するため、服装だけ急遽真似した。
やけに小さなプロシア式突撃兜をかぶってるのはおかしいのだが・・・・

部下も本人もアホで、何にも調べず、適当にかき集めたから・・・
ドイツ帝国陸軍歩兵帽に、歩兵用ベルト、剣はフランスの軽騎兵のものw
フランス騎兵の歩兵ズボンなんかをかき集めたw
上着は英国騎兵馬世話係の古着らしい。
アイロンもかかってないし、お披露目した途端に各国大使の物笑いにされた。
世界@名無史さん [] 2019/03/01(金) 22:06:33.820
イランってガチガチのイスラム教国なのに
ゾロアスター教徒がまだいることに驚き
世界@名無史さん [sage] 2019/03/01(金) 22:09:21.540

チベット系タングート族の西夏も制式には大夏
西夏は南宋や東ローマと同じく俗称で歴史用語
世界@名無史さん [] 2019/03/01(金) 22:31:29.410

大唐の大は正式王朝名の「唐」を飾るだけの美称だが、
大元(ダイオン)、大明、大清(ダイチン)の大は不可分の正式王朝名の一部。
世界@名無史さん [] 2019/03/02(土) 00:12:43.590
ビザンツは他称
1453年の最後の時までローマ帝国を自称していた
世界@名無史さん [sage] 2019/03/02(土) 00:33:51.720

意外とイスラム教国のなかでも緩い方だよ。地域によるけど。イラン人の友人もそう話してた。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/02(土) 00:36:27.320

後世の人がビザンツと呼んだだけで、当時の西欧人からはギリシア帝国とか呼ばれてた。東ローマ人とイスラム教徒は西欧人をまとめてフランク人と呼んだ。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/02(土) 00:43:44.640
イタリア半島及びローマ放棄した時点でギリシア帝国呼びになるのはしゃーない
西欧もフランクが分裂したのが土台になってるから間違っちゃいない
世界@名無史さん [] 2019/03/02(土) 00:56:58.800
オスマン帝国領のギリシア人は、西欧人に「ギリシアナショナリズム」を注入されるまで、
ルメリ、つまり「ローマ人」を自称していた。

エラス、つまり「ギリシア人」とは自分たちとは無関係の古代の異教徒と認識していた。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/02(土) 01:09:26.820
ローマ人/フランク人という切り分け方は宗教が基準でいかにもムスリム的な発想だな
世界@名無史さん [] 2019/03/02(土) 06:32:52.790
イギリス以外のヨーロッパ各地はそれぞれ混在してるだろw
世界@名無史さん [sage] 2019/03/02(土) 10:11:53.910

どうでもいい豆知識だけど注釈を一つ。
アラビア語・ペルシア語・テュルク諸語などで『ローマ』を意味するのが”ルーム”で、
これの格変化がそれぞれ
『ルーミー』・・・”ローマ人””ローマ出身”という意味
『ルメリ』・・・”ローマの”という意味
だったはず。
で、当のビザンツ人(中世のギリシア人)は自分たちのことをギリシア語で『ロマイオイ』(ローマ人)と称していた。
過去の自分達の先祖達のことは

>エラス、つまり「ギリシア人」とは自分たちとは無関係の古代の異教徒と認識していた。
で合ってると思うけどね。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/02(土) 10:51:57.860
メロヴィンク朝時代、スペインを通じてガリアにラクダを導入したが定着しなかった。
その後シチリア、スペインのみ定着した。
514 [sage] 2019/03/02(土) 10:53:05.360
>エラス、つまり「ギリシア人」とは自分たちとは無関係の古代の異教徒と認識していた。

よく調べたらここも間違いだったわ。
それぞれ古代ギリシア語で
・”ギリシア人”は『ヘレネス』(正確な発音は『ヘッレーネス』だと思う。ラテン文字転写を見る限りでは)。
          ギリシア人の父祖はヘッレーンという神話上の人物に寄るものから。
・国土の”ギリシア”は『ヘラス』(正確な発音は『ヘッラス』)。

ちなみに古代のローマ人からは公用語のラテン語で
・”ギリシア人は”『グラエキ』と呼ばれる。
・国土の”ギリシア”は『グラエキア』と呼ばれる。
以後、中世の西欧諸国家ではこの名称に基づく呼称が一般的になる。
(例えば英語ではギリシアが『グリース』、ギリシア人・ギリシア語が『グリーク』といった感じ)

中世ギリシア語では、そもそも自らをギリシア帝国・ギリシア人とは呼称せずにローマ人・ローマ帝国と呼んでいた。
ただし近世以後はギリシア人という民族意識が復活し、ギリシア語も時代の流れに伴って発音が変化しており、下記のようになる
・”ギリシア人”は『エリネス』。
・”国土の”ギリシア”は『エラス』。
近世以後にはラテン文字でいうところのHの発音が消え、更に長母音の発音と長子音の発音も省略されたため、
このような発音になった。
世界@名無史さん [] 2019/03/02(土) 11:35:25.280
アンダルシアは元はヴァンダルシアって言ったんだっけ?
ヴァンダル族が大勢いたから
イタリア語のスパーダ(剣)も語源はローマ軍の武装のスパタ
世界@名無史さん [] 2019/03/02(土) 11:45:40.380
フランク → フランス
世界@名無史さん [sage] 2019/03/02(土) 11:48:23.480

スペイン語でもスパータ。フランス語はエペなんだよね…。

アンダルシアはヴァンダルシアが語源であってるはずです。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/02(土) 12:26:12.040
でもどうして最初のVが落ちたんだろう。いったんアラビア語を経由した?
世界@名無史さん [sage] 2019/03/02(土) 12:48:06.510

さらにアル・アンダルスからの変化なので、アラビア語経由ですな
世界@名無史さん [] 2019/03/02(土) 14:08:05.470
「ギリシア」の語源となったラテン語の「グラエキア」は、イタリア半島南端の
ギリシア人がたくさん移住した土地をローマ人が「マグナ・グラエキア」と言った事からだったっけ。

「マグナ」は「大きな」「大いなる」だけど、「グラエキア」の語源は?
手元の羅和辞典をひっくり返してみても、今一つよくわからない。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/02(土) 15:03:42.440
グリコとは、マグナグラエキア地方のギリシア語方言のことらしい。
ここからな?
世界@名無史さん [sage] 2019/03/02(土) 16:26:13.940
ローマ人がヘレネスを南イタリアの植民地に由来してグラエキと呼んだように
ペルシャ人もヘレネスをイオニアに由来してヤウーナと呼んだ
インド北部のメナンドロス王の王国はヤウデヤと呼ばれた
世界@名無史さん [] 2019/03/02(土) 16:45:25.960
「greek etymology」でググったら一瞬で解決するで
世界@名無史さん [] 2019/03/02(土) 17:03:43.820

ほえー!
アリストテレスの著作に"Graikoi"が出てくるんかい。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/02(土) 18:21:52.210
ギリシア西部の部族名ね。
世界@名無史さん [] 2019/03/02(土) 18:26:20.740
青銅器時代末期のミケーネ文明勢力の場合、
自称がアカイオイ(アカイア人)で、オリエント諸国からの他称がアヒヤワだっけ。

この場合は自称と他称がほぼ一致しているな。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/02(土) 23:20:05.840

ヴァンダル族がスペインを支配したのはかなり一時的で
すぐにアフリカへ移住したのに地名に残ったのは不思議だよね
世界@名無史さん [sage] 2019/03/03(日) 00:33:56.170
よっぽど強烈なことをしていったのかもね。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/03(日) 01:01:18.200
元々ヴァンダル族はシリンジイとハスディンジイの2つの系統に分かれていたから
全てがアフリカに移住したのではなくスペインに残ったのがいたのだろう
世界@名無史さん [] 2019/03/03(日) 01:11:10.350

だからヴァンダルが由来というのを疑問に感じている学者もいる
世界@名無史さん [] 2019/03/03(日) 07:16:48.160

つローマ劫略
世界@名無史さん [] 2019/03/03(日) 07:25:18.960
ヴァンダリズム
世界@名無史さん [] 2019/03/03(日) 07:28:05.570

ヴァンダル王国が滅亡した後のヴァンダル人ってどうなったのか気になる
一部は東ローマに連れて行かれたようだが
残りは故地のゲルマニアに戻ったか、そのまま居ついて後にベルベル人・アラブ人に同化されたか
世界@名無史さん [] 2019/03/03(日) 07:45:24.190
ギリシャ弱過ぎ
滅亡寸前のトルコからコンスタンティノープルを奪い返せないとか・・・
世界@名無史さん [sage] 2019/03/03(日) 08:34:15.190

パレオロゴス・ルネッサンスってギリシャ人意識の再興という要素も含んでたという話だけど、知的エリートの一部だけの話だった、ということかな。


ボガズキョイ文書の「アッヒャワ」がホメロスのアカイアと同一なのかどうか、ってもう解決済みの問題なのかね?
世界@名無史さん [sage] 2019/03/03(日) 09:12:19.160
なんか不思議な感じだな、ギリシャ語話者のローマ人意識。
2050年代には日本列島の土着民達が「中華民族」として自己を規定し、
知識人階級による何度かのルネッサンスを経ながらも彼らの中華民族意識は新中世と新近世を通して強固に維持され、
紀元39世紀頃に西欧人によってジャパンナショナリズムを注入されるまでそれは続いた、という感じかなあ。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/03(日) 09:18:09.160
明治までの日本のインテリの多くは中華意識持ってたんじゃね?
神田から牛込に引っ越して「これでちょっと漢土に近づいた」と喜んだ儒学者の話とかあるし。
世界@名無史さん [] 2019/03/03(日) 10:20:40.190

かなり最近でも、京大の東洋史の人の書いた文章だったと思うけど、
あの大学の東洋史の先生が、グローバルヒストリー寄りの内陸ユーラシア史指向の先生と、
ひたすら己を古の中国の士大夫に近づけようとする漢学者の先生に二極分化してるって書いているのを
読んだ記憶がある。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/03(日) 11:23:51.870

その場合まず日本が中国の一部になっていて
さらに日本に中国の首都が存在する状態なわけじゃん。
そして中国本土は滅亡しているという。
そうなったら「中国の後継者は我々」となるんじゃないだろうか。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/03(日) 12:43:45.490
むしろ文化的にギリシャがローマに大きな影響を与えたことを考えると、
明王朝時代の中国人が満州人としてのアイデンティティを持つようになったって方が近い気がする
世界@名無史さん [sage] 2019/03/03(日) 13:08:13.860
別に、五胡十六国騒乱で、中原を追われて江南に引っ越した南朝とあんまり変わらん気がするけどなあ。
南京に引っ越して、粟黍ではなく米飯を食らい、黄土の疎林草地ではなく蒸し暑い竹林で蚊に刺されながら酒を飲み、
すっかり南方の言葉を話すようになってしまった南朝文人が、俺たちこそ中華本流と言ってたのと同じ。

分裂直前のローマ帝国の版図こそがデフォなのだから、国内でそこそこ移動しただけ。
ただし、ローマは本籍が都市国家なので、
コンスタンティノープルはローマではない別の都市(ビュザンティオン)だ、という意識があるところだけ違う。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/03(日) 13:08:42.500
ギリシャ文明を作った側のギリシャ人が
それをパクった側のローマ人として自己を規定するのは、ちょっと捻じれがあるよな
アジアの単純な小中華思想とは趣が異なる
世界@名無史さん [] 2019/03/03(日) 13:32:13.630

ラテン語話者になったとかならローマ人意識を持っても不思議はないが、
ギリシア語を保持してなおかつ途中からわざわざ公用語や宮廷の官職などの用語までギリシア語に変えているのに、
意識がローマ人というのがよくわからん
ギリシア意識にくわえてローマ意識もある、というのならわかるけど
世界@名無史さん [sage] 2019/03/03(日) 13:36:25.730
ギリシャ人がローマ人を名乗ったってイメージがあんまりない
ギリシャ人が文化的影響力でローマ帝国民の概念を作り上げ、ローマ人は文化的にローマ帝国民に同化吸収されたってイメージ
世界@名無史さん [sage] 2019/03/03(日) 13:41:09.010
つうかさ、おまえら「古代ギリシャ文明意識」に引っ張られすぎ。
東ローマ帝国はもう、ゴリゴリのキリスト教帝国なんだよ。
古代ギリシャは、「無明の異教時代」ということで完全にディスられてる。
すでにポリスの政体も跡形もない。

そんな中で、新約聖書がギリシャ語で書かれ、
ローマ皇帝がキリスト教に改宗してローマ帝国は「神の国=文明国」になった。
ローマ帝国がギリシャ語圏になっても、不思議でも何でもない。
ラテンとギリシャで文明的に対立するものが、
(少なくともコンスタンチノープルからみれば)何もなくなっているのだから。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/03(日) 13:44:23.900
ただ、アルーマニア語の分布域をみる限り、
ラテン語(ロマンス語)住民は、通説よりずっとギリシャ半島南部に食い込んでいたようにも見える。
バルカン南部、ギリシャ半島からコンスタンティノープルにかけての地域は、
一度、言語的にラテンとギリシャのモザイクになった時期があるのかもしれない。
世界@名無史さん [] 2019/03/03(日) 14:05:15.020
そう考えてみると、
ギリシア語=新約聖書原典の言葉
という概念からラテン語訳の定本「ヒエロニムスによるウルガタ」を規範とした信仰に脱皮してしまった
西方教会は、確かにローマ教会を中心に東方教会から分離したい背景を抱えていたと
言っていいんだろうなぁ。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/03(日) 14:22:12.210
共和政後期のローマ市民権付与政策でローマ人意識は、都市ローマのローマ市民から、
ローマ市民権所有者になった。カラカラ勅令で全帝国自由民がローマ市民権所有者=ローマ人となった

4世紀の東方では役人がラテン語を学習するようになった。ローマ帝国が、都市ローマの支配する帝国から、
「ローマ人の国」へと変貌をとげつつあった

しかし、中世に入ると東方と西方では対応が別れた

東方では、ギリシア語とキリスト教が帝国の主要要素となり、「ローマ市民」概念は、
ローマ市民なる役人にまで矮小化され、ローマイオイ(ローマ人)は帝国住民一般を指すようになった

西方は、蛮族に支配され、その蛮族がキリスト教を信仰していたため、アウグスティヌスが
神の国理論で、地上のローマ帝国と神の国を分離させた。神の国の住民は必ずしも
ローマ人である必要がなくなった。しばらくローマ法とゲルマン法の適用が分けられていたが、
やがて混合してゆき、法の点からもローマ人意識は希薄化したのだった
世界@名無史さん [] 2019/03/03(日) 18:36:38.680
新約聖書はおかしい。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/03(日) 19:04:35.840
近代の国民概念を古代に投影しすぎなんじゃね?
「ローマ人」って単一のエスニシティーを意味する概念じゃないでしょ
世界@名無史さん [sage] 2019/03/03(日) 20:04:35.370

どうもフランクの教会が教義や実践の面で独自路線を進んでローマが引っ張られることが多かったらしい
世界@名無史さん [sage] 2019/03/03(日) 21:13:52.980

せめてオスマントルコ帝国時代今のギリシャ人が自分たちのことを何と呼んでいたか
調べて書こうぜ
世界@名無史さん [sage] 2019/03/03(日) 21:38:25.220

元々ギリシャ人が文化的に劣るローマ人のアイデンティティ持つのおかしくね?って話してたの

それでギリシャ人が「ローマ人」に同化されたのではなく、
ギリシャ人と人種的な意味でのローマ人が作ったローマ人の概念にギリシャ人と人種的な意味でのローマ人が吸収され、
新しく「ローマ人」の文化的概念が生まれたのでは?って話をしたの
世界@名無史さん [] 2019/03/04(月) 07:27:49.860

単純なことだよ、神は何か
世界@名無史さん [] 2019/03/04(月) 07:28:59.480

あまりにも人の都合で見過ぎたせいで、見えなくなり忘れ去られたものだろ。
世界@名無史さん [] 2019/03/04(月) 07:52:05.020
李氏朝鮮が滅んで100年経った今でも末裔同士で跡目争いとか
韓国に内乱が多いのは儒教のせいなのか?
世界@名無史さん [] 2019/03/04(月) 07:55:59.280

エジプト、ギリシャあたりは古代との断絶が顕著
ギリシャは東ローマとして完全にキリスト教帝国だし
エジプトはプトレマイオス朝が滅んでからずっと外来政権だし
世界@名無史さん [sage] 2019/03/04(月) 08:34:54.480

俺はじゃないけど答える。
そんな難しい話じゃなくね?
文明的に後発だから文化的には劣ってはいるが、組織力の強固さ・柔軟さから戦争に強かったローマに征服された後、
ギリシャ人は無理に抵抗するくらいなら同化してローマ人と同等の利権を得たほうが得策だと判断しただけでは?
ローマが帝政期に入る頃には、ギリシャ世界は共和制期のローマと戦争したり(敗北、アカエア属州として併合される)
反乱を起こしたり、”内乱の1世紀”にスッラ軍に略奪されたり・・・
これらの影響で疲弊して経済面でもローマの敵ではなくなったもよう。
抵抗する力も既に残っていなかったのでは?
加えてローマ人はギリシャ人にとってそこまで文化的に隔絶感のある民族ではないから、
精神的にも同化することに対する葛藤は少なかったと思う。
ローマ人自体にギリシャかぶれの風潮があり、特に帝政期以降は顕著。
故にギリシャ人もローマ人の社会に置ける就職先がいっぱい見つかって、
五賢帝の一人ハドリアヌス帝の時代には復興されたアカエア属州においてローマ支配の恩恵に預かれた。
後は長年の統治によって既に飼いならされて、中世以後もローマ人意識を持っていても不思議ではない。
むしろその頃にはギリシャ人という意識は多神教徒だった暗黒時代扱い。
世界@名無史さん [] 2019/03/04(月) 08:44:50.150
コンスタンティノス11世「神よ、帝国を失う皇帝を許し給うな。都の陥落とともに、われ死なん。逃れんとするものを助け給え。死なんとするものはわれとともに戦い続けよ!」
世界@名無史さん [] 2019/03/04(月) 08:53:54.620
476年の西ローマ帝国滅亡から1453年の東ローマ帝国滅亡までの1000年が中世
1453年は英仏百年戦争も終結してる年だし
中世の終焉を飾るには象徴的過ぎる二つの出来事
世界@名無史さん [sage] 2019/03/04(月) 09:02:37.140
キリスト教神学教父哲学はギリシャ哲学あってのものなんだから、黒歴史扱いというのは違和感があるな。
中世キリスト教ローマ帝国にあっても、古典古代のテキストが等閑視されることはなかった。

あと、ビザンツ帝国も本家ローマ帝国程ではないにしても帝国であって、多様なエスニックグループを内包していたことも考えないと。
世界@名無史さん [] 2019/03/04(月) 09:29:39.900

1453年:百年戦争の終結=プランタジネット家をフランス国外に追い出してアキテーヌ公国を回収
1477年:ブルゴーニュ公国を滅ぼして回収

確かにイル・ド・フランスの王に対して反抗的な2大分権的勢力を潰して、
「分権的中世フランス王国」から「中央集権的近世フランス王国」へと脱皮したのが
15世紀後半だな。

汎ユーラシア的視点に立つと、
13世紀:モンゴル帝国の確立期
14世紀:モンゴル帝国のフェイドアウト期
15世紀:ポスト・モンゴル帝国期の中型諸帝国(火薬帝国)の勃興期となって、
まさにポスト・モンゴル帝国期の西方の雄、オスマン帝国が本格的に台頭して
中世ローマ帝国を滅ぼした時代という評価ができる。

「火薬帝国」の概念を敷衍すると、
近世国家に脱皮できたイングランド、フランス、神聖ローマ帝国、オスマン帝国は
「火器の時代」へと対応した国政改革に成功したが、
中世ローマ帝国(ビザンツ帝国)はそれに失敗して滅亡したという評価もできる。
世界@名無史さん [] 2019/03/04(月) 10:02:41.620

ちなみに、この約1000年のうち、
5世紀〜9世紀の約500年:ローマ帝国のシステムがまだ色濃く社会に残っている時代
10世紀〜14世紀の約500年:「封建制」華やかりし頃でいわゆる中世らしい中世

日本史と比較してみると、
5世紀〜9世紀の約500年:倭国が本格的に国際外交に乗り出しつつ中央権力を強化し日本国へと脱皮
10世紀〜14世紀の約500年:国際外交からフェイドアウトし、内政的には地方社会が大きく再編され典型的な荘園公領制が展開した時期

となり、西洋での騎士の時代500年間と、日本での古典的な騎馬武者型の武士の時代がほぼ綺麗に重なっている。
世界@名無史さん [] 2019/03/04(月) 10:19:12.510

その並行現象は日本と欧州だけなのか?
世界@名無史さん [] 2019/03/04(月) 11:09:23.240

日本、西欧をも包含した汎ユーラシア的スケールでとらえようとすると、もうちょっと巨視的になると思う。

紀元前五千年紀〜紀元前三千年紀:「Y染色体のボトルネック」をもたらした初期農耕コロニー間の激しい殺戮の時代
紀元前三千年紀〜紀元前13世紀:青銅器時代的な古代文明の「硬い」サプライチェーンに基づく共同体国家ネットワーク
紀元前12世紀〜紀元前9世紀:「紀元前1200年のカタストロフ」による古いサプライチェーンの解体と新しいより柔軟なサプライチェーンへの組み替え
紀元前10世紀〜紀元前6世紀:初期鉄器時代的共同体国家や騎馬遊牧国家の確立とそれらを包摂する「世界帝国」の誕生
紀元前5世紀:初期鉄器時代的社会システムに適合した精神文化革命、いわゆるヤスパースのいう所の「枢軸時代」
紀元前4世紀〜2世紀:初期鉄器時代的共同体のネットワークを支配する「世界帝国」の成熟と帝国内における初期鉄器時代的共同体の融解
3世紀〜9世紀:「世界帝国」の解体・鉄器時代的農耕定住社会と騎馬遊牧社会の激しい相互浸透と両世界を包摂する新秩序の試行錯誤
10世紀〜14世紀:農耕定住社会の生産力と騎馬遊牧社会の軍事力を統合し、高度に商業経済が発展した内陸ユーラシア型国家の成熟とその帰結としてのモンゴル帝国
15世紀〜19世紀;火器の普及による銃砲歩兵と騎兵の相補的補完、火器軍事力維持のための中央財政の高度発展、金融資本主義の台頭、科学と産業の結合
20世紀〜:兵器の機械化に伴う騎兵の有効性の終焉、高度産業社会に支えられたアメリカ合衆国とロシアの台頭

だいたいこんなところか。
世界@名無史さん [] 2019/03/04(月) 16:08:44.800
ローマ、奈良、アンティオキア、バグダード、キエフ、デトロイト
世界@名無史さん [sage] 2019/03/04(月) 18:38:17.280
古代セム時代 紀元前2334年から紀元前612年
古代イラン時代 紀元前612年から紀元後642年
イスラム前期 622年から1258年
イスラム中期 1258年から1922年
イスラム後期 1922年から
世界@名無史さん [sage] 2019/03/04(月) 19:18:57.130

>紀元前五千年紀〜紀元前三千年紀:「Y染色体のボトルネック」をもたらした初期農耕コロニー間の激しい殺戮の時代

YハプロだけじゃなくてmtハプロもH以外はこれ以降はすべて途絶えてるんだよな
また同時期には黒海大洪水によってR1bとHの北アフリカへの移住が始まってるんだが
これによって在来のニグロ系のミトコンドリアハプロがほぼ絶滅してHハプロに置き換わるというナゾ現象が起きている
世界@名無史さん [sage] 2019/03/04(月) 19:43:26.740

人種的な意味でのローマ人って何?
サビ二族併合した建国当初の時点で最早概念みたいなものだったけど
世界@名無史さん [] 2019/03/04(月) 19:46:01.860

ちょうど、ヨーロッパではストーンヘンジなんて作っていた時代。

本当に世界でどういうドラマが起きていたんだろうな。
想像を絶する血なまぐささであったことは間違いないんだろうが。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/05(火) 04:27:30.850
シュメール時代 紀元前3500年から紀元前2006年
古代セム時代 紀元前2334年から紀元前612年

アファナシェヴォ文化 紀元前3500年から紀元前2500年頃
アンドロノヴォ文化 紀元前2300年から紀元前1000年頃 
世界@名無史さん [] 2019/03/05(火) 09:25:45.970


その「古代セム時代」も、「紀元前1200年のカタストロフ」以前と以後では
社会の様相がかなり変化しているみたいなんだね。

これは東京国立博物館の小野塚拓造さんが明らかにしている事なんだが、
カタストロフ以前の紀元前15〜紀元前13世紀の世界は例えば東地中海の交易網において
オリーブ油の供給がエーゲ海地域のミケーネ文明にほぼ単独独占されているのが、
カタストロフ以降は第一級品の産地は変わらないんだがキプロス島などに第二級品の生産地が誕生して
より柔軟なサプライチェーンに変化しているらしいんだな。

そもそも、「紀元前1200年のカタストロフ」そのものが、比較優位的な極端な産地間分業が進みすぎていた社会で、
ちょっとした破綻からドミノ倒しみたいに全体が共倒れを起こした現象だと小野塚さんなんかは推測しているみたいでね。
それがカタストロフ後の鉄器時代の世界では、一部に破綻が生じてもそれが全体に波及しないような柔構造の
サプライチェーンになっているらしい。

よく考えてみれば、「鉄器技術の拡散」ってのも、ヒッタイトが一極集中で供給していた鉄器生産が、
複数生産地に分散した現象で、オリーブ油のケースに酷似しているんだよね。
世界@名無史さん [] 2019/03/05(火) 12:37:29.280

移住して来たメスの方が性的魅力が高かったんじゃないの?
世界@名無史さん [] 2019/03/05(火) 23:03:24.770

17世紀のドイツ人が天皇をemperorと訳したらしい
世界@名無史さん [sage] 2019/03/06(水) 01:00:19.97O
まあ昔は世界中エンペラーだらけだったしね
世界@名無史さん [sage] 2019/03/06(水) 01:08:21.890

これには同意できない。おもっくそズレてるw

西ヨーロッパで古代ローマのシステムが完全に崩壊した
いわゆる「中世の大暗黒時代」って、5世紀だとか6世紀だとかそのへんだよ?

第二千年紀に入ると、古代の文献を少しずつ読めるようになってきて、
徐々に古典古代の記憶が「復活」する。

仮に日本の封建制と対応させるにしても、500年は確実にずれる。
世界@名無史さん [] 2019/03/06(水) 01:19:41.050

でも、5〜6世紀って「セナトール貴族」が社会のエリート層として隠然たる力を保っているよね。
つまり、ローマ帝国の都市システムは崩壊しきっているけど、ローマ帝国期に起因する
農村システムが色濃く残っているように見えてしょうがないんだよね。

軍事のシステムも、いわゆる「封建騎士団」が成立してくるのはカロリング朝解体後で、
9世紀までは末期のローマ帝国が軍事力として深く依存していたゲルマン系軍閥の戦士団が生きている。
世界@名無史さん [] 2019/03/06(水) 01:23:53.590
なお、古代日本の律令国家をある種の「古代帝国」的な政体とみたとき、
「古代帝国」が依拠した古代的な在地共同体国家が
ローマ帝国では3〜4世紀に崩壊しているのに対し、
日本の律令国家では9〜10世紀が崩壊期で、
この点ではローマ社会と日本はほぼ600年ずれていることになる。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/06(水) 01:32:52.870

そのへん、SPQRと関係ないじゃんww
どんなに帝政時代の国政を持ち上げたとしても、
コロヌスが土地から身動き取れなくなった段階で、ローマは完全に終わり。
SPQRのPの部分が崩壊したからで、
レスプーブリカの基本として、PなくしてSは立ちようがない。ただの残骸。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/06(水) 01:36:12.020
5−6世紀が酷かったイメージって、ブリテンとガリアだけで語られることが多いような

イベリアやイタリア、北アフリカは5世紀はまだそうでもなかった

後者3つが本当に中世闇黒っぽくなるのは6世紀

旧西ローマの故地のどん底は全体的には7世紀
世界@名無史さん [] 2019/03/06(水) 01:45:45.770
それは、例えば前漢帝国が依拠していた都市国家的な郷里制社会が崩壊してしまっている段階で
「漢帝国」の帝国性は終わっているわけで、後漢帝国なんぞ豪族連合政権に過ぎない。
それでも、「漢帝国的なるもの」の遺産みたいなものは東晋ぐらいまでは残っているわけで、
9世紀までの西欧にはそういう「ローマ帝国の遺産的なもの」が残滓として社会のあちこちに
絡みついている、そういう風に見える。
世界@名無史さん [] 2019/03/06(水) 01:57:56.590
そもそも「サリ系フランク人」という集団にしてからが、
純然たるゲルマニアの部族集団でもなんでもなく、
崩壊期のローマ帝国の軍役を務める「同盟軍」という軍事組織をベースに
集団形成を遂げてきた連中なわけで、
そういう所からも、メロヴィング朝とカロリング朝のフランク王国というもの
そのものに、「ローマ的なるものの残滓」の権化を私は受け取ってしまうんだ。

だいたい、軍人皇帝期の皇帝を輩出したドナウ国境地帯のイリュリア系軍閥の
エリート層の閨閥関係はライン国境地帯のゲルマン系軍閥のエリート層と連結していて、
その閨閥の連鎖はカロリング家にまで及んでいると言われているよね。

そういう意味でも、軍人皇帝時代のローマ帝国の残滓はカロリング帝国まで
ギリギリ残っていると言えまいか。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/06(水) 02:30:59.260
そう思うと、フランク王国は中国の北魏やら隨唐を連想させるものがあるね。
前代の文明レベルを維持再興仕切れてないのが惜しいけど。
世界@名無史さん [] 2019/03/06(水) 02:42:55.610

フランク王国におけるセナトール貴族と北朝隋唐における山東貴族

フランク王国におけるフランク人エリート戦士と北朝隋唐における鮮卑貴族

という風なきれいな並行関係があるね。

山東貴族も鮮卑貴族系の武川鎮軍閥系貴族も唐宋変革期にほぼ途絶えて新たに科挙官僚が台頭してくるわけだが、

ヨーロッパでもローマ帝国崩壊期のゲルマン、セナトール両貴族層で後世にまで残った家系はほとんどなくて、
西欧のエリート支配層はカロリング朝没落後に台頭したロベール家(カペー家)などの新しい家門にほぼ置き換わっている。
そして、この10世紀に台頭した家門が中世〜近世の欧州を牽引する主たる王侯貴族の家門になっていっている。
世界@名無史さん [] 2019/03/06(水) 19:14:45.680
デンマークの王室が一番古いんだっけ?
世界@名無史さん [] 2019/03/06(水) 20:19:12.800
結果論だが
トラヤヌスあたりのローマ帝国全盛期の時にパルティアかゲルマニアのいずれかを征服出来ていればな
衰退期に入ってからのササン朝・ゲルマン民族との二正面戦争がきつい
軍事費の増大がローマに与えたダメージはデカい
せめて敵が一つならコストも抑えられて防衛もしやすかったろうに
世界@名無史さん [sage] 2019/03/06(水) 20:40:55.690
ローマ帝国はラインとドナウとオリエントで3分割すれば
軍団配置に対応しているので防衛しやすかったはず
4分割や東西分割でドナウ軍団が分割されて弱体化した
世界@名無史さん [] 2019/03/06(水) 21:10:13.620
202年後半、セウェルスは属州アフリカに対する新たな対外戦争を計画した。
命令を受けた第3軍団「アウグスタ」の軍団長クィントゥス・アニシウス・ファウストゥスは
「リーメス・トリポリタヌス」を巡ってガラマンテス族と戦い続け、
レプティス・マグナから600km以上南へ蛮族を追い払った。
また合わせてヌミディア地方でも同じく領域の拡大が進められた。
203年までに、優れた将軍達の活躍で北アフリカにおける南部城壁はいずれも劇的に押し広げられ、
砂漠地帯でローマを悩ませていた遊牧民はもはや容易に沿岸都市を攻撃できず、サハラ砂漠へと逃げることもできなくなった。
世界@名無史さん [] 2019/03/06(水) 21:11:54.830
カルタゴやヴァンダル王国もベルベル人の侵入に悩まされていたようだ
世界@名無史さん [] 2019/03/06(水) 21:12:23.530
サハラ砂漠とか人住めるの?
世界@名無史さん [] 2019/03/06(水) 21:20:12.280
フェネック
世界@名無史さん [sage] 2019/03/06(水) 21:23:49.020
カルタゴの探検家が象牙海岸まで行ってるけど
ローマ人でブラックアフリカまで行った奴は極少数だろう
大航海時代まではヨーロッパ人からすれば
サハラ以南は未開の地
世界@名無史さん [] 2019/03/06(水) 21:31:35.210
プレスター・ジョンの国はエチオピア
グルジアやアルメニアみたいにキリストとイスラムの境にある国はともかく
周囲をイスラムに囲まれた中でキリストを保持し続けたエチオピアはすごい
ポルトガルと協力してオスマン帝国も撃退してる
世界@名無史さん [sage] 2019/03/06(水) 21:31:56.450

人口が底うったのは6世紀だけどね
自然環境の影響がでかいけど
世界@名無史さん [sage] 2019/03/06(水) 21:33:35.300

パーキンズ乙
世界@名無史さん [sage] 2019/03/06(水) 21:35:36.200
何気にモロッコがオスマン帝国の侵攻を退けてる
ポルトガルの国王を敗死させたことも
世界@名無史さん [] 2019/03/06(水) 21:37:08.070

イタリアはゴート戦争で滅茶苦茶に・・・
イベリアは西ゴートに支配され土人生活だけど
ウマイヤ朝からまた活気が出てくる
世界@名無史さん [sage] 2019/03/06(水) 21:45:11.000
イベリアは西ゴートに支配され古代が続いたけど
後ウマイヤ朝末期の内乱で一気に中世になった
世界@名無史さん [] 2019/03/06(水) 21:48:30.350

いうほど周囲イスラムか?
南西は南スーダンや大湖地域で土人地帯だぞ
世界@名無史さん [] 2019/03/06(水) 22:04:55.720

ヴァンダル王国も統治が糞だったせいかすぐ弱体化して東ローマに滅ぼされたね
世界@名無史さん [sage] 2019/03/06(水) 22:05:11.490
ムスリムの記録読む限り西ゴート王国はビザンチンの影響が強くて結構文化的だったらしいぞ
セビリアでは科学研究が盛んだったとか
世界@名無史さん [] 2019/03/06(水) 22:12:17.200
西欧 ゲルマン人の侵入で土人化
北欧 ノルマン人の根拠地で元から土人
中欧 アヴァールやマジャールなどの騎馬民族が割拠
南欧 サラセン海賊が略奪・人攫いしまくり

うーん、ビザンツ帝国以外は悲惨過ぎる…
世界@名無史さん [] 2019/03/06(水) 22:16:52.970

ただしモロッコは途中からアラビア語になるわ、
アラブ人が王になるわ、いいところがない
日本で言うと公用語を中国語にして中国人を国王にするようなもの。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/06(水) 22:17:16.460
西ゴートの貴族は読み書きもできて哲学や法学なども学習した
シセバト王は天文学に通じてたとか
セビーリャのイシドールスなども有名
結局征服地がもともと文化的かどうか次第だな
イスラムにしても初期は学者はキリスト教徒が独占してたからイスラムだから文化が栄えたというわけでもない
もともと栄えてた土地を征服しただけ
世界@名無史さん [] 2019/03/06(水) 22:17:53.710
東ローマ結構強くね?

ユスティニアヌスによる大征服
ササン朝とのガチバトル
イスラム海軍をギリシャ火で丸焼き
キエフ大公国の侵攻を重装騎兵と艦隊で撃退
ブルガリア帝国を滅ぼす
世界@名無史さん [sage] 2019/03/06(水) 22:36:13.430
負けも多いからね
世界@名無史さん [sage] 2019/03/06(水) 22:44:36.220

それを言うなら、「ローマのレス・プーブリカは内乱の100年で完全崩壊した。あとは芝居をやってるだけ。」
という考え方すらあるわけで…
この考え方だと、帝政どころかカエサルの時代にはすでにローマは政体として崩壊していたことになる。
キケロは最後の最後に建て直しを試みた(けど失敗した)学者・政治家だという位置づけ。
世界@名無史さん [] 2019/03/06(水) 22:49:12.890

そうすると、王莽ってのもキケロ的な位置づけになるのかな。

彼のやりたかったことって、要するに前漢帝国の専制支配が依拠していた、
古代の邑的な郷里制共同体を再興することだったわけだから。

ただ、その手段として頼ったのが多分に伝説的な周代の制度の復興だった点に
致命的な誤りがあった。
世界@名無史さん [] 2019/03/06(水) 22:51:24.870

西ゴートの先っちょがビザンツに占領されてる件


イスラムに滅ぼされたササン朝だが
ウマイヤ朝・アッバース朝では官僚として活躍するペルシャ人も多かったそうだ
同じようにオスマン帝国で活躍するギリシャ人もいた
世界@名無史さん [] 2019/03/06(水) 22:52:10.760
The Fall of Constantinople
ttp://https://www.youtube.com/watch?v=jQ37zhk9i3o
世界@名無史さん [] 2019/03/06(水) 23:05:57.530

むしろイスラム帝国自身が、
メソポタミア文明→ペルシア帝国の系譜に自分を位置付けたのでは
世界@名無史さん [] 2019/03/06(水) 23:38:21.010


Biraben の研究では 400-500-600-700年と減り続けて、800年から増加となってるけどね
世界@名無史さん [sage] 2019/03/06(水) 23:58:54.200

ローマの支配とラテン語化も似たようなものだけどね モロッコにとっては
世界@名無史さん [] 2019/03/07(木) 00:30:37.590
そういえば、モロッコ王室はムハンマドの娘ファーティマとムハンマドのいとこアリーの
間の息子たちの子孫、サイイドの一族じゃなかったっけ。

そういう「普遍的」貴種だから受け入れられやすかったというのはあるかもしれないね。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/07(木) 01:09:22.900
ローマって、割と積極的にサハラ交易に手を出してなかったか?
未開の地ってこたああるまい
金の供給源でもあるしな
世界@名無史さん [] 2019/03/07(木) 01:40:34.840
まあ駱駝での運搬が始まった時点からサハラ交易は確立しただろうし
砂漠の向こう側に緑があって黒人がいるってのは大昔から知ってただろう
世界@名無史さん [sage] 2019/03/07(木) 02:03:25.980

それどこまで信用できるんだ?
エティオピア皇帝が自称ソロモン王とシバの女王の子孫だとか、近世法王庁貴族が自称古代ローマのセナトール貴族の末裔だとか、に類する話じゃね?
世界@名無史さん [sage] 2019/03/07(木) 04:41:59.780

駱駝が北アフリカで普及するのはアラブ・ムスリムの征服後かな
ガラマンテス人はガラマンチックと呼ばれる馬車に乗っていた
世界@名無史さん [] 2019/03/07(木) 05:23:07.210
シルクロードは見えない交易なのに、見えたのかw
世界@名無史さん [] 2019/03/07(木) 10:14:28.230

アラブ人はかなり血筋、系譜にうるさいからな。
案外信用できそうな気がする。

ユーラシアで古い血筋を誇る「貴種」というと以下の血筋が代表的。

・ユダヤのコーエン(コーヘン)家:モーセの兄アロンの男系子孫(紀元前14世紀以来?)
・中国の孔家:孔子の男系子孫(紀元前5世紀以来)
・日本の天皇家(神話上:紀元前7世紀以来 考古学上:3世紀以来)
・イスラーム圏のサイイドやシャリーフ:ムハンマドの娘ファーティマとムハンマドの従弟アリーの間の二人の息子の男系子孫(7世紀以来)
・ヨーロッパのユーグ・カペーの男系子孫(10世紀以来)
・チンギス・カンの男系子孫(13世紀以来)
世界@名無史さん [] 2019/03/07(木) 10:18:50.810
さらっと適当な事を言ってるなあ
3世紀の天皇家の遺物なんてあるかよ
世界@名無史さん [sage] 2019/03/07(木) 10:40:37.600

カザフ人がウズベク人を馬鹿にするのに「五代前の先祖も知らない奴ら」というのがあるそうで、都市生活と文字記録に親しんでいたウズベクよりも遊牧民であるカザフのほうがそのへんのこだわりが強いのは意外だった。

10世紀頃からの貴族家門は西欧にはカペー家以外にもサヴォイ家とかいくつかありそう。イギリス王家も女系だけどロロやウェセックス家の子孫だし。
イギリスみたいな女系相続の伝統のある国では、男系が断絶しても家門断絶とは見なさないのかな?

あと、ロシア貴族のリューリク裔、日本なら藤原氏もあるな。
南アジアにはそういう古い血統はないのかな?インドのバラモンとかは家系に関する記録に執着しそうだけど。
世界@名無史さん [] 2019/03/07(木) 10:56:11.980

3世紀というのは、後の大和朝廷につながるヤマト政権(前方後円墳体制)のスタート時点、という意味。
確かに天皇家の「血筋」がその時点で始まった証拠は乏しいが、
政権の継承正統性自体はこの時点がスタートと考えていいんじゃない?
世界@名無史さん [] 2019/03/07(木) 11:10:33.580


>>遊牧民であるカザフのほうがそのへんのこだわりが強い

遊牧民はテュルク・モンゴル系にしても、セム系にしても、父系系譜を口承で暗唱する伝統があるからね。
旧約聖書に父系系譜がずらずら出てくる章がたくさん出てくるが、これも元々は口承で伝えられてきた系譜だろう。
こういう遊牧集団ごとの父系族長系譜の正統性こそが、遊牧集団間の「つきあい」の相互承認保障になっている感がある。
だからこそ、「源義経=チンギス・カン」説みたいな、出自の怪しい外来のぽっと出の武将が君主として成功する余地はあり得ない
なんて話になってくる。

セルジューク朝なんて、かなり後後まで、始祖が正統な王侯の出じゃなくて天幕職人の家系じゃないかと陰口をたたかれている。

>>10世紀頃からの貴族家門は西欧にはカペー家以外にもサヴォイ家とかいくつかありそう

やはり、現代までつながる欧州の名門家門の最古層は10世紀なんだよね。
メロヴィング朝、カロリング朝の時代の家門はほとんど全くと言っていいほど残っていない。
ヨーロッパの中世はやっぱり9世紀までと10世紀以降でくっきりと断絶している。

>>イギリスみたいな女系相続の伝統のある国

イギリス、というよりイングランド。
そして、あの国の伝統って国外から入ってきた強力な王権が繰り返し女系での継承を盾に
血統の正統性を言いつのってきた歴史が繰り返されている、という印象。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/07(木) 12:11:54.920
詩人のタゴールの略伝で「タゴール家は8世紀に遡るバラモンの家系で、イスラムの征服者と通婚したためにカースト上は一等落ちるピリリ・バラモンという階級になったが、
そのためにかえって一族の勢力は増大した」とか書いてあったから、インドにもそういう名門旧家はあると思うんだよね
世界@名無史さん [] 2019/03/07(木) 12:43:21.440


初期の大和朝廷の首長墓は天皇のものに比定されずに后のものとされてたり被葬者不明なものが続く(魏志倭人伝でも邪馬台国(女王国と同一とは言っていない)は女王の都するところとされる)
もともとは女王制で後に男系の継承制度が定着した(王婿を後に天皇と認定した)のではないか
今の皇室に続く男系の始まりと言えばやはり継体朝からであり早くても5世紀末だ
その前のワカタケル大王(雄略天皇)でさえ今の天皇と同じYハプロなのか怪しい
世界@名無史さん [] 2019/03/07(木) 13:19:45.420

面白いことに、宮内庁治定の天皇陵と実際の被葬者が一致するとされる最古の「倭王墓前方後円墳」である
行燈山古墳(≒崇神天皇陵)までの「倭王墓前方後円墳」に定形前方後円墳に先行する纏向遺跡の
「纏向型前方後円墳」の数を足すと、「神武天皇」+「欠史八代」の数に一致する9基なんだよね。

記紀ではこの9代を全員男性という事にしちゃってるけど、9基の前方後円墳の中に絶対に卑弥呼と台与が
含まれているわけで、記紀の歴史記述は女王を男性に書き換えている蓋然性がかなり高い。
世界@名無史さん [] 2019/03/07(木) 13:45:55.290

今の天皇家を「カペー朝」とすると、
メロヴィング朝やカロリング朝の墓かもしれないということか
世界@名無史さん [] 2019/03/07(木) 14:06:24.240

一応、複数の史料から男系世襲が確立したのは6世紀の継体朝からなんじゃないか、というのが最有力の仮説かな。

古墳群の移動など複数の状況証拠から、それ以前は姻戚関係でネットワーク上につながった複数の王家からの
互選で「倭王」が選ばれていたんじゃないかと推測されている。そういう「複数王家」が姻戚関係でつながっていた
可能性も考慮すると、この血縁ネットワークは「定形前方後円墳体制」開始時、つまり箸墓古墳造営時から始まっていると
仮定して、上では3世紀始まり、という可能性を採用したわけ。

実は、殷王朝(商王朝)も、後世に系図で示された男系世襲は実は確立していなかったんじゃないか、複数王家からの
順送り持ち回りで王を出していたんじゃないかという仮説もある。

そう考えてみると、ローマ帝国のユリウス・クラウディウス朝だって、姻戚関係でネットワーク化された複数の家門から
皇帝を出しているし、王政時代のローマ王だって世襲原理が確立していたとはとても思えない。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/07(木) 15:39:39.960
カペーは8世紀ぐらいまで遡るでしょ
世界@名無史さん [sage] 2019/03/07(木) 15:50:48.610
いちおう系図の上ではカペーは7世紀ぐらいまでは遡るけど
最初に西フランク王についたのが9世紀のオドでその父のロベールから記録がかなり残ってる
代々ベルギーとドイツのプファルツ地方に拠点をもってたみたいだ
世界@名無史さん [] 2019/03/07(木) 16:11:24.550
まぁ、どんな「聖なる血」であっても「聖性を帯びた始祖」に至る前史はあるわけで、
だいたいそれだけの聖性を獲得できるほどの十分な助走期間の基礎はあったとみるのが
常識だろう。

コーエン家だとモーセとアロンの兄弟に至るまでの祭祀氏族の「レビ族」の歴史が
あったわけだし、孔子の一族もどうやらその祖先を遡ると殷王室にたどり着くらしい。

チンギス・カンの一族も、もともと「カムク・モンゴル国」時代からの伝統ある王家だし、
ムハンマドの一族もクライシュ家の前史を背負っている。

遅くて6世紀には確立した日本の天皇家の前身の倭国の大王家にしても、多分弥生時代の
どこかのクニの首長一族につながる前史が存在するはず。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/07(木) 21:57:00.940

そうなんだよなあ。カペー家にしても8世紀頃には地方レベルですでに動向が見えていて、
9世紀には表舞台に出てくる。

ずっと長文を書いてる人、どうも議論が粗雑なんだよ。
洋の東西でとにかく時間を揃えたいんだろうけど、
そのテーマが「芽生えた時期」なのか「顕現した時期」なのかの選択が恣意的で、
結論ありきでつないで喜んでるようにしかみえない。
西欧中世開始も10世紀、唐宋変化も10世紀、日本の律令崩壊も10世紀、
世界史はすべて10世紀の大変革だ!ってそりゃひどすぎる。


どうしても揃えたいなら、シャルルマーニュと豊臣秀吉あたりで比較するのが適切だと思うよ。
あんまり意味のある議論でもないけど、
どっちも、それぞれの古代的制度が崩壊し尽くした時点で出現する統一支配者。
世界@名無史さん [] 2019/03/07(木) 22:39:29.860

一応、10世紀の意味は異なると考えてはいるんだ。

日本の10世紀は弥生時代に始まった在地システムと中央集権で持ち込まれた律令制が相互作用で共倒れした時期で、
ここから次世代の新しいシステム構築への長い苦闘が始まる時代ととらえている。

中国における10世紀の唐宋変革は、森安孝夫の唱える内陸ユーラシア全体での「中央ユーラシア型国家台頭期」説が妥当だと考えている。

西欧の10世紀はローマ帝国という旧システムの解体後の社会の再編が一段落した新時代の幕開けの時代ととらえている。

特に、日本と西欧はユーラシア史に強くコミットしている地域としては、「草原の遊牧軍事力と農耕生産力の結合」へ向かう歴史のベクトルが
希薄だった地帯として、かなり「ユーラシア本土」と異質な側面があると考えている。
世界@名無史さん [] 2019/03/07(木) 22:59:26.960

東アジアに比べても、
中東は「民族」という考えが薄すぎる気がする
ベルベル人のみならず、
エジプト人も古代エジプト人の血統的子孫のわりには、
エジプト人意識が薄すぎる
世界@名無史さん [sage] 2019/03/07(木) 23:08:34.770
唐宋変革そのものは中央ユーラシア型の社会体制をいったん拒否した動きだと思う。
パルティアに対する反動としてのササン朝みたいな。
世界@名無史さん [] 2019/03/07(木) 23:12:23.810

確かに、どの(イスラームやキリスト教の)宗派共同体に属しているかが
民族よりも重視されているような気はするなぁ。

一神教以前の古代でも、どの神殿の主神崇拝共同体に入っているかが重要だった印象がある。

例えば、メソポタミアで同じ都市国家共同体はずっと継続しているのに、いつの間にか
シュメール語話者とアッカド語話者が混在するようになって、
さらにいつの間にかシュメール語は古典語になってアッカド語だけが
実生活で使われるようになっていくプロセスなんか、そんな印象を受ける。
世界@名無史さん [] 2019/03/07(木) 23:15:55.710

宋で面白いのが、政権を打ち立てた権力体自体は沙陀突厥系の軍閥なのに、
それがいつの間にか遊牧軍団性を希薄化させて、
「中央ユーラシア型国家」の「農耕民統治機構」の部分を
純化させていくように見える事なんだよね。

で、その「農耕民統治機構」が金や大元ウルスなんかに採用されていく。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/07(木) 23:16:09.070

アッカド語→アラム語→アラビア語というふうに一つの言語に席捲される歴史を繰り返しているから、
東アジアや近代西欧のような形での民族意識が発達できなかったんだろうな。
遊牧民式の部族意識の上に宗教共同体が乗って、それが民族の代わりになっている。
世界@名無史さん [] 2019/03/07(木) 23:18:54.510
プトレマイオス朝なんてギリシャ系だしな
つかこれ以降はローマ、ビザンツ、イスラム、マムルーク、オスマン等ずっと外来政権
世界@名無史さん [] 2019/03/07(木) 23:23:51.420

ただ、「遊牧民式の部族意識」とはいっても、
テュルク・モンゴル系のウルス/イル系の意識と
セム系のバヌー何某系の意識って極端に違うよね。

セム系のバヌー何某系はむしろ何某氏の感覚に近い気がする。
世界@名無史さん [] 2019/03/07(木) 23:24:51.520
ローマ人意識が一番残ってるのはルーマニア
世界@名無史さん [] 2019/03/07(木) 23:40:39.140
エジプトは肥沃な土壌で国力も高く、高度な文明を築いたけど
アッシリア、ペルシャ、マケドニア、カルタゴ、ローマみたいな覇権国家にはなれなかった
世界@名無史さん [] 2019/03/07(木) 23:43:59.890

なんか、新アッシリアとかペルシアなんかは紀元前1200年のカタストロフの後に
「鉄器時代らしい社会システム」に変貌しているのに、
エジプトだけは鉄器は存在するものの青銅器時代的な社会が延々と続いてしまっているように
見えるんだな。

いや、ただの印象論なんだが。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/07(木) 23:57:50.130
ずっとガラパゴスで気が付いたら精神的に完全に遅れてしまっていたんだろうな。
だからヘレニズムに真っ先に染まった。
世界@名無史さん [] 2019/03/08(金) 00:05:49.800

結局、アナトリアとか歴史的シリア、メソポタミアは紀元前1200年のカタストロフに伴う
武装難民集団(いわゆる海の民など)が地域内部をおもいっきしかき回したけど、
エジプトだけはリビア人やペリシテ人といったその手の武装難民の侵攻を
水際で食い止めるのに成功しちゃった。

それが分水嶺になったのかもね。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/08(金) 00:06:24.510
うーん、中央ユーラシア型ねぇ。
五代十国の本態が「トルコ人がやってきた」であることは、教科書レベルでは等閑視されているので
この点にスポットライトを当てることは重要ではあるけれど、
あくまで「シナ史の枠組み」という、歴史を通じた厳然たる事実(むしろここが固定するのが謎)もあるわけでね。

三省堂の高校教科書じゃあるまいし、北方の軍事力と華北の政治システムの融合云々は、眉唾だと思うけどね。
北アジア史の観点からみて、草原からの兵站線が一番短いのがシナ北部だったため、
スキタイ以降の「騎馬様式」の草原国家の攻撃をしばしば食らう地域になった。
何度かチャレンジして、北アジア史としての最終解法が、ダイチンが採った
「地元の農耕民を一定程度取り込んで(漢人八旗)軍事的機動力と文化的リテラシーを確保した上で、
シナはローカル自治だけ認める属領として扱い、政治的に隔離放置する」というもの。
一種の同君連合としての「隔離」こそが、ダイチンの独創性だった。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/08(金) 00:07:11.290
エジプトはアケメネス朝に抵抗して長期間再独立していた
アケメネス朝はエジプトを強引に再征服して力尽きた
アケメネス朝にとってエジプトは
東ローマにとって東ゴートやブルガリアのような強敵だった
世界@名無史さん [sage] 2019/03/08(金) 00:17:41.690
ちなみに、他の農耕地域は、草原地帯からみて兵站に難がある。
ヨーロッパはあまりにも縦深が深すぎるし、
アナトリアからアフガンにかけては深い山が何重にもそびえる。
その南側は砂漠地帯が多く、騎馬部隊を養うのは難しい。
シナが一番突っ込みやすいところにある。
ゴビ砂漠の通過ルートさえ確保できれば、
あとは張家口の谷間を通過するだけでいい。それだけの話だったりする。
世界@名無史さん [] 2019/03/08(金) 00:18:36.340
ササン朝も最後の方に一時はアケメネス朝の領土に近づいた
世界@名無史さん [sage] 2019/03/08(金) 00:21:44.270
迎え討つ農耕民の側も人口密度が西アジアとは比べものにならんけどな
世界@名無史さん [sage] 2019/03/08(金) 00:59:41.480

駱駝が普及するまではゴビ砂漠を渡れなかったのだろうな
ゴビ砂漠がテュルク系遊牧民を封じ込めていたようだ
匈奴に征服されたのでゴビ砂漠の北に駱駝が普及したのでは
匈奴や月氏は西から来たので駱駝を使っていたはず
世界@名無史さん [] 2019/03/08(金) 01:00:44.470

ただ、ローマ時代くらいまではエジプトはずっと「エジプトらしさ」を強固に持ち続けてはいたんだよな
メソポタミアなんてそれ以前からメソポタミア人としてのアイデンティティなんか全くなくて
外来政権だらけだったし
世界@名無史さん [sage] 2019/03/08(金) 01:07:21.940

縦深が深い(頭痛が痛い系表現?)と言っても、今のウクライナからポーランドあたりまでは遊牧世界の端っこでもあるからな。
世界@名無史さん [] 2019/03/08(金) 01:11:23.730
エジプトが停滞してたってのは、絵画がずーっと同じだったことからもわかるな
普通は自然に変化してくはずだから、
同じものしか製作を認めなかったんだろうな
世界@名無史さん [sage] 2019/03/08(金) 23:33:51.150
アケメネス朝のアルタクセルクセス3世はかつてペルシャ領だった
エジプトとマケドニアのいずれかを攻める選択でエジプトを選んでしまった
マケドニアを攻めてトラキアを奪えばマケドニアの軍資金になっていた
トラキアの金山を抑えてマケドニアの勢力拡大を妨害する事が出来たはず
トラキア人は印欧語族の半農半牧民でテッサリア人やマケドニア人も
そうだったけどペルシャに対して強い拒否感はなかった
逆にエジプト人はミイラを作り遺体を保存するので
鳥葬や風葬をして遺体を保存しないペルシャ人を野蛮視し
ペルシャに対して拒否感が強かった
同じイラン系でもクルガンを造り遺体を保存するスキタイならば
エジプトは激しく拒否しなかっただろう
世界@名無史さん [] 2019/03/09(土) 06:16:42.610

ローマやコンスタンティノポリスの住人はローマ意識薄いん?
世界@名無史さん [sage] 2019/03/09(土) 08:14:48.860
ローマ人意識あったらもうちっとマシになってるだろうな
世界@名無史さん [] 2019/03/09(土) 08:17:28.140

ローマはゴート戦争でSPQRが消滅したしな
古代ローマ人と現代イタリア人で意識に隔絶があるのはそのためかも
世界@名無史さん [] 2019/03/09(土) 08:58:42.660
現代におけるローマ人意識とは、どんなものであり得たんだろうか?
風呂に入るのが好き、とか?
世界@名無史さん [sage] 2019/03/09(土) 09:43:16.680

根本的な法体系としてのローマ法の受容とか、それに伴う私有財産の尊重やら、民衆由来の統治権やら、その辺じゃないの
世界@名無史さん [] 2019/03/09(土) 09:51:28.950
ラテン系言語のキリスト教?
世界@名無史さん [sage] 2019/03/09(土) 10:02:20.35O
古代帝国の意識そのままの国なら日本の近くにあるが
まあ専制帝国だけど
世界@名無史さん [sage] 2019/03/09(土) 12:20:32.890


ローマ人自身がトロヤ人の末裔のギリシャ人の一派として
古代オリンピックに参加してたから、ローマはマケドニア
みたいな亜流のギリシャ人による政権という捉え方だったんじゃ
ないのかな。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/09(土) 13:11:22.050

ローマ市民は今はローマ意識高いよ。まぁ、20世紀以降だろうけど。マンホールやあちこちにSPQRを刻む位。
世界@名無史さん [] 2019/03/09(土) 13:41:48.860
橿原市民が邪馬台国意識あるみたいなレベルやのう
世界@名無史さん [sage] 2019/03/09(土) 14:04:55.790

それ、今のローマ市の紋章にSPQRがあるからではないか……
世界@名無史さん [sage] 2019/03/09(土) 15:21:14.810

意識ないとそれもしないでしょ。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/09(土) 19:43:02.520

意識するもしないも、伝統的なローマの紋章ずっと引き継いでるから、「今は」とか「意識」とかそういうもんじゃない
むしろ断絶した時にこそ意図があるだろ
フランスの国旗が百合から三色旗に変わった時のようにね
世界@名無史さん [] 2019/03/09(土) 20:40:24.190
イタリア共和国はローマ帝国の継承国家ということでFA?
ついでにロシア共和国はビザンチン帝国の継承国家ということで
世界@名無史さん [] 2019/03/09(土) 20:42:34.620
日本史になってしまうかもしれないが、日本国家の場合は、どこに断絶があったのだろうか。
やはり王政復古?そのまえは大化改新と「日本」国号の採用?
世界@名無史さん [sage] 2019/03/09(土) 20:55:23.59O
イタリアはせいぜいナポリ王国の後継程度だろ
世界@名無史さん [sage] 2019/03/09(土) 21:07:12.730

ナポリ王国の流れはほぼ引いてないわけだが、近代イタリア王国……
世界@名無史さん [sage] 2019/03/09(土) 21:20:23.570

イタリア人がラテン語しゃべるのツベであるけどイタリア語がラテン語の方言に聞こえるぐらいには関係がある
世界@名無史さん [sage] 2019/03/09(土) 21:39:01.610
やっぱ音声面でもイタリア語はスペイン語と比べてもラテン語に近いな
世界@名無史さん [sage] 2019/03/09(土) 21:52:36.010

ローマ帝国を一番正統に継承しているのはトルコ共和国だと思う
世界@名無史さん [] 2019/03/09(土) 22:27:57.450

ここで何度も繰り返し書いちゃったんで耳タコかもしれないが、
在地社会のシステム、つまり弥生から古墳時代にかけて発展してきた
「クニ」という在地共同体は10世紀に断絶している。

そして、現代(崩壊が始まっているが)の町村につながる自治的な社会システムの
再結集が始まるのが14世紀末。

だから、考古学で在地の集落の安定継続性を調べてみると、
古代集落がだいたい10世紀で断絶して、荘園と国衙領の支配下の集住地が継続するのが11〜14世紀。
14世紀末にそれが解体して新たな自治的な結集が始まるが、それが安定するのが江戸時代初め、
という傾向が検出されるらしい。

そして、在地社会のシステムの断絶が起きても、日本の場合朝廷と天皇を中心とする「正統原理」は
何度か危機に陥りながら、結局は3世紀にスタートしたシステムが変容を繰り返しながらも、
21世紀まである意味継続している。
世界@名無史さん [] 2019/03/09(土) 23:24:14.300
「どの国が一番長く続いているか」というのは、どういうモノサシを使うかで違うからな
同じ国家が続いているということなら、アメリカは長くなりそう
世界@名無史さん [sage] 2019/03/10(日) 01:24:30.070
1位 1523年〜 スウェーデン
2位 1660年〜 イギリス
3位 1776年〜 アメリカ
4ハ 1782年〜 ャ^イ
5位 1803年〜 スイス
世界@名無史さん [sage] 2019/03/10(日) 01:25:19.470
1位 1523年〜 スウェーデン
2位 1660年〜 イギリス
3位 1776年〜 アメリカ
4位 1782年〜 タイ
5位 1803年〜 スイス
世界@名無史さん [] 2019/03/10(日) 01:33:17.840
日本は明治維新から今までが一続きか
世界@名無史さん [] 2019/03/10(日) 01:36:20.910
サンフランシスコ平和条約でアメリカの正式な属国になってからだろ
世界@名無史さん [sage] 2019/03/10(日) 10:46:24.160

王統としての正当性があっても文化が違いすぎる
世界@名無史さん [sage] 2019/03/10(日) 10:53:57.400
王統じゃなくて後継国家の正当性の方がいい表現かな
文化・言語的なものはイタリアだけど
どっちにしてもローマ的なものは象徴として残ってるけど直接的に残るには2000年は長すぎる
世界@名無史さん [] 2019/03/10(日) 11:58:53.030

ローマ系ゲルマン国家が後生まで残ったのはフランス
イタリアとスペインでは早々に滅び去った
世界@名無史さん [] 2019/03/10(日) 12:20:10.640
東ゴート、ヴァンダルは速攻で滅んだけど
西ゴートは300年くらいは続いてるぞ
世界@名無史さん [] 2019/03/10(日) 12:46:46.280

フランク王はかなり後までランゴバルト王号をも名乗り続けているけどね。
「フランク人とランゴバルト人の王」って。
世界@名無史さん [] 2019/03/10(日) 15:10:08.580
トルコは親日だが、東ローマ帝国を滅ぼしたのは許さない
世界@名無史さん [] 2019/03/10(日) 15:12:10.480
【3.10、3.11】 東京大空襲「逃げるな耐えろ」死者10万、福島原発事故「安全だから住め」死者毎年20万
ttps://rosie.5ch.net/test/read.cgi/liveplus/1552189012/l50
世界@名無史さん [] 2019/03/10(日) 17:45:21.280

どの国が一番毒を撒き散らしているか

1.イギリス
2.中国共産党

中国共産党は2014年滅びる。
世界@名無史さん [] 2019/03/10(日) 20:39:36.200

とはいえ、イスラム化でそれまでの流れは完全に絶えた
たぶんイタリア以上に絶えてそう
イスラム色のあるヨーロッパというのがスペインの持ち味だから特に問題ないだろうが。
世界@名無史さん [] 2019/03/11(月) 00:03:38.290
西ゴート王国 → アストゥリアス王国 → カスティーリャ王国、レオン王国 → スペイン王国
世界@名無史さん [sage] 2019/03/11(月) 08:38:34.960
レオンが分裂してカスティーリャとポルトガルになった
アラゴンとカタルーニャとラングドックが近縁
ラングドックはフランス民族ではなかった
世界@名無史さん [sage] 2019/03/11(月) 08:45:04.23O
中世から教会はこんなんだったに違いない

【話題】「神父の8割はゲイ」。衝撃の暴露本発表に震撼するカトリック教会
ttp://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1552256973/
世界@名無史さん [sage] 2019/03/11(月) 09:32:39.800
中世なら普通に妾かこってただろ

英語で縁故主義をnepotismというのがnephew/甥から来てるのは、中世の坊主が私生児を「甥です」と言っては教会の地位や利権を与えたことによる
世界@名無史さん [] 2019/03/11(月) 10:47:51.750

中世なら教会じゃなく修道院だわな
世界@名無史さん [] 2019/03/11(月) 10:49:22.500
アストゥリアス王国のこと、丸っとなかったことにされるのなんでですかね?
世界@名無史さん [] 2019/03/11(月) 12:37:59.220

アストゥリアスが西ゴートの後継者を名乗るようになったのは、
西ゴート系の難民を受け入れるようになってかららしい
世界@名無史さん [] 2019/03/11(月) 14:45:32.760

ないってそんなもの
世界@名無史さん [] 2019/03/11(月) 19:46:54.820
ルイ17世の末路が悲惨過ぎる
世界@名無史さん [] 2019/03/11(月) 19:53:12.780
うんこ食べたい
世界@名無史さん [] 2019/03/11(月) 21:45:58.580
ホーチミンとポルポト
どこで差がついたのか・・・慢心、環境の違い
世界@名無史さん [] 2019/03/11(月) 22:37:58.770

ホーチミンは民族独立という目標があって、当時の世界情勢上、手段として共産主義を採用した。

ポルポトは原始共産制の樹立という特異な思想こそが究極的な目標だった。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/12(火) 08:18:28.27O
「理想のために戦うのなら、救えるのは理想だけだ」ってやつですか
世界@名無史さん [] 2019/03/12(火) 09:20:19.460
共産主義だろうが軍国だろうが、神がなければ悪魔崇拝が権力をにぎるだけだろw

日本は天皇のおかげでここまで来れてた。
もう天皇だけでは手遅れ。
世界@名無史さん [] 2019/03/12(火) 18:51:45.780

しかもアストゥリアス=レオンは途中で滅んでる
世界@名無史さん [] 2019/03/12(火) 23:08:51.970
もともとローマの一部&ゲルマンに支配された、ということを考えるとヴァンダルは完全にヨーロッパの一部だったといえそう
世界@名無史さん [sage] 2019/03/13(水) 01:54:23.920
「北アフリカは完全にヨーロッパの一部だったといえそう」と言いたいのだろうけど

ヴァンダル=ヴェンド ヴァンダルはスラブ人
ヴァンダルは4世紀末スロバキアにいた
世界@名無史さん [sage] 2019/03/13(水) 02:24:41.110
エジプトがオリエントの一部ならば
マグリブはヨーロッパの一部といえそう
世界@名無史さん [] 2019/03/13(水) 12:56:54.210

この場合のスラブもゲルマンみたいなもんだろ
世界@名無史さん [sage] 2019/03/13(水) 13:10:24.610
「バーバリアン・ライジング」という番組を見つけた
ttp://https://www.dailymotion.com/video/x6tf8ji

ハンニバルからアッティラまでローマ帝国と蛮族との興亡をシリーズで楽しめる
世界@名無史さん [] 2019/03/13(水) 18:48:52.610
オスマン帝国に降伏して保護された東ローマ帝国皇帝子孫ディミトリオスの子孫はどうなったの?
世界@名無史さん [] 2019/03/13(水) 22:12:09.240
ビザンツから専制とキリスト教を、モンゴルからは荒々しさを、
フランスからは文化を、ドイツからは軍事を受け継いだ国どーこだ?
世界@名無史さん [] 2019/03/13(水) 22:36:46.510
古代社会から奴隷制を
封建社会から身分制を
資本主義社会から搾取を
共産主義からは名称を受け継いだ国はど〜こだ?
世界@名無史さん [] 2019/03/14(木) 06:40:13.860
正しく歴史を遡っている。
世界@名無史さん [] 2019/03/14(木) 07:21:40.470
資本主義がいきついた先に革命が起きて共産主義国家にならないで
皇帝が国家を私物化していた専制帝国から共産主義国家がうまれたのは
不思議なようで当然とも言えるかも
世界@名無史さん [] 2019/03/14(木) 07:23:03.420
封建体制を近代化すると資本主義市民社会になり
ユーラシア型王朝を近代化すると共産主義・社会主義国になる
不思議というより順当すぎる発達過程
世界@名無史さん [sage] 2019/03/14(木) 07:43:54.78O
半島は南北共に李朝に回帰してるとしか思えないよね
日帝に併合され強制的に近代化されて百年
結局は民族の伝統に回帰するのか
世界@名無史さん [sage] 2019/03/14(木) 09:38:24.770
韓国はまあまあ安定して民主主義を運営してるじゃん。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/14(木) 12:06:09.92O
教科書で見た古代ギリシャの衆愚政治が隣国で再現とか胸熱
政策でなく煽動で国が動くとか感激じゃないですか!
世界@名無史さん [] 2019/03/14(木) 12:59:43.550
正直言っていい感じに社会実験の場が隣にあって助かるゾ
世界@名無史さん [] 2019/03/14(木) 14:01:45.890
そういえば、李朝時代には「書院」っていう儒学私塾を背景にした学閥が
扇動政治の温床になっていたんだっけ。

今の韓国の扇動政治の背景は何なんだ?
世界@名無史さん [] 2019/03/14(木) 20:16:38.270
わざわざ隣国を見なくても目の前にあるじゃないか
世界@名無史さん [sage] 2019/03/15(金) 06:53:15.44O

軍政終了後解禁された親北左派が煽動の元締めという印象があるなぁ
慰安婦問題の発信元の挺対協とかガチ親北派
世界@名無史さん [] 2019/03/15(金) 10:28:15.080

なんか、そういうガチの親北派と初代大統領李承晩シンパの両方がある意味同床異夢で手を結んでないか?
世界@名無史さん [] 2019/03/15(金) 10:34:07.790
最近の諸外国の情勢を見るにつけ、軍事政権ってのはある意味必要悪でもあったんだな、ということ。

中南米の軍事政権みたいにアメリカと米国多国籍企業の手先みたいのを除くと、
ナショナリズムとか宗教、宗派なんかに根差したポピュリズム過激派の台頭に
蓋をしてた番人が軍部だったところが多いという印象を持たずにはいられない。
世界@名無史さん [] 2019/03/15(金) 12:04:00.280
軍事政権は悪であると言われるが、よく持ち上げられる江戸幕府も軍事政権なんだよね
世界@名無史さん [] 2019/03/15(金) 12:20:10.550
鎌倉幕府も室町幕府も織豊政権も平氏政権もやな
ローマ皇帝かて軍の総司令官という立場やで
世界@名無史さん [sage] 2019/03/15(金) 12:43:23.84O

同床異夢というか、なんせ朱子学が国教で原理主義国家なんだよ
左派的な主張と相性が良くて、何でも日本が悪いで収まるというか
反日無罪になりやすい

民度の低いところで民主主義は無理なんだよな
フィリピンでは選挙で候補者が小銭をばらまきながら
パレードしたりとかなんとかえげつない話が
世界@名無史さん [sage] 2019/03/15(金) 12:53:23.12O
衆愚といえば国民投票ってどうなの?
ブレグジットはどうなるんだろ
世界@名無史さん [] 2019/03/15(金) 13:13:27.740
朱子学は儒教の中の反仏教思想が発展して生まれたもの。
この世の物理を陰陽五行思想で説明できるとした上で、形而下の世界の道徳は形而上的原理の地上世界への垂迹であると考える。
故に朱子学は易学をもって社会原理の正当性を主張する。
彼の学問の徒は礼をもって国を治めれば、形而上的真実に合致した理想社会が地上世界に実現されると考えている。
そしてそれらは三皇五帝の時代の如き、豊かで平等な楽土であるとする。
彼らは神を立てず、また仏教と違って業論も想定しないので、朱子学には懺悔の思想がない。

なお朱子学の主張から陰陽五行思想や易学を排除すると、なんとこれが見事なまでにアジア的共産主義思想。
マルクス主義という礼をもって国を治めれば、地上に豊かで平等な楽園が出現するという。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/15(金) 13:20:16.450
でも国をメチャクチャにするえげつない独裁者も多いし、そこまでじゃなくても国の金を身内で分配する腐敗した独裁者はもっと多い。

韓国については、過去に歴史的いざこざがあった隣国の二国間関係なんてどこでもこんなものだろうという気がする。ロシアとポーランド、トルコとアルメニア等々

インドなんかは末端ではフィリピンと大差ないだろうけど、国全体としてはわりと無難に民主主義というシステムを運営できてるよね。
複数政党制や地方自治が確立してて、政権交代も平和的に行われて、文民統制もしっかりしてるし。
平和的政権交代って第三世界ではなかなか難しい。
世界@名無史さん [] 2019/03/15(金) 13:25:11.700

反仏教思想ではあるが、仏教に抵抗しうる論理性を儒学に与えようとして、ある意味「仏教もどき」の性格も入ってるんだよね。

正に、形而上的原理の導入という所で仏教臭い。

仏教のインド伝来の五大思想に置き換えて陰陽五行思想を使っている。

だからこそ、宋代〜元代の知識人は朱子学、禅宗、道教をバランスよく学ぶことで人格のバランスが取れるとしていたんだが、
明代に朱子学一極主義になっていったな。
世界@名無史さん [] 2019/03/15(金) 13:27:10.120

インドはかなりやばい域に突き進もうとしているぞ。

ヒンドゥー至上主義政党の政権獲得で、マハトマ・ガンジーやネルーの否定、教科書からの削除が進んでいる。
学術 [] 2019/03/15(金) 13:56:17.010
ヒンドゥー仏教と儒教朱子学で宗教戦争が面白いと思う。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/15(金) 13:58:44.230

人民党が政権につくのも初めてじゃないし、インドの民主主義システムが不可逆に破壊されるような事態とは思えん。

それにインドでは教育(特に初等教育)は州政府の管轄だそうだし、人民党が州政府握ってる州だけの話じゃね?
ケララ州なんかは長年インド共産党の牙城で、比較的貧しい州なのに福祉や初等教育が充実していて識字率全インドでも最も高いとか。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/15(金) 14:13:44.910
今、インドのケララ州ってIT産業の開発のお陰で、富裕な州の仲間入りしたんじゃなかったか
世界@名無史さん [sage] 2019/03/15(金) 14:23:42.290

ほんとだ。今では全インド平均より上なんだね。

一昔前は「貧しいのに乳幼児死亡率最低識字率就学率最高の共産党政権」として紹介されることが多かったが。
世界@名無史さん [] 2019/03/15(金) 14:25:49.090
旧帝理系大学院の研究室でケララからの留学生と一緒だったが、
人柄もよくてすげぇ優秀だったわ。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/15(金) 16:05:50.520

そういう政策のおかげてIT関係で活躍できる人材が生まれて
州全体が豊かになるという感じか。

やっぱり教育への投資って重要なんだな。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/15(金) 18:31:27.500
俺アクアリウムで水草育ててて
近年やけにインドのケーララ州から新種が出てくるなと感じていたんだが
これは現地で教育がいきわたってて経済も発展したから、
水草の同定・販路構築が出来るような人材が育ったって事なのかな
ちゃんと理由があるんだね
世界@名無史さん [sage] 2019/03/15(金) 19:23:51.900

オケラ州じゃなくなった、と・・・
世界@名無史さん [] 2019/03/15(金) 21:39:51.960
宗教あるところに、文明の発達は無いということだと思うね。
ヨーロッパ中世の発達を阻害したのは
明らかにカトリックでしょ。
多神教の寛容さがあったローマ帝国が、カトリックのせいで滅んだとしか考えられない。
世界@名無史さん [] 2019/03/15(金) 22:01:01.790
素朴主義すぎる解釈ですな。

近代科学技術は多数ある科学のうち唯一、
宗教や倫理といった社会規範から自由だったから、
社会の枠を超え、社会を破壊し創造しながら発展できた。
他の伝統科学は、国家の目的の為に「選択と集中」を効率的に行えたため、
初期には科学の発展を助けたが、必然的にもたらされる生産性の向上が必然的に国家統治の障害となることから、
国家は次第に科学技術の進歩を抑制し、ついには科学技術進歩を意図的に妨害するに至る。
近代科学技術のコミュニケーションは西洋近代の民主主義に支えられていたが、
非西欧非民主主義のファシズム体制にある中国トルコアラブそしてアフリカ諸国がここ20年で急速に勃興したため、経済的に自由世界を凌駕した今は、
近代が終わり、長い停滞の中世に戻る歴史的転換点である。
世界@名無史さん [] 2019/03/15(金) 22:41:25.150

非西洋非民主主義が、科学技術の進歩を妨害するということかな?
中国バブルが崩壊したら、世界同時不況になりそうだし
なんとなくイメージはわく
世界@名無史さん [sage] 2019/03/16(土) 00:08:40.070

中世の発達を阻害したのは、カトリックのスコラ学に間違いないと思うよ。

それに対してイスラムは、宗教観を横に置き、早くから古代ローマ・ギリシア文明を咀嚼発展させていったのは面白い。
今のイスラムからとは全く違う考え。
おそらく、この当時のムスリム人は、ローマ人だった頃の感覚が残っていたからだと思う。
世界@名無史さん [] 2019/03/16(土) 00:26:37.840

蒸留によってアルコールを最初に発見して、消毒なんかに使い始めたのはムスリムなのに、
今のムスリムときたら調理器具をアルコール消毒する事すら
食物に微量のアルコール分子が入るかもしれないと言って
アルコール消毒拒否するからな。
イスラーム法の解釈がどんどん極端になってガラパゴス化の一途をたどっているようにしか見えん。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/16(土) 00:31:09.400

因果関係が逆
スコラ学はギリシア哲学を咀嚼しそれとカトリック思想の整合性を考察することで発展した
世界@名無史さん [sage] 2019/03/16(土) 03:31:49.970

別に合ってるけど。何か面倒臭いな。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/16(土) 10:07:20.780

アルコール消毒でポーランドがペストの被害が少なかったけど
エジプトとかイスラム諸国はペストで壊滅的打撃になったよね
ペスト被害が少ないポーランドは大国化していくわけだけど
エジプトはオスマン帝国に征服されてしまう
世界@名無史さん [] 2019/03/16(土) 12:31:00.890

十字軍あたりまでは西欧の方が土人だったのにな
学術 [] 2019/03/16(土) 16:46:03.560
アルコールで内臓を消毒しろよ。つまりのめってこと。百薬の長を。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/16(土) 19:53:59.670

イスラム教圏も、同様にギリシア哲学とイスラム思想の整合性を考察していたよ
基本的には、それぞれを全く別枠で捉えてたというわけではない
ただ、その順序が西欧カトリック圏より早かったのと、
当時一部でアリストテレス思想と新プラトン主義思想が峻別されずに混同されていた文献解釈などがあり
後発の研究で文献の分析がより精緻になっていった(アリストテレス思想と新プラトン主義思想との明確な峻別など)カトリック教圏のスコラ学が
12世紀ごろから徐々にイスラム圏のギリシア思想受容を乗り越えていったという事情があった
世界@名無史さん [sage] 2019/03/16(土) 21:48:39.090

スコラ学はイスラム神学から大きな影響を受けて発展したからスコラ学がダメでイスラム神学がいいってことにはならないよ
イスラム圏でも合理思想の排斥はあった
スコラ学もイスラム神学も科学に対して100%肯定でも否定でもなく
ようするに神学が基準にあってそれにとって都合がいい科学的発見はOKで神学的にうけいれられない科学はダメって姿勢だった
で中世の科学者は神学者でもあった
欧州の場合はイスラム圏より教義の統一性を求める姿勢が強いからいちいち思想に関する監察もあったわけよ
イスラム圏でも科学や合理思想に対する弾圧はあったけどカトリックみたいな統一的な宗教機関がないから混沌としててそのまま現代になった感じだな
ちなみに科学的発見でいうとカトリック圏はプロテスタント圏に劣ってるわけでもないからね
世界@名無史さん [sage] 2019/03/16(土) 21:57:36.920
カトリック圏の方が科学に関してより統制的で神学的な観点から介入しまくりなんだが
同時に宗教機関が科学教育にも熱心だったわけで事情は複雑なのだ
実際カトリック圏での科学的成果は多いからね、特にイエズス会士は科学的業績が非常に多い
一方プロテスタント圏の宗教勢力はカトリック圏ほど学問に介入はしなかったけど
プロテスタント圏でも神学と科学の融合は目指してた
完全に宗教と科学の縁が切れたのも20世紀に入ってからなんだよね
世界@名無史さん [] 2019/03/16(土) 22:01:56.060
ニュートンも敬虔なキリスト教徒だったらしい
世界@名無史さん [] 2019/03/16(土) 22:15:26.370

というか、あの当時のニュートンみたいな大学教師はキリスト教聖職者枠だから。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/16(土) 22:27:36.670

異端に近い思想の持ち主でもあったけどな
世界@名無史さん [sage] 2019/03/16(土) 22:30:24.650
イスラム教の場合は創世記の内容は話半分という立場だから自然科学と対立する要素はもともと少ない。
そのかわり西洋型の社会科学には徹底抗戦。
世界@名無史さん [] 2019/03/16(土) 22:40:23.210
プロテスタントでも福音派は聖書を文字通り信じることに徹底的にこだわるな。
そういう信仰の仕方こそが神の福音を信じることにつながるという思想らしい。

カトリックなんかは神話は象徴的に解釈するもの、という態度だが。
世界@名無史さん [] 2019/03/16(土) 23:05:41.760

そんな常識レベルの事実を「らしい」てなんやねん
世界@名無史さん [] 2019/03/16(土) 23:27:44.540
表向き敬虔だっただけかもしれないからな
ゲイを誤魔化すための
世界@名無史さん [] 2019/03/16(土) 23:56:18.160
ホモは文豪(至言)
世界@名無史さん [] 2019/03/17(日) 01:44:46.760
心の中に女がなければ女キャラは書けないからな
世界@名無史さん [] 2019/03/17(日) 08:38:35.550

聖書を文字通り信じるってどうしたらできるんだw
世界@名無史さん [] 2019/03/17(日) 09:53:18.600
【イスラム狂徒とは】
1.偶像崇拝禁止の名目で、バーミアンを始めニムルド、パルミラなど
  数多くの貴重な人類の遺産をぶっこわした基地外。
2.豚は食べない、食べていい肉もお祈りが必要といちいちうるさい。偏食するな!
3.酒は禁止。おかげでストレスの発散が出来ないから子作りにはげむ。
  パレスチナは世界一人口密度が高い。イスラエルの悩みの種。
4.女の地位は底なしに低い。外出時は顔隠せ、他の男と話すな、勉強するななど
  うるさい制約ばかり。男のための肉便器として一生を送る。哀れ。
5.一日に何度も礼拝して非効率。1日1回寝る前にやれ!!
6.ラマダン(断食)時は、日中飲食しないが、日没後にドカ食いするから、
  かえって太る。苦行の意味がないから、やめておけ!!
7.とにかく、年中宗教べったり。端から見れば、ほぼ1年中トランス状態だから
  基地外行動への移行も素早い。
8.アッラ〜の神を侮辱されたら、もはや正常な精神状態ではなくなる。基地外行動
  か自爆かの極端な行動をとる。教義も論理もへったくれもなし。
9.一度入信すると棄教は死を意味する蟻地獄宗教。そういう点では脱会を許さない
  カルト教団と同じ。軽い気持ちで入信などしたら地獄が待っている。
10.結論。イスラムいらね〜。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/17(日) 10:14:33.780
それこそ遠因は中世のモンゴル帝国に
バグダッドを徹底的に破壊されたことにあるんじゃないのかね
世界@名無史さん [] 2019/03/17(日) 10:21:39.470

矛盾だらけ、共観福音書でも互いに違う事が書いてあるのを
「そのまま信じる」試練に耐えられた者が神の御心にかなうと信じている連中。

「書いてあることを信じる」事にばかりエネルギーを費やしているので、
イエス・キリスト自身の教えである隣人愛とか異邦人・異教徒への愛へまでは
信仰が及ばない変な連中。

そういう信仰スタイルへの疑念が生じることを嫌うので、アメリカでは学校教師の
社会的地位が低い。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/17(日) 13:01:02.23O
ケーブルでアメリカの番組見ると「モーゼが紅海を割ったのは、
実は地殻変動で一時的に海水が!」みたいな番組がいっぱい。
こんな怪しい番組作ってまで科学と信仰を擦り合わせなきゃいかんのかと
世界@名無史さん [] 2019/03/17(日) 13:30:53.700
科学と信仰を摺り合わせないと市民がどんどん非科学的になるから
世界@名無史さん [] 2019/03/17(日) 14:36:30.830

ローマもゴート戦争の時に滅茶苦茶に破壊されたけど
後に復興してるけど、これはローマ教皇がいたからか
世界@名無史さん [] 2019/03/17(日) 14:49:45.740

バグダード破壊後はカリフの座はエジプトのカイロに移動しているな。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/17(日) 23:01:18.680

これってまんま20世紀以前のキリスト教徒だな
古代以来の偶像や神殿が中東ではイスラム原理主義が勃興するまでそのままの形で残っていたのに
キリスト教圏では全くと言っていいほど残ってない時点でお察し
世界@名無史さん [sage] 2019/03/18(月) 00:34:18.530
イスラムにとっては中世近代が勃興全盛期で今が暗黒期なのかもしれんよ
同じ世界宗教でも誕生が遅かったからな
世界@名無史さん [] 2019/03/18(月) 00:35:13.400

その「20世紀以前のキリスト教徒」が大集団で生き残っているのがアメリカ合衆国なんだよな。

あと、「イスラーム原理主義」ってのもかつてのキリスト教徒の信仰の在り方から
影響を多大に受けて成立したものらしい。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/18(月) 00:59:25.480

暗黒期ってよりもアラブの春のことを考えると近世じゃないかと
あと時系列的にも
778 [sage] 2019/03/18(月) 01:01:57.630
時系列は取り消し
世界@名無史さん [] 2019/03/18(月) 01:04:45.690
東ローマはなぜ西より1000年長生きしたの?
世界@名無史さん [sage] 2019/03/18(月) 02:15:18.780
古代末期に限れば国力が段違いだった
世界@名無史さん [sage] 2019/03/18(月) 08:10:08.09O

近世魔女狩り期なのかな
世界@名無史さん [sage] 2019/03/18(月) 12:16:02.810

東ローマが西ローマを身代わりにしたから
ゴート族もヴァンダル族も最初はバルカンに建国しようとしたので西に移住させた
その為にアルボガステスやスティリコなど西の有能な将軍らは東にとって邪魔だった
言うまでもなく当時の皇帝と将兵の多くがバルカン出身だった
イタリアとかじゃなくてバルカンこそが守るべき生まれ故郷だった
西で大活躍したアエティウスもバルカンのモエシア出身で
西ゴート族がバルカンのモエシアから移動しなかったら
アエティウスは西ゴートの軍人になっていたかもしれない
世界@名無史さん [] 2019/03/18(月) 13:22:37.700
どうせならメソポタミアにでも建国後させれば良かった
ゲルマン人ならペルシャ人やアラブ人と互角に戦えたろうに
世界@名無史さん [] 2019/03/18(月) 15:28:40.470

確か、ユリアヌス帝がササン朝と戦った時の軍主力がサリ系フランク人の軍団じゃなかった?
世界@名無史さん [] 2019/03/18(月) 15:32:06.690
ゲルマン人がムスリムになったら西アジアもロシアも地中海も全部制服してしまいそうだな
世界@名無史さん [] 2019/03/18(月) 15:34:43.570

いや、テュルク系マムルークの騎射戦術には対抗できないだろ。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/18(月) 16:03:38.510

ゴート族は騎兵が主力だけどフランク族は歩兵が主力
ヴァレンス帝は対ササン朝戦にゴート騎兵を投入しようとした
ユリアヌス帝はガリアの支持で皇帝になったので
信頼のおけるガリアの兵士らに依存せざるえなかった
ガリアの兵は森林で歩兵と戦う事には適していたが
砂漠で騎兵と戦う事には不向きだった
世界@名無史さん [] 2019/03/18(月) 16:10:36.080
この時代のゲルマン人は半遊牧民みたいなもんだったのですか?
満洲の女真のように半農半牧で基本は定住するけれども、飢饉の時は民族ごと移動する事もある感じですか?
世界@名無史さん [sage] 2019/03/18(月) 16:20:35.610
古代ゲルマン人は焼畑農民で森を焼きながら移動していた
肥沃なステップに移住したゴート族は定住していたようだ
世界@名無史さん [sage] 2019/03/18(月) 16:20:37.690
部族ごとに差異はあるけど全体的にはそんな感じ
汎ケルト圏のオッピドゥム・ヒルフォートのような強固な城塞集落は極めて少なかったようだけど
ある程度の首邑とかはあちこちにつくってた
世界@名無史さん [] 2019/03/18(月) 16:23:56.220

基本的に、ライ麦や燕麦、雑穀の畑作を中心にしているけど、牛の酪農による乳製品と
ドングリ養豚によるベーコンやハムといった保存加工豚肉製品にも深く依存している、
というイメージかな。
世界@名無史さん [] 2019/03/18(月) 16:43:58.360




なるほどありがとうございます
移動する農民集団って変だなぁと思っていたのですがやはり半農半牧の民族だったのですね
似たような存在が女真くらいしか思いつかず満洲人のイメージでいました
世界@名無史さん [sage] 2019/03/18(月) 17:53:04.920

>ガリアの兵は森林で歩兵と戦う事には適していたが
>砂漠で騎兵と戦う事には不向きだった

いやいや第5軍団アラウダエは普通にエジプトや北アフリカで転戦して常に無敗だったから
世界@名無史さん [] 2019/03/18(月) 18:02:40.350

北アフリカの騎兵って、例えばヌミディア騎兵なんかがそうだが、
基本的に槍を持っての白兵戦騎兵で、
ペルシアみたいな内陸ユーラシアで主力の弓騎兵じゃないだろ。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/18(月) 18:17:40.720
ヌミディア騎兵もガリア騎兵も槍を投げる騎兵だよね
ペルシャ騎兵は弓騎兵と槍を構えて突撃する騎兵
世界@名無史さん [sage] 2019/03/18(月) 18:40:25.570

それ全然反論になってないぞ
あと弓騎兵自体はわりとどこでもポピュラーな存在で古代ローマでも
紀元前1世紀あたりにはsagittariorumって弓騎兵の部隊があったぐらいだぞ
世界@名無史さん [] 2019/03/18(月) 18:53:59.720

弓騎兵でも内陸ユーラシアのイラン系やテュルク・モンゴル系のステップ遊牧民系の弓騎兵ってのは
技術の上で別格な存在なんだよ。

中世イスラーム世界でも、アラブ騎兵は騎射の技術でテュルク系マムルークの足下にも及ばなかった
なんて言われている。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/18(月) 19:20:35.440
きみがイランやモンゴルの弓騎兵が好きなのはよ〜くわかったが
それはへの反論には全くなってないぞ
世界@名無史さん [] 2019/03/18(月) 21:40:10.120
近代以降の各国戦歴(代表的な戦争のみ抜粋)
日本3勝(日清戦争、日露戦争、第一次大戦)1敗(第二次大戦)
中国0勝5敗(アヘン戦争、アロー戦争、日清戦争、日中戦争、中越戦争)2分(朝鮮戦争、ベトナム戦争)
ドイツ1勝(普仏戦争)2敗(第一次大戦、第二次大戦)
フランス4勝(清仏戦争、アロー戦争、第一次大戦、第二次大戦)2敗(普仏戦争、インドシナ戦争)
イギリス6勝(アヘン戦争、アロー戦争、日露戦争、第一次大戦、第二次大戦、フォークランド戦争)0敗
アメリカ5勝(米西戦争、第一次大戦、第二次大戦、湾岸戦争、イラク戦争)1敗(ベトナム戦争)1分(朝鮮戦争)
世界@名無史さん [sage] 2019/03/18(月) 21:49:03.350
ソ連って大粛清で将校粛清しまくった状態で全盛期ドイツとガチバトルやって勝つとかどんだけ
世界@名無史さん [] 2019/03/18(月) 22:12:25.550

どこの異世界の人ですか?
世界@名無史さん [sage] 2019/03/18(月) 23:38:31.880

10世紀にはわずか人口5000人。
廃墟だらけの街だった。
巡礼相手&農業で細々と生活。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/19(火) 10:01:04.840

第5軍団アラウダエとかはローマ式の重装歩兵だったけど
ユリアヌス帝の頃にはゲルマン兵はゲルマン式の戦術で戦った
ローマ式よりもゲルマン式の方がゲルマン人との戦いに適していたからで
東方でもローマ軍はイラン式のカタフラクトでササン朝と戦っていた
ユリアヌス帝は帝国西部の支持で即位したので帝国東部の兵だけでなく
帝国西部の兵も引き連れてササン朝と戦った
世界@名無史さん [sage] 2019/03/19(火) 10:11:57.760
バウムソックの「背教者百合アヌス」読んだけど、とりあえず思い込みの激しいイカれたやつだったことはわかった。

辻邦生は嘘つき
世界@名無史さん [] 2019/03/19(火) 10:21:40.360
ちょっと大きく時代をさかのぼるので帝政末期の状況に当てはまるかどうかわからないのだが、
トイトブルク森におけるアルミニウスなんかの戦いをみると、
ゲルマン戦士というのは平野の大会戦より森の中に沼地が散在しているような立地での
ゲリラ的な襲撃戦が得意だったように見えるのだが、どうなんだろう。

もちろん、黒海北部の平原に定住していたゴート族なんかは同列には語れないんだろうが。
世界@名無史さん [] 2019/03/19(火) 10:43:45.080

それでも巡礼が来る程度の宗教的権威は維持してたんやな
世界@名無史さん [sage] 2019/03/19(火) 13:36:13.110

そこは凄いよね。
世界@名無史さん [] 2019/03/19(火) 17:10:19.450

日本だと奈良みたいなもんだな
世界@名無史さん [sage] 2019/03/19(火) 18:04:06.740
というか、あの時代の人口5000の都市って、そこまで豆粒でもない
もちろん大きくはないけど、欧州の人口集積を前提で考えると、相対的に
世界@名無史さん [] 2019/03/19(火) 19:26:05.010
当時の大都市
開封、バグダード、コンスタンティノポリスと比べたら村レベル
世界@名無史さん [] 2019/03/19(火) 19:52:33.200
ローマ帝国の時代は100万都市だったからな
ちなみにコンスタンティノープル(バシレイオス2世あたり)でも最大40万くらい


東ローマ帝国が東地中海の大帝国として復活した9世紀になると、
宮殿や教会・修道院が多数建設され、孤児院や病院のような慈善施設も建てられた。
古代ギリシア文化の復活とそれを受けたビザンティン文化の振興も進み(マケドニア朝ルネサンス)、
コンスタンティノープルは東地中海の政治・経済・文化・宗教の拠点として、
またロシア・ブルガリア・イスラム帝国・イタリア・エジプトなどの各地から
多くの商人が訪れる交易都市として繁栄を遂げ、
10世紀末から11世紀初頭の帝国の全盛期には人口30万〜40万人を擁する大都会となった。
当時の西ヨーロッパにはこの10分の1の人口を抱える都市すら存在せず、
コンスタンティノープルはキリスト教世界最大の都市であった。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/19(火) 20:07:31.880

比較対象が悪すぎて、何が言いたいんだかよくわからない
文明が後退した西欧の中では、まあ都市とは呼べるレベルは維持したって話であって、世界を代表するような大都市と比較されても困る
世界@名無史さん [] 2019/03/19(火) 20:11:05.560
平安京と比べても村レベル
世界@名無史さん [sage] 2019/03/19(火) 20:22:19.250
バグダードは10世紀辺りだと学問、特に医学の都だね。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/19(火) 20:36:03.730
10世紀だとパリでも数千人に満たない
世界@名無史さん [sage] 2019/03/19(火) 21:39:47.070
中世においては、イタリア半島内でも、フィレンツェやナポリのほうがはるかに上だったんじゃないの?
フォロ・ロマーノが牧場だった状態はかなり後世になっても続いている。
平安以降の奈良というより、室町以降の鎌倉に近い感じ。寺院はあるけど都市的なものは皆無という。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/19(火) 21:45:20.01O
鎌倉公方ってどこにおったんやろか
世界@名無史さん [sage] 2019/03/19(火) 21:47:54.380

旧鎌倉の端っこの二階堂にいたよ。一応関東の御家人は京都じゃなくて鎌倉に集まっていいことになってた。
でも、守護連立政権としての室町幕府にとっては、これはあまり意味がない。
実際、都市的な遺物は鎌倉幕府滅亡とともにピタリと途絶える。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/19(火) 23:26:25.240

シエナとかね。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/20(水) 02:58:53.480

所領安堵や守護職補任も鎌倉の権限なんだから、「守護連立政権としての室町幕府」のミニチュアみたいなもんでしょ。

古河公方の古河にすら都市的集積が見られるという話もあるし、「鎌倉は村に戻ってしまった」という言説はどこまで信じていいのか・・・
世界@名無史さん [sage] 2019/03/20(水) 07:35:01.850
室町時代の関東はいわば衛星国で、中央からはある程度の干渉やコントロールはしてても基本的には別国家(東国国家の継続的な)みたいなもんじゃないかな。
世界@名無史さん [] 2019/03/20(水) 08:40:32.230
鎌倉幕府以後は幕府が日本の政府で朝廷なんか過去の遺物みたいな存在になったと思ってる人が多いし
学校で教えてる日本史でもそんな扱いだけど
当時の畿内で書かれた文献みるととてもそうは思えない
当時の畿内人は幕府なんてほとんど意識することもなく
畿内人の意識の中では平安時代がそのまま続いてる感じ
都だって相変わらず平安京のままで遷都したわけでもないし

畿内人にとっても幕府こそ日本の政府という意識になったのは徳川時代だろう

鎌倉幕府の存在を強調しすぎるのは坂東人視点のように思う
坂東人にとってはそれこそ都も朝廷も縁遠い存在で幕府こそが実際に自分たちを支配してる政府だったのだろう

幕府の将軍だって「征夷」大将軍なんだし
畿内人は遠い東の遠国を制圧しに行った将軍程度にしか思ってないだろう
世界@名無史さん [sage] 2019/03/20(水) 09:01:30.570
それはマルクスの「虚偽意識」みたいなもんじゃないかな。
そういう感覚が存在したとしても実際には、承久以降多くの関東武士が畿内西国でも地頭となり、悪党の横行や年貢の横領も鎌倉中期以降盛んになっていくという現実があるわけで。

バルカン半島の片隅を支配するに過ぎなかった末期のビザンツ皇帝たちがそれでも、神の代理人、全世界の支配者の看板を降ろさなかったのとも通じる(ちょっとスレタイとつながったw)。
世界@名無史さん [] 2019/03/20(水) 09:11:12.490
ローマ西部でも西ローマ皇帝の帝位を返上した後も
多くの人々はローマ時代と変わらない意識で生きてたと聞く
そこらじゅう蛮族だらけでローマが衰退したと嘆くことはあっても
ローマが滅びたとは夢にも思ってなかったようだし
世界@名無史さん [sage] 2019/03/20(水) 12:41:13.670
だが中世に入るに連れ、少なくとも西ローマ帝国のローマ人だった民族の自意識は消滅していった。
ガリア(フランス)にしろヒスパニアにしろイタリアにしろ、ローマ貴族は現地のゲルマン国家の文化への同化や
アタナシウス派(カトリック)への改宗などを通じて身も心もかつてのローマ人とはかけ離れていった。
(ヒスパニアの場合は西ゴート族への同化→ウマイヤ朝による征服以後は一部がイスラム化した)
おそらく、ビザンツの国民が東方正教の信徒となり、ギリシャ人という呼称が過去の多神教時代のものとなったのと同じように、
西側においてもローマ人とは過去の多神教時代の人間であり、歴史的連続性がないものとなっていったのだろう。
ゲルマン人との通婚が進んで血統的にも文化的にも純血ローマ人としてのアイデンティティーは希薄になっていった。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/20(水) 14:04:50.700

末期の100年は各行政管区で自治してる状態。皇帝の権威なんて無かった。
なので民衆にとっては全く関係ないよ。
メロヴィング朝になっても、変わりはなかったから。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/20(水) 14:07:26.140

6世紀終わり頃からローマ系住民の間でも、ゲルマン式の名前を使用するのが流行ったからね。
特にセナトール貴族出身では、その方が出世に繋がった。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/20(水) 14:16:25.410
東ローマの宗主権の下に居ると思っていたんだろうね。
カール以降はそちらの下に。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/20(水) 16:57:19.270
西の元老院っていつまで存在したんだろう。
東は内実はともかくとしてコンスタンティノープル陥落まで続いたけど。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/20(水) 17:25:27.840

7世紀まではなんだかんだと生き残っていたそうな
世界@名無史さん [] 2019/03/20(水) 20:06:14.150
ゴート戦争でSPQRは消滅したよ・・・
世界@名無史さん [] 2019/03/20(水) 20:45:18.980

ルーマニアはトラヤヌスに征服されてから今日まで
ずっとローマ人としてのアイデンティティを保ってる感じ?
世界@名無史さん [sage] 2019/03/20(水) 22:31:40.860
国歌にトラヤヌスの名前が出てくるんだっけか、ルーマニア
規模は小さいが熊本の加藤清正信仰に似てるな
世界@名無史さん [sage] 2019/03/20(水) 22:55:02.750
実は日本こそが古代中国文明の継承者だったりする
中国人は京都を見ると今は無き唐の長安を思い浮かべるそうだ
世界@名無史さん [] 2019/03/20(水) 23:19:27.120

殷の時代と同じ獣の肩甲骨を焼いてひび割れで占う「卜占」が日本の神道に残ってるもんな。
日本では牛ではなく鹿の肩甲骨になっているが。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/21(木) 00:39:43.190

「日本のような片田舎にも偉大な中華文明は伝わってたんだなあ」の間違いじゃね?

「日本こそ」というと、日本にだけ残って中国本土では絶えたみたいな感じだが、実際に現代の西安を見ればそんな感想抱けるはずもないし。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/21(木) 00:41:37.150
鎌倉の禅宗寺院が宋代の様式そのままだから中国人観光客の人気集めてるんじゃなかったっけ。
当時の寺院って中国にはほとんど残ってないらしい。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/21(木) 01:01:54.580

西安に限っても大雁塔小雁塔など、唐代の遺物はけっこう残ってるぜ。
宋代に緩めれば地方都市レベルでもたくさんあるし。
世界@名無史さん [] 2019/03/21(木) 01:22:43.330
マリオはイタリア人
世界@名無史さん [sage] 2019/03/21(木) 01:30:52.340

中国人が唐代の建築物を偲ぶのは京都じゃなくて奈良だよ
京都は街路の形だけ


鎌倉の建築物に宋代を偲ぶのはありそうだが
中国には北宋の建築はあまり残ってないが、南宋の建築物は結構残ってる
世界@名無史さん [sage] 2019/03/21(木) 09:27:12.370
京都は秀吉が改造したものが主体で、室町時代(宋の影響下)の建築物がいくつか残ってるって状況だからね
世界@名無史さん [sage] 2019/03/21(木) 15:12:46.130

ラテン語読みでマリウスであってるかな?
世界@名無史さん [sage] 2019/03/21(木) 17:51:47.090
マリオの軍制改革だと違和感が凄いな
やはりマリウスのほうがいい
世界@名無史さん [] 2019/03/21(木) 23:32:02.560
マリオの女性形がマリアだと思っていた
世界@名無史さん [] 2019/03/21(木) 23:42:00.370
それはそれで合ってる
世界@名無史さん [] 2019/03/21(木) 23:52:29.990

実際にイタリアではそう思われてたらしいな
世界@名無史さん [] 2019/03/22(金) 01:24:11.520

「俺はローマ人や」というローマアイデンティティのある人はとっくに東に移住したやろうしな


京都に唐風の建築なんかほとんど無いやん
京都は応仁の乱やらの戦乱で何度も焼き払われてるから平安京の街なんか無いで
今の京都の街は秀吉の時代からや
唐風の建築が多いのは奈良や


現代の西安に唐代の建築はほとんど残ってない
世界@名無史さん [] 2019/03/22(金) 01:25:10.440

ヒゲの配管工が女装したらマリアになるんか(笑)
世界@名無史さん [sage] 2019/03/22(金) 01:48:58.080

でも南フランスなんかは、セナトール貴族層が、アヴィニヨン十字軍にやられるまで頑張ってたよね。ローマ文化も色濃く残してた。

カストラムだったかな、貴族の館を中心とした城砦都市が今もプロヴァンスに残ってるし。常に顔合わせるから、貴族と平民の仲も北に比べてかなり良かった。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/22(金) 07:46:18.120

残念ながら、それは”ギリシャ人”の概念と同じで近世・近代の民族主義によって民族の自意識が再興された結果だろう。
ルーマニアは全土がローマ属州ダキア時代から維持され続けたわけではなく、
ハンガリー領だったりオスマン帝国領だった地域もあって、いろいろあった結果現在の領土獲得に至っている。
住民もマジャル人・スラヴ人に加え宗教も東方正教・カトリックと様々。
そのバラバラの民族意識をまとめる手段としての”ローマ人の末裔”という概念でしかないと思う。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/22(金) 11:31:10.060

アルビジョア十字軍 → ユグノー戦争
ラングドック = ガリア・ナルボンネシス
ガリア対ローマの戦争だよね
世界@名無史さん [sage] 2019/03/22(金) 12:27:20.620

ワラキア、モルダビア、トランシルバニアそれぞれ別だろうね
ユーゴスラビアのクロアチアやセルビアとかと同じだろうね
世界@名無史さん [sage] 2019/03/22(金) 13:30:51.230
ヒストリーチャンネルでテンプル騎士団特集やってるけど
地下道がすげー精巧に作られててびびる
世界@名無史さん [sage] 2019/03/22(金) 16:42:49.070
同じような番組で、死の真相を解析するのがあったよ。

十字軍砦にて、イスラムとの戦いで死んだテンプル騎士を掘り出して解説。
全滅したから、戦死したそのままの状態で見つかってたね。

いかに戦い、どの部分で致命傷を負ったかを綿密に解析してたのが興味深かった。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/28(木) 17:26:18.64O

女性名マリアは旧約聖書の女預言者ミリアムに
由来するからローマ人の姓マリウスとは無関係
イエスという名も、実はヨシュアという
ユダヤ人にはありふれた名だったらしい
世界@名無史さん [] 2019/03/28(木) 20:43:50.810
スペインは西ゴート時代はローマ時代と変わらぬ生活を営み、
ウマイヤ朝に従ってからは
皆がこぞって(書き言葉としての)アラビア語を習得し、
アラブ人の服を着、
アラブ風の絨毯を敷くようになっていったという
ローマ風の生活を続ける老人と、
アラブ風の生活をする若者が同じ街に混じってたりしてたんだろう
世界@名無史さん [] 2019/03/28(木) 23:06:09.280
実際の所マリウス氏族に由来するマリアと
預言者ミリアムに由来するマリアの区別はつけようが無い
世界@名無史さん [sage] 2019/03/28(木) 23:44:58.220

レコンキスタが終わった後もイスラム文化は継承してたので、武具・城砦などに他のヨーロッパとは違うものになってるよねぇ。
先進的なスペイン産の武具はずっと人気があったから。
世界@名無史さん [] 2019/03/29(金) 09:21:45.140

西ゴートの場合と違い、
征服者の文化のほうが圧倒的に自分達の文化より高度ってのがでかかった
世界@名無史さん [sage] 2019/03/29(金) 11:14:34.780
イスラム支配時代のスペインではやっぱりラテン系言語が話されてたのかな。
マルタみたいにラテン文字表記アラビア語を話すキリスト教徒って国もあるけど、そうはならなかったね。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/29(金) 11:33:32.040

もちろん話されてる。
スペイ&やポルトガル語には、俗ラテン語にアラビア語の語彙が入ってるので、他のロマンス語とは多少異なる。
世界@名無史さん [] 2019/03/29(金) 12:22:52.740

スペインは、支配者がアラブ人(とベルベル人)で被支配者がローマ人、
マルタは、支配者がローマ人で被支配者がアラブ人ってことか
文字は支配者側のものを使うと。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/29(金) 13:28:55.170

ウマイヤ朝によるイベリア半島征服時には、
既にローマ系住民は西ゴート族との通婚が進んで文化的に一体化していたと思う
世界@名無史さん [sage] 2019/03/29(金) 13:29:36.860
エルシッドはどちらの側にも配慮した苦労人ですよ。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/29(金) 14:46:32.870
スペイン、ポルトガル語にゴート語の影響って残ってるの?
世界@名無史さん [sage] 2019/03/29(金) 18:39:48.410
語彙が多少残ってる。

ちなみにフランス語にも、ガリア語由来のキャバリエが残ってる。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/30(土) 20:16:47.880

まぁけど最終的には根絶されるけどな
イスラム教徒は全員追放したから
それに武具にしてもイタリアやネーデルラントの方が中心だし
世界@名無史さん [sage] 2019/03/30(土) 20:59:52.370
てかスペイン過大評価しすぎだわ
レコンキスタが終わった頃の最先進地域は北イタリアとネーデルラントでしょ
スペインはカスティーりゃとアラゴンが合同しても人口はフランスの半分程度で単体だとフランスには劣った。
だから婚姻でハプスブルクと合同して人口密度が高くて技術があって金があるネーデルラントと北イタリアを手に入れてからフランスと互角あるいは優位になった
その二つの地域の銀行家からガンガン金借りられるようになったから大航海も進んだし、多数の常備軍も維持できたわけ
逆にいうと借金だらけで何回も破産するけどね
世界@名無史さん [sage] 2019/03/30(土) 21:04:03.960

そのまま残った人もいるよ。彼らが工芸品や建築の技術を伝えている。

先の時代だがカロリング朝では、ムスリム傭兵もかなりいた。

後にフリードリヒ2世もムスリム傭兵を多用している。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/30(土) 21:04:55.780
バルセロナのイサクとか知らんのかな。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/30(土) 21:13:58.520
イスラム以外にも建築の技術はあるのだが
世界@名無史さん [sage] 2019/03/30(土) 21:14:59.060
だいたい欧州はビザンツ建築の影響がでかいからな
イスラムもビザンツの影響受けてるけど
世界@名無史さん [] 2019/03/30(土) 22:57:41.240

なんか、最近一部でスペインがすごく過大評価されていると思う。

平川新だっけ、日本史研究者が当時スペインが世界最強国でアジア全部を植民地化しかけてたのを、
豊臣秀吉が阻止したみたいな事を本に書いてずいぶん評判になっているみたいなのな。
世界@名無史さん [] 2019/03/30(土) 23:01:04.910
自分たちが倒したのは無敵艦隊だと言いふらした奴らがいたからねえ
世界@名無史さん [] 2019/03/30(土) 23:23:25.580
スペインは13世紀半ばの時点ですでにレコンキスタはほぼ終わっていたんだな
建築などへのイスラムへの影響がいつまで残っていたのかは知らんが
世界@名無史さん [] 2019/03/30(土) 23:28:22.350
スペインが世界最強国?
寝言は寝て言え
世界@名無史さん [] 2019/03/30(土) 23:29:52.410

オランダは成功したイングランド上陸作戦に大失敗したスペイン。

やはり、オランダみたいに周到な根回し工作をしておかんとな。
世界@名無史さん [] 2019/03/30(土) 23:35:18.690

だって、その日本史研究者の先生、中公新書で堂々とそう書いてる。

しかも、ネット上の反応ってほぼその主張を鵜呑みにしたものばかりで、
スペインに対する過大評価だって反応が検索してもほとんど引っかかってこない。

「平川新」と「戦国日本と大航海時代」のand検索でググってみ。

ここら辺、日本史プロパーと世界史プロパーでずいぶん解釈が違ってきそうな分野ではあるけどね。
世界@名無史さん [] 2019/03/30(土) 23:35:43.710
秀吉の時代なら世界最強国はオスマンやろ
もうちょっと前なら明やし
世界@名無史さん [] 2019/03/30(土) 23:40:08.350
多分、トリデシリャス条約とか、事実上のスペインの誇大妄想を真に受けちゃってるんだろうけどね。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/30(土) 23:50:29.830

オスマンの最盛期はスレイマンの頃
秀吉の頃はオーストリアと10年戦争やって結着つかなかったし
ポーランドに負けたりしてるし
世界@名無史さん [sage] 2019/03/31(日) 02:12:15.860
フェリペ2世の頃は数十万の常備軍を有するヨーロッパ最大の陸軍国だったのは確か
借金?知らん
世界@名無史さん [sage] 2019/03/31(日) 13:57:52.050

あれもスペインが強かったというよりマグリブ勢が弱かったんだよな。
ナスル朝の時代のマグリブはエジプトはもちろん西欧に比べてもはっきり遅れていた。
世界@名無史さん [sage] 2019/03/31(日) 18:56:44.860
ジョゼフ・ギースの「中世ヨーロッパの城の生活」読む限りでは
イギリスよりもイベリア半島のほうが豊かな暮らしをしてたようだけどな
イングランドに嫁いできたイベリア人の貴族の娘があまりの見すぼらしさに驚く話が載ってる
世界@名無史さん [sage] 2019/03/31(日) 18:59:39.640
だってイングランドだもん
世界@名無史さん [] 2019/03/31(日) 19:25:10.830

その「嫁いできた」時代っていつ頃なんだろう。
イングランドの支配階層は、プランタジネット家支配の、
むしろフランス西部が本領みたいなもんだった時代と比べて、
テューダー朝支配の島嶼国家になった時代に一旦貧しくなった印象がある。
世界@名無史さん [] 2019/03/31(日) 20:15:48.490

>ヨーロッパ最大の陸軍国

そんなローカルな「最大」がなんで世界最大になるねん
世界@名無史さん [] 2019/03/31(日) 20:46:47.050
その日本史のセンセイ、
レパントの海戦でオスマンを破ったからヒデヨシのころ世界最強、という程度の論拠じゃまいかね
知らんけど
世界@名無史さん [] 2019/03/31(日) 22:18:47.710
なんだか、書評の類を見る限り、豊臣秀吉とスペイン王国マニラ総督府の外交文書のやりとりを
精査しての結論らしいんだけど、やっぱり実物を購入して精査しないといかんかなぁ。
なんか、書籍代がもったいないんだよなぁ。

一応、悪い予感としては、豊臣秀吉とマニラ総督府が互いに誇大妄想とはったりを
ぶつけ合っているのを、本気で真に受けてしまっているんじゃないかという疑い。

なんだか、書評を見た限りにおいては、これを読んで一人合点したネトウヨが、
自己増殖していきそうで怖いんだよなぁ。
世界@名無史さん [] 2019/03/31(日) 23:04:44.240

書籍代がもったいとか言うてるんやからけっこう高い書籍やろ
それやったらネトウヨがそんなもん買うて読むわけがないやん
世界@名無史さん [sage] 2019/03/31(日) 23:08:17.910
そういえばプランタジネット家はイベリアの継承権に介入して軍事行動してたな
エドワード3世の息子のランカスター家初代のジョンオブゴーントはカスティーリャ王女と結婚してて介入してるね
アキテーヌを支配してて当時かなり裕福だったとか
世界@名無史さん [] 2019/03/31(日) 23:24:12.190

新書だからかなり安いことは安い。

ただ、高額な専門書を買った直後だから、ふところが厳しくて食指が伸びない。
世界@名無史さん [] 2019/03/31(日) 23:33:05.590

当時の実質としては、アキテーヌ公国が属国としてイングランドを支配している感覚だったんじゃないかなぁ。

プランタジネット朝末期ごろからイングランドがカスティーリャと並んでフランドルの先進的な毛織物工業への
羊毛供給地として伸びてきているよね。で、当時同時に伸びてきていたのが、アキテーヌ公国産のボルドーワインの
イングランド向け輸出。そもそも、ボルドーワインてのが、イングランド市場向けに開発されたワインだった。

そうすると、プランタジネット家はイングランド王としてフランドルから羊毛の代金としてイングランドに流れ込んでくる
銀貨に徴税をかけることができるのと同時に、イングランドで消費されるワインの対価としてアキテーヌ公国に流れ込んでくる
銀貨にも徴税をかけることができて、この連携構造がすごい金蔵になっていたと思われるんだよな。
世界@名無史さん [] 2019/04/01(月) 15:07:37.550

>当時スペインが世界最強国でアジア全部を植民地化しかけてた

16世紀のスペインが植民地化できた地域って、中南米とフィリピンくらい
彼らをdisる意図はないが、もし日本が当時のスペインに植民地化されちゃったら、
それは当時の中南米やフィリピンと同じレベルということになるだけであって、
当時のスペインの実力では植民地化できない国々がアジアには沢山あったのだから、
別に日本が世界最強ということにはならないのだがね

当時のスペインとしては、「中南米と同じ程度だと思って東アジアにいったらフィリピンが
征服できちゃった。んで同様に他の国々も征服しようと思ったら、明朝鮮日本大越タイインド諸国
サファヴィー朝等それなりに実力ある国があってできませんでした」程度の話だと思うのだが
世界@名無史さん [] 2019/04/01(月) 18:32:55.350
命令に従って和やかに生きろ
と思えた俺は心が汚れすぎているんだろうか?
世界@名無史さん [] 2019/04/01(月) 18:37:08.720
俺も最初そう感じたけど、令月は二月のことで皇太子の誕生月でもあるから、まあいいかな、と
世界@名無史さん [] 2019/04/01(月) 18:41:44.470

ぐうの音も出ないほどに、まさにその通りだと思う。

当時のアジアで、タイのアユタヤ朝なんかはポルトガル人小銃隊を傭兵として国軍の枢要部にまで招き入れていたが、
それでもイベリア勢力はタイを植民地化する事なんかできなかった、という史実が当時のアジアの王朝の実力を
端的に物語っているだろう。

ちなみに、日本の歴史ファンの間では、この時代のイベリア勢力の世界進出と連動した宣教師の活動をもって、
植民地化とキリスト教宣教を結び付ける傾向が強いけど、むしろ北西ヨーロッパ勢力が帝国主義的に植民地化を
拡大した時代には、宣教師なんかよりも博物学者による総合的な情報収集が大きな効果をもたらしている。
日本の開国工作だって、基本的にシーボルトによってもたらされた日本の総合情報をベースに戦略が組まれているしね。
世界@名無史さん [] 2019/04/01(月) 18:43:52.810

なんか、甲骨文の時代にまで遡ると「令」の原義は「神の声に耳を傾ける」になるみたいなんだよな。

「天の声に耳を傾け和して生きよ」

なら、まぁいいかな。
世界@名無史さん [sage] 2019/04/01(月) 19:09:35.920
そもそもブラックアフリカも内陸まで植民地化されたのは19世紀に入ってからのとこがほとんど
それまではヨーロッパの侵略を跳ね除ける「実力」を持っていたといいだろう

あと戦略ゲームから歴史に入る傾向のある男の子に多いのだが国力=戦争の強さではないからね
世界@名無史さん [sage] 2019/04/01(月) 19:30:58.600
ブラックアフリカの場合は疫病が多いのと現地の生産力が低すぎるのが原因かと
世界@名無史さん [sage] 2019/04/01(月) 19:53:59.670
フィリピンも諸部族が割拠していて組織だった抵抗が出来ない地域が占領されただけで
マギンダナオ王国やスールー王国とか征服されたのは19世紀になってからだな
世界@名無史さん [sage] 2019/04/01(月) 20:31:42.21O
アメリカはフィリピンの山岳部族に相当てこずったらしい
米軍制式拳銃が38口径から45口径になったのも、38口径では
何発撃っても倒れなかったからだと
世界@名無史さん [sage] 2019/04/01(月) 21:04:56.190


そうかなぁ。スペインじゃないけど、
ポルトガルはすでに何十年も前にゴアとマラッカを落とし、ティモールを植民地としていた。
明はさすがに大帝国だったので、マカオは明から許可をとって島だけ借りた。
その延長に長崎がある。
つまり、先発のポルトガルでさえ、現地の権力が大きくまとまっていないとき、
あるいは現地権力がポンコツなときは、
各個撃破で植民地を作っていた。日本では斥候として主にイエズス会を使う。
日本は分裂状態とはいえ重武装だから、明に近い形をとったほうがいいという助言で、長崎をマカオ化した。
でも、この時期、京都の中央権力がボロボロであることはポルトガル人も把握していたから、
長崎の扱いは、かなり自重した温和な方法。
この状況で、スペインはフランシスコ会を使ってイエズス会より荒っぽい動きをしていた。
十分警戒するに値すると思うけどね。
明はともかく、朝鮮大越タイって、このへんはいつでも蚕食されるレベル。
やられなかったのは、西欧側の占領の必要性の問題に過ぎない。
世界@名無史さん [sage] 2019/04/01(月) 21:52:36.180

そのフィリピンですらこの時代は、ところどころ交易拠点を確保したレベルだよね。
世界@名無史さん [sage] 2019/04/01(月) 21:55:30.820

日本に来たイエズス会士ってイタリア人が多いし、必ずしもポルトガル王の言いなりになる組織じゃないだろう。
世界@名無史さん [sage] 2019/04/01(月) 21:59:59.530

ゴアなんて港が支配できただけでしょ。陸上の勢力とは共存共栄する関係。
東南アジアの島嶼部は脆かったけど、あそこは海上帝国ばかりで文明に奥行きが無かった感じがする。
インドシナや朝鮮なんてとてもとても。
世界@名無史さん [sage] 2019/04/01(月) 22:00:02.520

ポルトガルより遥かに強大だったオランダでさえ、鄭氏政権に台湾から追い出されてるしなあ・・・。

地元勢力が本気出したらまだまだ敵わないのがこの時代のヨーロッパ勢力じゃね?
世界@名無史さん [sage] 2019/04/01(月) 22:02:12.260
とはいえ、この時代のヨーロッパの築城術は既に異次元だから、一度本格的な要塞を作られると追い出すのはかなりやっかい。
世界@名無史さん [sage] 2019/04/01(月) 22:05:52.470

当時のポルトガルやオランダには、スペインみたいな領域帝国を築く意図はなかったとされている
古代ギリシアが地中海に植民市を広げたような感じであくまで交易拠点としての拡大
植民地といってもゴア、マラッカ、マカオどれも、強制労働をするような植民地ではないしね
あくまで交易の拠点

一方当時のスペインは領域支配志向があったが、実際にそれができたのはあまり文明度の高くない地域だったので、
日本をはじめとするアジア諸国への進出をどのように考えていたのかは興味があるところではある

ただし実際のその後の展開では、タイ大越朝鮮いづれも植民地化できていないのだから、
いつでも蚕食できたかどうかは、なんともいえないと思うが

もし「いつでも蚕食できる」とスペイン人が文書で書き残していたなら、その理由を知りたいところ
世界@名無史さん [] 2019/04/01(月) 22:11:29.300

>この時代のヨーロッパの築城術は既に異次元だから、

そうか?
大坂城のほうが強いで
世界@名無史さん [sage] 2019/04/01(月) 22:14:35.090
イギリス東インド会社がインド諸国と対等に戦う関係になったのが18世紀後半だもんな
世界@名無史さん [sage] 2019/04/01(月) 22:16:13.380

投入したリソースがでかいだけで、後進的で弱体だろう。
能動的に火力を発揮するという思想が欠けている。
世界@名無史さん [] 2019/04/01(月) 22:31:54.730
Sponichi Annex 2019年04月01日 13:20
ttp://https://www.sponichi.co.jp/society/news/2019/04/01/kiji/20190401s00042000195000c.html

 新元号の「令和」はローマ字表記にすると「REIWA」になるが、英語圏で暮らす人たちにとっては
日本人が口にする「レ」が「L」の発音に聞こえるために、巻き舌の「R」に対して違和感を訴える声もあった。

 一方、漢字表記で「令和」という企業名は日本国内にはなかったとされているが、「REIWA」にすると同じ名前の企業が存在。
オーストラリア西部のパースには「The Real Estate Institute of Western Australia」という不動産会社が、「REIWA」という略称を社名にしている。

 「レイワ」の音に近いアルファベットは「LEIWA」でこれはラテン語圏では女性のファーストネームとして存在。意味は「神からの贈り物」とされている。

◇元号を書き込む店員
ttps://www.sponichi.co.jp/society/news/2019/04/01/jpeg/20190401s00042000173000p_view.jpg
世界@名無史さん [] 2019/04/01(月) 22:37:18.000
「令和」は商標登録されてるで
ビールらしい
世界@名無史さん [] 2019/04/01(月) 22:38:17.450


当時の日本の軍制って、火力が小銃に偏っていて大砲をほとんど欠いているんだよね。
だから、大阪城も小銃による銃撃戦に偏ったシステムで、大砲による砲撃戦に対応できてない。

イタリア式築城術やその発展形の星型要塞なんてのは、小銃と大砲の有機的な連携を前提とした
防御や攻城術に対応したシステム。
世界@名無史さん [] 2019/04/01(月) 22:42:08.790
???ここローマスレだよね? どうしてスペインは世界最強スレ(たしかこんなのがあったはず)になった?
世界@名無史さん [] 2019/04/01(月) 22:42:36.720
承前

ただし、公平になるように言い直すと、幕末明治初の鶴ケ丘城や熊本城での攻城戦で示されているように、
近世城郭の防御システムで、近代船でかなり善戦できたのも確か。

でも、城内から包囲攻城している敵勢に効果的な大砲の砲撃が出来ていない、というのは、致命的だったと思う。
世界@名無史さん [] 2019/04/01(月) 22:45:18.470

ごめん、俺がレコンキスタ時のスペインの軍事力の評価の話題になったところで、
平川新の「戦国日本と大航海時代」の世評に関する疑問をぶち込んじまった。
世界@名無史さん [] 2019/04/01(月) 22:48:10.230

了解。少しびっくりしたけど、理性的な議論だし、スレタイが古代ローマでなければ良スレ認定したいくらいの内容
世界@名無史さん [sage] 2019/04/01(月) 22:53:32.120
日本は当時、極めて有力な産銀国だったからなー。これ、重要なファクターだよ。
でもなぜか、欧米人はこの事実を無視する傾向が強い。
Dグレーバーの「負債論」なんか、
「日本は嘉靖年間以降の明に銀をちょっとだけ輸出したが、50年足らずで枯渇した(から世界史的にはどうでもいい)」
ことになってるww


いや、上杉景勝&直江景継のプラン通り、会津の本城を神指に移していれば、
仮にその後松平領になったとしても、戊辰戦争であんな満身創痍にはならなかったはず。
あれは260年かけて徳川が自爆したという因果応報な話でもある。
世界@名無史さん [] 2019/04/01(月) 22:54:56.450

スペインかてラテン人なんやからローマと関係大有りや
世界@名無史さん [] 2019/04/01(月) 22:55:52.950
とりあえず長崎周辺だけ大村氏を王とする「ソノギア」というカトリック国家としたい
世界@名無史さん [] 2019/04/01(月) 23:00:42.100

世界史に及ぼしている日本からの天然資源の影響って、
実はかなり大きいことが歴史学でも認識されつつあるね。

宋代・元代・明代における中華帝国の初期の火器武装の
発展は、日本と琉球王国からの黒色火薬原料の硫黄輸出に
支えられていたことが明らかにされつつあるし、

近世における銀輸出の世界史的意義も大きい。

あと、多分まだ歴史家が大きく注目していないことだけど。
幕末〜明治期の帝国主義時代に極東で活動していた列強の
蒸気機関による軍艦や商船の活動が、日本の寄港地から供給される
石炭と上質の水に支えられていたことはもっと注目されるべきだと思う。
世界@名無史さん [sage] 2019/04/02(火) 09:56:20.70O

ローマそのもののスレではないだろう
少なくとも共和政ローマの話題はスレチ
世界@名無史さん [sage] 2019/04/02(火) 09:59:12.310

実際に日本の銀は1680年以で枯渇して
しかもほとんど中国向けだった
欧州はほとんど南米銀やで
ポトシやミナスジェライスは200年ぐらいもったからな
世界@名無史さん [sage] 2019/04/02(火) 10:13:29.040
俺のもってるオックスフォード大出版の世界経済史のデータだと
日本の中国向け銀流出は1550-1685は4800トン、スペインのフィリピン経由中国向けメキシコ銀流出量は1450トン
欧州向けアメリカ銀1500-1800 72825トン
ちなみにオランダ経済史を立ち読みした記憶だとアジア貿易は全体取引量の5%ぐらいしかなかったはず
日本の銀は東アジアでの一定の役割を果たしたけど欧州における影響はあんまりないと思うよ
あくまで推計だけどね
世界@名無史さん [sage] 2019/04/02(火) 11:04:22.560

そんなものなんだ・・・

フランクの「リオリエント」だと、ヨーロッパに入ったアメリカ銀は素通りしてほとんど中国に行ったみたいな書きぶりだったから、なんとなくそう思ってた。
メキシコ銀のアジアへの流入も意外と少ないが、まあ太平洋をはるばる超えてくることを考えるとこんなものか。
世界@名無史さん [sage] 2019/04/02(火) 11:48:45.600
欧州から他地域への銀の流出量推計だと
1601-1780年で
バルト海10055トン、西アジア9000トン、 オランダ東インド会社 4845トン イギリス東インド会社 5200トン
日本の中国への銀流出量は17世紀前半がピーク、両インド会社は18世紀前半がピーク、ちなみに東インド会社は南アジアから極東全体ね

ポメランツの大分岐にしてもそうだけどデータみるとそこまで中国に流れてないだろと疑問に思うんだよね
他のデータもあるかもしれんが。少なくとも俺のもってる contours of the world economy 1-2030 ADだとそうなってる
欧州のアジア貿易に関すると奢侈品貿易で利益率がめっちゃ高く一攫千金だから物語としては人気があるけど取引量自体は少ない、まず物理的に遠い
世界@名無史さん [sage] 2019/04/02(火) 11:52:47.220
間違えた
世界@名無史さん [] 2019/04/02(火) 14:00:06.640

オランダは英国中心史観で「英国の台頭でヘゲモニー国家の座を英国に譲った」呼ばわりされている時期でも、
欧州における穀物などの生活必需品交易の大半を握っていたらしいからね。
世界@名無史さん [] 2019/04/02(火) 14:03:56.100
あと、日本にしても欧州にしても、近世は貨幣経済が非常に発展している時代なんで、
自国内での決済手段を保障するための銀の国内留保分がかなり大きかったと考えるべきなんだろう。

あくまで、国内の貨幣経済を維持する留保分を差っ引いた分しか交易で外に出してない。
世界@名無史さん [] 2019/04/02(火) 14:38:04.880

銀鉱てそんなにすぐ掘り尽くしてしまうもんなのか
人間強欲すぎやろ
世界@名無史さん [] 2019/04/02(火) 14:42:53.920

強欲というより、装飾品の素材として銀を使っていただけの時代と違って、
貨幣として銀が使われるようになると、決済手段として膨大な需要が出てきてしまう。

つまり、銀が足りなくなると決済手段の不足でデフレスパイラルに陥って経済が麻痺してしまう。

それで、必死に銀を掘り出して輸血みたいに実体経済にぶち込むことが繰り返される。
世界@名無史さん [sage] 2019/04/02(火) 19:01:56.780

>ところが、ふたをあけてみると、中国の鉱山はあっという間に枯渇してしまったのである。
>1530年代には、日本に新しく鉱山が発見されたが、それも10年、20年で枯渇する。
>まもなく中国は、(銀を)ヨーロッパと新世界に頼らざるを得なくなった。
Dグレーバー「貨幣論」p460(日本語版)

これが原文。いくらなんでもこれはひどい。文脈で分かるように、これは明後期における銀需要の話。
訳者が若干盛った可能性もあるが、それでもひどい。(原典にあたっていないので申し訳ない)

この人、その直後にこんなことも書いてる。
>ほぼ同時期に、クリストファー・コロンブスー中国への近道を探していたジェノバの地図製作者ーが新世界の大地に到着し
>…事実上無制限だったアジアの貴金属需要がなければ、こうしたこと(新大陸発見、大鉱山発見、先住民虐殺)は
>いずれも起きようがなかったに違いない。

>中国経済がこれほど活発ではなく、従って、銀ベースへの換算で、驚異的な量の新大陸の銀を、
>何世紀にも渡って求めることがなかったとすれば…

の問題に関する彼の理解も、定量的におかしいようにみえる。
世界@名無史さん [sage] 2019/04/02(火) 19:04:40.930
すまん、貨幣論じゃなくて「負債論」だった。D. Graeber "The Dept"
世界@名無史さん [] 2019/04/02(火) 20:19:51.360
Debtでは
世界@名無史さん [sage] 2019/04/03(水) 15:23:26.790

「留保」なんてできたのかね?

実際にはそこまで貴金属の流れをコントロールできなかったからこその重商主義じゃないの?
世界@名無史さん [] 2019/04/03(水) 17:32:44.220

少なくとも、日本の場合は貿易の窓口を

松前―アイヌ
長崎―明清・オランダ
対馬―朝鮮
薩摩+琉球―明清

にほぼ限った管理貿易体制だったので、積極的に内部留保を維持する政策を打ち出して
銀の流出にストップをかける事に成功してる。

それが、銀に代えた「俵物」による貿易決済であったし、
絹や木綿の国産化努力だった。

結果として日本産の絹は幕末〜明治には重要な外貨獲得手段になるまで成長を遂げる。
世界@名無史さん [] 2019/04/03(水) 23:13:59.910
江戸時代の日本はそこそこ海外とのやり取りはあった
ガチで鎖国してたのは朝鮮
たまに朝貢使節を清に送ったり、清の使節や対馬の商人がたまにくる程度だった
世界@名無史さん [] 2019/04/03(水) 23:19:59.600

日本は江戸時代、朝鮮は李氏朝鮮、中国は明になって閉鎖的になだたときいた
それまではけっこう互いに交流があった
世界@名無史さん [] 2019/04/03(水) 23:28:17.690

李氏朝鮮、対馬の商人がたまに来るどころか、釜山の「倭館」という施設、日本の長崎の「唐人屋敷」みたいなものだが、
ここに常に数百人の対馬藩関係者が交易・外交目的で常駐している。
世界@名無史さん [sage] 2019/04/04(木) 00:46:42.290

江戸時代まで世界有数の金保有国だった日本が幕末明治にかけて金流出しまくって
金本位制すら満足にできなかったのはどう説明するんだろう?
世界@名無史さん [sage] 2019/04/04(木) 01:00:05.36O

> 日本産の絹は幕末〜明治には重要な外貨獲得手段になるまで成長を遂げる

『あゝ野麦峠』の女工の歌にあったなあ

男軍人女は工女
糸を引くのも国の為
世界@名無史さん [sage] 2019/04/04(木) 01:04:29.370

海禁政策で貿易が量的に少なく、内容も行政的に統制できてた間は貴金属の流出をコントロールできたけど、日本でも中国でも欧米列強が要求したのは「そういう政治的に統制された貿易じゃなくて、自由に商取引させろ😡」ってことだからねえ
世界@名無史さん [] 2019/04/04(木) 01:05:09.010

明治日本近代化の原資の外貨獲得手段は、
絹、茶、銅、そして、長崎などの国際貿易港における列強蒸気船への石炭と良質の水の供給。
世界@名無史さん [sage] 2019/04/04(木) 01:10:39.940
ヨーロッパ諸国は活発かつ大量の貿易を相互に行ってたから行政的に貴金属の流出を統制するのは困難で、いわゆる重商主義政策で経済的に流失を食い止めようとしたのかな?

全盛期のナポレオンの権力をもってしても大陸封鎖令を実行させられなかったもんな
世界@名無史さん [] 2019/04/04(木) 01:14:27.200
日和つづきの♪   今日このごろを♪
心のどかに♪    摘みつつ歌ふ♪
摘めよ摘め摘め♪  摘まねばならぬ♪
摘まにゃ日本の♪  茶にならぬ♪

この歌詞の「日本の茶」には、多分外貨獲得のための日本の名産、という思いが
込められているんだろうなぁ。
世界@名無史さん [sage] 2019/04/04(木) 01:24:27.900

あれはむしろ、江戸期日本の金銀市場が、完全に「閉じていた」ことの証明。
もし金銀両替相場が世界に開いていたら、あんなガラパゴスな金銀両替レートにはならず、
二朱銀のような目先の利益に囚われた馬鹿政策を取ることも不可能で、
開国直後のハリスの奸計も、経済学的に行いようがなかった。
世界@名無史さん [] 2019/04/04(木) 01:42:47.000

いや、むしろ国内留保が危うくなってきたから「閉ざした」んだろ。

その「閉ざした」間に金銀流通市場のガラパゴス化が進んでしまったわけだが。
世界@名無史さん [] 2019/04/04(木) 01:46:06.600

明治維新ってのも、日本の金銀市場と自由に交易したい西欧列強と幕府の制約なしに自由に貿易したい西南雄藩、
さらに自由貿易に参入して利益を上げたい国内の金融資本家が共通の利害で結びついた政変劇、という見方もできるからね。
世界@名無史さん [] 2019/04/04(木) 17:14:43.080

金融資本家が出てくるということはやはり明治維新は市民革命の側面があるということか
世界@名無史さん [] 2019/04/04(木) 18:03:30.300

実のところ、明治維新のキーマンに金融資本に近接した筋の人が多すぎるような気がするんだ。

有名なところだと、坂本龍馬と勝海舟。

二人とも、「本家」が金融資本家として勃興して、その資本力を背景に武家社会に進出した家だよね。
しかも、勝海舟のパトロンだったのが柔道の創始者で有名な加納治五郎の実家の酒造家加納家。
酒造家は当時の代表的な金融資本家で、加納一族は近代になっても加納財閥を起こして、
現代でも代表的な酒造メーカーになっている。

さらに福沢諭吉は中津藩の蔵屋敷の役人の家で、いわば中津藩の中央銀行職員の家柄。

今でも日銀は大分との強い結びつきを誇っていて、日銀大分支店はこんなサイトを作成しているほど。
ttp://https://www3.boj.or.jp/oita/shiten_annai/oitanotunagari.html

明治の元老と言えば、政の伊藤博文に軍の山縣有朋が双璧だが、この二人、一般には武家奉公人の中間の出、
ということにされている。ところがどっこい、普通の武家奉公人なんかじゃない。
長州藩の「蔵元付中間」、つまりこの二人も長州藩の蔵屋敷の仕事をしていたわけ。
いわば、長州藩の中央銀行の下級職員、という出自。
実際、伊藤博文は志士グループの活動や長州ファイブの留学に際して、資金調達の方面で異能を発揮している。

どう考えても、維新のプロセスの要所要所で、幕末日本の金融資本家に近しい人材が大活躍しているんだよね。
世界@名無史さん [] 2019/04/04(木) 18:07:56.910
まさに教科書では教えてくれない明治維新だな
世界@名無史さん [sage] 2019/04/04(木) 19:06:01.190

「あゝ野麦峠」が書かれた明治末期は軍人や女工はある程度裕福な家の子女の就職先で
農家なんぞとは比べ物にならないぐらい豊かだったけどね
そもそも軍隊の場合は昭和10年の徴兵検査ですら9割方が発育不良で丙種としてはねられてる有様で
圧倒的大多数の貧農には関係のない世界だった
世界@名無史さん [sage] 2019/04/04(木) 19:06:09.600

なんだよこれ。
山本井上一万田三重野って、こりゃ「日銀大失政総裁オールスターズ」じゃないかww
見事に全員、過剰な緊縮策で国民経済をぶっ潰した総裁ばっかり。
日銀総裁の大分出身フラグは、国民を苦しみに叩き込む鬼門なんじゃないのか?

ていうかおそらく、日銀という組織の企業目的に特に忠実なんだろうね。
自分が発行した債権である日銀券の価値の維持だけにひたすら腐心する。
国民経済は正直どうでもいいw
世界@名無史さん [sage] 2019/04/04(木) 20:55:26.520

金融資本が前面に出てくるうちはまだ近世重商主義権力でしかない。
ブルジョア革命というのは産業資本が多額の税を負担している社会でその使い道をめぐって起こるもので、
王侯貴族に金を貸して成り立っているような金融資本家はお呼びじゃない。
日本で言えば自由民権運動がブルジョア革命に近い。
ただ近代産業はまだ未熟だったからインテリ(不平士族)とジェントリ(寄生地主)が主役になった。
世界@名無史さん [] 2019/04/04(木) 22:26:05.340

九州の某県で、県の養蚕指導の技師だった方から聞き取りをしたことがあるんだけど、
実は昔の糸繰の女工さんって、すごく栄養状態が良かったんだって。
というのは、繭から糸をとっていて最後に出てくるゆだった蚕の蛹をおやつとして食べちゃう暗黙の特権が
あったんだそうな。
それで、糸繰の女工さんはすごくタンパク質の摂取量が多かったんだって。
世界@名無史さん [sage] 2019/04/04(木) 22:55:42.980
戦前の徴兵検査では、漁村出身者に甲種合格が多かった。

海の労働で鍛えられ、
なにより小魚でタンパク質を豊富に摂取できるから
世界@名無史さん [sage] 2019/04/05(金) 00:26:27.130
どんどん話題が中世から離れていってるな
世界@名無史さん [] 2019/04/05(金) 00:51:49.600

じゃぁ、今までの話の展開と関連付けながら、スレタイに直接関連した「お題」を提示してみよう。

「ローマ帝国末期のスペイン金鉱山の枯渇による金貨不足に古代末の地中海世界はいかに対応したのだろうか」
世界@名無史さん [sage] 2019/04/05(金) 01:19:32.630
貨幣改鋳じゃね。

ローマ帝国末期には金貨→金メッキした銀貨、銀貨→銀メッキした銅貨に成り下がってたって言ってたのはマルク・ブロックだったかな?
世界@名無史さん [] 2019/04/05(金) 01:28:05.990

この政権側の「改鋳」という対策に、決済市場がどう反応して、実体経済がどう変化していったのか詳しい人はいるかな。
世界@名無史さん [sage] 2019/04/05(金) 01:34:14.240

教科書的に考えると、貴金属の退蔵→貨幣経済から実物経済への後退→市場経済から命令経済へ(コロナートゥス制)ってところかなあ・・・
ジョン・ヒックスもそんなことを書いてたような
世界@名無史さん [] 2019/04/14(日) 21:38:55.080
北朝鮮って国内がかなりヤバい状態でよその国なら反乱が頻発しても不思議じゃないのに
そういうのはまったく起きてないから、統治については実はかなり巧妙なのかもな


中世の農奴よりは100倍マシだろ
世界@名無史さん [sage] 2019/04/14(日) 22:25:00.900

大テロルやゴロドモール時代のソ連でも反乱とか起きてないし、全体主義ってそういうもんだろう。

  

ん? なぜか既視感が・・・
世界@名無史さん [sage] 2019/04/15(月) 10:20:33.350
古代ローマの奴隷と中世ヨーロッパの農奴だと
どっちの方がハードモードだったの?
世界@名無史さん [] 2019/04/15(月) 10:23:33.720
ローマの奴隷いうたかて鉱山奴隷と家内奴隷では天地の差あるがな
世界@名無史さん [sage] 2019/04/15(月) 12:41:09.490

身分移動の可能性の大小でいうなら、ロシアの農奴は底辺中の底辺ではある
世界@名無史さん [sage] 2019/04/15(月) 13:06:44.010
鉱山送りされるのはだいたいが極悪な犯罪奴隷だしな
過酷なのが当たり前というか
世界@名無史さん [] 2019/04/15(月) 13:36:16.270

敵の捕虜とかもおるやろ
世界@名無史さん [sage] 2019/04/15(月) 16:54:16.900
剣闘士も奴隷身分だが、勝った時の喝采が忘れられず、
解放されても戻る者もいた
世界@名無史さん [] 2019/04/15(月) 17:15:05.190

それどころか剣闘士やる皇帝までおったからな
剣闘士として喝采浴びるのはよっぽど気持ちええんやろな
世界@名無史さん [] 2019/04/15(月) 17:15:37.990
ところで、本当に西欧中世って普遍的に農奴制が施行されていたのか?

というのも、90年代以降に出版された著者のしっかりした歴史関係書籍、
例えば中央公論社の「世界の歴史」シリーズ90年代版でも
岩波講座の「世界歴史」シリーズでも、農奴制に関してはほとんど触れられていない上に、
読みようによっては農業従事者の一部しか農奴でなかったように受け取れる記述ですらあるんだが。
世界@名無史さん [sage] 2019/04/15(月) 17:34:01.000
農奴制の浸透度は地域差が大きい、という分布図は、堀越宏一の著作などによく登場しているね
世界@名無史さん [] 2019/04/15(月) 17:36:11.160
>剣闘士やる皇帝

コモドゥスか
皇帝としてはボンクラでも
剣闘士としてはなかなかのものだったようだ
世界@名無史さん [] 2019/04/15(月) 18:07:46.690
奴隷を皇帝官房に任命し国政を任した皇帝もいたな
世界@名無史さん [] 2019/04/15(月) 18:36:27.010
前近代の社会では、奴隷以外はほぼ必ずと言っていいほど、自治的な結集を伴った社会集団を
背景に動いている。皇帝の臣下の官僚であっても、自分の所属する社会集団を背景に
皇帝に圧力をかけてくるし、皇帝自身ですら自らを皇帝に押し上げた「与党」の社会集団の
縛りからは自由になりにくい。

ところが、奴隷だけはそういう自治的な社会集団から切り離されて奴隷の主人ただ一人に
属している。彼の生命維持、権利の養護は純粋に彼の主人に帰属する権能である。

だから、君主の奴隷はしばしば君主が何者からも掣肘されずに軍事や政治を実行するための
よりどころとなる。

ところが、君主がそういう便利さに頼って、政治や軍事の手足となる「奴隷団」を
肥大させすぎると、この「奴隷団」が自律的な自治共同体として結集を始めてしまう。
「奴隷団」は新たな自治的な圧力団体として君主に圧力をかけ、しばしば君主を
「奴隷団」の傀儡としてしまう。

イスラーム世界のマムルーク、イエニチェリ、中華世界の宦官にその典型を見ることができる。
世界@名無史さん [sage] 2019/04/15(月) 18:39:51.100

中世欧州で普遍的に農奴が生産主体だったなんて学説あるか?
中世農業革命の主人公は小規模な自作農とそれが構成する農村共同体で、彼らは自由身分だったわけだが
世界@名無史さん [] 2019/04/15(月) 18:50:47.520

1970年代まで猛威を振るっていた階級闘争史観、発展段階史観では、
西欧中世を「農奴制封建社会」と定義していた。

歴史学がその呪縛から解放された後、それじゃぁ農奴って生産労働人口の
どれぐらいを占めていて、社会的にはどういうポジションだったんだ、
という所に焦点を絞った論説をあんまり見かけない気がするんだわ。

だもんだから、例えばWikipedia日本語版の「農奴制」の記事なんかでも、
あたかも農業人口の主体が農奴であったかのように言われていた時代の
著作をベースに書かれている。
世界@名無史さん [sage] 2019/04/15(月) 21:02:24.180
コンモドゥスの戦闘力尋常じゃないんだろうな

近衛兵では太刀打ちできず本物の剣闘士が毒で弱ってるところでやっと殺すとか

軍人や剣闘士なら天才として持ち上げられたものを
世界@名無史さん [] 2019/04/15(月) 21:05:45.450

彼は軍の司令官として才能を発揮できなかったコンプレックスがあるからこそ、
ああいう「マッチョ」に走ったんじゃないのか?
世界@名無史さん [sage] 2019/04/15(月) 21:30:48.910
中世ヨーロッパが農奴制だというのは階級闘争史観の陰謀ってのはいくら何でも無知すぎやろ
「ドゥームズデイブック」見ると1086年のイングランド人口の9割が農民なんだが
そのうち自由農民は12%に過ぎず後はヴィランやコッターと言われる農奴がそれぞれ35%と30%と奴隷が9%
これはイングランドに限らずどこもそうで中世ヨーロッパが農奴制社会だったのはゆるぎない事実
世界@名無史さん [sage] 2019/04/15(月) 22:08:16.390
ローマ皇帝の個人戦闘能力は技巧のコンモドゥスと
フィジカルモンスターなマクシミヌスのツートップかな
世界@名無史さん [sage] 2019/04/15(月) 22:27:01.130

イングランドを欧州の代表的に捉えるのはちょっとなぁ…。
世界@名無史さん [] 2019/04/15(月) 22:39:30.810
西欧の代表言うたらおフランスに決まってるがな
世界@名無史さん [sage] 2019/04/15(月) 23:12:40.260
モンタイユーでは城代の家族以外、司祭も含めて全住民が農家だった
世界@名無史さん [sage] 2019/04/16(火) 01:48:55.580
山川世界史リブレット『中世ヨーロッパの農村世界』p59に農奴の分布図があり、

農奴50%以上はイングランド、ロワール川流域からドイツ南部、ラングドック地方

20-35%は今のベルギー、南仏、プロバンスからリヨン方面、トスカーナ、南伊、シチリア、サルディーニャ

10%以下はノルマンディー、北伊ポー川流域、今のオランダ、北ドイツ、スペインのエブロ川上流あたり
世界@名無史さん [] 2019/04/16(火) 10:23:25.110

おもしろそう!

近いうちに読んでみるわ。
世界@名無史さん [sage] 2019/04/16(火) 23:10:58.810
農奴の多い地方の共通点はなんだろうね。イングランドとドイツ南部って気候的にそんなに似てたっけ?
世界@名無史さん [] 2019/04/16(火) 23:16:14.990

イングランドとラングドックなら、ともに域外の勢力による軍事占領を受けているって事かな。

イングランドはノルマンコンクェスト以降、外部から来た王権の統治を受け続けているし、
ラングドックはアルビジョア十字軍を被っている。
世界@名無史さん [] 2019/04/16(火) 23:18:51.340
そもそも、「農奴」って訳語はどれぐらい原語のニュアンスを正確に伝えているんだろうか。
世界@名無史さん [] 2019/04/16(火) 23:44:23.660
次スレ
ttp://lavender.5ch.net/test/read.cgi/whis/1555335499/
世界@名無史さん [sage] 2019/04/17(水) 00:18:02.670

E・トッドの家族制度?と思ったが、因果関係が逆のような気も。

農奴制が強いから、(守るべき財産がないので)パリ盆地式の均分相続(またはイングランドの遺言相続)になり、
農奴制が弱い地域は、自作農が財産細分化阻止のため直系家族(長男単独相続)になったということかな?
世界@名無史さん [sage] 2019/04/17(水) 01:32:29.030
其の図の出典は『ヨーロッパ中世社会と農民』ロベール・フォシェ邦訳1987年とのこと
現在絶版なのが残念

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