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リレー小説「終末の日本」


創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/26(日) 19:11:48.99:VK0SmMTA
以下の設定で書いてほしいです!

■設定

・主人公の名前はタケル。30代男性
・何らかの原因で文明が崩壊していく日本が舞台
・文明が崩壊を始めた日:2018年8月1日
の日付と場所:2018年8月26日、東京都内
・ファンタジー厳禁!

お願いします!
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/26(日) 19:13:42.80:VK0SmMTA
タケルは目を覚ました。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/26(日) 19:14:13.98:i/SotSUD
タケルは勃起していた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/26(日) 19:26:55.53:4Uy2KCnE
タケルには今日までの記憶がなかった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/26(日) 20:18:26.59:vS7FpZ5q
とりあえずトイレに行くと 便器が割れて砕けていた
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/27(月) 18:44:15.00:eR7CMHlw
壊れた便座から水が漏れ始め、タケルはトイレから出ようとするが、鍵がかかっていることに気づく
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/27(月) 19:22:18.32:6VzeHCxT
このままでは溜まった水に満たされ溺れてしまう
焦ったタケルは、
創る名無しに見る名無し [] 2018/08/28(火) 08:55:08.44:MTlVh4yt
窓からの脱出を試みる。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/28(火) 15:19:47.44:+7A9RtIT
しかし窓は外に何かつかえているのか開かなかった
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/29(水) 07:53:01.99:vdp5dbhI
すると、窓の方から声がした。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/29(水) 08:10:36.66:IOxl4TJu
「ねえ、ここから出してほしい?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/29(水) 18:23:13.39:Bpp8h14v
女の声が聞こえてきた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/29(水) 20:05:02.43:Q/RgBBht
だが何かがおかしい、抑揚のない、そうまるでスマートスピーカの声のような
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/29(水) 22:28:28.75:fkzn2Te8
この女を確かに僕は知っている。タケルは答えた「
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/29(水) 23:44:54.90:P74seMTb
「実は、僕には過去の記憶がない。今、どうしてこの家にいるかすら覚えていないんだ。でも君なら、なにかわかっているんじゃないか?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/30(木) 00:44:07.32:qhR3wbrt
「自分の目で確かめる?」
僕が言うと女の声はそう無機質に答えた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/30(木) 01:35:16.72:BlnaujVA
タケルはもちろん答えた。
創る名無しに見る名無し [] 2018/08/30(木) 01:38:20.85:c4ZtEbip
すると窓が割れた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/30(木) 05:07:22.07:mu1yh7ih
蓮舫が立っていた。
「お前はかつてオザワ先生と呼ばれていた・・」
創る名無しに見る名無し [] 2018/08/30(木) 08:35:20.03:aILZXAEi
スネ夫「〜〜ヘイヘイドクター〜〜ヘイヘイ」
創る名無しに見る名無し [] 2018/08/30(木) 15:29:55.94:c4ZtEbip
タケルは、スネ夫のことははっきりと目視できるが、蓮舫の姿は見えない
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/30(木) 18:05:18.82:/v89s6Jo
右京は読みながら、こう思った
「このスレにもスネ夫が出てきましたか、唯一まともそうなお話になると思ったのですがねぇ残念です」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/30(木) 19:18:46.61:LKo7hmlr

窓の外にはリュックを背負った若い女が立っていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/30(木) 21:04:36.21:c4ZtEbip
女のうしろには、廃墟が立ち並ぶゴーストタウンが見えた。
「ようこそ、終末の日本へ」
女は言った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/30(木) 23:36:53.85:1fcegalc
壁には スネ夫とか右京とか出てくるとつまんね という落書きが
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/31(金) 05:38:06.26:4O0pm5Wz
終末の日本に台風が接近していた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/31(金) 07:52:16.64:pfCXprSe
週末出かける用事があったのだが
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/31(金) 08:19:09.30:8WnXtsVs
「ブスじゃないよ、可愛いよ」って
否定してもらいたいだけの構って野郎
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/08/31(金) 13:29:34.95:FVZYJ4l7
「終末の日本・・・?いったいどういうことだ?」
窓から外に這い出しながらタケルは女に聞いた
創る名無しに見る名無し [] 2018/08/31(金) 21:35:00.98:OFNOlIB2
女「40秒で支度しな!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/01(土) 10:51:37.20:FdfQLxvH
女は勝ち誇ったかのように男にそう吐き捨てると、にやりと笑った
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/02(日) 17:26:36.03:Mu8Is9a8
なんだ、オタク女子か。
タケルは目を細め女を見た。
女は端整な顔立ちで、美人であった。紺色のTシャツにジーンズのホットパンツ、使い込まれたブーツを履いている。背負っているリュックからは飯盒が飛び出ていて、さながら登山でもしているかのような格好であった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/02(日) 20:33:07.31:FjkjEcVq
このスレも無事終了
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/03(月) 14:02:15.82:g8ohi+x/
「あなた記憶がないの?」
「ああ、一体何があったんだ?地震でもあったのか」
「ふーん、そう。幸せな人ね」
「君の名前は?」
「私?私はーー」
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/03(月) 20:51:29.41:3Bd3X2MF
面白い人が面白いことをする

面白いから凡人が集まってくる

住み着いた凡人が居場所を守るために主張し始める

面白い人が見切りをつけて居なくなる

残った凡人が面白くないことをする

面白くないので皆居なくなる
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/03(月) 20:52:31.87:3Bd3X2MF
スネ夫使うやつは凡人
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/03(月) 22:17:56.02:hJbtL3f+
では何故ふみえさんは長々と続いているのか?
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/04(火) 08:18:03.01:O5xG7i7e
スネ夫はシリーズが続きすぎた。もう素人は入れないレベル。ふみえさんは実はふみえさんがキッチリ決まってないからいじりやすい。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/04(火) 17:33:46.47:giRi6vxi

「私はケイ」
ケイはぶっきらぼうに言った。
「あなたは?」
「俺はタケルだ」
「自分の名前は覚えてるのね」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/05(水) 19:11:59.10:fNHdR3Dz
「あなたの家、水が出るの?」
ぐっしょりに濡れたタケルの足元を見てケイは質問した。
「ああ、俺の家かはわからないが、トイレに閉じ込められたんだ。お陰で助かったよ」
タケルは先ほどの状況を思い出していた。
「自分の家かどうかもわからないのに、トイレの場所は知ってるのね」
ケイがそう言うとタケルはハッとした。
「そんな話より水の方が今は貴重だわ」
ケイはタケルが出てきた小さな窓に上半身を入れて中を確かめると歓声をあげた。
「すごい!水道管が生きてるのね。一体どうして...」
ケイは入れた上半身を引き出すとタケルに言った。
「この家、探検しがいがあるわ」
タケルは首をかしげた。
「水が貴重だって?ここは日本だよな?一体なんだって言うんだ...」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/06(木) 10:31:33.90:AMrmoGKl
   /)__∧    Λ_Λ    ∧__(\
   | |`∀´> ◯< `∀´ >◯ <`∀´| | ウェー、ハッハッハッハ
   |    〈)  \    /  (〉   ノ
‐‐‐‐‐‐‐‐/´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
 ̄ ̄| | ̄| 日本の   ..| ̄ | | ̄ ̄ ̄.| | ̄ ̄ ̄| |
 ̄ ̄| | ̄| 大地震を  .| ̄ | | ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄| |
 ̄ ̄| | ̄| お祝います | ̄ | | ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄| |
 ̄ ̄| | ̄t_______.t, ̄| | ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄| |
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/06(木) 18:42:05.08:ZkBlU6QH
ケイはその場から離れ、家の玄関へと回った。
タケルはそのあとについて行った。
「待ってくれ、ケイ。他の人たちはどこへ行ったんだ?一体、日本に何が起こったんだ?」
ケイは玄関のドアノブを回したが鍵がかかっていた。ケイは辺りをきょろきょろと見回しながらタケルの質問に答えた。
「この辺りには私とあなたしかいないわ。どこかに隠れてるのかもしれないけど、人の姿を見たのは久しぶりよ」
ケイは足元にあった手のひらぐらいの大きさの石を手に取ると、玄関の横に付いてる窓に向かって投げた。
ガラスの割れる音が響き、ぽっかりと窓に穴が開いた。
「日本がどうなったかなんて、私だって知らない。どこも電気が来てないから、スマホだって今はただのガラクタよ。もちろん、新聞配達だって無いわ」
そう言うとケイは肩をすくめた。ケイは落ちていた気の棒で窓のガラスの破片を落とすと、そこから家の中へと入っていった。
「電気が来てない?でも電池で動くラジオぐらいあるだろう。それで何か情報を得よう」
タケルは窓に向かって声をあげた。
しかし、ケイの返事はなかった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/06(木) 22:23:11.58:NiuYsQId
ケイはオザワ先生に襲撃されて気絶した。
いつしか空は真っ黒な雲に覆われ雷鳴が轟いた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/07(金) 13:51:20.97:lP8pNOc5
タケルはいつまでも待ったがケイは家から出てこなかった。
心配になったタケルは同じ窓から家の中に入っていった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/08(土) 08:18:21.00:bd9MYXa/
オザワは家の裏口から気絶したケイを抱えて出ていった
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/08(土) 09:31:05.33:vhzWwzFc
ケイが目覚めると、手足は椅子に縛られ身動きがとれなかった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/08(土) 17:06:12.72:bd9MYXa/
「ここは...?」
ケイは周りを見回したが、辺りは暗く静まり返っていた。
すると背後から扉の開く音が聞こえた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/08(土) 20:10:21.71:jz3bniVD
足音が近づいてくる。
「…あなた誰なの?これは一体どういうこと!?」
足音はケイを無視してケイを通り過ぎていったようで足音は遠ざかっていく。
「…オイッ、無視しなっ…」
ケイは足音の主が無視したので、ケイは激怒し怒鳴りかけた瞬間、パチリと電源の入る音がすると少し遅れるように明かりが付いた。
「…え」
ケイは衣服を剥ぎ取られた全裸の状態でパイプ椅子に縛り付けられており、服の上からでもその存在感を主張していた巨乳も、ピンクの性器も全て丸見えだ。

ケイは頭が真っ白になり、絶叫し拘束を振りほどこうと暴れた。
(…何故こんなことになった!?)
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/08(土) 20:38:16.12:fb+ddy6R
ケイは拘束をほどくため必死にもがくと
形の良い乳房が濃桃色の先端を凝らせなから
縦横無尽に形を変えながら暴れる。
が、拘束は外れない。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/08(土) 20:39:14.14:bd9MYXa/
ケイの左前方の床に何かがうごめいていた。
「へへへ...良い格好だな、ねーちゃん...。俺もたまらんわ...へへへ...あーっあ〜」
床には裸の男が倒れていた。両足は鎖に繋がれ、両手は背中で縛られている。男は両足を何度も胸の前に持っていき、また足を伸ばすと言う動作を繰り返していた。
「いくーっいくーっ、たまらんわ〜はぁはぁ」
男の半開きの口から穴だらけの前歯が覗いている。その暗く濁った目はケイの方を凝視していた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/08(土) 20:49:46.92:cCYZiBBO
汚ならしいものはいくらでも見て来たはずだった。
しかしケイは今初めて人間の汚さに触れたかのような表情で顔を背けた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/08(土) 22:11:24.15:fb+ddy6R
ケイは夢を見ていた。オザワ先生に襲われる夢だ。追い詰められたとき声が聞こえた。タケルの声だ。

目を覚ますと目の前にタケルがいた。拘束も外れている。
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/08(土) 22:19:30.00:ccNNU3cI
タケルはピーターパンの格好をした蓮舫と一緒だった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/08(土) 22:36:00.30:VgopSiIt
「大丈夫?」タケルが弱っちぃ声で聞く。
「ありがとう、助けに来てくれたのか」
ケイは威厳を保つように男言葉を使いながら、次には疑問を口にした。
「隣の方は、どなた?」
「えっ?」
タケルは左右をきょろきょろ確認した。ピーターパンの格好をした蓮舫が嬉しそうに笑い、お辞儀をする。
「隣って……。怖い冗談を言うなぁ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/08(土) 22:43:10.61:VgopSiIt
それにしても自分に超能力があるとは知らなかった。タケルはついさっきの出来事を思い出していた。
ありったけの勇気を振り絞って乗り込んで行った。手にはそこの道端で拾った孫の手を握り締めて。
すると悪い奴等はタケルが孫の手を振るうたび、当たってもいないのに吹っ飛び、遂には一人残らず失神したのだ。
まるで蓮舫の回し蹴りでも喰らったかのように。
ファンタジー厳禁のこのスレでこんなことがあってもいいのかと茫然とした。同時にチョーシこいてもいた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/09(日) 00:51:07.29:175SSuWB
タケル「そんなことよりこいつをしゃぶってくれよ」
タケルは下半身ハダカになった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/09(日) 01:54:20.80:l4RTiQv3
「結局、あなたも他の奴らと同じなのね」
ケイはがっかりした顔でタケルを見た。
「えっ」
少し調子に乗りすぎたのかと焦り出すタケル
「残念だわ」
そう言うとケイはタケルに背を向け部屋を出ていった。
1人取り残された気まずい沈黙の中、窓越しに映る自分のまぬけな姿を見てタケルは苦笑した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/09(日) 08:37:59.20:MtZv3+B2
外では今日何回目になるのかもわからない地鳴りがし始めた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/09(日) 09:55:11.10:EQlUAgi1
フック船長の格好をしたオザワ先生がやって来た!
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/09(日) 13:08:53.67:Pv6qo1h2
ケイはゴーストタウンの中をとぼとぼと歩いていた
アスファルトの路上は所々ひび割れ、草が生えていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/09(日) 13:36:13.79:tSS6XEnE
何もない。人間の作った街なのに、人間のために用意されたものが何もない。
小さな公園だった空間は、倒れて砕け散った木々で踏み場もなかった。
そのはずれで木々の中から顔を出している水飲み用の蛇口を見つけた。
水が出るはずもないのだが、ケイはまっすぐそこへ向かって歩き、蛇口をひねった。
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/09(日) 16:45:59.06:z0d6hFW7
日本はネバーランド建設のため既存の文明を強制終了されようとしていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/09(日) 18:55:13.68:L+3Led3i
だがそんなことはケイには知るよしなかった。
「…ォーイ!」
背後からタケルの呼ぶ声がした。
振り向くとタケルが手を振りながらこちらに向かって走って来た。手には服を持っている。

「…あっ」
ケイは自分が裸であることを忘れていた。だが乳房も局部も隠そうとしない。
ケイは文明崩壊により様々な別れや裏切りを経たことで、希望を失い自暴自棄になっていたためだ。

というのは半分嘘である。数多の裏切りにより精神が消耗しているのは確かだが、本当は誰もいないというシチュエーションをポジティブに捕らえ、この状況を楽しむために全裸で出歩いてるのだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/09(日) 19:31:40.54:kUNpBsuB
終末が訪れたのは日本だけではない。このような文明崩壊の危機は世界中で起きていた現象だ。つまり、どこへいっても安全な場所などないに等しいのである。

もっともタケル達にはそのようなことは知らないし、わかったところでどうにもできないのだが。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/10(月) 06:34:56.98:d59qAE2y
「わざわざありがとうタケル。」
タケルは服をケイに手渡す。
(この女、実は狂ってるのか?)
「だ、誰かが見ていたらどうするんだよ!あ、あんたみたいな美人が、裸で外を出歩くなんて…ッッ!」
タケルは少々動揺しながらそう言った。
「あんた、私とヤリたいのか」ケイはニヤニヤと笑いながら答える。タケルは慌てて否定するがそれとは裏腹に股間がテントを張っているのは既にばれていた。
ケイはタケルを突き飛ばしズボンを剥ぎ取ると露出したナニをしゃぶり始めた。
タケルは呻き声を上げて3分立たずに射精した。
「早っ」
ケイは四つん這いの姿勢になり、ケツを突き出してマンコを自ら開きタケルに挿入を促した。
マンコは使い込まれていないピンク色をしていたが処女ではなさそうである。
がタケルにはそんなことはどうでもよかった。
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/10(月) 06:42:26.05:+NDmu50C
そこへピーターパンの格好をした怪しい集団がやってきたので近くの空き家に避難した
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/10(月) 07:12:18.72:0IPLkSRS
ピーターパン・ジェネレーションズは空き家の真ん前に集合すると、奇声を発して点呼を取りはじめた。
ハゲ頭に緑色の帽子を被り、ギョロついた目のリーダー「田中さん」が唾を飛ばしながら「僕はトム」と名乗り、
「ジェシーはいるかーいっ?」と甲高い声で聞いた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/10(月) 07:48:59.77:zyUXLfCZ
「ジェシーはしんだでしょ!」ロリータファッションに身を包んだ90歳近い老婆が子供のような声で可笑しそうに言った、「歩道橋の下敷きになってw」
「あぁ〜そうだったね、ハハハ!」トムは腹を抱えて笑った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/10(月) 08:19:32.80:TDkJA+k/
空き家の玄関の扉が乱暴に開かれると中から
目つきの鋭いがたいのいい白人男…スミスが出てきた。

「お前ら人の店の前で何をしている。客じゃないなら営業の邪魔だ、とっとと失せろ」
スミスは雷鳴のような声で「ピーターパン」達
をギロりとにらみつけた。

田中さんは不機嫌そうな表情になる。
「なんだいきみは?僕たちはここで遊んでいただけさ!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/10(月) 10:18:13.58:zyUXLfCZ
「そこは空き家だよ! 空き家で何のエーギョーしてるんだい!?」ロリータ・ファッションの老婆『ウェンディー』がまくし立てた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/10(月) 11:11:49.84:MKBtBeyY
テリー「ごちゃごちゃうるせーーーー!!!」
テリーはサニーパンチで今まで出てきたカスどもを撲殺した。
テリー「これからは俺が主役だ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/10(月) 11:23:37.56:IUimVrM0
しかしテリーはフック船長に拉致されてしまった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/10(月) 12:38:53.20:TDkJA+k/
誰もいなくなったはずの空き家の窓から
タケルが顔を出し
「あの人達なんだったんだろう」
と外を警戒しながら呟く。

そしてケイはタケルの背後で空き家に食糧がないかあさっていた。
「さあね、関わらない方が良い」
ケイが漁っている戸棚から1枚の写真が落ちた。ケイがそれを拾ってみると、家族の写真だった。中央の少年は先ほどのテリーに似ている。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/10(月) 15:20:07.53:4XrbIqfq
「美少年ね」
ケイは写真を胸ポケットにしまった。
棚の上部を調べていると缶詰が見つかった。蓋には『シャケ』と書かれている。
「見てタケル、鮭缶だって!」
タケルはまだ窓の外を見ていた。
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/10(月) 19:14:32.84:j21Wu5JU
窓の外を馬車ならぬ犬車に乗って、カビ臭いドレスに身を包んだお姫様が通った。
「文明が崩壊して行くなら文明堂のカステラを食べればいいじゃない」と繰り返し呟きながら。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/10(月) 20:08:11.74:/Cgk73xH
「この国はいったいどうなっているんだ?」
タケルは窓の外の光景に困惑しました。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/10(月) 20:16:04.48:HIDuFH91
ウェンディー(88)は、姫の可愛らしさに激しく嫉妬して金切り声をあげた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/11(火) 04:09:33.63:ilJKgU0K
それがウェンディーの最期の言葉だった。ウェンディはどこからか手斧を取り出してお姫様に襲いかかったものの、犬車の犬と相打ちになり首を噛まれ出血多量で死んだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/11(火) 05:15:32.88:LqxhjMMm
突然のことに驚き怯えるお姫様に追い討ちをかける出来事が起こります。
先ほど狂暴な大男、テリーが物陰から出てきたのです
テリーの顔や服は彼を拉致したフックとその手下たちの返り血と自身の血で赤く染まり、その顔は殺気だっています。お姫様はその異様な姿を見て小さく悲鳴をあげるとその場から逃げ出しますがカビ臭いドレスのせいでうまく走れません
「主役はこの俺だ、主役はこの俺だ」
テリーは同じ言葉を何度も呟きながら怯えるお姫様との距離を詰めていきます。
「わ、私を食べても美味しくないですよっ」
お姫様は命乞いをしますがテリーは。
「ごちゃごちゃうるせーっ!おれがしゅやくだーっ、イヤーッ!」
彼は命乞いを無視し奇声を上げながらサニーパンチを食らわせたのです。
「アバーッ」
パンチはお姫様の横腹に命中し彼女はお姫様とは思えない悲鳴をあげましたが
お姫様はまだ逃げるのをやめません。
「イヤーッ!」
「アバーッ!」
「イヤーッ!」
「アバーッ!」
テリーは再び奇声を上げながらサニーパンチを何度もお姫様に食らわせますがお姫様は悲鳴をあげながらも逃げ続けます。
それは地獄絵図のようでした
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/11(火) 05:44:07.33:vRFN8oZh
隠れている空き家の窓からその光景を見ていたタケルは居ても立っても居られなくなりバット片手に外の飛び出そうとした。
「待って、タケルが外に出て行ってもあの男にはかなわないよ!?それにあたしも巻き添えになっちゃうかもしれないじゃん!」
ケイは外に出ようとするタケルの肩をつかみながら呼び止めた。
それを聞いたタケルは冷静になり立ち止まるも我慢ならず
「見捨てられるかよ。」
とそのまま外に飛び出した。がテリーも「お姫様」もいない。あるのは「ピーターパン」たちの死体だけだ。タケルは初めて見る凄惨な死体に吐き気を催すが堪え、あたりを見渡した。
「あれ、どこいったんだ」
地面を見ると血痕が続いているのを発見。嫌な予感が頭をよぎるがタケルは血痕をたどることにした。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/11(火) 06:26:59.82:3ZzEYStm
テリーは「お姫様」を壁に追い詰めてもサニーパンチを浴びせ続けていた。「お姫様」のその整っていた顔の半分はテリーのサニーパンチにより腫れあがり彼女のそばには白い歯が落ちている。
彼女は生きており呻くように命乞いをしていた。テリーは必殺のサニーパンチをなんと受けても死なない彼女に対して諦めたのか攻撃を辞めた。
お姫様は暴力がやんだことを安堵したが、テリーは立ち上がったことで体を痙攣させた。

テリーは背後を向くとそのままなにもせず立ち去っていった。その方向には血痕を辿るタケルがいたのだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/11(火) 07:38:48.05:4UEdMQJV
タケルは空き家を出る時、ケイに言った。
「人間はたとえ文明を失っても、文化は失くしてはいけないんだ。自然のままの人間はただの猿よりもきっと残酷だよ。
他人の不幸を喜び、他人よりも上に上に立とうとする。俺はそんなの嫌だ! 俺はそんなものが人間だなんて認めたくない!
人間は言葉を持っているからこそ自然から分化したニンゲンなんだろう? 俺はあのテリーを言葉でやっつけてみせる!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/11(火) 08:19:50.20:4UEdMQJV
ピーターパン達が殺される時、ケイは無表情でそれを眺めていた。さんざん見飽きたとでもいうように。
タケルが出て行く時、その言葉を聞きながら鼻で笑い、しかし微かな希望を湛えた瞳を一瞬、彼に向けた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/11(火) 08:28:23.96:3ZzEYStm
(…でもバット片手に言う奴の台詞じゃあないよ)
空き家に残ったケイは、乾いた笑い浮かべながらふとそう思った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/11(火) 11:19:09.94:xsghO9mu
タケルは駆け足でテリーのもとに向かった。

タケル「!?」

タケルが見たもの、それは全裸でうつぶせになったテリーの死体だった。
その肛門からは激しく出血していた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/11(火) 11:28:59.94:QVgaZ5uG
「なんだかなぁ…」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/11(火) 12:33:53.75:5SaHN1l8
タケル「誰が掘ったんだ!?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/11(火) 12:37:32.06:QJpdjNlm
テリーの遺体は長風呂をしたかのように真っ赤だ。よく見ると蒸気も上がっている。
(死んでいるのか…?)
タケルはおそるおそるテリーの脈を測るため彼の腕に触れた。
「アヅゥイッッ!?」
テリーの体は信じられないほどの高温だった。
とてもインフルエンザなどで起こる熱ではない。流れ出た血からも湯気が上がっているしおそらく生きてはいまい。

「なんだかなぁ」
誰かの声が聞こえた。タケルは思わず恐怖で飛び上がる。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/11(火) 18:52:43.42:LqxhjMMm
後ろを振り替えると自転車に跨がるケイが立っていた。
心配になってついてきたらしい。
加勢する気だったのか自転車の籠には鉈や小さなスコップが入っている。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/11(火) 20:20:09.26:QJpdjNlm
タケルはテリーに暴行を受けていた少女「お姫様」のことをハッと思い出し、ケイと二手に分かれて「お姫様」を探し始めた。

「お姫様」はすぐに見つかった。タケルがテリーの遺体の足が向いている方角を歩いていたら「お姫様」は曲がり角に座り込んでおり、タケルが近づくと威嚇してきたがテリーでないことが分かると泣きながら抱きついてきた。
彼女はひどいケガをしていたが命に別状はなさそうである。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/11(火) 20:25:56.93:bhS2HhbQ
「文明が崩壊して行くなら文明堂のカステラを食べればいいじゃない……」
蒼い唇を震わせてお姫様が泣きじゃくった。
左手に石彫りの極太ディルドーを持っていた。
右手は骨折しているようで、ぶらりと垂れている。テリーの肛門を何度も何度も突いたせいなのか。
「文明が崩壊して行くなら! 文明堂のカステラを食べればいいじゃない!」
べべべべと高笑いすると襲いかかって来た。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/11(火) 20:29:29.41:Ixhdrdqd
と思いきや力尽き、その場に倒れてしまった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/11(火) 20:49:55.72:QWk25wKj
(…あれ、ここはどこでしょう?)
お姫様は目を開けるとどこかの家の中である。
「目が覚めたようだね、倒れた君をここまで運んできたんだ。」
少女の顔を見ながらそう言ったのはタケルである。
お姫様はタケルの「むりをしないで」との心配に構わず体を起こした。
「はじめまして、私はとらちゃんですっ」
タケルは突然のお姫様「とらちゃん」自己紹介で困惑してしまった。
「…えっ、おれタケル。」
(ファッ!?…何だこの子、こいつこういうキャラなの?)
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/11(火) 20:52:29.10:bhS2HhbQ
倒れた少女の、殴られて赤黒くなった瞼を縫って、一筋の涙が零れた。
「おかあ、さん……」
うわごとを呟くその声は、高校生ぐらいの普通の女の子の声だった。

「これが……世界なのか。……俺が記憶を失う前の世界は……どんなだった?」
タケルは必死に己の記憶を探った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/11(火) 20:53:01.87:bhS2HhbQ
(かぶったw)
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/11(火) 21:59:15.16:jvMaNncd
タケルは何か思い出した。
「助けてくれてありがとうございました。おや、どうかしましたか?」
突然黙り込むタケルに「とらちゃん」は心配そうに話しかけてきた。
「私、命の恩人であるタケルさんのためならなんだってしましょう」
タケルは邪な気持ちになったが押し殺した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/11(火) 23:23:25.00:QVgaZ5uG
「世界はこの先、どうなっちまうんですかね…」
剱持刑事がくしゃくしゃになった煙草に火を着けて呟いた。
「さあね。私たちは与えられた仕事をやるだけよ」
部長刑事のニコル・B・ワトソンが律儀に答える。

話は世界が崩壊する1週間前に遡る
度重なる災害が人々を不安にさせていた。
家屋の崩壊、交通機関の麻痺とそれによる食糧の供給の停止
さらにマスコミの過度な報道が不安に拍車をかける。
所々で起きる暴動
しかし、まだかろうじて社会は秩序を保ってはいた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/12(水) 00:06:16.40:iWWL3k/r
しかしある日、全米が震撼した
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/12(水) 06:16:15.06:GZfXvDV4
全ては各国家の政府とマスコミによる自作自演であったことが露見したのだ。
それも今世紀から始めたわけでは無く自作自演
の期間は 数百年間におよぶ
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/12(水) 08:10:41.21:K4g8DMEB
某軍事大国が実験に失敗して空けてしまったオゾン層の穴を各家庭の冷蔵庫から出るフロンガスが原因だと押しつけてみたり
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/12(水) 15:22:03.08:GZfXvDV4
景気回復と国家再生、或いは人口調整のため世界規模から内戦級程度の大小様々な戦争を起こしたりもした。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/12(水) 19:43:15.30:hPdiOjd1
「俺は例の話の真偽を確かめるべく日本にやってきたんだが…。」
とぼやくのはワトソン刑事部長である。現在ワトソンはタケル達の空き家前にいる。

この男、実はテリーと同じく日本語をほぼ話せない。そのため彼には日本に訪れる際に専属の通訳がついていたのだが、
来日した日に文明崩壊の混乱に巻き込まれたうえに、「フック船長」達の襲撃を受けなすすべもなく持ち物も取られた上に通訳も殺されてしまった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/12(水) 20:35:54.91:s6N7NZnT
ワトソンが家の前でモジモジしていると玄関の引戸がガラッと開き、中からフック船長が現れた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/12(水) 20:43:21.71:3GqjR+6F
「なぜこんなことになってしまったのか、ええいクソッ」
そう呟くとワトソン刑事部長は胸ポケットからシガレットケースを取り出し、チャコールフィルターのタバコを一本口にくわえた。前歯でフィルターを噛み潰し、年季の入ったジッポライターで火をつけた。
「こんな極東の島国で一人で何をしろってんだ」
ワトソンは足下にあった空缶を蹴り飛ばした。空缶は綺麗な弧を描いて飛んでいった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/12(水) 20:44:27.41:3GqjR+6F
被った\(^o^)/
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/12(水) 20:47:17.74:BR5AUPSX
空き缶はフック船長の額に命中した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/12(水) 21:01:26.39:C+fPu0df
巨人と呼んでもいいほどだ。筋肉隆々の大男は、しかし似つかわしくないピーターパンの格好をしていた。
赤い首輪をつけている。そこに繋いだ長いロープの端を手に持って、小さなおっさんがやって来た。
「このへんでうちの田中達が殺されたと聞いて来たよ。私はピーターパン・ジェネレーションズの機動部隊長、仲村と言いますよ」
誰に言うでもなく自己紹介を始め、連れている大男を振り返った。
「コイツはハル。とっても強い用心棒だけど、可愛くハルちゃんと呼んでやっていいよ。私が許す。あ、私は仲村だけどチビパンと呼んでほしいよ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/13(木) 03:48:29.01:ZPbSzbY+
チビパンは日本語で話していたのでワトソンには通じていないようだ。
そしてワトソンはフック船長にそっくりな巨人「ハル」がフック船長であり、
チビパンこそがフック船長達の上司であると解釈していた。

(…人を犬のように首輪で繋いでるなんて、いい趣味してやがるぜ。これがジャップのオモテナシなのか)
冷静を取り戻したワトソンは心の中でそう思った。だが武器を持っていない今、格闘技術を身に付けているとはいえ、2人の相手をするのは不味い。だからワトソンは道に迷った観光客になりきり、知っている限りの日本語でどうにかその場を乗り切ろうとした。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/13(木) 04:11:36.86:G2aMU/CO
ワトソンは2人に対し、まず手を合わせお辞儀をし
「ドーモ、ジャップ=サン。ニコル・B・ワトソンデス」
と挨拶をした。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/13(木) 06:30:41.27:szHdddUk
「・・・なんだぁ?てめえ」
チビパン、キレた!!
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/13(木) 11:30:01.14:tdZkr5MY
チビパンの巨大乳輪攻撃がワトソンを厳しく攻め立てる!
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/13(木) 20:36:04.36:szHdddUk
あまりの臭さにハルも苦笑い
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/14(金) 04:56:06.61:TRXD/LOe
その頃、タケルたちはピーターパンジェネレーションズを避けるため、
タケルが目覚めた空き家に訪れていた。この家に戻るのは三日ぶりになる。
それにこの家には何故か使える水道があるし、何よりもタケルの記憶を取り戻す鍵が残されているかもしれないのだ。

「ずいぶん町外れにあるんですね」
「とらちゃん」と名乗るお姫様は言った。お姫様はタケルを見上げる。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/14(金) 05:32:40.29:jVSnHa2m
お姫様の顔は三日前まではひどく腫れ上がっていたが今は殆ど腫れが引き、元々の可憐な顔立ちに戻りつつあった。よくみると堀が深く鼻が高い気がする。彼女はハーフなのだろうか。
「うん、玄関は開かないから裏口の窓から入るよ」
とタケルは少女に返した。タケルとケイが裏口方へ歩き出したので少女もついていく。
家は2階建てで、外壁はひび割れがひどく植物のツタがところどころ巻き付いていた。
3人は割れた窓から家の中に入る。
中は薄暗いが外観の印象とは対照的にやけに小奇麗だ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/14(金) 06:43:27.75:EGl4dMgo
家はピーター・パンのカッコをした田中のおっさんがいた
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/14(金) 11:23:02.92:u5hz1q11
田中さん(トム)は中空を見つめて演説を始めた。
「ぼくらはくだらない悪いおとなにジューリンされてきた。
くだらないおとな達はくだらない世界を作り、ぼくらに押しつけてきた。
今、そのくだらない世界がホーカイし、ぼくらは自由になったんだよ。
ぼくらは好きに生きてよくなったんだ。人間はもっと楽しく生きるべきなんだ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/14(金) 12:10:52.10:VBw8z2VT
こうしてダメ人間を作るのが田中さん(トム)の目的なのだ。
そう、人類を無力化するということはすなわち
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/14(金) 14:37:46.71:u5hz1q11
人類総こども化計画である。
田中さん(トム)「さぁ、ぼくらといっしょにネバーランドへ行こうよ。
くだらないおとな達のつまらない苦労自慢、努力自慢、不幸自慢を聞かされることはもうないんだ。
ぼくらは苦労も、努力もする必要はなく、みんなが幸せになれるんだよ。
ぼくらを幸せにしてくれる人、それはピーターパンしかいないんだ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/14(金) 19:15:26.48:TRXD/LOe
突然のトム演説に「タケル」「ケイ」「とら」の3人は呆気にとられる。
トムの短い演説が終わって少しの沈黙のあと、最初に口を開いたのはタケルだ。
タケルは彼に何者であるか尋ねようと言いかけた
「あなた誰なの?タケルの知り合い…ってわけじゃなさそうね。」
しかしタケルの質問はケイにとられてしまった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/14(金) 20:59:39.28:iz2816Om
トムの巨大乳輪が暗闇に妖しく蠢く!
あれにやられたら命が危なそうだ‥
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/14(金) 21:06:35.27:RybbpBuN
「えっ? ぼくが誰かって?」
田中さん(トム)は嬉しそうに質問に答えた。
「誰でもないよ。ただのトムだよ。モラトリアムのトム。そして君は……」
ケイに英語名をつけてあげたくてしょうがないといった風に、田中さん(トム)は指差しながらケイの顔を初めて見、暫くして悲鳴を上げた。
「きゃーっ! きききき君はーーっ……!?」
あたしが何? と言うように首を傾げるケイには殺気の欠片もなかったが、田中さん(トム)はまるで殺人鬼から逃げるように部屋から逃げ出して行った。
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/14(金) 21:10:51.88:RybbpBuN
その頃ワトソンは、無抵抗術を的確に用いてチビパン達の絡みを逃れ、任務に戻っていた。
「チッ、ネチネチしつこい糞ジャップどもからようやく逃れられたぜ。さてと、あれだ。Kを探さねぇとな」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/14(金) 23:30:22.16:VBw8z2VT
田中さん(トム)の軟弱な行動に太田くん(ジェリー)がぶちギレた。
太田くん(ジェリー)「おい、田中ぁ、ちゃんと仕事しろや」
太田くん(ジェリー)の怒鳴り声に田中さん(トム)は硬直してしまう
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/15(土) 06:18:59.83:H4m1KZm7
そこへ上から矢が飛んできて太田くんの頭に刺さった。矢は側頭部の左から後頭部の右下にかけて貫通した。太田くんは糸の切れた人気のように膝を付き、上半身が仰向けに倒れた。

田中さんとそれを目撃していたワトソンはは突然のことに呆然。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/15(土) 06:46:21.53:Ugaqg8mH
「えっ、ああああああぁああっ!?」

田中さんは突然の同志の死に絶叫した。
田中さんは倒れた太田くんののそばにより片膝を付いて、太田くんを抱きかかえた。

「ジェリーッ!ジェ・・・」

しかし、2本が田中さんの太ももに刺さった。
そして容赦なく4本目5本目と矢が次々飛来し田中さんやワトソンに飛んできての肩やアスファルトに刺さっていく。
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/15(土) 07:45:07.77:Q1dHdxt7
ワトソン「何だってんだ?アマゾネスの襲撃かよ!?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/15(土) 07:53:09.40:H4m1KZm7
田中さんは太田くんを殺した人物を見るために
複数の矢が刺さりながらも矢が飛んできたであろう方向にどうにか顔を向ける。
「あ…あ、あいつらがジェリーを」
田中さんはそこで意識を失った。
田中さんの視線の先には広大な空き地がりのその中央に大きな民家がぽつんと建っている。。

屋根の上には複数の人影が蠢き、何か叫んでいた。
「よおし!とどめを指した俺は5点ゲットだ」
屋根の上にいる人影の1人であるボサボサ髪の大男がそういった。
「へっ、お前が当てたのは最後の1本だけだろ。俺なんて一発で仕留めたぞ」
大男に対し肩にタトゥーを彫った男が嘲う

屋根の上の男たちはいかにも町にたむろしているゴロツキチンピラという出で立ちで、その人種は多様でアジア系から白人や黒人までさまざまだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/15(土) 08:17:19.51:YywXjEoe
ワトソンはどうにか物陰に隠れていたが
ゴロツキチンピラどもの1人と目が合ってしまい
「アソコニ、モウイッピキイルゾォ!」
カタコトの日本語で白人男が叫んだ。
白人男は頭に丁髷を生やし、ちょび髭を蓄えている。
(しまった、観察なんてしてないで早く逃げればよかった)
ワトソンは矢を躱しながら遁走した。
「あっ、にげた!」
「バイクで追っかけろ」

ピーターパン達は自由を求め「大人たちの決まり事」捨てたことに対する代償は重かった。

「自由」、それは現代世界に疲れ切った者達の楽園でも、保養地でもなく、単に弱者を狂気と暴力と幻滅の荒野に放り込むことを意味していた。。
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/15(土) 08:31:13.91:Q1dHdxt7
「だからこそ」
チンピラ達の背後で透き通った声が響いた。
「ぼくらは一人一人がじぶんの立法者でなきゃならないんだ」
チンピラ達が振り返ると、そこに少年ぐらいの背丈の美しい若者が立っていた。
「やぁ、ぼくはピーター。ピーター・パンだ。今からみんなの自由を邪魔するお前達を皆殺しにする。いいね?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/15(土) 10:33:19.68:YywXjEoe
ピーターパンは英語や日本語、中国語など様々な言語で同じ言葉を繰り返した。

チンピラはピーターパンの方へ向いた。
(…なんだコイツ?)(コイツなんか光ってね?)
(いつからいたの?)
全てのチンピラが似たようなことを考えた。
しばらく彼らは呆然としていたが
「あ?てめえ喧嘩売ってんのか」
と1人のラッパー風のチンピラがピーターに接近した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/15(土) 11:25:56.76:KY4GeDma
チンピラ「だけど僕らは地球人 同じ船の旅人さ♪」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/15(土) 11:56:18.73:35TrMu2G
「喧嘩売ってるのああアアアアッ!?」
チンピラがピーターに殴りかかった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/15(土) 21:56:41.46:lMvDUt1y
ピーターパンはチンピラの攻撃を紙一重でかわすと
腰の長めのナイフを抜き、チンピラの喉元を一閃する。

チンピラの首筋に赤い線が走った直後、そこから鮮血かほとばしりながら霧吹きのようにピーターパンの顔にかかる。
チンピラは何が起きたのかわからずにそのまま殴りかかった勢いを保ったまま地面に倒れ絶命した。
その光景を見ていた他のチンピラたちは、ピーターパンの素早い動作に驚嘆し、「おおっ」とどよめいた。。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/15(土) 22:24:01.66:4SD1JFET
パチン!

チンピラは指を鳴らした。

ピーター「はっ!?」

チンピラ「今までの戦いは私の催眠術が見せた幻覚だ。
君の歪んだ欲望は君の望む弱い私を思う存分いたぶったようだが……」

チンピラは正拳をピーターの顔面に叩きこんだ。

ピーターの意識は暗黒に落ち、そして……。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 02:25:53.62:eaYUdq1O
ピーターが次に目覚めたのはジョバンニ先生の寝室のベッドの上だった。
半裸で引ん剥かれた状態で身体の所々にアザがあった。
「うっ、ぐ…」
起き上がろうとしたのだが体が思うように動かない。
どうやら薬を盛られたようだ。
「あら、お目覚め?」
ピーターは声のした方に視線を向ける。
化粧台に座り顔面に泥パックを塗ったジョバンニ先生が三面鏡越しからニヤニヤと笑みを浮かべピーターを見つめている。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 05:05:43.23:gUhq0Vgh
「ここは、僕たちの隠れ家…?」
ピーターと呼ばれた人物は目だけを動かし手当たりを見渡すと見慣れた光景がひろがっていた。天井にはランプを模した照明がぶらさがり、壁はログハウスのような丸太を積み重ねたようなでざい
「そう、ここは」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 06:31:32.89:kY+m5zZl
ジェバンニ先生は立ち上がり
「あなた達の家。」
と続ける。ジェバンニ先生はピーターのそばによると、右手でピーターの頬に触れる。
「あなたは悪い子ね」
「どうして先生が…うっ」
先生の手はピーターの首筋を這うように下へ向かい、ピーターの胸に触れた。剥き出しの上半身は引き締まりその肌はアザを除けば健康的な小麦色をしている少年らしい体つきだ。
しかし「ピーター」の胸には少年には相応しくない膨らみがあった。
「先生、やめてよ」
「ピーター」は顔を紅潮させ、先生の手をどかそうとするが力が入らない。
「これは、お仕置き。あなたの身勝手さのおかげでみんなが悲しい思いをしたのよ」
ジェバンニ先生はそう言いながら手を離す。
「ごめんなさい先生、ゆるして」
先生は泣きじゃくる「ピーター」を無視、下に移動させた右手に左手を加えて「ピーター」のズボンを剥ぎ取る。
股間は茂みに覆われ、男性器が無い。
「あなたは「ピーターパン」なんかじゃない」
先生の手が茂みの下端部に覘く、敏感な部分に触れると指を肉の溝に沿って擦った。「ピーター」は悲鳴を上げ小さな体を震わせる。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 07:44:51.73:YWMIvTZi
「あなたは勇敢であると同時に少々過激で野蛮すぎるわ」
ジェバンニは「ピーター」を四つん這いの姿勢にさせる。
「このピーター・パン」を「おとな」にし計画の参加から追放するためだ。

ジェバンニはスカートをまくり上げ、常人の二倍もあるかと思われる剛直を出した。

「「次の」ピーター・パンはきっとこのようなことにならないことに期待しましょう。」

ジェバンニは性器を指で開き「こども」であることを確認すると剛直を「ピーター」の股間にあてがい一気にぶち込んだ。
「・・・んん」
「ピーター」のそれは初めてだとは思えないほど剛直を締め上げる
常人よりも巨大な剛直を包んで離さない。
「いいしまりねぇ。あなた本当に「こども」?」

ジェバンニは容赦ないピストンにより、静寂な部屋に肉がぶつかり合う乾いた音がこぎ見よく響く。「ピーター」の尻こぶたが波打ち、それに併せて釣り鐘上にたれた乳房が先端を凝らせながら、ぶるんと激しく揺れる。
「僕は必ずここへ戻ってくる・・・ああっ・・・うう・・・」
ジェバンニは豊胸に手を伸ばし絞るようにもみ上げると、「ピーター」は快感に襲われた。

「無理よ、あなたはもう二度とここには戻ってこれないように心が打ち砕かれるもの」

ジェバンニはピストンのスピードを上げそのまま中に出すと同時に「ピーター」は初めたっした。

その後「ピーター」は性的拷問を受け、何度も絶頂を迎え中出しされたあげく山奥に捨てられるが、復習を誓った「ピーター・パン」の心は折れなかった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 07:56:13.38:FeobKLzU
「ピーター」は目を覚ます。知らない部屋だ。
目の前にはタケルがいた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 08:02:40.99:eaYUdq1O
「ケイ、大丈夫かい?ずいぶんうなされていたけど…」
タケルが心配そうに見つめている。
「大丈夫よ、ちょっと嫌な「夢」を見ていただけ…」
そう言うとケイは涙を拭う
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 09:31:44.44:NEDgq4yT
オザワ先生「人間誰しも悩み苦しみ過ち、そして成長し桃太郎は満州に渡ってジンギスカンになるのであります。
何はともあれ全員ケガ一つせず何より無事これ名馬であります。
くれぐれも安全第一でそこんとこよろしく」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 11:14:25.62:JuQUKn+X
そう、ケイはかつて「ピーターパン」だった。
しかし出来損ないのピーターパンであったため、19歳になる直前に記憶を消され、山の中に捨てられた。
今は夢の中でそれを覚えているだけである。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 11:19:23.00:JuQUKn+X
現任のピーターパンは天才である。
天才という言葉ですら足りず、神がかっていると形容すべきであろうか。
小さな体ながら、地球外生命体かと思わせる素早さとありえない動きで相手を撹乱し、催眠術をかけたと思い込んだ相手をいつの間にか逆に催眠術にかけている。
戦闘能力が高いだけにとどまらず、ピーターパン・ジェネレーションズの掲げる理念を完璧に自分のものとしていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 11:20:54.15:JuQUKn+X
「ぼくらは自由であるべきだ」
ピーター・パンはひらりとチンピラの拳をかわすと、木靴の先に仕込んだナイフで心臓を一突きにし、抜きながら続けた。
「でも、だからこそ、ひとの自由を邪魔しちゃいけない」
いつの間にか張っていた透明で鋭利なワイヤーをピーターが跳びながら引くと、黒人のチンピラの首が落ちた。
「邪魔するひとはネバーランドに行ける資格がないからね」
踊るように振った袖から発射されていた弾丸が、白人のチンピラの額に小さな穴を貫通させた。
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/16(日) 11:26:49.82:JuQUKn+X
田中さん(トム)が目を覚ますと、股間に矢が突き刺さっていた。確認すると金玉が片方なくなっている。
しかしそんなことよりも、目の前の光景に恍惚とした笑顔が浮かぶ他はなかった。
さっきは空き家の中で先々代のピーターに会い、昔いじめられた記憶が蘇り、思わず悲鳴を上げて逃げ出してしまった。
何てことはない、現任のピーター様に比べたらあんなのはザコじゃないか。恐れるに足りんじゃないか。年増だし。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 13:25:47.55:IKSDgWKW
タケル「そんなことより飯だ。バビルよセブンに牛めしを買いに行くぞ!」
バビル「いいねえ。ついでに朝マックにもよらないかい?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 13:37:52.75:6z/9B9WO
「そういうば近くにマクドナルドがあったわ。行ってみる?」
とケイはタケルに言った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 13:59:31.50:FeobKLzU
バビル、ある日突然タケルの家(?)に上がり込んできた強引な少年だ。
そしてタケルとは昨日会ったばかりだというのに数年来の友人のように馴染んでいた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 14:21:11.30:R1tlrpxB
タケルは立ち上がれなかった。
「…あれ?立てない」
昨日の夜、トラに精力を吸い付くされたためだ。
彼女の誘惑に乗り、タケルも久しぶりの女に興奮…いや記憶がないからわからないが
朝までヤっていたのがいけなかった。
顔色も悪いし体もだるい。でもマックにいきたい。
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/16(日) 14:26:47.64:a/UdvfnT
ワトソン「おいおい、知ってるぜ、その言葉。メァックドァーナル(McDonald)のことだよな?
チッ、これだからジャップは平和ボケで嫌になるぜ。営業してるわけねぇだろ、そんなもん」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 14:37:41.85:a/UdvfnT
ttp://https://youtu.be/zhGnuWwpNxI
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 19:35:38.06:YWMIvTZi
ワトソンは日本語が分からないにもかかわらず、タケルとバビルの会話から聞き取れた単語から会話内容を奇跡的に言い当てた。タケルには彼の言葉は英語だったため通じていなかった。むしろ、知らない外国人のおっさんが突然現れたことに驚いた。

「わっ、なんだこのおっさん!?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 19:44:30.13:a/UdvfnT
ワトソン「ま、く、ど、な、る、どlol」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 21:17:28.07:IKSDgWKW
タケルは下半身ハダカになると肛門を拡げ下痢便混じりの屁を
ワトソンの顔面めがけてぶちまけた。

タケル「黙れ毛唐が。さっさとテメーの国に帰れや」
ワトソン「こ、このワトソン様をコケにしおって……」
ホームズ「待ちなさいワトソン君。無礼なのは君の方だ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 21:17:30.45:eaYUdq1O
マクドナルド…
この世界でのそれは少し意味合いがちがってくる。
仲間と出会いそして別れの酒場であり
様々な仕事を斡旋する場でもある。

店内は薄暗く落ち着いた雰囲気でjazzが流れている。
だだっ広い空間に沢山のテーブルと椅子が置かれ、そこに様々な職種の人間が賑わっている。
タケルは驚きを隠せないでいた。
まだこの世界にはこんなに人がいるのか!!と
「いらっしゃーい、あら、新顔ね。
今日はお食事?それとも…」
女主人、ルーイダが尋ねる
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 21:38:31.29:IKSDgWKW
オリバ「君はつまらん」
オリバはルーイダを叩き潰した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 21:41:59.79:a/UdvfnT
「MMORPGのやり過ぎだコリャ」ワトソンは見下して大笑いした。「日本がオタクの巣窟ってのは本当なんだな」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 22:07:12.23:FeobKLzU
「おじさん、いつの間に!?」
突然背後からワトソンが現れたのでタケルは驚いた。

(ケイと一緒に留守番をしているはずでは?)
マクドナルドへはタケル、バビル、トラの3人ででかけたつもりだったがワトソンおじさんはこっそり付いてきたようだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 22:55:21.14:a/UdvfnT
ワトソンは大袈裟なジェスチャーで「お前らの言葉なんぞわかるか」と表現した。
「俺らだって英語なんぞわかんねーよ!」バビルがブチ切れた。
「おっ、俺もわかんねーけど……なんでだろう、アメリカ人が日本語わかんねーより日本人が英語わかんねーと負けた気がするのは……」
タケルは頭を垂れながら一応聞いてみた。
「誰か、英語話せる奴、いねぇ?」
「はーい私、私ー」
とらちゃんが勢いよく手を挙げた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/16(日) 23:04:00.76:a/UdvfnT
さてここで一応主な登場人物をまとめておこう。

タケル 30歳男。主人公。記憶をなくしている。

ケイ ヒロイン。謎に包まれた女性。

バビル 突然出て来た。詳細不明。少年?

とらちゃん 美少女だが少し頭がおかしいお姫さま。女子高生?

ピーター・パン 13歳。性別不明。ピーターパン・ジェネレーションズのリーダー的存在。

ワトソン 部長刑事。アメリカ人。何かの任務を遂行するため日本に来ているらしい。
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/16(日) 23:41:14.17:JiYHn8xU
ワトソンはオザワ先生の密命を受けて動いていることは秘密である。
また、ピーターパンは蓮舫の変装であることも今のところ見破られていない。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 06:11:28.32:OxUZeAV0
店員「いらっしゃせー」
とら「ビックマック6つお願いします」
とらは店員に3900円を渡す。もちろん日本円だ。
店員「3900円になります。丁度ですね。」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 06:38:55.79:7Rsu4RBs
バビルはとらがもってきたお盆の上のものを確認すると
ビックマック以外に謎の液体が入った容器が6つあった。

容器の中身の液体は青白く発光している。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 07:42:23.38:Y3E/IM/F
ワトソンは容器を見るやいなやニヤリと笑い、英語で何か言ったが分からない。そしてビックマックと容器の1つずつを取り出すと、ストロー指した躊躇なく飲みながら、ビックマックにかぶりついた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 09:25:08.80:cAIOKUmr
「文明が崩壊して行くなら文明堂のカステラを食べればいいじゃない?」
そう言いながら、とらちゃんはビックマックには目もくれずスカートから取り出した文明堂のカステラを食べはじめた。
そしてこれまた躊躇なくストローを突き刺し、謎の液体をんちゅんちゅと音を立てて飲んだ。
バビルは既に半分飲んでいる。
記憶のないタケルだけが戸惑っていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 09:33:49.48:xCHgPG+L
にしてもだ。文明が崩壊したこの世界で一体何の肉を使っているんだ?
タケルはこのビッグマックと謎の液体<物体X>を見つめた。
多少、潔癖症が入っているタケルはこれらの物をどうしても口にすることが出来ない。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 09:45:55.75:qG/CM2Y6
それにさっき3900円を払ってこれを買ったよな?
貨幣の流通がまだ機能しているのか?
金なんてただの紙切れになっていてもおかしくないのに?
一体どうなってるんだ、この世界は?
タケルにはわからないことだらけだった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 10:46:44.32:E0Jt5tvp
タケル「はっ!夢か」
ケイ「どうしたのタケル」
タケル「なんか世界が崩壊した夢とか見てた」
ケイ「バカね、世界は今も平和よ。それより学校に行かないと」

タケルとケイはランドセルを背負って学校に向かった。
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/17(月) 11:01:30.32:qG/CM2Y6
「ピーター……。みんな死んじゃったよ。ジェシーも、ウェンディーも、太田…じゃなくてジェリーも。僕は片玉を失った」
田中さん(トム)は項垂れながら報告した。いとも容易く皆殺しにしたチンピラどもを足下にピーター・パンは、それに対して笑顔で答える。
「そっか。自由になったんだね、おめでとう」
「うん……、もうあいつらは、努力することも、苦労することも、不幸になることもない。ただ……幸せになっただけなんだよね?」
「そうさ。この世を楽しいことだらけにするのは難しいけど、あの世は楽しいことだらけなんだからね」
「僕の片玉もあの世へ行って幸せにやってるよね?」
「うん。だけど君は怪我だらけで幸せそうじゃない。涙が出て来るよ。不幸そうで見ていらんない」
「僕、かわいそう?」
「うん、かわいそうだ。かわいそうなのは誰かがなんとかしてあげないといけない。
『家』に帰って治療する? それとも世界を幸せにすることは諦めて、ここで死んで君だけ幸せになる?
どっちを選ぶかは君の自由さ!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 13:11:44.25:qHER1FXg
「ピーターが決めて」田中さんは緑色の帽子を取り、ハゲ頭を剥き出しにして言った。「ぼく、決めらんない」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 13:21:12.90:X6m0fiRZ
「人任せにするなよ、こどもだろ?」
ピーターは冷たい目をして言い放った。
「それじゃまるで大人の言いなりのくだらないこどもだ。こどもならピュアな考え方で、自分で自由に決めなきゃ」
そしてくるりと背中を向け、
「そんなことを言うなら君はネバーランドヘ行く資格がないよ。くだらない大人に成長して、退屈な毎日を送り、この世を不幸にすればいい」
ピーターは田中さん(トム)を置いて一人で歩き出した。
「もう『家』には帰って来なくていいよ。先生には僕から伝えとく。トムは殺される価値もないくだらない大人になっちゃったって、ね」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 13:56:07.81:qHER1FXg
田中さんは空を仰いで泣き出した。
もう彼はトムではなく、捨てられたただのおっさんであった。
赤茶けた空から酸性の雨がぽつぽつと降りはじめた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 15:30:47.92:Y3E/IM/F
マクドナルド(?)で満腹になったタケルは奇妙な仲間たちと帰路に就いていた。

あの時、タケルは店内で感じた「不自然さ」より料理を食べるのをためらった。
しかし、よく考えればこんな状況にもかかわらずマックに行こうと提案した自身も可笑しいことに気が付いたタケルは、考えるのが馬鹿馬鹿しくなり、ビックマックと物体xを完食したのである。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 16:05:02.65:X6m0fiRZ
タケル「お腹空かしてないかな。誘えばよかったな、ケイも」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 16:33:56.02:mJg3lzQq
タケル「あいつ、すごいおっぱいだよな。ビッグマックが2つ胸についてるみたいだ」
タケルは少し前かがみになった。
ガラガラとどこからともなく何かの破片が崩れ落ちていく音が聞こえた。その音はビルの谷間へと吸い込まれていった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 16:45:00.47:OFKiMKnJ
バビル「っていうか、あの人なんで来なかったの?」
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/17(月) 17:34:39.02:7thGk8at
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    ',.ヽソ. '、,,、 -'"       / /     j
     '‐レ゙             .,r'    ノ 私がオザワ先生の密命を受けていることもお忘れなく
      l` `      、     i'" ゙ヽ、,/
.      ゙、  ,,、 -‐'"      ノ    ヽァ、
       ゙、'´ ..       ,r゙     ノ ヾ^゙ヽ、
.       ゙,        ./    ,、r'  /   \
        !、     /  ,、r'"   /      /`'ー-
         `'''"入 ̄ ,、r ''"   ,、/      /
          く  .Y'"   .,、r'"/      /
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 19:24:09.99:OxUZeAV0
とら「いちいち行くのがめんどくさかったそうです。」
バビル「ふーん」

とらは歩きながら周囲を見た。小さなビルが斜めに傾いている。また、大きなビルが途中から折れているのも遠くに見える。

とら「まるで北○の拳みたい。爆弾が落ちたわけでも、地震が起きたわけじゃないのに、どうしてこんなことになったんでしょう?」

バビル「あ?オメェしらねーのかよ。それは、その、ジバにイヘンがおきて建物や木が倒れたり、人のジンカクが変わっちゃたり世界がダイコンランになったんだぜ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 19:46:55.98:OyqJ4yGE
「ダイ、コン、ラン」
ワトソンが後ろからバビルの言葉を真似した。
「ビバッバン、バベーッ! HAHAHA!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 19:50:05.02:E0Jt5tvp
バビル「うるせえこの毛唐男根しゃぶらせるぞ」
ワトソン「モガ!?」

そして数分後。

ワトソン「バビルさん、私はあなたの忠実なしもべです」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 20:50:57.60:OyqJ4yGE
その頃、ケイは
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 20:53:42.39:4MyFYqUi
とらちゃん「英語喋りまーっす!」
そう宣言するとワトソンと向き合った。
「ナンデー、アナタワー、ツイ、ティックル、デスカー?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 20:56:36.05:zmPZQ5oy
「ヒエッ、このオッサン気が狂ってる!」
急に服従のポーズをとるワトソンにバビルはドン引き。恐怖に駆られたバビルは飛び上がり、とらの後ろに隠れた。

そう、ワトソンはオザワ先生の密命を失敗した時に受けた罰ゲームのせいで、アメリカにいるときから既に気が狂い始めていたのだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 21:02:05.64:OyqJ4yGE
……そっ、その頃、ケイは……
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 21:08:37.61:OxUZeAV0
その頃ケイは、畳の上に寝そべり、パンツの中に右手を入れ股間をまさぐっていた。服は全く身に付けておらず周囲には無造作に脱いだ衣服が散らかっているも
(…ん…はあ、タケル…んんっ)
静かな部屋に卑猥な音が響く。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 21:16:11.42:zmPZQ5oy
「ただいまー」
タケルの声だ。
「やっやばッ!?」
(こんなカッコ恥ずかしくて見せられないぉ)
ケイは慌てて服を着ようとするが間に合わず、
咄嗟に押し入れに隠れた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 21:18:23.32:4MyFYqUi
すると封印された記憶の中から突然、ジェバンニ先生の逞しすぎる男根()が生々しく甦った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 21:38:12.35:zn1KRjxk
「ううっ頭が」
ケイは頭痛がしたので左手で頭を抑えるが
右手は股間に手をやったままだ。指の動きも止まらず、むしろ激しくなっていく。
(と、とまらないよぉ!)

体はガクガクと痙攣し、乳房が上下し、股間から漏れ出す体液が押し入れの板に水溜まりをつくる。
(ぼっぼくはいけない子だ、タケルの前でこんな汚いことを、ううっ。)
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 22:01:01.11:OyqJ4yGE
ガラッと押し入れの襖が開けられた。ワトソンが無言でこちらを見つめて立っていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 22:08:06.94:uW8rMddA
その時、突然押し入れの扉か開いた。
バビル「やってやろうじゃないの」

ケイはバビルに押し倒されおっぱいや肉芽を揉まれ吸われ、潮吹きをさせられたあげく、激しいピストンの後中出しされてしまった。

「フゥー、気持ちいい。次も頼むわね。」

しかし、ケイとバビルは清々しい顔で押し入れから出てきた。当然服は着ている。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 22:16:00.18:zn1KRjxk
無言で見ていたワトソンの股間は勃起している。ケイはふたたびエッチな気分になり
今度はワトソンを加えた3人プレイを押し入れの中で開始、ケイは膣にワトソンのアナルにバビルのチンポを入れる、2穴プレイに挑戦。
凄まじい快感に三人は失神した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/17(月) 22:18:48.06:4MyFYqUi
「汚ならしい大人のにおいがする」遠くの屋根の上でピーター・パンが鼻をつまんだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/18(火) 00:50:27.69:zlG/cE5F
タケルはガソリンを撒き家に火をつけた。
ケイ、バビル、ワトソンは火だるまになりもだえ苦しみ死んだ。
タケル「さて、新天地に向かうか」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/18(火) 04:26:17.42:rOIYix7K
タケルは性交に興じるケイを見たとき、過去のトラウマの片鱗を思い出し、どす黒い感情に包まれた。ガソリンをまく直前タケルはひどく迷ったが、この感情を抑え込むことはできなかった。

「ケイのあんな姿は見たくなかった。バビルも彼女をたぶらかした裏切り者だ。子供だろうと容赦しない。」

タケルは大きな乳母車に食料と水を乗りこむと、とらに乳母車を押させた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/18(火) 05:53:20.84:dHxRhH13
乳母車は上り坂も隆起したアスファルトも物ともせず、新天地に進んでいく。
とら「…どうして、ケイさんたちに手をかけたんですか?仲間だったはずなのに」

とらはタケルに問うた。その顔、その口調は平然としていた。目の前で人が死んだと言うのに、まるでテレビゲームでの死程度の軽さとしか捉えていないような冷酷さを感じた。

タケル「…ケイは初恋の人だった。はじめは何処かであったような気がして、彼女は俺の失われた記憶を取り戻す鍵を握っていると感じて、彼女と同行したんだ。」
タケルは乳母車に揺られながら語る。
「思い返してみればアイツは変人だったよ。でも楽しかった。短い間だったけど、彼女といるときは何だか心に空いた穴が満たされている感じがした。でも」
タケルの顔が一瞬、後悔と怒りで歪む。
「 …ここらで休憩をとろう」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/18(火) 05:57:29.01:HTYHHvXS
週末の午後の時間はとても穏やかに流れた。
かつて新宿と呼ばれた廃墟に来ていたタケルは足を止めた。
「よし、スタバで休憩しよう」
あるところにはあるものである。
タケルはコーヒーを淹れてぼんやりと街並みを眺めた。
ポツリポツリと人が行き交うがむかしのような賑わいはもう無い。
「魔女狩りだぁ!!!」
外が急に騒がしくなった。
一体何事だ?タケルは窓へ駆け寄り外の様子を確認する。
ホウキに乗ったお姉さんが杖を振ると爆炎が起こり人がバタバタと倒れていく。
ヤバい、早く逃げよう。
タケルの心臓はバクバクと脈打つ
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/18(火) 06:20:54.05:l41Fhilu
タケルは乳母車に乗り込むと、押し手のとらに指示を出し乳母車を急発進させた。
タケルは訳あって走ることができなかった。

乳母車は少女が押しているとは思えないほど早く進み、先ほどいた場所がどんどん小さくなっていく
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/18(火) 06:40:37.24:rOIYix7K
タケルは20m走ると心臓の鼓動がエンジンのように大きく鳴り響き
膝は生まれたてのゴリラのようになり走れなくなるのだ
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/18(火) 07:57:01.59:yZLMwqhP
「私、自転車部だったかもしれない」そう呟きながらとらちゃんは、乳母車のSTiレバーを鮮やかに操作した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/18(火) 08:41:31.96:xiUXHwUM
グワシャッ
先ほどの箒を持ったお姉さんの爆撃により乳母車は大破タケルととらの姿は煙と炎に包まれた。
だがタケルは生きていた。タケルは煙の中から飛び出す。タケルは軽やかなステップと華麗な跳躍で「魔女」の攻撃を躱しどうにか難を逃れた。
もう数百m走っても心臓もバクバクしないし脚が痙攣して動けなくなることもなかった。

火事場の馬鹿力?
否、実際にはとらが肩車をして代わりに走っているだけだ。

(…コイツは本当に人間なのだろうか?)
素手で人を殺す大男の暴行に耐えるタフネスさ、大の大人を肩車しても軽やかに走れる強靱な脚、しかも合図もないのに自分の意思通りに自在に動いてくれる…タケルは考えるのをやめた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/18(火) 10:21:58.78:yZLMwqhP
とらちゃん「ダダダダダ! キーーーーン! んちゃ!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/18(火) 12:09:18.81:HTYHHvXS
中央公園に差し掛かった所でタケルは目を止めた。
噴水広場で女性が水を浴びて身体を拭いている。
とても長い栗色の髪で美しい人、例えるならビーナス…
さっきの「魔女」だ。
タケルの心臓はふたたびバクバクと脈打つ。早くここから離れよう

「んちゃ」
いきなりとらちゃんが魔女に声をかけた。
あのバカ、何を考えているんだ。タケルは心臓はさらに早くバクバクする。
「こんにちは」
魔女はとらちゃんを見て微笑みかける。
「ここで何してるんですか?」
無垢な顔でとらちゃんは尋ねる。
「ひと仕事終えてほっこりしているところなんですよ」
魔女はにこやかに答える。
あいつ、殺されるぞ。早く何とかしないと…
遠巻きからタケルは冷汗を拭いどうしようか悩んでいる。

「あの、連れがご迷惑を…」
意を決してタケルは恐る恐る魔女に話しかける
「ちょっ…ひゃ」
魔女は慌てて胸を手で覆い
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/18(火) 17:35:12.73:xiUXHwUM
「うっ、臭っ!?ヴォエッ!」
顔をしかめ、たじろいた。
(えっ、俺の体臭もしかして…すごく臭い!?)
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/18(火) 18:41:16.93:qt+s3qc3
タケルは自身のワキの臭いを嗅いだ。
タケルは失神した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/18(火) 19:38:43.57:oPov1qae
「うっ、産まれる……ヴォエッ…! ヴォエェーッ!!」魔女はさらに苦しみ続けた。
タケルはそれを呆けた顔で見ながら思った。
『何、この人。何かの病気? 気持ち悪っ。早く死んでくれたらいいのに』
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/18(火) 19:45:18.17:rOIYix7K
タケルが目を覚ますと魔女はいなくなっていた。どうやらタケルたちの体臭がきつかったため箒をもって走り去っていったらしい。
(・・・あの箒は空を飛ぶもんじゃないのかよ。)
タケルはそう考えなながらうつむき、フフッと笑った。
「・・・とら?」

顔を上げると、とらがいなくなっていたのであたりを見渡す。
「あーだめだめ、タケルさんには刺激が強すぎますよ」
噴水の方を見ると、とらを見つけた。とらは服を全く身につけていない。
「は?」
タケルは慌ててとらに向かって走り出す。
「いやいや、人が見ているだろうが、やめろッ」
通行人と思しきおばさんたちがこちらに向かってくる。
とらはもじもじとセクシーポーズをとった後
「とらちゃんのサービスシーンをとくと焼き付けよっ」

と叫び体を大の字に広げると、スイカのような乳房が揺れ、毛の生えそろってない秘密の花園が公衆の面前に公開された。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/18(火) 19:54:17.55:dHxRhH13
タケルの頭の中が真っ白になる。
「フッ、馬鹿馬鹿しい。ここは終末世界なんだ。どうと言うことはない」
タケルも全裸になり、互いのからだを一週間ぶりに洗いはじめた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/18(火) 20:39:22.23:XZfpFzyr
とらの体はケイと比べて小さいながらも意外とゴツく、生々しい刺し傷や火傷の跡が数ヵ所あった。とはいえタケルがとらちゃんの体を見るのは初めてではない。

(…この子はどんな人生を送ってきたのだろうか)
彼女の体を見る度タケルはそう考えていた。

「ふふそこ、気持ちいい」
タケルの手が割れ目の頂点に触れ、とらの肩がくすぐったそうに震わせる。
タケルはとらのにキスをし舌を絡ませる。
唇を離すと唾液の糸が伸びた。

「…あっ、痛い」
タケルはとらの柔肌をもみし抱き、先端部にかぶりついで吸い上げる。
通行人がなにを言おうが構わない。

シックスナインで互いの性器をなめ回し、
相手の顔に体液を掛け合った。

仕上げに、とらの後ろからバックで犯す
「ああん、あんんっ」
スパンスパンと青空の公園に乾いた音が小気味よく鳴り響きとらが吠えた。

最後に2人は幸せなキスをして終わりとはならず、ピーターパンが2人の前にやってきた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/18(火) 20:42:56.88:qt+s3qc3
とらがタケルの背後に歩み寄り、その小さな手のひらでタケルの背中をゆっくりとなでた。タケルは一瞬ビクッとしたが、相手がとらとわかると気を許したようだ。
とらはピタリと上半身をタケルの背中にくっつけると、その両手をタケルの後ろからぐるりと前へ回し、ゆっくりと股間へと伸ばした。
タケルはあっと声を上げたが、すぐにとらにされるがままになった。
とらはタケル自身を両手で優しく包み込むと、ゆっくりと上下に動かした。
「気持ちいい?」
とらの声がボソリとタケルの背中に響く。タケルは黙ってうなずくと、とらの両手の動きに神経を集中させた。
やがて、タケルの下半身から熱いものがこみ上げてきた。タケルは次の瞬間ーー
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/18(火) 20:45:58.99:oPov1qae
ピーターパン「子作りしてるんですね?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/18(火) 21:06:46.16:NneyeA8w
タケルはピーターパンに気がついていない。


とらはタケルを押し倒し、その上に脚を開くようにまたがり、腰を下ろすと
股間のスリットにタケルの分身が沈み込んだ。

ピーターパンはそれを見て気持ち悪くなり顔をしかめた。

「私ことがやりたかったんです」
とらはピーターパンと目を合わせながらタケルの上で腰を振り始める。
とらは獣のように唸り、腰の動きに合わせぶるんぶるんと揺れる乳房を見せびらかすように胸を張った。

ピーターパンの体が熱くなり、何度も経験したあの感情が沸き上がる。
「…くっ、汚らわしい。はずなのに」
ピーターは逃げ出した。ピーターパンは思春期の少年だった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/18(火) 21:14:20.73:XZfpFzyr
タケルは何度目かの射精をするといつものように疲労で意識が遠のき、眠りに付いた。
タケルが走れないのはこのためだ。

タケルは夢を見ていた。失ったはずの幼い頃の夢だ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/18(火) 21:24:16.64:zlG/cE5F
タケルは夢を見ている。

タケル「うえーん、ドラえもーん。ジャイアンにいじめられたよー」
ドラえもん「よっしゃ、こいつで解決しろや」
ドラえもんはタケルにトカレフとアリバイを偽証してくれる証人を授けた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/18(火) 23:49:09.94:In7IgF7W
かつて南葛のエースだったタケルは皆から尊敬されていた。
しかし、それと同時に快く思わない連中もいたのだ。
不良グループのリーダー格、郷田である。
彼はありとあらゆる手段でタケルに嫌がらせをした。
そして次第に病んでいくタケル
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/19(水) 00:00:06.18:0NmQUAU1
そんなタケルを親身になって助けてくれたのは当時の学年主任、謎の中国人の机器猫先生だった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/19(水) 04:21:06.81:DRoJ65c1
「幸せな快楽と汚らわしい快楽がある、と教えた筈よね?」
ジェバンニ先生はお仕置き棒を手のひらで弄びながら、言った。
「幸せな快楽はこどものように無垢であり、純粋にお互いの幸せを満たすために行い、その上で子作りをしてこどもを増やして行く善いもの、
汚らわしい快楽は汚らわしい大人がただ自分の欲望を満たすために、相手を不幸にしてでも行う悪しきものだと」
ピーターは顔を赤らめて、何も言わずに自分の木靴を見つめている。
ジェバンニ先生はしばらく沈黙してピーターを凝視していたが、やがてため息をついた。
「まぁ、こればっかりは仕方がないわね。あなたは童貞で、しかも13歳というお年頃だもの。興味津々すぎて見分けている余裕なんかないわよね」
傍らの紅茶を手に取ると、口に運んだ。
「いいわ。姦通者の処罰はあなたには無理。今後見かけても放っておきなさい。あなたには強姦と和姦の区別もつかないでしょうから」
紅茶を皿に戻し、最後にこう言った。
「でも、アキラ君も男の子なのねぇ……。溜め込むのも体に毒ね。その美しい肌にニキビでも出来たら困っちゃうわ。
お薬打とうか。それ以外に方法はないわ。いい? 自慰行為は絶対にダメよ。ましてやあなた自身が不純異性交遊に及ぶのは処罰の対象になるとわかっているわね?
あなたの年齢でアレを知ってしまうと頭がアレばかりになってしまい、悪しき快楽に溺れて戻って来られなくなるの。恐ろしいでしょう?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/19(水) 05:57:58.75:OPF4VaKA
この年齢になれば外界と隔離しない限りはそういう感情を抱かないというのが難しい。ジェバンニ先生は薬での抑制も洗脳もしたくないと思っていた。
その行為自体が不純異性交遊や自慰に次ぐ、「汚れ」に繋がり、自然性がうしなわれる行為であるから。
しかし、薬や洗脳を使っても性欲を一次的に出来ても完全には除去できない、彼らはこどもだ。鋼の精神を持った修行者でも軍人でもない。
(…彼もダメかもしれないわね。代わりはたくさんいるもの。でもこの問題を解決すれば日本支部の地位も大きく上がる。)



「ハッ、ダメダメ!私は何て事を考えているんだ。…しょうがない、やはり薬を使うか。」
歴代のピーターの半分以上はこの問題にぶつかり廃棄されていった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/19(水) 06:16:49.11:YA9ED5Kq
タケルは廃墟と化した新宿の町を歩いていた。
自分の脚ではない。

この地区では建物は殆ど倒れていないし、人もぽつぽつと見かける。

通行人(さっきの奴、なんで肩車してんの)
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/19(水) 06:21:00.64:DRoJ65c1
タケルが崩壊した町を歩いていると、一台のオフロードバイクが華麗なテクニックで駆け抜けて行くのを見た。
紺色のTシャツにジーンズのホットパンツ、使い込まれたブーツを履いた女性だった。
「ケイ……?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/19(水) 07:00:30.37:DkExasTF
(馬鹿な、死んだはずでは・・・?)

いや、人違いだろうと思いタケルは次の本拠地を探すため歩き始めた。
人の声がする。それも一人や二人ではない。タケルは声の方へ向かうと広場に人だかりができている。

タケルがここが安全か、面倒ごとの巻き込まれないか否かいこうか迷っていると
脚が勝手に動き出した。

「・・・ファッ!?」

タケルは脚が自分の脚ではないことをよく忘れる。周囲の空気やわずかな動きでタケルの意思をくみ取り、まるで自分の第二の脚のように動くからだ。

だが第二の脚は好奇心の塊だ。目を離すとたまに近づきたくないところまで近づこうとする。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/19(水) 08:22:04.97:DRoJ65c1
性欲抑制剤を打ってもらったピーター・パンは、タケルととらの激しい交わり合いを見てからずっと取りつかれていたモヤモヤとした黒い雲のような感情からようやく解放された。

スッキリとした気持ちで『家』の廊下を歩いていると、向こうからマリーベルがやって来て、ピーターに気づくと意地悪そうに微笑んだ。

「ハイ、ピーター。何かしくじっちゃったの?」

彼女はピーターより一つ年上の14歳だが、彼をこども扱いしたりせず、というより年齢に関わらず誰でもを12歳のこどもとして扱う博愛精神の持ち主だった。
もちろん自分のことも永遠の12歳だと思っており、しかしそれにしては実年齢相応の少女特有の色気に満ちており、30歳代以上のこども達をいつも惑わせていた。

「ハイ、マリーベル。大したことじゃないよ」

ピーターは表向きは彼女のことを通り名で呼ぶが、心の中ではいつも本名で「スズカさん」と呼んでいた。
笑うと形のいい口の形が大好きだった。だからこそスズカさんがいつも笑っていられる世界を作るんだと強く思った。
性欲抑制剤を打ってもらった後でも彼女の姿は変わらずたまらなく恋しかった。

「そう、それなら安心ね。信頼してるよ、ピーター・パン」

マリーベルは微笑みながらそう言うと、涼しい風を残してすれ違って行った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/19(水) 08:28:39.55:j9wA+zo7
(好きだ、スズカさん……)
そう思いながらも、ピーターは決して想像の中で彼女を汚すようなことはしなかった。
彼女をそういう目で見るということは、ピーターの中では神を冒涜するにも等しいことだった。
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/19(水) 10:18:23.08:Q22/P6Ay
そしてピーターはいつしか蓮舫に進化したのだ!
「出てこいオザワ!私と勝負だ!」
たちまち空は真っ黒な雲に覆われ雷鳴がとどろいた!
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/19(水) 10:23:51.27:j9wA+zo7
タケルがとらに乗って近づくと、人だかりの中心が見えて来た。
白い肌に透き通るような髪の女性が皆に食べ物を施していた。
群衆は彼女を取り囲みながら、しかし一人として手を触れようとはしなかった。
綺麗に2メートルほどの距離をとり、女性を取り囲んでいるのだ。

「これは何ですか?」タケルは側にいたおじさんに聞いてみた。 
おじさんは声の主の顔が空にあることにぎょっとしながらも、答えた。
「なんだお前、よそ者か? マリア様を知らないのかよ」

マリア様と呼ばれた女性は30歳代半ばぐらいながら子供のように純真に見え、
何やら見覚えのある緑色の服を着、木靴を履いていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/19(水) 10:41:23.89:j9wA+zo7
ジェバンニ先生は自室でワインを飲みながら、考えに耽っていた。
(アキラ君がもし堕ちてしまったら……次のピーター・パンに相応しい子はスズカか、ユキ。この二人しかいないわね。
でもマリーベル……スズカはちょっとお人好しすぎるわ。戦闘能力は大したものだけど。
そしてユキ……マリア……純粋を絵に描いたような34歳。人を魅きつける力は素晴らしい。あれを使えば群衆を操作できる。ユキを言いなりにするのも容易い。
ただ……戦闘能力がまったくないのよねぇ……)
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/19(水) 12:19:56.00:DRoJ65c1
ふとタケルが下を見ると、とらちゃんが何やら口をモグモグさせている。
「おい、いつの間に施し受けてんだ! あんなピーターパンのくれるものなんか口にしちゃダメだ!」
「うぅん、違うよ」
とらちゃんは手に持っていた死骸を見せて言った。
「ねこ。あたしが捕まえたの」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/19(水) 18:36:26.86:OPF4VaKA
「なっなんで…」
それを見たタケルは背筋に冷たいものを感じ、たじろぐ。
しかし、よく見るとそれはボロボロになった猫のぬいぐるみだ。
「ふふっ、冗談ですよ。乙女がそんな野蛮な事をするわけがないじゃないですか」
とらは意地悪そうに微笑んだ。

「えっ、じゃあ今食べてるのは」とタケルが再び質問すると
「蝮です。あなたが寝ている間に捕まえて焼いたんです。犬のやつもあります。タケルさんもいかがです?」
と蝮を口に含みながら犬肉を差し出そうとした。

タケルは顔をしかめ、ことわろうとすると、いつの間にかマリアが目の前に立っていることに気がついた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/19(水) 19:23:54.80:YA9ED5Kq
「で、デカい…。」
近くで見てみるとマリアは背が高く肩幅も広い。まるで巨人と見まごう程の大きさだ。
マリアは口を開いた。
「あの、それ私の宝物なんです。」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/19(水) 19:56:46.07:wc5daIxA
「それって……どれ? ……これ?」
タケルはとらちゃんを指差してみた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/19(水) 21:59:46.77:7Du6dj/z
とらちゃん「人に指を向けるな」
バキィッ!
タケル「あぎゃあ!!」
とらちゃんはタケルの指をへし折った。
マリア「なんてことを……。貴様リングに上がれ」

とらちゃんとマリアはリングに上がりバトルを開始した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/19(水) 22:07:36.56:Jkz6KByu
マリアの先制攻撃!
「正義の平手打ちを召し上がりなさい!」
バチィィィーン! などという音はしなかった。むしろ何も音がしなかった。
「へ? 今、何かされました?」
あまりのマリアの弱さにとらちゃんはきょとんとしながら剛腕パンチを繰り出した。
マリアの口から血ヘドが飛び散る!
しかしマリアは涼しい顔をして立っている。
「打ちなさい。もっと私を打ちなさい。私の骨がすべて折れ、立ち上がれなくなるまで。ちなみに私は無痛症!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/19(水) 22:38:47.38:2MyhuPpF
「む、無痛症だって?」
タケルは何かの漫画で読んだことがあった。通常、人間は自分の身体のダメージを無意識に考えるので、30%の力しか出すことが出来ないが、
無痛症の人間は自分のダメージなどまったく無視して100%の潜在能力を出し切ることが出来る、と。
無痛症の人間が繰り出した平手打ちが「まったく痛くない」なんてことがあるのだろうか?
しかもあの巨体から繰り出された平手打ちが?
もしかするとあのマリアという女性は、本当はとらのことを傷つけたくないのかもしれない。
なら、なぜ戦っているのか?
タケルにはわけがわからなかった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/19(水) 22:57:35.15:Jkz6KByu
「フフフ。よくぞ見破ったわね。そう、私は無痛症ではない」
あっさり撤回した。
「正しく言い直せば、私は……、不感症!」

そう、マリアは生まれつきの不感症であった。
乳首も、性器も、それどころか身体全体がとてつもなく鈍感であった。
レイプされたこともあるが、何も感じないので終始ニコニコしていた。男の人が自分の身体で喜んでくれることがただ嬉しかった。
それゆえに肉便器としての人生を歩んだが、何しろ快感を知らないのでセックスに溺れるようなこともなく、
ヤリマンなのにひたすら純粋に育ったという世にも珍しい奇行種である。
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/19(水) 23:22:50.73:Jkz6KByu
「フン、じゃ〜一杯感じさせてあげちゃう」
そう言うなりとらちゃんは百烈拳を繰り出した。
「アババババババババ!」
マリアの口から耳から目から尻から大量の血飛沫が飛び散り、観衆の上に降り注いだ。

観衆達はダバダバと涙を流し、口々に呟いた。
「やめてけれ」
「こっただ酷いこと」
「あぁ……マリア様」
「マリア様はわしらの罪をわしらの代わりにその身に受けてくださってるだ」
「んだ」
「んだ」
「あのおっかねぇオナゴの百烈パンチは本当はわしらが受けねばなんねぇもんだ」
「助けるだ!」
「んだ!」
「今ここでマリア様を助けねば、わしら人間じゃねぇだ!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/19(水) 23:41:32.10:2MyhuPpF
その時、一揆を起こしかけた観衆の上を何かが飛んで来た。
とらは敏感にその気配を感じ取ると、鋭い飛び回し蹴りを寸前で避けた。
「マリーベル! おやめなさい!」マリアが声を上げた。

ピーターパンの格好ではなく白いワンピース姿のマリーベルがリングに降り立った。
「何をしてるの、あなた?」低い姿勢からとらを睨みつける。「無抵抗の12歳のこども相手に何をしているの? いじめ!?」
「さっ……34歳です」マリアが小声で訂正した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/19(水) 23:56:17.61:2MyhuPpF
主な登場人物まとめ

タケル 30歳男。主人公。記憶をなくしている。人殺し。

ケイ ヒロイン。謎に包まれた女性。タケルに火をつけられ殺される。

とらちゃん 美少女だが少し頭がおかしいお姫さま。超人的な身体能力を有している模様。年齢不詳。

ピーター・パン 13歳の男の子。ピーターパン・ジェネレーションズのリーダー的存在。マリーベルのことが好き。本名はアキラ。

マリーベル 14歳の女の子。次のピーターパン候補の一人。お人好しだが戦闘能力は高い。本名はスズカ。

マリア 純粋を絵に描いたような34歳女性。群衆を操作できるほどのカリスマ性をもつ。戦闘能力はないが、不感症ゆえの並外れた打たれ強さをもつ。本名はユキ。

ジェバンニ先生 年齢性別ともに不詳。ピーターパン・ジェネレーションズの指導者? 股間にとても巨大な『剛直』をもつ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 04:24:13.15:HONyoC7X
群衆「…」ジー

とらちゃん「…あれ、私が悪役みたいになってるな」
マリーベル「当たり前でしょ、フツー指を指されただけで指を折らないし、初対面相手に暴力を振るうなんてまるで悪役そのものじゃない。」

とらちゃん「誤解です。私はは指を折ってなんていませんし、私は彼女に一緒にエクササイズしないかと誘われただけです(すっとぼけ)」

マリーベル「誤魔化さないで!貴女のような悪い子は」
マリア「おしおきが必要そうね」

とらちゃん「…仕方ありませんね。痛い目にあっても知りませんよ」
…5分後。

さしものとらも数の暴力には勝てず、群衆やマリーベル達に囲まれつるし上げられ袋叩きにされていた。

とらちゃん「痛い!痛い!痛いです!ゆるして」
群衆「オラオラオラオラ、さっきの威勢はどうしたぁ!?」

服は群衆やマリーベル達の猛攻で破かれたり脱がされたりしたので全裸同然である。
体は大粒の汗が流れ、体のあらゆる所にアザが出来ていた。殴られる度に悲鳴を上げ、激しくもだえると乳房が揺れ、周囲に小便や汗をまき散らす。

タケル「さっきはよくも指を折…じゃないマリア様に手を上げたな」
タケルも群衆に交じり、竹の棒でとらちゃんのお尻や背中をバシバシ引っぱたいていた。

とらちゃん「死ぬ死ぬ!ちょっと待って死んじゃう!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 05:04:45.73:D0h+3IrC
とらちゃんは死んでしまった。
「あれ?もう終わりかよ」
「じゃあ帰って飯の準備でもするか」
「んだんだ」
<祭り>が終わったかのように散っていく群衆。
「さて、私たちも引き上げますか」
「はい、お姉さま」
マリア&マリーベルもその場から消えて行った。
1人残ったタケルはとらちゃんの亡骸を見つめ呟いた
「クズがっ、お前は便利な道具だったけどとても扱いにくかったよ」
唾を吐きかけて去って行く
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 05:19:50.11:1lsV1/iv
とらちゃんは突然激しく上体を反らし、股間からクジラの潮吹きのように体液を吹き出した。
彼女は涙と鼻水で濡れた顔を下げ、力が抜けたように体をダランとなる。腰回りは痙攣、流れ出た体液が脚を伝ってつま先から滝のようにおちていた。
「こっこいつ、俺たちに殴られてイきやがった。」
群衆は驚いたあと、ドッ都笑い声をあげたが、マリアが一喝すると静かになった。。

マリーベルとマリアは群衆を掻き分け、とらちゃんに近づいていく。
「ごっごめんなさい。やり過ぎたわ。」
マリーベルは手をとらちゃんの頬に当て、マリアが縄をほどく。
マリーベルは動揺していた。自分が扇動した群衆が、暴走しこんな拷問まがいのことをするなんて思ってなかったし、自ら興奮してその群衆に交じり暴行に参加していたことに対しひどく罪悪感を感じていたのだ。

一方マリアもとらちゃんの苦しむ顔を見たとき、胸が熱くなるのを感じこれ以上進めば、道を外れることになると考え行動に出たのだ。彼女は嗜虐心とその背徳感による性的興奮に目覚めかけていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 06:11:43.48:HONyoC7X
「う〜ん」
水をかけられとらちゃんはうめき声を出し体をもぞもぞと動かした。

その隣にはタケルがいた。
(…良い体してるし屍姦してから埋葬しようと戻って来たが、生きてるとはな)


タケルはとらちゃんの背後から脇に手を通し
抱きかかえるように上体を起こした。
「起きろ」
タケルはとらちゃんの体を揺する。
「う〜ん、タケル、さん私を見捨てないでください…」
とらちゃんは唸りながらかすかに目を開ける。タケルは彼女の脇をくすぐると、ビクリと体を震わせるが起きない。
タケルはとらちゃんの豊胸に手を伸ばし、もみし抱きはじめた。あっと声を上げるがそのままもみ続ける。とらちゃんは呼吸を荒げ喘ぎ声を出し始めた。

タケルが股間にてを滑り込ませ、とらちゃんの繊細な部分に触れた時、彼女はようやく目を覚ます。
「あ、あれ、わたし」
タケルは肉の溝に沿って指で擦る。朧気な意識の中体の芯が熱くなる。

タケルはとらちゃんを抱き上げた。小さな体の割には重い。彼女の体の向きを前に変え
そのまま押しつぶすように挿入
激しいピストンの後何度も中出しをした。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 06:31:14.83:KhRmQk3t
とらをよく見るとアキラが下敷きになっていた。

アキラは「家」から放逐されたショックで自暴自棄になり、二人の情事に乱入していたのだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 06:35:31.13:H9+fBWTs
「おげええええ!!!」マリーベルが吐いた。
背徳行為を見せつけられたことにこれ以上ない憎悪の眼差しを突き付け、逃げ出して行った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 07:32:00.43:bYD1DJgU
タケル「誰!?」

アキラ「…」

タケル「誰!?、ねえ誰なの?、答えろよ、怖いよお!」

アキラはとらをタケルから器用に引き離すと同時にタケルのみぞおちを蹴り上げた。

タケル「ヴォエロロロロッ」
タケルは激しく嘔吐して倒れた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 09:18:08.25:H9+fBWTs
「今のはスズカ(マリーベル)さんを吐かせたぶん」
そう言うとアキラは、今度はタケルの肩をキックで脱臼させた。
「これはスズカさんのトラウマになるようなものを見せつけたぶん」
そして最後に踵落としを脳天にお見舞いした。
「これは今日の僕達のデート……お茶会を邪魔したぶんだ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 10:01:53.16:WWX5AvFC
タケルは脳出血で死亡した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 10:11:21.41:Jd7d2CSF
「アキラ君は何を怒っているのでしょう? 私、わかりません」
マリアは取り戻したねこのヌイグルメを抱きながら首をひねった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 10:12:25.01:H9+fBWTs
その一部始終を見ていたニコル・スミスは首をひねった。
「なぜあんなガキどもが? あの細っちぃ体のどこからあれ程の攻撃力が出やがる?」
ワトソンと連絡がつかなくなってからもう3日。何か関係あるかもしれねぇな。
刑事ニコルはスマホを取り出し、アキラ、とら、マリーベルの写真を撮った。
タケルのことは眼中になかった。どうでもいい雑魚だった。むしろ美味しそうなケーキにひっついたハエの死骸みたいにいらないものだった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 10:32:41.50:bYD1DJgU
なんだか知らんが、タケルはケツ丸出しの状態で目が覚めた。肛門にはディルドが刺さり血が滲み出ている。

食料はとられていないが周りには誰もいない。
仲間を殺し、最後に残った従僕にも見捨てられた。タケルは果たして記憶を取り戻せるのか?
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/20(木) 10:41:44.82:H9+fBWTs
黒いシステムヘルメットを被り、オフロードバイクを駆る人物が瓦礫を越えて来た。
紺色のTシャツにジーンズのホットパンツ、使い込まれたブーツを履いた女性である。
彼女はとあるビルの前で単車を停め、ビルを見上げた。
「ここだな」
ドアを開けようとすると鍵がかかっていた。
ピッキングナイフを取り出し、器用に鍵を開けると中へ入った。
入るやいなや、上から人間が降って来た。彼女はそれを身を翻して避ける。
襲って来たのは髭面で長身の男だった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 11:17:44.74:UX84PuiZ
マリーベルは『家』に帰ると今日あったことをすべてそのまま報告した。
ただ、一箇所だけ、どうしても言葉が濁る部分があった。
「悪いものを見ました」「おぞましいものでした」などと具体性のない言葉ばかり使うので、ジェバンニ先生は彼女の目をまっすぐ見ながら命令した。
「見たものをありのままに表現してみなさい」
マリーベルは視線を床に落としたり壁に這わせたりしながら、顔を紅くしたり蒼くしたりしながら、しどろもどろに話した。
「あっ…あの。男の子の……おちんちんが……こう……バケモノみたいになっていて…見たことがないような……
それが女の子の……ちょんちょんに……それが赤くて……黒くなったのが……パンパンみたいな音をたてながら…
すごい汁が飛び散って……なんか女の子が…お猿さんみたいに叫んで……何て言うか……苦しそうだったと言うか…
何て言うか……もっとして欲しそうだったと言うか……とにかくあれは悪いもので……おぞましいもので…」
ジェバンニ先生はハァと溜め息を深くついた。
アキラ君の時といい、今度はまた思春期のバージンの女の子に何てものを見せてくれるのよ。
これでまたスズカが駄目になってしまったらどう責任をとってくれるの?
どこのアホなのかしら、そのエロ魔人。出来ることなら今すぐ踵落とし喰らわせて殺したいわ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 13:38:40.44:H9+fBWTs
マリーベルが先生の部屋を出ると、廊下ではさまざまな年齢の「こども達」が走り回ったり跳ねたりして遊んでいた。
「あー、マリーベルだー。今日、マリアと一緒に怪獣と闘ったって本当〜?」
『怪獣』と聞いてマリーベルは体が硬直した。赤黒い巨大な肉棒の影が頭をよぎったのだ。
だがすぐに『怪獣』がとらちゃんのことだと気付き、にっこりと微笑んだ。
「怪獣じゃないよ。ただの女の子だよ」
ただの女の子、と口に出してすぐに、赤黒い肉棒が突き刺さったとらちゃんの充血した「おちょんちょん」を思い出してしまう。
「あ……う……」
「どうしたの?」「どうしたの?」
マリーベルの様子がおかしいのを見てこども達が集まって来た。10歳の子も、45歳の子も、みんな等しく心配して彼女を優しく見守った。
その曇りのない瞳に囲まれて、彼女はすぅっと心が落ち着くのを感じた。
「大丈夫だよ、あたしは何も変わってない」
マリーベルはそう言うと胸を張り、みんなを安心させるためにもう一度微笑んだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 13:50:50.04:kscL+0FK
脳出血で倒れたかと思ったタケルだったが、しばらくするとムクリと起き上がった。
「お告げを授かった。希望の地は北にある。北へーー」
そう呟くとタケルはポケットにしまっていたケイの遺灰を握りしめ足先を北へ向け一歩を踏み出した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 15:52:12.95:H9+fBWTs
「お嬢さん、ここは立ち入り禁止ですよ」
髭面の男は低い声で言った。
「……と、言っても、今の身のこなし。ここが何処だか知ってて入っていらっしゃったようで?」
ヘルメットの女は平然として答えた、
「この世界をこんなことにしている中心ですよね?」
男はなぜか可笑しそうに笑うと、
「では、あなたが今日、生きて帰れないこともご了承済みですね?」
指をパチンと鳴らした。
……
5秒待っても誰も来ないので、男は続けた。
「やれやれ。真面目に仕事してるのは私だけのようだ」
「夕飯時にお邪魔して悪かったかしら?」
「これはタイマン勝負とやらをしなきゃいかんようですな、気が進まんが……」
「そんなこと言っといて、いきなり飛び道具、出すんでしょう?」
男はそれには答えず、
「とりあえずそのヘルメットを取ってお顔を見せていただきましょうか? それ次第では私の対応が変わらんこともないですよ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 18:29:38.39:H9+fBWTs
「ほ……う」
男はヘルメットを取った女の顔に暫く見とれ、ニタリと笑うと舌なめずりをし、ポケットに両手を突っ込んだ。
「俺はねぇ、美人を散々いたぶって殺すのが一番の趣味でねぇ……」

「あら、素敵なご趣味ね」
女は涼しい顔をして微笑むと、謝った。
「でもごめんなさいね。いたぶれるような美女じゃなくって」

「いやいや……」
男は最高に満足げな笑みを浮かべると、言った。
「まずはその美しいおみ脚を御馳走になりたいね」
言い終わるが早いか、男のポケットを突き破って銃弾が発射された。
しかし女は優雅な動作で右に避け、弾丸は床に当たって鈍い音を上げた。

男は拳銃を取り出すと、足を使った。素早く右へ左へ動きながら女との距離を詰めて行く。銃口はずっと女の脚を狙っている。

「楽しいねぇ!」
男は笑った。
「他の野郎どもがサボり中でよかったぜ! 独り占めだ!」

至近距離から発射した弾丸が女の左脚に命中した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 18:41:13.68:H9+fBWTs
しかし命中した弾丸は男に跳ね返って来た。肩に重くて熱い痛みが走り、男はのけぞった。
「あうっ!?」

女のホットパンツから伸びた白い脚には傷ひとつついていない。男には何が起こったのかさっぱり……いや、すぐにわかった。

「おっ……、お前、噂の……?」

「あら、光栄ね。私のことご存じなの?」

「さ、サイボーグ刑事K!」

「その呼び方は可愛くないから嫌いだわ。『ケイ』と呼んでくださる?」

「クッ……、しくったぜ。まさか女だとは……。Kだと知ってりゃ昆布も用意してあったのに……よ」

ケイはサイドキック一発で男の胴体を真っ二つにすると、憮然とした顔で考えた。今、なんて言ったの? 昆布って言った?
「私の弱点、バレてるみたい」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 19:32:52.27:Veq3Z/1p
とらちゃんとマリアがスターバックスの屋外席に並んで座り、クランキーアーモンドチョコレートフラペチーノを飲んでいる。
「いやー、すみません。あんなにボコボコにした私にこんな可愛いものをおごってくれるなんて」
恐縮しながら可愛いものを飲むとらちゃんを目の中で可愛がりながら、マリアは「いいのよ」と答え、くすっと笑った。そして話を切り出す。
「ねぇ、とらちゃん」
「ふぁい?」
「私達の『家』で一緒に暮らさない?」
「ファッ!?」
「あなたほどの力があれば、絶対に先生も喜んで迎えてくれると思うの」
一瞬意味がわからなかったが、マリアが着ているピーターパンの制服を見て理解した。「あぁ……」
「遠慮しとくッス。私、集団行動苦手ッスし……。それに制服着るのも嫌ッス。セーラー服なら別ッスけど」
「そう……残念ね。ん、わかった」
素直に引き下がったマリアは沈黙に入った。とらは何だかこの沈黙に耐えられなかった。
「あの……身長何cmあるッスか?」
「あ、聞いてくれる? 最近縮んで2m15cmになっちゃったのよ〜。前は2m17cmあったんだけどね」
「大きな世界の中の小さな変化ッスね」
「ねぇ、とらちゃん」
「ふぁい?」
「私のこと、好き?」
とらは鼻から噴き出したフラペチーノをマリアに拭いてもらいながら答えた、「いっ、いや急に何を言い出すんスか今日初めて対決したばっかりで!」
「嫌い?」
そう言いながらマリアの顔がどんどん哀しみに曇り、目に涙が浮かびはじめる。
「きききき嫌いじゃないッス! 昨日の強敵(てき)は今日の強敵(とも)って、北斗の拳にもありますし」
「じゃあ、好き?」
とらは他に言うべき言葉を奪われ、それしか答えられなかった。
「好きッス」
マリアの顔に光のように喜びが溢れた。
「私もとらちゃんが大好き!」
巨大すぎる女性に抱き締められ、広大な胸に顔を埋められ、とらは大いなる安らぎの世界へ墜ちて行った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 19:59:52.31:KhRmQk3t
*登場人物まとめ

タケル・・・主人公。記憶喪失の30代男性。善人に見えるが衝動的に人を殺し、
ときには暴力を振るう危険人物。

ケイ・・・ヒロイン。タケルが行為を向けていた美女。タケルに殺されたはずだが・・・。

ニコル・・・ある件を調査するために日本にやってきたアメリカ人男性。刑事らしい。

ジェバンニ・・・ある団体に所属する男性。「ピーター・パン」たちを統率しある目的のために活動している。女性口調。

マリーベル・・・「ピーター・パン」の1人。本名はスズカ。14歳。
ジェバンニ曰く「お人好し」。男女の性行為を目撃し、精神に深い傷を受けた。

マリア・・・「ピーター・パン」の1人。ジェバンニ曰く「純粋」。巨人の国からやってきたと言われるほどの大柄な女性。34歳。


アキラ・・・「ピーター・パン」の1人だった13歳の美少年。部隊のエース兼リーダー的存在で仲間たちやジェバンニからはピーター・パンと呼ばれていた。
しかし、大人の事情で放逐されてしまった。童貞。とらと行動している。

とら・・・小柄な少女のような人物。意外とゴツい体格で強靱な肉体と怪力を持つ。
不思議ちゃんで変態。キチガイじみた好奇心の塊。

オザワ先生・・・詳細不明。

蓮舫・・・オザワ先生の知り合い。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 22:14:50.43:KKdSFS0e
スズカ(マリーベル)は、アキラ(ピーター)とのお茶会を楽しんでいた。
スズカは白いワンピース、アキラは糊の効いた白いシャツにチェックのズボン。白いテラスに二人だけ腰掛けて、名前はよく知らないけどフルーティーな紅茶の香りを楽しんでいた。
「そうだ、マリーベルにいいものを見せてあげるよ」
そう言って立ち上がったアキラは叢で何かゴソゴソやっていたが、やがて振り返ると真っ赤なそれを見せつけた。
「わぁ! 綺麗な花だね」
「綺麗だろ? 昨日見つけといたんだ」
本当はあたし、白とか黄色とか薄い色のほうが好きなんだけど、アキラがくれる花ならそれが一番好きだよ。
そう心の中でしみじみと呟きながら、ふと下のほうに目をやると、アキラの股間に赤黒い怪獣が天を向いてそそり立っているのを見た。
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
ベッドから飛び起きると、見馴れた自分の個室の風景があった。
「夢……」
ぼすんと枕に飛んで戻る。しかし眠りの続きには入れなかった。あまりにもリアルで、あまりにもグロテスクで……。
『アキラのおちんちんもあんな形をしているの?』
お風呂でいつも洗ってあげている年少ピーターパン達のおちんちんは可愛い。オリーブの形をした小動物みたい。たまにぴょこんと起き上がったりするところがまた面白可愛かった。
『……でも、あたしのおちょんちょんだって、小さな子のとは全然違う……』
スズカは薄くて柔らかい叢を掻き分けて自分のそこに手を這わせ、思わずびっくりしてしまった。
『やだっ! あたし、オネショしちゃった!?』
しかしすぐに違和感に気がついた。これはなんだかオシッコとは違う、ヌルヌルしたものだ。しかもその液体にまみれた自分のおちょんちょんが、ホワイトシチューみたいにとろとろになっている。
自分の体の一部が溶けたみたいだった。その感覚が珍しくて、暫くいじり回すことに夢中になっていたが、たまたま液体の付いた指が小さなクリトリスに触れると、脳天に電撃が突き抜けるような快感が走った。
小さな呻き声が静かな部屋に響いた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 22:32:36.62:KKdSFS0e
「アッ、アッ……、アキラぁ……! アキラぁぁ……!」
右手で枕をひっ掴み、左手は白いパンティの中で動きが止まらなかった。
空想の中のアキラは白いブリーフを脱ぎ、スズカのそこへゆっくりとやって来た。
『あ……あんな風に……今日見たみたいに……アキラの赤くて黒いおちんちんが……あたしの中に……来るの?』
スズカの唇が嬉しそうに笑った。
次の瞬間、
「違うっ!!」スズカはすべてを振り払って飛び起きた。「アキラのおちんちんは白いっ! 絶対に白くて綺麗だもんっ!」
そうだ、なぜ……なぜ今日の昼間目撃したアレのことを頑なにおちんちんだと思っていたのだろう。
股間に付いているからといっておちんちんとは限らないじゃないか。
アイツ……あのバケモノ女と一緒にいた弱っちそうな男。タケルとか言ったか……。
アイツは股間に醜悪な怪獣を飼っているド変態に違いない! おちんちんとはあんなバケモノじみたシロモノではないはずだ!
そうだ。なぜアイツを生かして放っておいてしまったんだろう。
アイツこそが世界をこんなにしてしまった元凶、退治すべきこの世の悪であるに違いない!
みんなのため、あたしの安眠のために、今すぐ脳天に踵落としを喰らわせて殺さねばならない!
「『犯人は現場に戻る』って昔、何かのTV番組で見たわ」
スズカはピーターパンの制服に着替えると、昼間の公園めざして深夜の街へ出て行った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 22:42:19.20:5Y08I1Z5
スネ夫「おやおや可愛いお嬢さんだね」
ハッケヨイ「ハダカになるともっと可愛いでゴワスよ」

夜の町に飛び出したスズカを悪党たちが取り囲んだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 23:02:00.33:TCPdJxOP
スネ夫「ん?」
悪党の1人がふと違和感に気づき、スズカを明かりで照らす。
ハッケヨイ「ご両親はジャイアント馬場でごわすか?」

明かりに照らされた彼女の姿は少女にしては大きすぎた。バレー選手ですと紹介されても誰も疑わないほどの長身である。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 23:44:37.08:MR490rX+
「あっ、はい。それはマリ違いのマリアちゃんですよ〜」
そうにこやかに言うとマリーベルは悪党達の頭の上を飛び越えた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/20(木) 23:57:36.16:MR490rX+
スズカ(マリーベル)『しょっちゅう間違えられて困っちゃうわ。もう、あたし、ベルちゃんに改名しようかしら』
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/21(金) 05:03:14.60:djDmAesV
夜の公園にやって来たマリーベル。
公園と呼んでいるが遊具はない。
辺りは明かりひとつない漆黒の闇で、辺りは静まりかえっていた。
「…きっと奴はここへ来るはず」
マリーベルは遺棄された路線バスの屋根に飛び乗る。高い位置から周囲を監視しやすくするためだ。

小鳥のさえずりが聞こえる。強い光が当たるのを感じ、マリーベルは慌てて飛び起きた。
どうやらあのままバスの屋根の上で寝てしまったらしい。

「マリアは…?」
マリーベルは慌ててバスから飛び降りると急いで公園の入り口へ走って行く。
(…あの夜は護衛もつれてきたから、大丈夫なはずだ。)
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/21(金) 06:33:59.79:PQv5OGXZ
数人、人が倒れている。昨日つれてきた同志たちだ。皆死んでいる。
死体は動物の引っ掻き後があり、顔の一部がなくなった者、首が折れた者。
凄惨な光景に立ちすくむマリーベル。

その死体の中にマリアの姿もあった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/21(金) 06:47:12.83:5DyBVBWn
「マリアは、いない。」
死体の中にマリアの姿はなかった。
ホッとして胸をなで下ろす。

マリーベルはそれをマリアだと一生判別することはなかった。

「マリアを探さないと・・・!」
マリーベルはその場を離れてあたりを捜索する。ジェバンニ先生にも報告しメンバーも現地に到着した。三日間の捜索の末マリアを見つけることはできなかった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/21(金) 07:23:11.43:djDmAesV
だが、マリアは生きていた。
「家」の近隣にある山中に潜んでいた。

そうあの夜、同志たちの命を奪ったのはマリアである。彼女は同志の1人が軽い冗談で行った催眠術にかかり、「ヒグマ」になってしまったのだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/21(金) 12:36:33.59:PHkkfYak
タケルは元の場所から10kmほど離れたところで雨風をしのげる場所を見つけ、眠っていた。
10km歩くのにほぼ丸一日かかった。他人を見つけるたびに肩車かオンブしてくれと頼んだが、大半の人に唾を吐きかけられた。

タケルの夢の中にバビルが出て来た。
「熱いよぅ、熱いよぅ」
焼け爛れた瞼の向こうから恨めしそうな眼球をこちらに突きつけて来る。
「タケルぅ、熱いよぅ、マンゴージュースぶっかけて火を消してくれよぅ」

タケルは夢の中でバビルにラリアットを喰らわせると、むっくりと起き上がった。

「そうだよ、今のこの世界って、人殺し放題じゃん。なんか俺、遠慮してた。もっともっと殺さないと損だよな? 勿体ないよな?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/21(金) 15:30:51.00:iQuFBk02
「殺し放題じゃん、そう思っていた時期が俺にもありました。」
そう語るのはこの男性、タケルさん(30代・男性)だ。
「でも″殺し放題″ってというのは自分も対象なのです。俺はそのことに気が付かなかった。」
この男性は、路上で会った通行人の老人と口論になり、殺害。現在は老人が所属している武装勢力に拘束されている。
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/21(金) 17:06:10.53:5oIZyxK4
タケル「主人公なめんな! 主人公ってのはなぁ、間一髪のところをいろんな奇跡に救われて決して殺されないものなんだぜw」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/21(金) 17:28:21.35:CgTkcnYZ
タケルが老人の所属する武装勢力に拘束されているところを神台風が襲った。
タケルは鉄格子に掴まり命からがら生き延びた。武装勢力は全員沖まで流されて溺死した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/21(金) 17:31:33.11:5oIZyxK4
タケル「な?w」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/21(金) 17:41:42.27:5oIZyxK4
タケル「主人公ってのはな、物語半ばでは絶対に死なねぇんだよw!主人公死んだらスレが終了だからなw
主人公交代でもありゃ別だが、今んとこ出て来てるキャラを見ろ。主人公張るにゃ荷が重すぎる雑魚ばっかじゃねぇかw
俺以外に主人公を張れる奴はいねぇw
それ以上に大事なことは、こういう複数の作者が書き繋ぐ物語の主人公に必要なものが何かってこった。
それは「無個性」!
無個性こそ誰もが書きやすい主人公の絶対条件!
俺より無個性なキャラが他にいるか?
巨人みたいな女だの、キチガイかつ筋肉バカ女だの、死んだはずなのに生き返ったサイボーグ女だの、非凡な才能をもつ13歳少年だの……
誰でもが書きやすい凡人って俺だけじゃねぇか!wwww
ハハハハ!
だから俺は決して殺されることなどありえんのだよ!!!wwwwwww」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/21(金) 17:51:35.43:5CKubhde
タケルは叫び終えると空腹で倒れた。
拘束されるまでの三日間、飲まず食わず潜伏してきたのだ。

(…神よ、主人公である我に恵みを与えたまえ)
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/21(金) 18:01:03.55:CgTkcnYZ
赤茶けた空からぽつぽつと酸性雨が降って来た。
こんなもの何の腹の足しにもなりはしない。
タケルの失われた記憶が一瞬だけ甦る。
母の作った筑前煮をどっさりとホカホカの白ご飯に乗せ、頬張る自分の笑顔。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/21(金) 18:02:54.82:5oIZyxK4
「人間でも喰うか」
タケルはむっくりと起き上がった。
「女のフトモモの肉はさぞかし旨かろう」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/21(金) 18:06:19.76:CgTkcnYZ
そこへふみえさんがおっぱいを揺らして来た。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/21(金) 18:15:08.57:5oIZyxK4
タケル「いや……アンタは……別世界の主人公だろ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/21(金) 18:51:12.68:5DyBVBWn
タケルが困っていると、再び奇跡が起きた。

タケルから無個性タケルが分離し、殺人鬼タケルに進化した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/21(金) 19:06:01.07:CgTkcnYZ
殺人鬼タケルはふみえさんの肉を食うべく襲いかかった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/21(金) 19:32:39.07:PQv5OGXZ
無個性タケルは突然のことだったため、ただ見ていることしかできない。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/21(金) 19:39:40.92:CgTkcnYZ
ふみえさんは自分の世界へ逃げ込んだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/21(金) 20:01:19.39:nC2mDoa1
無個性タケルからエロタケルが分離。

エロタケル「真の主人公はこの俺だーッ。」
エロタケルは金属バットで殺人鬼タケルと無個性タケルをぶっ飛ばした。

エロタケル「今のこの世界はセックスし放題!死んだはずのサイボーグ女も、巨人女も、筋肉バカ女も、アメリカ人刑事も、ピーターパンどもも、み〜んな俺が犯してやるぜっ!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/21(金) 20:11:42.42:5CKubhde
エロタケルはふみえを追うことにした。
エロタケルは殺人鬼タケルと違い地の果てまで走ることが出来るのだ。

ピンチになっても主人公パワーでどうにでる。
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/21(金) 20:16:54.21:nC2mDoa1
殺人鬼タケルはお告げ通り北へ。
無個性タケルはケイの遺灰を握り締め例の女に会いに向かった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/21(金) 20:24:09.04:5oIZyxK4
しかしみんな空腹で足が動かなくなり、それぞれがその場で倒れてしまつまた
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/22(土) 02:31:26.18:IFYzYTw6
「…あれ、ここは?」
エロタケルはソファーの上で目を覚ました。
自分は外で倒れたはずだが天井と四角形の照明が見える。
彼は上半身を起こし、きょろきょろと周りを見渡す。周りには四角いテーブルや棚が設置してある。棚の上には鑑賞用植物が置かれているが枯れていた。

「目を覚ましたのね。」
エロタケルがぼんやりしていると女の声が聞こえた。どこかで聞き覚えがある声だ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/22(土) 06:03:40.67:C/8khGp5
目の前のテーブルには紅茶とクッキーが盛られた大皿がコトリと置かれるのを見ると、女の事を忘れガツガツとクッキーを食べ始めた。

「誰なのかは知りませんが、ありがとうございますっ!…あなたは」
クッキーを貪るエロタケルが顔をあげると、緑の服を着たいつぞやの大女マリアがいた。
「よほどお腹を透かしていたのね。ふふっ、それ私が焼いたクッキーなんです。」

エロタケルが見上げるとマリアは微笑んでいた。しかし、以前とは雰囲気が違う。髪を縛っているからだろうか?服も以前の清潔さはなく、土でやや汚れていて肩には葉っぱがついている。

(…まあ、いいか。まずはこの子を攻略せねば)
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/22(土) 16:22:49.72:HEtwQnlX
翌日、大阪府は大阪連邦、三重県は神聖伊勢帝国、和歌山県は和歌山共和国として日本からの独立を宣言した
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/22(土) 18:45:13.08:XNman9a1
タケルは殺人鬼・キチガイという個性とドヘンタイという個性を別々の「タケル」として独立させたことで無個性になったが、
その代償として再び記憶を失ってしまった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/22(土) 19:01:58.89:ZE1Euc0H
「私の身体、好きに使って下さってよろしいのですよ」
マリアは枕の上で微笑み、既にパンツを脱いでいる両足を豪快に開いた。
縦型の巨大で柔らかなクレバスがそこに出現した。
タケルがそれを丘を駆け上がるように舐めようとすると、前戯は必要ないと言う。
暫く見ていると、何もしていないのにマリアのクレバスからは白い泡を吹いた液体が溢れ出し、肛門までゆっくりと零れ落ちた。
20年近くもさせ子の経験を積むとこんなことも出来るようになるのであろうか。
「このまま挿れて下さいね」
「命令するな」
タケルはもうビンビンになっている自分の怪獣を握りしめると、何も着けずにそのまま強く貫いた。
大味で何も感じないかと思いきや、優しく湿った温もりがタケルを大きく包み込んだ。
締めつけて来たりはしないものの、ふんわりとした肉の壁がタケルに絡みつき、甘美な快楽にずんずんと引っ張り込む。
2年前愛用していたふわトロ系オナホールの姿が失われた記憶の中から鮮やかに蘇った。
マリアはたまにくすくすと笑いながら、タケルの髪を撫でたり、大きな唇と平目のような舌でタケルの耳を舐めたりした。
喘ぎ声はまったく出さなかったが、相手が不感症だと知っているからには演技されるよりもよっぽど燃え上がった。
「気持ちいいですか?」
「いっぱい私の身体で喜んで下さいね」
そんな発言をたまにしながら、タケルが果てそうだと見ると、とどめの一言をくれた。
「中に出して下さい」
「あああーーーっ!!!」
タケルは獣のような叫び声とともに果てた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/22(土) 19:08:19.65:ZE1Euc0H
「ママ……」
タケルはすっかり毒気を抜かれ、赤ん坊のように安らかな笑顔で大きな海の上を漂っていた。
マリアという大きな海だ。彼女はタケルの額に小さなキスを繰り返しながらその髪を優しく撫でた。
粗末なベッドの上で二人は暫くそうしていたが、やがて外から扉をノックする音が聞こえた。
「マリア、いる?」
「あ、マリーベルだわ。……ちょっと待って! すぐに開けるから」
二人は慌てて服を着、乱れたベッドを整えた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/22(土) 20:21:04.53:C/8khGp5
〜登場人物まとめ〜
・タケル…主人公。記憶喪失の30代男性。最近3人に分裂した。

・殺人鬼タケル…タケルから分離したもう一人のタケル。衝動的に人を殺したりムカつく奴にはうんこをあびせたりするキチガイ。第2の主人公。今は北へ向かっている。足腰が弱い。

・スケベなタケル…タケルから分離した第3のタケル。主人公特権を利用して今まで登場してきたやつを犯そうと考えていたが、今はマリアにメロメロ。
マリーベル曰く「よわっちい奴」

・マリーベル…ピーターパンジェネレーションズの一人である14歳の女の子。彼らのマドンナ的な存在。マリーベルは通り名で本名はスズカ。タケルが嫌い。

・マリア…ピーターパンジェネレーションズの1人。天を突くような長身の美人。年齢は34歳。純粋。痛みや性的刺激を感じない特異体質。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/22(土) 21:19:15.10:XNman9a1
「家」から南へ遙か遠く離れた神社の社の中、
2人組が体を寄り添いながら一線を越えようとしていた。

1人は中性的な風貌の美少年である。名前はアキラ、年齢は13歳だ。かつてある組織に所属しており、当時はピーターパンと呼ばれていた。
(…スズカさんがこのことを知ったら、僕を殺しに来るかもしれないな。)

もう1人は小柄な美少女(?)。名前はとら。
どこからともなくやって来た、得体の知れない人物。
「準備はよろしいでしょうか」
とらは囁くようにアキラに言った。
とらはその妖艶な顔で歯を見せて笑う
「うん、いいよ。あと敬語やめろ。」
アキラの胸はドキドキしている。
アキラととらは立ち上がり、少し離れる。
2人は背中を向け服を1枚1枚脱ぎはじめた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/22(土) 21:58:50.07:C/8khGp5
「いち、にの、さん!」
ピーターことアキラと、とらは向き合った。
2人はなにも身に付けていない、生まれたままの姿だ。

アキラは年齢のわりには背が高かったが、体は少女のように細い。傷ひとつないその肌は白かった。毛画生え揃った股間には「怪獣」がムクリとたっていた。

対照的に、とらは小柄だが肩幅が広くがっしりとしていた。肌は薄く焼け、膨らんだ筋肉からは血管が筋のように薄くむき出しだしている。所々、痛々しいきずあともある。そして何より胸にはスイカのような乳房が実っており、「梅干し」がついてる。股間にはスジがある。

アキラの脳裏にあのときの記憶がよみがえった。
「…じゃ、じゃあさわるよ。」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/22(土) 23:03:45.44:fiNDc69I
官能エロ小説化してる
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/22(土) 23:20:57.72:Qczmne5R
「とら待て」
アキラは「怪獣」へ伸びるとらの手に自分の手を添える。
「僕が先だ。とらはもう、おちんちん触ってるだろ」
とらはやれやれいった感じに膝を曲げたまま、大きなおしりを床につけた後、脚を広げた。アキラはその動きに合わせてしゃがむ。
「優しくさわってね」
とらは恥ずかしいのか、顔が赤い。
アキラはさっと手を伸ばしスジに触れると、とらの腰がピクリと跳ねた気がした。
(へえ、おちょんちょんってこうなっているのか)
「ちょっと、あまりいじくると」

「なんか熱があるみたいに熱いしピクピクしてる。」
初めて目にする「おちょんちょん」にアキラは興奮し、割れ目を開いてみたり、周りの「土手」を引っ張ったり開いたりした。
とらの顔はさらに赤くなり、呼吸が少し荒くなってきた。額からは汗がにじみ、腰はがくがくと痙攣し始め、それに合わせ乳房がぷるぷると揺れる。
「とら?、顔が赤くなってるけど大丈夫!?」
「私は平気。」
とらは突然、上体を起こし体勢を変えるとアキラの「怪獣」を両手で包み込む。
刺激を受けた「怪獣」はビックリして白い塊を吐き出した。
塊はとらの胸元にベッタリとくっついた。
お返しとばかりにとらのおちょんちょんからも霧吹きを吹き掛ける

「とら、これはなんだ?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/22(土) 23:21:21.04:AUOa+W1m
スネ夫「ここはぼくの出番だな」
ハッケヨイ「おいどんとスネ夫どんでこのスレをシメてやるでゴワス!」

異界から殺人鬼スネ夫がやってきた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/22(土) 23:45:25.54:XNman9a1
スネ夫「オラオラ、とっとと一線越えろや!」

スネ夫はアキラを背後から抱きかかえ「怪獣」をつかみ、ハッケヨイはとらを前から抱きかかえる。そのまま抱きかかえたまま2人を無理矢理結合させた。

スネ夫「さあ電車ごっこだ」
スネ夫は下半身裸になるとハッケヨイドッキング。とらを先頭に数珠繋ぎになり、激しくピストンした。

「列車」は社の外に出て、境内をグルグル回り始めた。月明かりのした、腰と尻がぶつかり合う音が境内に響き渡る。

時折、とらが喘ぎ声の汽笛を上げ、下に垂れた乳房が振り子さながらに暴れさせながら列車は進んでいく。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/23(日) 00:25:51.06:VP2ATy6a
「あれ? お客さん?」
部屋に入って来たマリーベル(スズカ)は汗と泥まみれだった。ピーターパンの制服はところどころ破れてしまっている。
「お腹を空かして倒れてらっしゃったのよ」マリアは聖母の微笑みで言った。
「今晩は」マリーベル(スズカ)は形のいい口でにっこりと笑った。
そして客の顔をはっきりと見た。その顔からあまりにも毒気が消え去っているので、探し出して殺そうとしているターゲットだとはまったく気がつかなかった。元々タケルの顔に特徴がないせいもあった。
「ところでどうしたの? 傷だらけ」
「あぁ、うん。ちょっとヒグマと戦って来ただけ。お風呂貸してもらっていいかな?」
このマリアの「別荘」には近くに涌き出る温泉を室内に取り込んであった。
「じゃあ、一緒に入りましょうか」
「うん! マリアと一緒に入りたい」
「昔みたいにおちょんちょんの中までたっぷりと洗ってあげるわね」
「え。」マリーベル(スズカ)は眉をしかめた。「そんなの言うんなら入らない」
「ふふふ冗談よ。行きましょ」
「お客さんごめんなさい、ちょっと一人にさせますね。お茶でも飲んでてください」マリーベル(スズカ)は目を細めて笑うとマリアと一緒に出て行った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/23(日) 01:26:43.55:19gy1DDZ
「スズカさん!スズカさぁーーーん!!」
そう叫ぶとアキラは、とらの中で産まれて初めての射精をした。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/23(日) 06:23:05.29:Kzfdn1Zo
その叫びは半分スズカへの嘲笑だった。
(僕は彼女のどこが好きだったんだろう?)

アキラはとらの胸をわしづかみにすると餅のように揉む。アキラは指をたわわに実る豊胸に食い込ませると、汗ばむ乳房が吸い付く。
「い、痛いよアキラ…」
アキラは充血し硬くなった先端部を強めに摘まみ、そのまま押しつぶしたり伸ばしてみたりした。性感帯の一部を攻められ、とらは肩をふるわし、息が少し乱れはじめる。
「そうだ、赤ちゃんが絵本でこうするのを見たんだ。」

アキラは思い出し、左乳房の乳首を口に含め、吸い上げる。そのあと舌の上で転がしたり、噛んだりした。
「…ああっ、あうぅぅっ!」
とらは強い性的刺激を感じ、身悶えるが、アキラはしっかりと吸い付き離さない。

アキラは性的興奮が高まり、腰を膣に挿入されたままピストンを再開した。
腰の動きに合わせ乳房がゆさゆさと揺れた。

アキラは今度はとらの名を叫びながら達した、
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/23(日) 08:53:34.74:n8h8Dw1m
大広間に「こども」が集まっている。
ジェバンニ「はい、今日はみんなにお知らせがあるわ。」

ジェバンニ「ピーターはわけあって、遠くに行くことになりました。
 でももう会えないわけじゃない。時々家に帰ってくるから大丈夫です。」

マリーベル「なんでですか?」

ジェバンニ「ピーターは…難しい言葉で言うと外の世界へ偵察に向かわせることになったの。これはピーターにしかできない。」

マリーベル「なら私も行きます」

ジェバンニ「だめです。あなたまで家からいなくなったら誰が「こども」達を導くの?わがままを言わないで。彼らなら心配はいらない。」

マリーベル「?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/23(日) 10:54:13.02:8sBOhSxn
江田島平八「わしが男塾塾長江田島平八である!」
突然、江田島平八があらわれた。
江田島平八「子供たちをたぶらかす鬼畜は神国から失せぃ!」
ジェバンニ「あぎゃあ!!」
江田島平八の鉄拳がジェバンニの股間に炸裂した。
ジェバンニの性器はぐしゃぐしゃに潰され
鉄拳の勢いでジェバンニは北朝鮮まで吹っ飛ばされた。

江田島はじめ男塾の面々によって日本は驚異的な復興を遂げた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/23(日) 11:26:56.74:pBrGu9b7
「高校生か、中学生くらいだったよな……」
マリーベルを見てから急激にタケルに邪気が戻って来ていた。
「しかし健康的で可愛くておいしそうな子だった。おいしそうと感じるのは女として既に花開いている証拠だ。開いた花を吸ってあげないのは男としてどうなのか?」
エロタケルは0.3秒だけ悩み、「よし、犯しに行こう」と立ち上がった。
「マリア様は心が広いから大丈夫さ。俺達のまぐわいをニコニコしながら見守ってくれるさ」
そして温泉に続くドアを開けようとすると当然のごとく固く閉まっており、勢いよく開けようとしたタケルは後ろにひっくり返ってしまった。
諦めずに何度も何度も挑戦したが、ドアはびくともしなかった。
「なんだとぉぉぉぉお!!!?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/23(日) 12:49:15.76:dcp9E74Y
「ふぅ〜気持ちいい」
汚れを落としたマリーベルは立ち上がり、元気な足取りで湯船へと向かった。
新体操と空手で鍛えた体は
無駄な肉のひとつもなく締まっている。おちょんちょんの上のまだ柔らかい薄毛が微かに風に揺れた。
固いつぼみの中でも一番柔らかい部分といったように、二つの胸がぷっくりと膨らみ、こどものそれとは
違って桃色の乳輪と少し赤みを帯びた乳首は、熟しはじめた果実のように食べられるのを待っていた。
浴槽から大きく上にはみ出しているマリアのボディーを見てマリーベルは足を止め、羨ましそうに言った。
「いいな〜、あたしもおっぱい大きくなりたい」
マリアはニッコリ微笑み、優しく言った。
「そのうち大きくなるわよ。でも、大きくなったらなったで新体操空手の時に邪魔よ?」
「重いの?」
マリアはまたニッコリ微笑み、言った。「重いわ」
マリーベルは浴槽に浸かるとマリアの横にぴとっとくっついた。
「あ〜、あたしも早くマリアみたいな立派なこどもになりたいな」
「あなたは充分立派よ、スズカ」マリアは珍しく本名のほうで彼女を呼んだ。「家のNo.2じゃない」
「チビパン仲村と同点2位、ね」
マリアはくすっと笑った。「あなたは本当にチビちゃんのこと嫌いなのね」
「だってアイツ、ハルちゃんがいないと何も出来ないじゃん。そのくせ犬みたいに首輪つけてご主人様か? 
っての。No.2はハルちゃんだよ」
「ハルちゃんもチビちゃんの命令なしでは何も出来ないわよ?」
「やだ。嫌い。あんなヤツと同点だなんて胸糞悪い」
マリーベルは口までお湯に沈み、ぶくぶくと泡を立てた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/23(日) 13:05:08.11:dcp9E74Y
「アキラは……まだ帰って来ないの?」
マリーベルが一人言のように聞くと、マリアは静かに首を横に振った。
暫く二人は無言で湯に浸かっていたが、やがてマリアが言った。
「そろそろ上がりましょうか」
「え〜、まだ浸かってたい。気持ちいいもん」
「お客さんにも入っていただかないと。待たせては悪いわよ」
「あ、すっかり忘れてた! ねぇ、あのお客さんって、いいひと?」
「いい人よ。かわいい人。忘れたの? 前に会ったことがあるでしょう」
「え? いつ?」
「ほら、とらちゃんと一緒にいた人よ」
「とらちゃん? 誰?」
「私を血まみれにした子よ。百烈拳の使い手の、強い強〜〜い女の子」
マリーベルの頭の中にとらちゃんの姿がはっきりと浮かんだ。その充血したおちょんちょんに
赤黒い怪獣が突き刺さり、出たり入ったりを繰り返した。怪獣の持ち主は悪魔のような顔をしていた。
その顔から悪魔が消え去ると、さっき見た男のアホっぽい顔になった。

ざばん! と大きな音とともにマリーベルは立ち上がり、びっくりした顔のマリアに低い声で言った。
「あたし、早く上がって踵落とししなきゃ」
え? とマリアが聞くと、今度は猛獣の唸るような声ではっきりと言った。
「息の根が止まるまで! 何度も何度も踵落とさなきゃ!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/23(日) 15:47:47.50:Kzfdn1Zo
しかし、マリーベル達が平穏な一時を過ごしている間、
「財団」が率いる「ピーターパンジェネレーションズ」は苦しい状況に立たされようとしていた。
世界規模で文明の崩壊が発生したことによる人々の絶望を利用し
その活動を活発化させたのはいいが、現在は西日本では独立国が乱立するも半分近く復興を遂げており、
この関東地方でも江田島なる人物が率いる集団により崩壊が止まりかけていた。

今やピーターパンジェネレーション東京支部指揮官ジェバンニは失踪し、ピーターパン達も10
代後半を中心に江田島一派に次々と鞍替えしていた。
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/23(日) 16:05:08.44:YVZq5qFe
時は流れ、2018年10月下旬。ピーターパンジェネレーションズは日本各地からの撤退を強いられ、本店のある仙台へ集結していた。

だがマリーベルのいる東京支部は粘り強く踏みとどまっていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/23(日) 16:45:31.67:mfyHcIal
タケルは窓の外を歩いて通った女性のの顔を月明かりの下に発見すると、エロいことも忘れて慌てて外に飛び出した。

「ケイ!?」

名前を呼ばれる前から女性は振り向いていたが、タケルの口から自分の名前が飛び出したことに眉をひそめ、体ごと振り向いた。

ケイは男の顔をじっと見つめ、頭の中のデータベースと照合した。すぐにデータがないことを知り、言った。
「あなたのこと、知らないわ」

「いや……ケイ! ケイだろ??」
顔だけではなく体格も、ビックマックを二つくっつけたような胸の形も同じだった。
唯一違うのは髪の毛の先がカールしていることと、ケイはこの女ほどにはセクシーではなかったというところだけだった。

「あっ」
何か思い当たることがあったのか、女性は声を上げ、にっこりと笑うと、言った。
「ごめんなさい、たぶん人違いだわ。私はあなたの知っているケイとは別の固体よ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/23(日) 20:02:02.56:n8h8Dw1m
そこへ、1台のサイドカーが止まる。サイドカーのバイクの男が乗っていた。
男はヘルメットを外し、ケイに手を振る。ケイも手を振った。

タケルは男の顔を見て「あっ」と、驚いた。その男はタケルにそっくり…いや、そのものだ。
男は3人に分裂したタケルの一人、「無個性」のタケルだったのだ。

「私行かないと。彼を待たせてるから」
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/23(日) 20:10:33.07:5zb59nOC
タケル「ひとつだけ聞かせてくれ! なんで無個性のタケルを知ってるのに俺のこと知らないって言ったんだ!?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/23(日) 20:11:59.70:Ux+8sujY
アンダーソン君「私が来たっ!!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/23(日) 20:20:20.29:Kzfdn1Zo
ケイ「雰囲気や仕草からして似てるなという感じがしなかったから…かな。言っちゃ悪いけど彼のアソコは貴方ほど大きくないし」

タケルは自分が今裸であることを忘れていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/23(日) 20:24:10.84:mfyHcIal
ケイ「私からもひとつだけ聞かせて。あなたの知っているケイは素敵な子?」
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/23(日) 20:29:37.55:5zb59nOC
タケル「素敵だったよ。とても……素敵だった。火に焼かれて死んじまったけど」
ケイは目を見開いて驚き、次には目を伏せて、「そう」と言った。
「なんだか泣きそうになるわ。別の固体とはいえ自分が死んだ話を聞くのは」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/23(日) 20:54:36.52:5zb59nOC
ケイ「愛してたの?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/23(日) 22:03:29.09:8sBOhSxn
タケル「うおーー!!!俺は日本神話だーーー!!」
タケルは突然隠し持っていた日本刀でケイに切りつけた。
ケイの生首が宙を舞った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/23(日) 22:48:31.25:Ux+8sujY
すべて計画通りです…
あの小僧、ついに狂ったようです…
いや、あるべき姿にようやく目覚めたと言うべきでしょうか…
いずれ更なる混沌をもたらす事でしょう。
では、後日また進展があれば報告します。

全身を漆黒のフードで覆われた長身の何かは闇に溶けた
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/23(日) 23:00:24.13:+juRfAQe
ケイの生首はタケルの前方に転がり、タケルと目が合う形で静止した。するとケイはパチパチとまばたきを繰り返し、声こそ発しはしないものの、口の形も次第に変化しているように見えた。
「ゆるさない」
タケルにはケイがそう発したように映った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/24(月) 03:17:13.76:GEWtjJTX
それに構わず無個性になったタケルも間髪入れずにそのまま殺害。
「タケルは1人でいい。」

無個性になったタケルの方は、主人公の特権を失っていたため
そのまま生き返ることもなく消滅した。

タケル「…″凡人″の主人公なんざいらね〜んだよwお前のように無個性で凡人の奴が主役張っても、
 むしろ自由度を減らす足枷にしかならねえ。やっぱし主人公は俺のような変わり者じゃなきゃなあwww」

タケルは意味不明なことを呟きながら、ケイの首を拾い上げ、その唇にキスをした。

タケル(「殺人鬼」の方は…他人におぶってもらわなきゃたいして移動できない雑魚だし
 べつにいいか。どこ行ったか知らないし)

タケルは首のないケイの死体から服を脱がし始めた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/24(月) 03:28:26.38:AD1Xu6K4
「いない!」
バスタオルを体に巻きつけただけのマリーベルが悔しがる。浴室からのドアを開けるとタケルは忽然と消えていたのだ。
「どうしたの? 一体何なの?」
マリアが後から出て来た。マリーベルは憎しみを込めて吠えた。
「アイツこそが日本をこんなにしてしまった元凶、退治すべきこの世の悪なのよ!」
悔しさを持て余したマリーベルは踵落としでウッドテーブルを真っ二つにした。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/24(月) 04:15:09.74:7T6fw4AF
そして言った
「それではよい終末を」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/24(月) 04:30:52.04:G+2g0IVs
ケイの生首がタケルを睨んだような気がした。
「まあ、生きてるわけねーか」

タケルは日本刀でケイの服に切れ込みをいれると一気に引き裂く
「生きてる時の方がよかったかも」

下着はスポーツブラだった。スポーツブラは青色で乳首のかたちがほんのり浮き出ており、乳房の一部がわきにはみだしている。
タケルはゴクリと喉を鳴らすと先ほどの方法でスポーツブラも取り払った。

柔らかそうな大きな豊胸がまろびでて、左右に重たく垂れる。乳房を鷲掴みにするとその感触を楽しむように揉み始めた。

「主役は俺だし、こういうときは人は来ないと思うが、一応早めに切り上げるか」
死体はジーンズもパンツも剥ぎ取られ、一糸纏わぬ裸体をさらした。
腰はくびれ大きな尻にかけて美麗なラインを形作り、股間の陰毛はフサフサと生い茂っていた。
タケルは生首を見る。
「…実は生きてたり?な分けないか」

タケルは死体の脚を開き秘所にあてがうと一気に挿入、尻朶をつかみそのまま激しくピストンを開始した。中は死後硬直のせいなのかよくしまる。
腰の動きに合わせぶるんぶるんと揺れる乳房を逃しまいと鷲掴みに揉みし抱きながら、そのまま中に欲望をぶちまけた。
「早く戻らないと」
タケルはぺニスを引き抜くと、膣から精液がドバッと流れ出た。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/24(月) 06:11:11.49:DW5a5AZD
タケルが立ち去ろうとすると顔面に強い衝撃と鈍い痛みを受けて、そのままあおむけに倒れた。

「ハヘ&#8265;」
そこに立っていたのは殺したはずの無個性になったタケルだった。その後ろには頭から血を流すケイがおり、首は切断されておらず服も着たままだ。生首があったところには折れた木刀の破片が転がっている。

(一体、なにがどうなっているんだ!?)

混乱するタケルに容赦なく追撃が飛んでくる。朦朧とする意識の中、「無個性になったタケル」が何かを言いながら、ケイに肩を貸して彼女をサイドカーの側車に乗せるとそのままその場から立ち去っていった。


(お、俺は主役だから死ぬはずがない。誰か助けに来るはずだ。死んでも生き返る)

タケルの意識はそこで途絶えた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/24(月) 07:15:50.53:LobvLDwX
タケルは善良な市民の通報により救急車で搬送され、ホルティンコ・アッー・ニコニコ総合病院の精神病棟に入院することになった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/24(月) 07:19:28.52:cSWsp6nE
「フフ……催眠術にかかりやすいにも程がありますよ」
全身を漆黒のフードで覆われた長身の何かは、気を失ったタケルを担ぎ上げると、迷彩色の施された装甲車に乗せた。
「これより“彼”を連れて帰還します」
砂煙を上げて走り去った後には二つの生首と全裸に股間から白い液体を垂らした女の屍体が残された。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/24(月) 07:43:21.91:cSWsp6nE
「やめなさいマリーベル、あなたが敵う相手ではないわ」
「なしてよ!? あがん弱っちそうなヤツ、ウチの敵やなか!」
興奮して故郷の言葉が出た。
「お聞きなさい。相手は『主人公』なの。ピンチのたびに奇跡が起きるわ。全裸なのにどこからともなく日本刀を取り出すなんてことも出来るかもしれないわ」
「主人公てそげん偉かか!?」
「偉くはないけど、優遇されているのよ。その人が死んだら物語が終わってしまうから」
「あ? わかった!」
「何が?」
「なら、ウチが主人公になっちゃる」
「あなた! 何を言い出すの!?」
「ウチがアイツから主人公の座奪っちゃる! 主人公が変われば殺すこともろんいかろ? ちゃっちゃら、おべんして、ぎっちゃらちゃーにしちゃる!」
マリーベルはそう言うと外へ飛び出した。マリアは読者のほうを向いて翻訳を求めるような顔をしていた。
登場人物まとめ [] 2018/09/24(月) 07:59:13.70:cSWsp6nE
  主人公

・無個性のタケル…記憶喪失の30代男性。あまり特徴がないので誰にでも描きやすかったが、エロいタケルに殺された。

・殺人鬼タケル…タケルから分離したもう一人のタケル。衝動的に人を殺したりムカつく奴にはうんこをあびせたりするキチガイ。今は北へ向かっている。足腰が弱い。自ら殺人鬼を名乗るわりには今のところ誰も殺していない。

・エロいタケル…タケルから分離した第3のタケル。主人公特権を利用して今まで登場してきたやつを犯そうと考えている。屍姦が趣味なので平気で人を殺しもする。マリーベル曰く「よわっちい奴」

  ヒロイン

・ケイ1…アクティヴでセクシーな女性。タケルが想いを寄せていた。タケルに火をつけられて焼死。

・ケイ2…サイボーグ刑事Kと呼ばれる不死身の女。昆布が弱点であるらしい。

・ケイ3…タケルに首をはねられ殺された後に屍姦されるという何のために生まれて来たのかわからない女性。

  ピーターパン・ジェネレーションズ

・マリーベル…14歳の女の子。彼らのマドンナ的な存在。マリーベルは通り名で本名はスズカ。官能小説の場と化した当スレで一人だけ奇跡的に純潔を保っている。タケルを殺して主人公の座を奪おうと狙っている。

・マリア…天を突くような長身の美人。年齢は34歳。純粋。痛みや性的刺激を感じない特異体質。戦闘能力はミジンコレベルだが、群集を操るカリスマ的能力を有する。

・アキラ…13歳の美少年。部隊のエース兼リーダー的存在で仲間たちやジェバンニからはピーター・パンと呼ばれていた。今は家出をし、とらと行動している。童貞は卒業した。

  その他

・江田島 平八…男塾塾長。ピーターパン・ジェネレーションズを潰し、日本復興の音頭をとる大人物。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/24(月) 12:53:35.52:jqrpZ900
時は2018年11月末 場所は埼玉県春日部市某所。
タケルが漆黒のフードによってこの地下施設に監禁されてから1ヶ月が経過していた。

この施設は表向きは総合病院の隔離病棟ということになっている。
施設内は病院というより牢獄という趣で深夜は
相部屋に閉じこもっていなければならず、
朝のラジオ体操+ランニングと薬物投与を受けなくてはならなかった。
何より驚いたことは、収容者の大半は「無個性なタケル」にそっくりで、また女の大半もは個体差はあるがケイにそっくりだったのである。

しかし、こんな不気味な牢獄でも寝食の場所に困っていたタケルにとっては天国のような場所だった。飯は朝昼晩におやつも出るし体育室や図書室もある。

もう大量のそっくりさんにも慣れた。

「みんななにしてるかなあ…?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/24(月) 15:31:56.93:cSWsp6nE
タケル「なぁ、お前ら、外では仕事何してたんだ?」

無個性A「それがその時の記憶がねぇんだよ」

無個性B「え。お前も? 実は俺も俺も」

タケル「俺達似てるなぁ」

無個性A「気が合うよなぁ」

無個性B「友達になれるかもしんねぇな」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/24(月) 16:10:56.16:+XohePKs
ジェバンニ先生が言った通りになった。アキラは童貞を
卒業して以来、彼の世界の7割以上がおまんこになってし
まった。戦闘訓練などほとんどしなくなってしまったので、
彼はみるみる弱くなっていた。頭脳明晰と言われていたそ
の顔からは知性が剥がれ落ち、セックスをしていない時は
いつでもぼーっとしていた。

求めればとらはいつでも応じてくれるので、相手には困ら
なかった。が、しかし他の女の味も知ってみたいという欲求
が強く頭をもたげていた。とらに飽きたわけではない。と
らも含めて百万人の女とヤッてみたいという願望にウズウ
ズしていたのである。

真っ先に浮かんだのはスズカ(マリーベル)の身体であった。

「あの生徒会長みたいな強気な顔を泣きわめかせて、あの
カモシカみたいな身体を押さえつけて、挿入したいなぁ……」
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/24(月) 17:19:40.03:yD3rkltD
                     _,_
                   /    ヽ       だ     こ     な
                  /      |
      ,ィ '''''__,ヽ、      |       |      っ      こ     ん
     / ,ノ,  、 Y i     .|       |
     イi´、    , l :i       .|       |      た      は     て
     || ̄   ̄ | :|     _ノ        ヽ__,
    └丶、.∀ ノ-┘ ./´`''\       /  ヽ   の       韓      事
      /| . ̄. |、_  { , i  \____/´ , ,,.;;l
  , -ー ´` .\_// ` -、   .}    人   i, 、;;;ノ   か.     国     だ
  /     `y ノ    ヽ..〉 ´-- 、, -` .l   リ
../    ,rエ´;;;ン    .iノ .l.|彡 -|-  ノl   〉
! ヽ\  | l        ! 丿 i . > - .l -,''";l  `i
.!  |_.| |________________|/ |.i        ;ヽ |
l フヘ、l / | ハ ノ ント ハ iイ .l   .ヽ,, `  ,/  .| ;;l
{ ⌒\| |  V /  /⌒ .i     ,ヽ,, /   | ;;;|
 :      ::: . ::; :::.`'::.、| iノ   ,'. ;;;ul ;;'i,  l´,,;| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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               .                .        .< ̄<
 ..                                ̄
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/24(月) 18:35:11.49:/vM4pb6h
アキラととらが敵情視察のため旅に出てから2カ月になる。
だが、彼らはジェバンニが失踪したことも日本本部のある仙台と東京支部以外の支部が撤退していることもまだ知らない。

アキラ「あぁ、スズカさんとも交尾したいなあ。でも貧乳だったらやだなあ」

とら「ぺったんこだと思うよ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/24(月) 19:31:19.52:G+2g0IVs
アキラととらは現在、かつて静岡県清水と呼ばれた土地に滞在していた。

とら「ハーレムは雄と雌のあるべき姿。アキラも雄の端くれならハーレム目指すべきだと思うよ」

アキラ「だめだ、夫婦は1人の夫につき1人の妻だと決まっている。聖書にもそう書いてある。」

とら「でもスズカという人とも交尾したいんでしょ?さっきいってたじゃない。」

アキラ「いや、僕はそんなこと言ってない。マリーベルに無理矢理種付けするなんて言ってない!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/24(月) 19:50:38.15:vr7SdOka
アキラは慰安婦で我慢することにした。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/24(月) 20:14:27.61:1DHAhG06
マリーベルが出て行った後、マリアはゆっくりと部屋の片付けを始めた。
真っ二つにされてしまったウッドテーブルをどうしようか途方に暮れながら、考えた。
『タケルさんの赤ちゃん、出来てるかなぁ……』
そしてこれまで自分が産んで来た13人の子のことを想った。
とはいっても、子供らは一人残らずマリアの側にいる。
ピーターパンの制服を着て、いつも側にいる。
しかし子供らは一人残らず自分の母親がマリアだとは知らない。
ジェバンニ先生は子供を預かるにあたり、決して自分が母親だと明かさないよう求めたのだ。
その理由はわからなかったが、マリアにはお金がなく、またそれぞれ違う13人の父親を頼る術もなく、
何より子供が幸せになるにはそれが一番だという信じ幸、にっこり笑って承諾したのだ。
自分が母親の幸せを享受することよりも、子供の幸せのほうが大事だった。
『長女のマシロはもう15歳になるのねぇ』
『長男のヒョウガはスズカと同い年。くすっ、スズカと比べると大分幼いわね』
そして今、家にいない次男のことを想い、胸が傷んだ。
『アキラ……。今、どこにいるの? 無事なの? お母さんの側にいて。お願いよ』
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/24(月) 23:29:02.04:0eaenuY4
しかし実は新生児の頃、看護婦がヒョウガとスズカを取り違えていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/24(月) 23:30:31.75:0eaenuY4
つまりアキラとスズカは異父姉弟だったのだ!
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/25(火) 06:28:03.84:5RQTDijX
「久しぶりね、私も驚いたわ。」
その頃タケルは焼き殺したはずの思い人ケイと再会していた。タケルは外に出した時と収容後の観察の結果、特別房に移されたのだ。
特別房は相部屋であり、相部屋には1人の女がいた。女は体の半分に火傷を負っていた。
そしてタケルはこの女の声と顔を知っている。
「馬鹿な、生きていたのか!?」
「ええ、私は生きている。貴方は私を焼き殺したと思ってるけど、残念でした。」

タケルは立ち上がったケイに跳び蹴りを食らわされた。タケルもあの時の黒い感情と欲望に支配され、ケイに殴られながらも彼女を押し倒し
服を剥ぎ、あらわになった豊胸をもみし抱き
股間を乱暴に掻き回して乱れさせた後、

激しくピストンし子宮に中出しした。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/25(火) 06:29:21.04:tTGedhoJ
アキラ100%!
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/25(火) 06:50:12.84:LcKtNBWM
*登場人物まとめ

タケル…主人公。記憶喪失の30代男性。三人に分裂したり、地下施設で量産されてたりする。

ケイ…ヒロイン。美人だが変人。タケルの思い人でタケルの歪んだ欲望のため
殺されたと思いきや、実は地下施設の職員によって連れ戻されていた。

マリーベル…実質主人公になりつつある。腕っぷしの強い14歳の少女。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/25(火) 10:08:29.81:Qx98vx/J
北へ向かったタケルはなかなか北に辿り着かなかった。
自分の足が遅いせいだとばかり思い込んでいたが、
よく考えたら北という場所はないのだとようやく気づき、
適当な場所を見つけて落ち着くことにした。
とりあえずやるべきことは、殺人だ。自分は殺人鬼のタケルなのだから、
そう頭では考えたが、何しろ歩き疲れていて何も出来なかった。
ふと少し離れたところを見ると、屋台があり、営業中を表す灯がついていた。
赤い提灯に白文字で「おでんラーメン」と書いてある。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/25(火) 10:32:52.62:Pi8Dt/R8
よく見ると近くにセブンイレブンがあったので
タケルはそっちに入った。
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/25(火) 10:49:28.96:Qx98vx/J
セブンイレブンの中はまるで地獄だった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/25(火) 11:35:46.54:QCJGqz9V
真下に膨れ上がり、体中から湯気を立ち昇らせた人間が床いっぱいに倒れていたのだ。
尻からは皆等しく長いウンコを垂れ流していた。
ウンコには白いクリスピー状の何かが混じっていた。

「ひゃっ! これは疫病だ」タケルは、
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/25(火) 11:54:22.71:IWExJ62O
とりあえずウンコをつついてみた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/25(火) 13:02:28.08:Qx98vx/J
「それに触んな!」
麦わら帽をかぶった猿みたいな男がどこからともなく現れ、言った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/25(火) 14:39:00.13:IWExJ62O
「なんだお前は」
タケルは麦わらの男を見て言った。
「なんだお前はってか」
麦わらの男は右手を頭の後ろにやり、少し前傾姿勢になった。
「そーれす、わたすが変なオジサンれす」
辺りに沈黙が流れた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/25(火) 19:31:00.42:LcKtNBWM
そこへ、動物園から脱走したシベリア虎の大五郎がやってきて
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/25(火) 19:56:15.38:qchiPQfN
口の中からしまっちゃうおじさんが這い出てきた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/25(火) 20:02:21.64:FHpgNw8d
ウンコを食べてしまった
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/25(火) 20:50:43.00:cRSNmX/o
ttp://https://goo.gl/FkTwiU
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/26(水) 00:52:36.12:0qxMY+qE
地下施設に収容された方のタケルは、飼い慣らされる生活の中で
自分を忘れて行くかのように見えた。
しかし呆け老人が突然正気に戻るように
自分が誰であるかはっきりと思い出し、鉄格子をひっ掴んで叫んだ。
「おぉい! おぉい!」
「俺は主人公様だぞ!? 何してくれてやがる! ここから出せ!」
「俺はお前らみたいな有象無象とは違うんだ! 重要人物なんだよ!」
声は大広間に響き、収容されている全員に届いた。
「主人公様に何してんだ! 俺がここから出なきゃ物語が進まねぇんだよ!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/26(水) 06:47:52.07:XuCC96QP
「タケルはここから出て何をしたいの?」
相部屋の収容者ケイが尋ねた。ケイは牢内の床に寝そべっている。

「少なくともここにいれば食事も水にも困らない。おとなしく言うことを聞いていれば娯楽施設(運動場・ゲームセンター等)も利用できる。」

「それにタケルの代わりはいるわ。あなたがいなくても物語は進む」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/26(水) 06:51:36.69:HNlv7iez
所々でクスクスと嘲笑する者があった。
タケルと同室の無個性な男が一人言のように喋り出す、
「自分は自分の人生の主人公……そんな風に考えてた頃が私にもありました。
でも、ある日気づくんですよねぇ、自分は誰か他の成功者のための引き立て役に過ぎないのかもしれないって。
自分がいなくなっても社会は何も変わらず、地球は回り続けるってことにね」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/26(水) 07:22:44.09:LdLYn/Hx
「ヤダヤダ~ッ、おれはしゅじんこーなの!ここから出てこの手で物語を進めなきゃいけないのっ!」
タケルは子供のように泣きわめく。床に横になると、ゴロゴロと転がりながら手足をバタバタさせた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/26(水) 08:02:41.39:9h3r9uAV
「おだまり!」
ケイはそう言うやいなやタケルのもとに駆け寄りタケルのズボンを引きずり下ろすと快音を響かせるビンタを何発もタケルの尻に見舞った。
「イタイ!イタイヨー!」
タケルは見苦しく泣きわめき、その場から逃れようとするが、ケイはタケルの上着を片手でがっちりと握りしめ離しはしなかった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/26(水) 15:05:37.00:3LG0Ak1U
タケル「だーーってぇ! 書いてあるもん! 僕が主人公だって書いてあるもん! に!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/26(水) 18:42:39.07:oUsZ4mfZ
無個性「えっ、じゃあここに収容されてる奴、みんな主人公ってこと?」

タケル「は?」

無個性「俺達の名前はほぼ皆、タケルですよ。識別するときはあだ名や数字で呼ばれるけど、それ以外はタケルって呼ばれてます」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/26(水) 20:33:14.79:XuCC96QP
*登場人物まとめ

タケル…主人公。記憶喪失の30代男性。三人に分裂した。もともと静岡にある地下施設に収容されていた。

殺人鬼タケル…一応主人公。気に食わない相手にうんこをぶちまけたり、殺したりするキチガイ。
今のところ殺害数は0人である(分裂前除く)。北へ向かうのはやめた。

エロタケル…事実上の主人公の1人。3人に分裂してからは彼が本体みたいな扱いになってる。
今まで出てきたやつらとセックスするのが目標。地下収容所で死んだはずのケイと再会した。

ケイ…ヒロイン。タケルの思い人。タケルによって焼き殺されたと思いきや、
やけどを負いながらも生存しており地下施設内で再会した。エロタケルとは相部屋。

無個性…タケルやケイの無数の量産品。主人公タケルやヒロインのケイもこの量産品の一人だったが、変異体だったため観察のため外に出された。いまのところ地下収容所にしかいない。


マリーベル…腕っぷしの強い14歳の少女。ピーターパンジェネレーションズの一員であり、
いつの間にか主人公の一人になりつつある。お人よしかといえばそうでもない。
本名はスズカ。

マリア…ピーターパンジェネレーションの1人。長身の美女。34歳。スズカとアキラは実子。痛みや刺激を感じない。

アキラ…ピーターパンジェネレーションズの1人。13歳の美少年で現在は裏方としてとらと行動している。

とら…少女の姿をした得体の知れない変態。アキラの悪い友達。

変なおじさん…殺人鬼タケルが北で出会った変なおっさん。

漆黒のフード…エロタケルを地下施設に収容した人物。タケルのことを知っている。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/26(水) 23:07:41.06:MwwdvPoG
「なんなの? お前ら俺のクローンなの? じゃあ敬えよ! オリジナルの俺様を敬えよ!」
タケルは全員に聞こえるようにそう叫びながらも、本当は自信などなかった。
自分もオリジナルなどではなく、有象無象のコピーの一人かもしれない、その可能性のほうが高いことには気がついていた。
しかし自信をもったふりをして、そう叫ぶことで自分こそが主人公であることを自他に対して保とうとしたのである。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/26(水) 23:43:30.37:vhGq0Whg
さて、その頃マリーベルは
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/26(水) 23:47:36.29:MwwdvPoG
3人のおじさんに執拗に追いかけられていた。知らないおじさん達だ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/26(水) 23:56:13.47:MwwdvPoG
マリーベル「な……なんでおじさん達、追いかけて来るのーー!?」

おじさん達は必死の形相で、何も言わずに追いかけて来る。

逃げるマリーベルは小鹿のように尻を左右に揺らす。

14歳の少女を脂ぎったおじさん3人が執拗に追う。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/27(木) 00:24:39.13:7EonuAcK
逃げ場のない壁際にマリーベルは追い詰められた。
息を切らし、ニヤリとも笑わずおじさん達は距離を詰めて来る。
高さ10mほどの壁。しかし軽い身のこなしでマリーベルはそれを飛び越えた。まるで本物のピーターパンのように。
「バイバイおじさん達。ちょっと楽しかったよ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/27(木) 00:27:28.48:ZAOWmgzl
おじさん達も壁を飛び越えて来た
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/27(木) 00:33:39.11:7EonuAcK
「うっそー!」
10mの高さから飛び降りて来るおじさん達を心配し、マリーベルは携帯していたクッションを素早く膨らませ、着地点に置いた。

ぼすん!
ぼすん!
ぼすん!
おじさん達は皆無事に着地した。

「大丈夫ですか? むっ、無理しないほうがいいですよ」
気遣うマリーベルに3人が襲いかかった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/27(木) 00:35:38.02:Pa0c8jtR
おじさん「ジェットストリームアタックをかける」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/27(木) 00:38:08.68:ZAOWmgzl
おじさん×2「イエッサー!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/27(木) 00:41:12.97:7EonuAcK
「何よこの展開ー!?」マリーベルは半泣きで叫んだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/27(木) 00:47:57.90:ZAOWmgzl
「お嬢さん!」
「落とし物!」
3人のおじさんは手のひらを重ねた。
その上には小さな貝殻の綺麗なイヤリング!
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/27(木) 00:49:18.71:7EonuAcK
マリーベル「あっ…………。ごめんなさい、それあたしのじゃないです」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/27(木) 00:56:09.75:ZAOWmgzl
「そうか」
「そうか」
「それなら…」
「お嬢さん。……お逃げなさい!」
3人のおじさんは再び襲いかかって来た。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/27(木) 06:42:18.15:pFo1ig8q
マリーベルは秘孔を突かれた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/27(木) 07:35:17.44:RtWX+h+4
おちょんちょんが玉付きおちんちんになった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/27(木) 07:38:11.76:oM3ECPRv
おじさん達はそれぞれの膝、お腹、胸の上にマリーベルを乗せ、笑っている。
それぞれマリーベルのムコウズネ、手、頭を撫でながら、決して胸やお尻といったところは触らない。
おじさん達はこれ以上なく満足そうに笑いながら、マリーベルを撫で続けた。
マリーベルは聞いてみた、「あっあのっ。タケルという男を知りませんか?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/27(木) 08:14:49.53:+GUwC7XD
質問で悪いんだけど、小説中に他人の文章を引用すること(例えば、吾輩は猫である) はあまり新人賞において好まれないかな?
または実在のバンドや楽曲はどう(例えばレディオヘッド)?
現役(例えば、椎名林檎や円城塔)の人名は?

どちらも小説では当たり前だけど、新人賞だとどうなんだろうと思って。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/27(木) 09:16:37.48:CMphdnW4
突如、時空の歪みから出現した巨大乳輪!
恐怖で顔が引きつるタケル!
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/27(木) 11:13:05.01:FQKtl+zy
ショックでタケルは死亡し地獄へ落ちた。
閻魔大王「生き返りたかったら地獄トーナメントに参加して優勝しろ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/27(木) 11:22:17.39:7EonuAcK
おじさんはマリーベルを撫でながら聞いた。
おじさん1「タケル?名字は?」
マリーベル「しっ知りません」
おじさん1「特徴は?」
マリーベル「あっありません」
おじさん1「それじゃあわかりようがないなぁ」
おじさん2「そんなどうでもいい奴、地獄のトーナメントの初戦でマグマの中に落とされて死んでるんじゃない?」
おじさん3「あるある〜」
3人のおじさんは爆笑した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/27(木) 11:48:19.07:Pk0Ak111
マリーベルは思った、
(このおじさん達、あたしと同い年くらいの娘さんを今回の異変で亡くしたんだ……きっと、そうだ。なら、いっぱい可愛がられてあげなくちゃ…)
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/27(木) 12:33:27.12:DQx3pNRS
おじさん2「あれ、君男の子だったの?」

マリーベル「私、女の子です」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/27(木) 14:24:57.91:CvHadYRW
おじさん3「でもおちんちんがあるじゃないか」
マリーベル「さっき、おじさん達に秘孔を突かれたでしょ。そしたら生えてきたの」
おじさん2「それは悪いことしちゃったな」
おじさん1「もう一度秘孔を突けば女の子に戻れるかも」
そう言うとおじさん達はマリーベルの秘孔を連打した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/27(木) 15:33:48.91:CxMxxrfG
元通りになったと思わせてお尻からおちんちん生えてきた。
おっぱいもボディビルダーのような逞しい胸板に変貌して、髭も胸毛もボーボーだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/27(木) 16:29:45.95:6lF4dlpu
素晴らしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいww
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/27(木) 23:30:20.43:Pa0c8jtR
この展開じゃあ人は付かんわな
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/28(金) 05:24:47.02:hXZOHe9q
おじさんは焦って秘孔をさらに連打した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/28(金) 05:49:10.25:wj5bAt/x
マリーベル「うっ…うっ、あああああああああっ」
3人のおじさんたちは秘孔のリセットボタンを押すことにした。
おじさん2「仕方がない、最終手段だ」
マリーベル「元に戻せるんですか」
おじさん3「アレをこんな子供に使うのか」
おじさん1「ならどうすればいいのだ。元はといえば」

マリーベル「何でもいいから早くして」
その一声におじさんたちは頷き、マリーベルを抱え上げると橋の下へ降りた。
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/28(金) 06:34:16.48:1PFD+rQC
タケルは娯楽コーナーにあるゲームセンターを利用していた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/28(金) 08:03:04.95:n7fFQUj7
「しかしこのご時世にゲームが出来るとはねぇ」
タケルはガンシューティングでハイスコアをたたき出した。
このスペースには様々な筐体がある。
最新のゲームやレトロ、UFOキャッチャーにパチンコ、ピンボールまでありやがる。
ふと向こう側を見ると腐女子風の女が艦これをやっているのが目に入った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/28(金) 20:31:12.07:zqqYkcHk
ビッグボーナス!!!!!!!!!!!!
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/28(金) 23:45:57.32:Jcme1Mpa
「あ、いけないんだ。ここは幹部の人しか使えないのに」
腐女子がタケルを見て言った。
「あ?何いってるの。ぶん殴るぞブス」
タケルは腐女子に睨みを効かせ威嚇する。
刹那、腐女子が近くにあったスイッチを連打
ブーブーブーブー
けたたましいアラームと同時に黒服の男達がやって来てあっという間にタケルは取り押さえられた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/29(土) 00:23:21.28:FjSpEhuC
黒服「艦ブス様を馬鹿にしましたね? あの方はここの最高権力者だというのに。あなたは死刑です」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/29(土) 00:29:15.72:n1BHGhuO
マリーベル「う……うぅぅぁぁああ……っあっ、おじさん……痛い!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/29(土) 02:26:49.04:PbUYr650
タケル「くっそーーーーー!!!」
ぶりぶりぶりぶりぶりぶおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
タケルは百万ガロンの糞を漏らした。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/29(土) 04:23:02.93:oRBZrDK5
黒服達の顔もタケルだった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/29(土) 05:46:40.92:1AvKzu4G
艦ブスだけはケイにも当然タケルにもにてない。
「こいつクローンじゃないのか。てか幹部ってどういう事だ?」

この施設内にはごく少数の人間の職員を除けば、ロボットみたいななにかが管理、警備をしている。

「ぐわっ」
突然天井から鎮圧用ガスが吹き出しタケルは意識を失った。
「ここは!?」
タケルが目を覚ますと目の前に艦ブスと黒服たちがいた。
「…いい夢は見れたかしら?」
タケルは拘束され全裸で三角木馬に乗せられていた。隣にはケイもおり、同様の状態で拘束されている。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/29(土) 06:01:51.10:NBiLWapW
艦ブス達もまた全裸で拘束され
上向きに固定された杭を肛門に入れられた状態だ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/29(土) 06:55:50.91:M3374Om+
「タケル、逃げるわよ」
ケイはいつの間にか拘束を解き服も着ていた。
幸いタケルは足は拘束されていなかったため簡単に抜け出せた。

娯楽コーナーを出るタケル達。追手が来る気配はなく、部屋につくとそのまま寝た。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/29(土) 09:12:42.43:7VITOOF1
朝、タケルが目を覚ますとメモがあってケイはいなくなっていた。
メモには「すべての謎を解くため、オワザ先生に会いに行ってくる」
と書かれていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/29(土) 09:22:31.36:w3VfcPPU
 私は保育士をしています。職場は女と子供だけなので、出会いは全然ないです。そんな職場に、男性保育士が入ってきたのです。彼は大学を出たばかりの22歳。私は絶対に彼を落とそうと決意したのでした。

 それは私と彼が2人で最後まで残っていた日のこと。子供も職員も全員帰り、戸締まりを確認して回っていた時に、私はふと思い出したふりをして、彼に言ったのです。
 「オムツの替え方、もう少し上手にできないかな?」
 「すみません…」
 「しょうがないから、練習相手になってあげるわ」
 「ありがとうございます」

 訳も分からずに礼を言った彼でしたが、私が急にズボンを脱ぎ始めると驚いて目を見開いているのです。
 「子供の気持ちが分かるように、今日は1日オムツを付けてすごしていたの」
 「先輩、すごい熱意ですね」
 「そんなことはいいから、私のオムツを替えてみて」

 私は子供のお昼寝用の布団に仰向けになりました。
 「…じゃあ、失礼します」
 ペロンとオムツをめくると、彼は顔を背けました。オシッコの匂いがしたみたいなのです。
 「ダメよ、そんな顔しちゃ。子供だって、嫌がられているのが分かるんだから」
 「すみません…」
 「で、この後どうするの?」
彼はお尻の下からオムツを引き抜き、すぐに新しいのを穿かせようとします。
 「違うでしょ! まずはアソコをきれいにしなきゃ」
 彼は慌ててウエットティッシュで私の陰部を拭き始めました。最初は遠慮がちでしたが次第に大胆になり、割れ目の奥を入念に拭いたかと思うと、今度はクリを拭き始めたのです。
 「ああぁん、そこはダメ〜」
 「俺、もう我慢できません」

 彼はいきなりズボンを脱ぎ捨てて、勃起したペニスを剥き出しにしました。
 「分かったわ。奥まできれいにしてちょうだい」
 「先輩、挿れますよ」
 彼は私のアソコにペニスを突き刺し、激しく腰を動かし始めました。擦れ合う粘膜がグチュグチュと鳴り、久しぶりのセックスは最高に気持ちいいんです。
 「ああ、イ、イク〜!」
 「おお、で、出る!」

 私のお腹の上に射精した彼は精液をきれいに拭いて、最後にはちゃんとオムツを穿かせてくれました。
 「穿かせ方が下手くそすぎるわ。明日もまた練習よ」
 「よろしくお願いします!」
 彼は最高の笑顔で元気よく返事をしてくれました。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/29(土) 10:16:22.11:oCP8gaE7
全て蓮舫の仕業だったのだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/29(土) 10:40:54.44:p/0Gs/yz
30分後、ケイは房に戻り、
タケルが寝ている布団の中に潜り込んできた。
「…オザワ先生は見つかった?」
「残念だけど、ここにはいなかったわ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/29(土) 10:48:51.85:/g/ob3OS
そこへ顔にモザイクのかかった蓮舫軍のロボが襲来し
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/29(土) 12:39:13.81:rOr/USEu
看守になりすましていたオザワ先生を殺害した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/29(土) 13:19:53.57:+in2kLhj
「クローン人間」
ケイがボソリとつぶやいた。
タケルはケイに密着され、多少興奮していたが、ケイの一言は聞き逃さなかった。
「く、クローン人間?」
タケルは聞き返す。ケイの香りがタケルの鼻先まで匂ってくる。布団の中は二人分の熱がこもり、暖かくなっていた。
「そうよ、風の噂で聞いたことがあるわ。異変以前、国際法で禁止されている人のクローンを生成する実験をしている研究所があるって」
ケイは上目遣いで横にいるタケルを見た。
「私もその噂を聞いたときは嘘だと思ってた。でも、この研究所の様子を見る限り、本当みたいね…」
タケルはゴクリとつばを飲み込む。
「でも、なんだって僕たちのクローンを…」
タケルは眉をひそめた。
「『僕たち』?ふふ、クローンは私達のほうかもしれないわよ」
ケイは微かに笑ったように見えた。
「そんな!僕は僕だよ!僕はクローンじゃない」
タケルは反論した。
するとケイは言った。
「でもあなた、記憶がないじゃない」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/29(土) 17:12:39.06:Uxvs7rxD
「それに貴方、(エロ)タケルじゃないわね。彼は自分のことを僕とは呼ばないわ。」
とケイは続けた。
「…チッ、バレたか。」
彼の正体は(エロ)タケルではなく相部屋の住人の1人である、量産された「無個性なタケル」だった。
「君が間違えて僕の布団に入ってきたから、ラッキーこのまま…と思って彼に成りすましたんだ。君の「タケル」はあっち。」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/29(土) 18:36:15.03:M3374Om+
ケイは(エロ)タケルのところへは四つん這いの姿勢で戻ろうとしたが、その前に聞きたいことがあったので「無個性」のほうへ放り向く。
「ねえ、あなたのパートナーはどうしたの?ここに収容者はケイとタケル(男女一組)のはず」
「無個性」は眠りにつこうとしていたが、ケイの質問に対し薄目を開けた。
「突然いなくなったんだ。噂では」

そう言いかけたとき廊下から機械音と足音が聞こえてきた。
鉄格子越しに現れたのは老看守と警備ロボット、そして知らない女をつれている。
看守とロボットはタケルの牢の前に止まり、鉄格子を乱暴に開くと連れてきた女を牢に押し込むと、再び扉を閉じた。

「おい、お前のパートナーが見つかったぞ」
老看守は小さな声で言った。老看守はぜえぜえと息を切らしている。
「しかし驚いたな、ここから脱獄したコイツが刑事としてここを探りに来るとは」
老看守はぶつぶつとつぶやきながら去っていった。

驚いた無個性は、飛び起きて女のそばに寄り添い上体を抱きかかえた。タケル達も女を抱える無個性のそばに寄った。

「いままで君はどこへ行ってたんだ。」

女はケイにそっくりだ。女は全身傷だらけだった。

「…ごめんニコル、わたししくじっちゃった。」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/29(土) 19:22:26.19:1AvKzu4G
(こっちのケイもええ体してるのお。)
タケルは鼻を伸ばしたが、ここではグッとこらえた。
(しかし、同じ名前大体同じ姿でややこしいな。)
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/29(土) 19:44:06.11:Uxvs7rxD
(…捕まった、捕まってしまった。)
かつてサイボーグ刑事Kと呼ばれていた女は
ほんのわずかな慢心により捕縛され、この施設に再び連れ戻された。
全身には抵抗した際に受けた切り傷や痣が出来ており、その顔は死人のように虚ろで目に光がなかった。サイボーグ刑事Kは目をキョロキョロさせる。
(懐かしい部屋。でもこの2人は知らない。私がここを出たときはこの部屋にいなかった)
サイボーグ刑事Kは目を閉じた。
(…でもそんなことはどうでも良い。今はなにも考えたくない)
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/29(土) 20:57:59.61:DWRQpHlA
無個性はサイボーグ刑事Kを布団に寝かせるため抱き抱えようとした。
「自分で歩けるから平気。」
サイボーグ刑事Kは起き上がると、そのまま立ち上がりふらふらとした足取りで無個性の布団に倒れこんだ。
「ねえたける。今から私として」 
「えっ、でも」
「周りの事なんて気にする必要ないわよ、どうせみんなやってるんだし」
サイボーグ刑事Kはタケルたちの目を気にせず、服を脱ぎ捨てあっという間に全裸なる。その様子はどこか自暴自棄だ。
「何してるんだよ、見てるだろ」
Kは無個性が止めるのを無視して、彼の服を剥ぎ取る。
「下半身は正直なようね、」 
気がつくとタケルたちもセックスをし始めたので、 
無個性も理性が外れたようにKを押し倒し脚を開いた。毛が剃られた秘密の花園は湿り気を帯び、雌の香りを放っている。  
舌が肉の溝を這うたびにKは喘ぎ、腰をカクカクと震わせた。
「…ちょっと長過ぎ」
Kは挿入を急かした。無個性はぺニスを挿入し激しくピストンする。
Kは久しぶりのセックスの快感に酔い、無個性は腰の動きに合わせて上下に揺れるバストを鷲掴みにし、乳首を吸引した。
最終的にはKが無個性を足でホールドして、ほぼ同時にイッた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/29(土) 21:29:21.84:Uxvs7rxD
その頃ジェバンニ先生はアキラととら、ジョージ長岡と行動していた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 05:59:45.53:1Ug9W/kB
ジェバンニ先生「ねぇ、ジョージ。あたしの自慢だった股間の『剛直』は今、どこにいるのかしら……? 天国かしら?」
江田島平八に潰された己の逸物を恋しがるジェバンニ先生は心なしか女言葉に磨きがかかっているようにジョージ2は思えた。
ジェバンニ先生「ところでジョージ……アンタ誰?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 06:41:57.89:8YCf7GgO
「…ただの通行人?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 12:03:34.66:1Ug9W/kB
アキラ「ところで先生、僕達は今、どこに向かっているんですか」
先生「行けばわかるわ」
とら「何でしょう、その謎多き言い方は」
長岡「鶏肉食べたらみんなわかるさ」
アキラ「そう言えばお腹すいたなぁ」
とら「それはあれだけ白いものを出せば当然でしょう?」
先生「何か食べて行きましょうか」
長岡「おすすめは鶏肉と海老のプリプリホワイトソース炒めですぞ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 14:58:06.86:D4463HT4
ぺしゃんこに潰れて異臭を漂わす鶏舎の横にバラックのような店があった。
入口の看板には白いチョークでチキンジョージと書いてある。
4人が汚い木の扉を開け中へ入ると、意外にも洒落たカフェのような空間があった。
テーブルも椅子もすべて磨かれた木で揃えられ、清掃も行き届いていた。
メニューを見ると食欲をそそるような盛り付けをされた鶏肉料理が並んでいる。
しかしアキラは、さっき見た潰れた鶏舎にいた鶏達がどうなったかを想像すると、どうにも食欲が湧かなかった。

アキラ「先生、こんな店のものを食べて大丈夫ですか?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 15:59:34.16:1Ug9W/kB
ジョージ長岡「大丈夫さ。だってここはボクの店だからね」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 17:20:18.37:y34mYuq0
先生は鶏肉と海老のプリプリホワイトソース炒め、アキラはチキンカレー、とらは文明堂のカステラ、ジョージ長岡はミミズ100%ハンバーガーを注文した
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 17:42:27.06:iKaKkquN
さすがのジェバンニも店の怪しさに困惑しており、テーブルに着くか着かないか迷っていた。一行に沈黙が訪れなんとなく気まずい空気になる。
とら「皆さん何を怪しんでいるのです?」
沈黙を破ったのはとらだった。とらは料理が盛り付けられているテーブルについた。
とら「さあ皆さん、ご馳走が冷めるまえにテーブルに着きましょう。長岡さんのご好意をここで断るのはこの方に失礼ですよ。」

とらは目の前にあるフォークを手に取り、鶏肉が盛られたさらに手を伸ばした。

アキラ「まて!お行儀が悪いぞ」
アキラはとらの腕に自身手を添えて制止させた。とらは少しガッカリとした表情で腕を手前に戻す。
アキラ「こうやって食べるんだ。」
アキラはとらを席から立たすと、アキラがその席に腰を浅く掛けるように座る。
アキラ「あれ、この椅子小さいな。それにテーブルも」

彼はこの店の家具がやけに小さく感じた。確かに自身は年齢のわりには比較的長身だったが、成人男性よりやや背が低い程度だ。
ジェバンニ「あら、ほんとうね。エロ魔神にはちょうどいいけど、私とアキラにとってはちょっと窮屈かも。」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 18:45:05.11:XimSr9vj
長岡「ああゴメンよ。その椅子、子供用だった。」
2人は彼が改めて用意した椅子に座った。
しかしジェバンニにピッタリの椅子はなかったため彼の椅子はソファだ。

長岡「いやあ、君たちは巨人の国から来たのかい?」
長岡は笑顔を浮かべ軽口を言う。
ジェバンニ「そんなことないわよ。背が高いと行っても195cm程度だし、アキラは170cm程度でそこまで大きくはないわ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 18:52:58.25:y34mYuq0
アキラは優れたその直観能力で危険を感じ取った。
「先生、やっぱり出ましょう。おい、とら! 何も口にするな!」
するとイライラしたように裏の扉が開き、見知った人物が入って来るなり喋り出した。
「オイオイオイオイさっさと食えや痺れ薬入りの汚染鶏肉料理をよオイ長岡何やってんだテメェが怪しいせいで大失敗じゃねェかコノ」
ジョージ長岡は照れ臭そうに笑い、頭を掻いた。
ジェバンニ先生が声を上げる。「チビちゃん!?」
入って来た小男はピーターパン・ジェネレーションズ隊員No.2チビパンこと仲村(42歳)であった。手に赤いリードを持っており、その先は奥に隠れていて見えないが、そこにいる物の気配は容易に感じ取れた。
「そうチビちゃんだよチビパンだよってあのな先公テメェ何他人様の名前にチビとか付けてくれてんだよ確かに俺様は身長142cmだけどなだからって」
「私達をどうしようとしたの?」
「殺そうとしたんだけどよまぁいいやこっちには外に」
「ハルちゃんもいるのね?」
「そうだよ戦闘力だけならNo.1のハ」
「こっちにはブッキギリNo.1のアキラがいるのよ?」
チビパンはニヤリと笑った。
「調査済みだよピーターパン様は現在色ボケして劣化中だってな」
アキラは何も言い返せなかった。
「今のピーターならハルにゃ絶対にかなわんよ一捻りだオイ入って来いハルちゃ〜ん」
裏口の壁を破壊して身長2m13cmの怪物が現れた。入って来たほうの扉は長岡が外から鍵をかけてしまった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 18:56:40.28:y34mYuq0
「おい! ハル! やめろ! 友達だろ!?」
アキラが叫んだが、ジェバンニ先生は諦めムードだ。
「ハルちゃんはチビちゃんの命令なら何でも聞くのよ。命令とあらば愛する人でも躊躇なく殺すわ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 19:07:51.38:y34mYuq0
「なんだマリアちゃんより小さいじゃん」とらはアハハハと声を出して笑ってしまった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 19:19:40.78:lo2jciCZ
ジェバンニ「私達を殺してどうする気なの?」
チビパン「うっせー聞くなババァ」
アキラ「『家』を乗っ取るつもりだろう? No.1の僕と先生を亡き者にして」
チビパン「バーカ!バーカ!俺はいつまでも子供じゃねぇんだよ!」
アキラ「お前は自分が同点2位だって忘れてる!僕らを殺したらもう一人のNo.2、スズカさんが黙っていないぞ!」
チビパン「スズカ?ありゃぁ俺がマリアに産ませた子だ。親が子に叶わんわけがねぇだろがバーカバーカ」
アキラ「なんだって!?」
ジェバンニ「何ですって!?」
チビパン「俺がちと小細工してやったからマリアもスズカもその事ぁ知らねぇけどな、
でも知らなくても血の繋がりってヤツぁ何となく感じるモンなのかねぇ、あの二人やたらと仲がいいよな?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 19:30:42.46:y34mYuq0
とら「っていうかこぼれたご飯、食べてもいいッスか?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 19:55:59.79:u8Nv5gAb
とらが床に手をついてこぼれた飯を食べようとすると、床下からくぐもった声が聞こえてきた。
「だれか〜、だれかたすけて〜」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 20:04:38.48:y34mYuq0
【今までのあらすじ】

ある日タケルが目覚めると記憶がなく、世界は崩壊していた。
謎の女性ケイと知り合い、崩壊した世界を見て回る。
ピーターパン・ジェネレーションズなる団体がこの機会に乗じて
世界を汚れなきこどものためのネバーランドに変えようとしていた。
しかし江田島平八なる人物率いる男塾の台頭によりピーターパン・
ジェネレーションズは弱体化を強いられる。
ある日ケイがバビル、ワトソンと3Pしている所を目撃したタケルは
3人にガソリンをかけて焼き殺す。
しかしケイは生きていた。謎の地下収容施設で二人は再会。
そこには無数のタケルとケイのクローンが収容されており、
二人は自分がオリジナルなのかどうかもわからなくなってしまう。
しかしよく複数の作者で大した破綻もなく続いてんな。
もちろん新参の書き手さん随時募集中です。
一行でも長文でも、オリジナルキャラ投入も何でもアリでご自由にどうぞ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 20:14:25.80:XimSr9vj
「長話は終わりだ。ハル…あれぇっ!?」

チビパンはハルがいなくなっていることに気が付いた。チビパンは辺りをキョロキョロと見てハルを探す。

「エロ魔神もいないわ!」
先ほどまでそこに棒立ちしていたはずのとらも忽然と姿を消していた。
「ハルッ、どこ行った。勝手に動くんじゃねぇ!」
3人はバトルのことを忘れ慌てて2人を探す。
「仲村さん、申し訳ありませんが私は気が変わりました。」
3人は聞き覚えのない声を聞き窓を見た。。そこには木の上に乗るハルと彼に担がれるとらの姿があった。とらはハルの腕を取り払おうとしているがびくともしない。

「てめえ、どういうことだ。裏切るのか!?」
「はい。私は彼女のことを気に入ったのです。」
ハルは外見に似合わない程の高い声を発した。
「ハル、しゃべれたのか?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 20:33:44.20:y34mYuq0
【主な登場人物まとめ】

  主人公&ヒロイン

・タケル…主人公。特徴がなく無個性なので誰でも書きやすい。
    殺人鬼のタケル、エロタケルに分裂している。
    現在、無個性のタケルとエロタケルは謎の地下収容施設にいる。

・ケイ……ヒロイン。タケルに火をつけられ殺されたかと思われたが
    ひどい火傷痕を負いながらも生きており、現在タケルとともに
    地下収容施設にいる。エロい体をしているということを除いて
    特にキャラは定まっていないようだ。

  ピーターパン・ジェネレーションズ

・マリーベル・パン…14歳の女の子。今のところ「可愛い」という描写はない。
     本名はスズカ。新体操空手の使い手で、強い。
     アキラのことが好きでタケルのことが嫌い。
     タケルを世界を崩壊させた元凶と決めつけ、殺そうと狙っている。
     主人公の座を狙っている。性格は良い。処女。エロいことが嫌い(?)。

・マリア・パン……天を突くような長身の美人。年齢は34歳。純粋。
     痛みや性的刺激を感じない特異体質。戦闘能力は
ミジンコレベルだが、群集を操るカリスマ的能力を有する。
     マリーベルとアキラの実母。だが、二人はその事を知らない。

・ピーター・パン……13歳の美少年。本名はアキラ。
     戦闘力知力ともに天才だが、性の悦びに目覚めてからは劣化している。

・ジェバンニ先生…ピーターパン・ジェネレーションズ東京支部の指揮官。
     女性言葉の男性だったが、江田島平八により巨根を潰された。

  その他

・とら……ある時はお姫様、ある時は娼婦、ある時はアラレちゃん、
    ある時はギャル、またある時は怪力の化け物。
    見た目は女だが、何でもアリな謎のキャラ。
    アキラ(ピーター)の初体験の相手であり、現在行動を共にしている。

・江田島平八…男塾塾長。日本を手中に納め、復興させようとしている。
    ピーターパン・ジェネレーションズの宿敵。今のところ台詞なし。

創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 21:32:29.62:x6DfNNon
「劣化した僕なら……何だって?」
アキラは勝ち誇った笑みを浮かべてチビパンに詰め寄った。
「ぁぅぅ……ぁのぅ……そのぅ……」
チビパンの額をつたってダラダラと汗が流れた。
創る名無しに見る名無し [] 2018/09/30(日) 21:55:34.16:y34mYuq0
しかしアキラはチビパンに巨大乳輪攻撃()があることを忘れていた!
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 22:05:53.42:iKaKkquN
「かかったなっ、これでも食らえ」
チビパンは放屁をした。強烈な臭いが辺りに充満する。
あまりの臭さにさすがのアキラもたまらず外へ出た。
「く、臭っ。てか目に染みる!?
チビパンはアキラに素早く走り寄ると、目の前で飛び上がり、高速てまズボンを脱ぎけつを向けた。
(俺がハルがいないとなにもできないと思ったら大間違いよ)
「トドメだ、ゲリゾーマ!」
 
アキラの顔に高温の下利便が襲いかかる。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 22:22:09.20:u8Nv5gAb
「はぁあぁああ!目がっ!目がァ!」
アキラは両手で下痢まみれの目を覆った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 22:47:23.25:alrr4v5F
「うわぁー!!!」
下品にまで高温なそれはアキラの顔に覆い被さる。
「ひゃは…や、やったぞ。ピーターに致命的なダメージを!!!」
仲村はビビりながらも微笑を浮かべ鞄からナイフを取り出してアキラの胸にめがけ振り下ろした。
「だめっ」
ナイフが突き刺さる寸前のところでとらが仲村の腕を掴む
「ぐっ、は、離せこの怪力女!!」
ビキビキと骨がきしむ音と共に仲村の顔が歪む
「お前、悪いやつだ。お前みたいなやつは死んじゃえ」
とらは仲村を持ち上げると壁に投げつけた。
「ぐはっ」
頭から血を吹きあげて瀕死の仲村にさらに追い討ちをかけようとするとら
「やめるんだっ!!!」
とらの行動を制したのはアキラだった。
「僕がいる所で人を殺すことは絶対に許さない。」
その言葉に反応してとらはピタリと動きを止める。
「ひゃはは、ピーター。ここでオレを殺らなかった事を後悔させてやるぜ。」
そう叫んで仲村は逃げるように去って行った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 22:48:21.52:DrXpWDX8
アキラは怒りのパワーで目が見えないながらも、
チビパンの攻撃を躱し回し蹴りで彼の顎を砕いた。
そしてとらを捕らえていたハルに対しても互角以上の戦いを繰り広げた。
最終的には、ジェバンニが地下にとらわれていた仲間たちを解放したことで、
数的にも不利になったハルは戦意を喪失し退却した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 23:04:40.98:iKaKkquN
「お前は悪い子だ」
アキラはとらを抱えあげるとズボンをずり降ろした。大きくてキュッとしまったお尻をアキラは何度もひっぱたいた。
「ああっ、ううっ!」
アキラがひっぱたくたびに尻朶が波打ち、お尻はすぐに赤くなった。
とらはぽろぽろと涙を流した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 23:07:52.94:alrr4v5F
殺伐とした状態から解放されたと同時にジェバンニ先生がアキラのもとに駆け寄る
「ピーター、大丈夫なの!?」
ジェバンニはアキラの顔に付着している高温で下品なそれをナプキンで拭うと心配そうに見つめる。
「先生…見えない…僕、なにも見えないんです。」
ぱっちりと見開いたアキラの瞳は光を喪っていた。
「そんな…」
ジェバンニ先生の目からポタポタと大粒の涙が流れる。
「アキラっ!!」
ジェバンニ先生はアキラを抱きしめると大きな声で泣いた。
手塩にかけて育ててきた少年が今、<ピーター・パン>としての力を失ったのだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 23:19:54.33:DrXpWDX8
ジェバンニ先生に案内されたそこは復興した住宅街にある小さな家だった。

アキラはとらの補助を得ながらシャワーを浴びていた。アキラの目は完全に失明したわけではなかったが、
視力は格段に落ち日常生活には少々支障を来した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/09/30(日) 23:55:39.61:8YCf7GgO
はずだった。
アキラは目が見えていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/01(月) 17:37:48.29:vXkGggps
ジェバンニ先生は薄暗い部屋でワインを飲みながら何度も大きな溜め息を吐いた。
手塩にかけて育てた最高傑作のピーター・パンが使い物にならなくなってしまった……。
いや、そんな有用性の問題だけではなかった。ジェバンニはこうなって初めて、
自分がどれだけアキラを愛しているかを思い知ったのである。

おまけにNo.2のチビパンの裏切りはジェバンニを深く疲弊させた。
ただでさえ弱体化していたピーターパン・ジェネレーションズは、これで崖っぷちに立たされたと言えた。
残る精鋭は同点2位のマリーベル、4位のメロン、5位のマリアまでがせいぜい。
『でも、マリーベルには致命的な欠点がある……。あの子は2位で満足してしまっている。
アキラを支えることばかり考えて、決してアキラを越えようとはしない。
そんなお人好しの子にNo.1のピーター・パンは任せられないわ』
『メロンは……あの子は自由すぎる。おまけに幼さゆえの残酷さが過ぎて…恐ろしいわ』
『やはりNo.1のピーター・パンを任せられるのはマリアしかいない。
アキラを1000、マリーベルを700、メロンを350とすればあの子の戦闘力は1もないぐらいだけど……
それを補って余りあるほど人を動かす力がある。
あの子のために3万人が戦うなら、あの子の戦闘力は3万を超えるわ』
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/01(月) 20:01:42.20:fnkTuW/j
ジェバンニの考え事は続く。
『いいえ待って! 早まるのはよくないわ、ドン・ジェバンニ!
よく考えなさい、ピーターパンってのは空を飛ぶのよ?
歴代のピーターはみんな60kgより軽かったじゃない?
体重が98kgもあるピーターパンなんてそんなのロマンぶち壊しだわ!!
あら? 97kgだったかしら? ……どうでもいいわ……
それにあの子、あたしとそう歳が変わらないし……
何よりヤリマンのピーターパンだなんてあり得ない! あり得ないわ!!
やっぱりマリアはあり得ない!

やっぱり次のピーターパンにはスズカ(マリーベル)を置いて他に適任者はいない!
確かに単なるアキラ君の劣化版と言えなくはないけど……
あの子にはまだまだ伸びしろがある! 今は自分でそれをアキラ君を超えないようセーブしているけれど……
それならば超えるように仕向ければいいのよ!
そうよ! 今でもあの子、踵落としの威力だけはアキラ君を超えているじゃない!
踵落としでビルを真っ二つに出来るんじゃないかって思うほどよ!
もっと鍛えれば恐らくスカイツリーさえ真っ二つに出来るわ!
成長させるのよ! 自分で止めている成長のリミッターを外させるのよ!
アキラ君を超えさせるのよ!

でも……そのためにはどうすればいいのかしら』
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/01(月) 21:47:46.45:lIOIL2X+
そうだわ、『ミネルヴァ』、あの子を差し向けましょう。マリーベルのライバルとして。そうだわ、彼女なら相応しいわ。マリーベルも彼女を相手にすれば本気にならざるを得ない。そしてそれは成長の糧となる。
ジェバンニはワイングラスを口元に運びにやりと笑った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/01(月) 22:08:11.32:tau3jDba
その頃、マリーベルは3人のおじさん達にさんざん改造された末、
なんとか元に戻ることは出来たものの、3歳年を取ってしまっていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/01(月) 22:29:31.96:IzDkNFnF
そして今まさにその純潔を奪われる寸前で合った。
こんなの絶対嫌、無理無理、汚らわしいおっちゃん達
必死に抵抗を試みるも力が入らない。
「いやぁー」
スズカの声が青空に響いた時
「おやめなさい。」
透きとおるような美しい声が聞こえた。
「ミネルヴァ…」
スズカの目に映る少女は純白のドレス着ており背中に透明な羽があった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/01(月) 22:33:36.70:tau3jDba
おじさん1「17歳なら合法だぁね」
おじさん2「合法だっけな?」
おじさん3「結婚は出来らぁね」
おじさん×3「なら、いただきます」
おじさん達はミネルヴァを無視し、始めた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/01(月) 23:25:03.34:v8zNpIxJ
ミネルヴァ「私を無視するな」
ミネルヴァはおじさん1のちんこをひきちぎり、おじさん2の口の中に詰め込んだ。
おじさん1は出血多量、おじさん2は窒息で死んだ。
おじさん3「なかなかやるな。だが、この吾輩には勝てん!」
おじさん3のオーバーボディが砕け散った。
その中から現れたのは……。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/01(月) 23:33:04.40:tau3jDba
ぐぅたらおじさんだった。「あ〜〜〜、何もしたくない〜〜〜」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/01(月) 23:44:16.42:tYxctRug
ミネルヴァ「ちょ……! お父さん!?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/02(火) 05:55:29.83:agMvaP9y
ぐうたらおじさんはミネルヴァの本名を呼んだ。「より子〜〜〜」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/02(火) 06:40:49.50:0sEDVeZ9
ミネルヴァはすぐに平静さを取り戻すと
ホルスターから拳銃を引き抜きぐうたらおじさんの眉間に鉛球をぶち込んだ。

ぐうたらおじさんは糸が切れた人形のように膝をつき、上半身が仰向けに倒れた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/02(火) 07:18:37.55:agMvaP9y
マリーベル「ミネルヴァ!?お父さんを殺したの!?それ、あなたのお父さんなんじゃないの!?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/02(火) 09:43:15.03:zLZjDQP+
ぐうたらおじさん「悪い子にはおしおきだよ」
ぐうたらおじさんはダメージを受けていなかった。
そしてぐうたらおじさんはマリ―ベルとミネルヴァの股間に媚薬を塗り込んだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/02(火) 14:22:37.52:Qy88cVmZ
しかし実際に妙薬と間違えて辛子を塗り込んでいた
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/02(火) 15:51:03.04:tufz6gF0
しかしそれよりも早く、ミネルヴァの指がおじさんの両目にワサビを突っ込んでいた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/02(火) 18:42:11.50:CTKZOjAX
更に追撃としておじさんの股間を蹴り上げ、
トドメといわんばかりに腰の後ろに差していた手斧を取り出し、おじさんの首を切った。

ぐうたらおじさんの首筋はパックリと裂け、切り口から血が噴水のように吹き出る。
おじさんはふらふらしながら尻餅をつくと、
ポケットから針と糸を取り出し傷口を縫い合わせると何事なかったように復活してしまう。。
「これで死なないのなら、本物のお父さんらしいな」
返り血を浴びたミネルヴァがボソリと呟いた。
「があああああああああッ、いだいよぉっ!」
ミネルヴァの背後では、マリーベルが股間を押さえ悲鳴を上げていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/02(火) 19:19:43.95:30cKGCad
おじさんはニッコリと笑い、マリーベルに話しかけた。
「痛いかい? 熱いかい? これでまたひとつ、君の改造が進んだ。
今度の改造は凄いよ。君は変身できるようになったんだ。何に変身できるかというと……
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/02(火) 20:35:09.88:zLZjDQP+
ぐしゃ。
マリーベルはサイコガンダムに変身しおじさんとミネルヴァを踏みつぶしていた。
おじさんとミネルヴァの魂魄は封神台へと飛んで行った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/02(火) 21:10:58.58:30cKGCad
ミネルヴァに頭を撃ち抜かれたおじさんは、走馬灯の代わりにそんな夢を見た。
死の間際に大量に分泌された脳内麻薬物質が見せたおじさんの切なる願望の投影であった。

「そんな……そんな……。自分のお父さんを……」
マリーベルは声を震わせ、その瞳からは涙が零れた。
「いい人だったのに! 改造されたあたしをちゃんと元に戻してくれたのに!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/02(火) 22:06:28.56:G5ZauGLg
「なぁに? 汚れたおとなを粛清しただけでしょ?」
ミネルヴァは涼しい顔で言った。マリーベルが睨みつける。
「そ! ……そんな残酷なことを! ……そんな非人間的なことを平気で出来るあなたが『穢れのないこども』だとでも言うの!?」
「そうよ?」ミネルヴァは首を傾げた。「それが『家』の教えでしょ?」
「違う! あたしが教わったのは、みんなが笑顔でいられる世界を作る術だわ!」
「そうよ。だからみんなの笑顔の邪魔する汚れたおとなは消すんじゃない。何を言ってるのかしら? この子」
「違う! 違う! 違う!」
マリーベルの優しい瞳の中で、音を立てて激しい炎が燃え上がった。
「ミネルヴァ、アンタは少なくともあたしから笑顔を奪った!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/02(火) 22:22:32.57:R6P2R/v9
「何よ、私はあなたの純潔を守ってあげたのよ。
感謝されこそすれ、恨まれる筋合いはないわ。
それともあなた…レイプ願望があるのかしら?」
ミネルヴァはマリーベルをからかって微笑を浮かべる。
「っ!!…ち、違う、私はただこんなひどい事をなんで平気な顔をできるの?って思っただけ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/02(火) 22:31:07.77:G5ZauGLg
ジェバンニ先生は自室で隠しカメラの映像を見ていた。
『ちょっと! やり過ぎよ、何を考えてるの、ミネルヴァは?
マリーベルの博愛精神を煽ってどうするつもり?
相手はNo.2。あなたはNo.11なのよ? 敵いっこない……
あの子マリーベルに殺されるわよ。
まさか! あの子、マリーベルに自分を殺させるつもり!?
……いいえそれはないわね。マリーベルに人は殺せない。相手が人間でないエロ怪獣とかなら別として。
わからない、わからないわ。
ミネルヴァは何をしようとしているの?
アタシはただ、知略謀略に優れたミネルヴァならマリーベルを成長に導いてくれると踏んだだけなのに」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/02(火) 22:41:14.79:YKyC7QWY
ミネルヴァ「あなたも人を殺してみなさいよ。スッキリするわよ」
マリーベル「す……スッキリですって!?」
ミネルヴァ「ええ、男の子が射精した後ってこんな感じかしら? って思うほどよ」
マリーベル「!!男の子って写生した後にスッキリするの?」
ミネルヴァ「そうらしいわ。マスをかいた後なんか特にスッキリするそうよ」
マリーベル「マスを描いた後?? マスって何???」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/02(火) 23:34:30.28:AMNqhDR+
更に追撃としておじさんの股間を蹴り上げ、
トドメといわんばかりに腰の後ろに差していた手斧を取り出し、おじさんの首を切った。

ぐうたらおじさんの首筋はパックリと裂け、切り口から血が噴水のように吹き出る。
おじさんふらふらしながら尻餅をつくと、
ポケットから針と糸を取り出し傷口を縫い合わせると何事なかったように復活してしまう。。
「これで死なないのなら、本物のお父さんらしいな」
返り血を浴びたミネルヴァがボソリと呟いた。
「があああああああああッ、いだいよぉっ!」
ミネルヴァの背後では、マリーベルが股間を押さえ悲鳴を上げていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/03(水) 00:09:02.75:LqXK38/T
繰り返される悪夢
「うわぁぁ!! …はぁはぁ」
マリーベルはうめき声をあげて目を覚ます。
身体全体から汗を出しパジャマやシーツはびしょびしょになっていた。
「おはよう、マリーベル」
少女がにっこりと笑って出迎える。
「さあ、顔を洗ってらっしゃいな。朝食も出来てるわ。
今日はあなたの好きなベーコンエッグとベーグルよ」

あれ、おじさんたちは?それにここは…

懐かしの場所だった。マリーベルが幼少の頃にすごした部屋…
「ねぇ、どうしてここにあなたがいるの…ミネルヴァ」
楽しそうに料理を盛りつけるミネルヴァが答える
「どうしてって私たちルームメートじゃない」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/03(水) 05:50:54.44:DEuKxXoj
マリーベルはテーブルに着いた。マリーベルがベーコンエッグを食べ始めるとミネルヴァがさみしそうな顔でこう言った。
「ここも今日でお別れね」
そう、マリーベル達は長年慣れ親しんだこの「家」を離れ新しい家に引っ越すのだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/03(水) 10:23:29.24:gOnIjb+z
(そっか。ここはあの頃なんだ)
廃止になった福岡県久留米支部の『家』。懐かしい部屋。懐かしい空気。
この後ミネルヴァと自分は東京へ引っ越した。この頃の自分はまだ空手がちょっと強くて勉強が出来るだけのただの女の子だった。
先生に守られ、皆に愛され、受動的な日々を送っていた。
東京でアキラに出会い、二人で新体操と空手を組み合わせた格闘技を創出した。
そこからお互いの急速な成長が始まり、そしてある日、あの出来事が起こった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/03(水) 15:00:11.18:gOnIjb+z
「福岡からこちらへ引っ越して来ました。マリーベルと言います。小6です。俗名は宮村鈴花です。よろしくお願いします!」
ミネルヴァの後、元気に自己紹介したスズカに東京の仲間達は笑顔で「よろしくねー」と声を揃えた。
そしてみんなのほうからも自己紹介が始まる。面白い子も、大人しい子も、性格の悪そうな子も、2m以上身長がある子もいた。
そんな中で一際彼女の興味を引いたのは、一人の美しい少年だった。まだピーター・パンになる前の少年は、可愛い笑顔で自己紹介をした。
「僕の名前はネオです。小学校5年生。俗名は天堂アキラ。特技は新体操。マリーベルさん、よろしくお願いします」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/03(水) 15:17:59.38:gOnIjb+z
「見て? この技どうかな」
そう言うと白いTシャツにトレーニングパンツ姿の少年は、自分で考案した新技を繰り出して見せた。
「フライング・ナイフ・キック!」
軽やかに飛んだ少年は、回転をくわえた蹴り技を地面に立てた杭のてっぺんに叩きつけた。
「ダメダメ。パワーなさすぎ」
長い髪を三つ編みにまとめ後ろでくくった少女は、厳しい顔でアドバイスする。
「それじゃ単に見た目が派手なだけのアクロバット技だよ。映画で使うならいいけど実戦じゃ役に立たないね!
いい? キックを当てたあとの力をアキラは自分が飛ぶための力として使ってるでしょ?
それって相手の頭をジャンプ台に使ってるだけようなもん。力はすべて相手に叩き込まなきゃ。見てて?」
そう言うと少女は飛び、アキラの動きをそっくりコピーした。脱力して軽やかに回転した彼女は、攻撃の瞬間にすべてのパワーを脚に込めた。
「フライング・ハンマー・踵落とし!!」
アキラのキックでは傷ひとつついていなかった杭が彼女の踵で根本まで真っ二つになった。
土煙の立ちまくる中、アキラが呟いた。
「凄いよ。スズカさん凄すぎる……」
スズカはうかれてピースサインをする。
「でも、足大丈夫なの? 自分のほうにもダメージ凄そうだけど」
「大丈夫よ。気功を使って一瞬だけ脚をダイヤモンドの硬度にしてるから」
「ダイヤモンド? 綺麗!」
「え……いや綺麗とかじゃなくて硬さのことなん……だけど」なぜかスズカは頬を紅くした。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/03(水) 15:26:09.04:gOnIjb+z
「くそぅ。僕も強くなってスズカさんみたいになってやる」
まだあどけなさの残る少年は、ゲームでなかなか勝てない相手に対してのようにそう言った。
「大丈夫、大丈夫。何かあったらね、あたしがアキラを守るから」
少女は形のいい口を笑わせて、我が子に言うことを聞かせるようにそう言った。
「嫌だ!」
少年がまっすぐに自分を見つめ返して来たので少女はドキッとする。
「僕がスズカさんを守る。僕がスズカさんを一生守ってあげるんだ!」
「い……、一生?」
「うん! 一生だ! 僕がスズカさんを一生守る!」
少女の胸の奥でハート型の何かがキュンと音を立てて鳴った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/03(水) 17:14:17.69:BKdi0rQf
それから2年後の8月1日、音を立てて急速に、
日本の文明は崩壊を始めた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/03(水) 17:20:45.15:fbVdbqyp
todorokiuni

ここ最近本当に思うんだけど「ブス」って何?「可愛い」って何?「美しい」って本当に何?
その基準を言語化出来るとしても、どれも全て「男」もしくは「男目線の価値観」で
長い年月をかけて積み上げられてきたものとしか私には思えない

そんな下らない価値観に従う義務は一ミリもないしましてやそれを理由に侮辱されていい筈などない。
本当に馬鹿にしてる。女性がいつも「男にとって都合のいい」容姿で存在してくれていると思うなよ。
信じられない程の傲慢さだ
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/03(水) 17:30:07.45:BKdi0rQf

安心して。マリーベルさんは今のところ1度も「可愛い」とか「美しい」とか描写されたことないから!
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/03(水) 17:31:50.96:BKdi0rQf

あとそれ、女が男に対する場合にもそっくりそのまま同じこと言えるからね?w
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/03(水) 17:47:35.03:Ll2Ln4oe
いや、女目線でも普通に可愛いとか美しいとか使うだろ
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/03(水) 18:05:15.77:BKdi0rQf
おちょんちょんってなんですか?
カテゴリ1
性の悩み、相談
2009/09/11 15:34
1907
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ベストアンサー
cer********
ちょんちょん・・・お は付きませんが。

佐賀県を中心として 福岡県の佐賀寄り・・・長崎県の佐賀寄りも含めて、女性の性器の愛称名です。

一般的には(マンコ)と呼ばれているものですょ。
2009/09/11 16:02

====================

え。すげぇな!
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/03(水) 18:48:44.80:BKdi0rQf
(登場人物まとめ)

・タケル 主人公。30歳代の男性。無個性で特徴は特にないが鬼畜。殺人鬼タケルとエロタケルに分裂している。
 殺人鬼タケルは現在東京北部を放浪中。エロタケルは謎の地下収容施設に閉じ込められている。

・ケイ ヒロイン。セクシーな女性だったがタケルにガソリンをかけて火をつけられ、大火傷を負っている。
 現在タケルと相部屋で地下収容施設に幽閉中。タケルは今でもケイのことが好きなようだが……

・マリーベル(スズカ) ピーターパン・ジェネレーションズのNo.2。14歳の少女だったが改造されて17歳になった。
 踵落としの威力は怪物級。元気で優しい皆のマドンナ。処女。アキラのことが好き。
 タケルのことを日本をこんなことにした張本人であり股間に「怪獣」を持つバケモノと決めつけ、殺して主人公の座を奪おうとしている。

・ピーター・パン(アキラ) ピーターパン・ジェネレーションズのNo.1。しかしチビパンの必殺技「ゲリゾーマ」により失明(?)。
 13歳の美少年。格闘技の能力、知力ともに天才だが、ジェバンニ先生は降格を考えている。
 スズカのことが好きな童貞男子だったが、とらで童卒してからは色狂いになっている。

・マリア(ユキ) ピーターパン・ジェネレーションズのNo.5。2m15cm体重100kg弱の美女。
 痛みや性的刺激を感じない特異体質。群衆を操作する能力を持つが、自身はとてつもなく弱い。
 スズカとアキラの実母。しかし二人はそのことを何も知らない。

・ジェバンニ先生 ピーターパン・ジェネレーションズ東京支部指揮官。女言葉の男性。

・チビパン(仲村) ピーターパン・ジェネレーションズのマリーベルと同点のNo.2。42歳身長142cm。
 巨人並みの体躯をもつハルという少年をいつも犬のようにリードで繋いで連れている。
 自身が組織を乗っ取る野望に取りつかれ、アキラと先生を殺害しようとした。マリーベルの実父。

・ミネルヴァ ピーターパン・ジェネレーションズのNo.11。知略謀略に長けている。
 背中に透明な羽がある。スズカとは同郷。福岡県久留米市生まれ。

・とら 超怪力で淫乱なお姫様。体は小さいが超筋肉質でいたるところに傷がある。
 性格は作者によって色々と変わる。現在アキラと先生と一緒に行動中。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/03(水) 20:30:53.88:HzUQcC5Z
「いくよっ」
13歳とは思えない凛々しさを湛えたアキラはそう言うと地面を蹴った。
「ハァァァ!!! ハリケーン・ハンマー・踵落とし!」
高さ1m80cmの太い杭は、アキラの踵落としで地面にすべて頭までめり込んだ。
「凄い!」マリーベルが口をぽかんと空ける。
「杭にはほとんどダメージを与えずにこんなことが出来るなんて……! 力配分が完璧に出来てる証拠だね!」
「当たり前でしょ。このぐらい簡単に出来るようでないとマリ……ゴニョ」アキラは言葉を濁した。
「このぐらい出来るようでないと? 何?」
「皆を守れないでしょ」
「みんな……?」
マリーベルは少しがっかりしたような顔をしたが、すぐに笑った。
「そうだね。みんなを守るリーダー、ピーター・パンだもんね、アキラは」
そして思った、
『そうだ。アキラは新しいピーター・パンに選ばれたんだもん。みんなのものだよ。
みんなを守るピーター・パン。あたしも(みんな)のうちの一人。しっかり守られてあげなくちゃ!
守られる子が守るひとより強かったらおかしいもん。
あたしは絶対に、アキラを越えるような努力なんかしない。
アキラはあたしを守ってくれるんだ。あたしはアキラに守ってもらうんだ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/03(水) 20:51:17.28:HzUQcC5Z
「ここですね」
ミネルヴァはベッドに横たわり眠るマリーベルの横で、モニター画面を見ながら言った。
ジェバンニ先生が紅茶を手に、同じ画面を見つめる。ミネルヴァが再び喋り出す。
「アキラさんの『守ってあげる』発言がスズカの成長を止めてしまったようです。完全に守られ姿勢になってしまっている」
「ラヴだわね……」先生が呟く。
「そこの記憶をいじってやれば、スズカは再び成長し始める」
「いじくるの?」先生は紅茶を口に運ぶ手を止めた。「気が引けるわぁ……」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/03(水) 20:54:22.89:HzUQcC5Z
「では巻き戻しますね」
ミネルヴァはそう言うとキーボードを操作した。


「くそぅ。僕も強くなってスズカさんみたいになってやる」
まだあどけなさの残る少年は、ゲームでなかなか勝てない相手に対してのようにそう言った。
「大丈夫、大丈夫。何かあったらね、あたしがアキラを守るから」
少女は形のいい口を笑わせて、我が子に言うようにそう言った。

ミネルヴァ「さぁ、どう書き換えましょう?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/03(水) 22:10:44.82:rowLUWdW

「くそぅ。僕も強くなってスズカさんみたいになってやる」
まだあどけなさの残る少年は、ゲームでなかなか勝てない相手に対してのようにそう言った。
「大丈夫、大丈夫。何かあったらね、あたしがアキラを守るから」
少女は形のいい口を笑わせて、我が子に言うことを聞かせるようにそう言った。
「好きだ!」アキラはマリーベルの胸に飛び込んだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/03(水) 22:27:28.92:HzUQcC5Z
「止めて」
ジェバンニ先生はミネルヴァに言った。
「ダメね、これじゃふみえさんのパクリじゃない。それにどうせこの後アキラ君がマリーベルのおっぱいを揉んだり吸ったりするんでしょう?」
「マリーベルがおとなになってしまいますね」
「あぁ、やっぱり気が引けるわ。他人の大切な記憶を書き換えるだなんて……。次行きましょ、次」
言葉とは裏腹に先生は乗って来た。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/04(木) 01:20:52.69:gku4PRg7
???「不思議なんだけど&#160;
ブスって自分がブスだって知ってるの?&#160;
だってラクダとか自分がラクダだって知らないわけじゃん?&#160;」」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/04(木) 02:12:55.75:UI7yn7j5
そんなジェバンニ先生たちを見てモブ2人組がひそひそと話している
「どうしてあの人はピーター・パンにそこまで執着するんだろうね」
「あんなのただのお飾りなのにね」
「あの人の行動は意味が分からないわ」
「たぶんピーター・パンにこだわりすぎて周りの事が見えて無いのよ」
「宗教ってほんと怖いね」
「怖い怖い」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/04(木) 06:10:44.12:SEk/oia4
この2人の名はハルとビリー。
ハルはチビパンを裏切り今はジェバンニ側に就いている。本名はジェイク。

ハルの隣にいる、中性的な風貌をした人物はビリー。彼女はあの長岡のバラック小屋の地下に捕らわれていたジェネレーションズの1人だ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/04(木) 06:14:28.72:MPbtUU7+
しっかり聞こえていたようで、ジェバンニ先生はくわっと振り返ると怒鳴り声をあげた。
「キリスト教にキリストがいなかったらどうなると思ってんのよ!?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/04(木) 10:06:25.89:iTaLDv+S
ジェバンニ「言わばこれはキリスト様を作る仕事なのよ。マリーベルをキリスト様に改造するの。
さ、ミネルヴァ、続けるわよ。この子の記憶をいじくって、アキラ君に言われた感動的な台詞をなかったことにしましょう」
創る名無しに見る名無し [] 2018/10/04(木) 10:18:27.74:pCzaBw7l
ジェバンニ先生はオザワ先生とともに全国に慰安婦少女像を作る作業に没頭した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/04(木) 12:51:50.60:2rEqh8kG
しかし、材料もなければ人員も不足していた。
そしてオザワ先生はある考えに行き着く、
「この終末世界で像を造ることに意味はないのではないか?」

オザワ先生は虚無感に苛まれ、作業を止めた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/04(木) 15:30:13.56:PGGMycZv
オザワ先生には在庫の慰安婦像が微笑みを抱えたように見えた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/04(木) 17:33:38.29:iTaLDv+S
「なぁ、脱走しようぜ」
タケルは寝転んで鼻糞をほじりながら大きな声で言った。
「バカ?」ケイは殴る気にもならなかった。

地下収容施設は広く、10階ぐらいの吹き抜けになっている。
今のタケルの言葉はおそらく多くの収容者に聞こえただろう。
しかし枯れ葉のざわめきほどの反応も起こらなかった。

「わかっていると思うけど脱走は不可能よ」Kが言う。「これだけ自由に動けるのに出口はどこにもない」
「でもこないだの幹部とか…こっちに入って来てるじゃん。あいつらが行き来できる扉がどっかにあるんだよ」
タケルがそう言うとKは「そうね」と答えた。
「私達がここに入れられたからには扉はどこかにあるはずよね。でもあなた、どこかでそれらしきものを見た覚えがある?」
タケルはへらへら笑いながら頭を横に振った。
「私も探したわ。でも見つからなかった。この私が探して見つからないということは、誰が探しても見つからないわ。
ましてやあなたごときが探したって100%見つからない。だから不可能よ」
創る名無しに見る名無し [] 2018/10/04(木) 18:49:05.80:avu7UDDe
「不可能を可能にするのがこの俺様ルパ〜ン、さ〜ん、せ……」
おちゃらけの途中でタケルは12.0の視力でそれを捉えた。
緑色のピーターパン服を着た人物が遠くの壁のあたりでフッと姿を消すのを。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/04(木) 19:50:37.51:tsRWr2Kg
チビパンは各地に持つ隠れ家でバーボンウィスキーを浴びるように飲みながらクダを巻いていた。
「あのガキ何もわかっちゃいねぇ」
「俺が『家』を乗っ取ろうとしてるだとよ、笑わせる」
「俺は潰そうとしてんだよ、あんなバカバカしいお遊戯みたいな宗教団体みたいな福祉施設みたいな……」
「おぉう!? 結局何だっけ?」
「ピーターパン・ジェネレーションズって一体何なのよ〜ん?」
「世界征服団体みたいなもんか? 当組織No.2の俺様にもよくわかってねぇが、何にしろ悪の巣窟だわな!」
「悪人どもの気持ち悪りぃ組織ブッ潰そうとしてる俺様はさしずめ組織に反逆する正義の仮面ライダーか? キャハハハ」
「しかしハルには腹が立ったぜ。まさか俺様の命令に背きやがるとはな」
「クビにして殺してやろうと思ってるうちにバックレやがったが……まぁ、いい。ちょうど代わりがいたからな」
「おぅ! お前は俺様を裏切るなよ? 俺が殺せと命じた相手はちゃんと殺すんだぞ?」
「あいや、お前には殺せねぇか、殺人能力ゼロだもんな。言い方変えるわ」
「俺が殺せと命じた相手はちゃんとお前の下僕に命じて殺させるんだぞ? マリア」

マリアはうつろな目をして答えた。
「はい、ご主人さま」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/04(木) 19:53:26.20:cvyANxWF
そしてそれは目の前に突然現れた。
「うおっ、だれだおまえはこんにちは!」
タケルはビックリして腰を抜かしていたが
ピーターパン服を着たおチビさんも人がいるとは思っていなかったのか
ビックリしていた。
「それはこっちの台詞よ。あなた誰?どこからきたの?」
ケイはおチビさんに聞いた。ケイはただ一人、特に動揺するそぶりも見せず冷静だった。

「わたしは、めろん。さんぽしていたがみちにまよってしまったんだ。」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/04(木) 21:10:02.86:fYt0A26C
タケル「ちっちゃくて可愛いねぇ〜。何年生? それとも年長さんかな?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/04(木) 21:17:06.76:tsRWr2Kg
「はたちだ」
そう答えるとメロンは、頭を撫でようとしたタケルの拳を砕いた。
「ところでわたしと同じかっこうをした女の子をみなかったか? 8さいの子なんだが。なまえはアン」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/04(木) 21:37:26.26:FkitffHI
「なんだと、わたしをこどもあつかいするのか?」
背後にいたタケルはメロンの肩に左手を乗せるのと同時に、彼女の前に回した右手を胸元にツッコミまさぐり始めた。
「おやおや、これは何かなぁ?」
タケルはなぜか酔っ払っている。
「があああッ、やめろっ!」
牢内にメロンのけたたましい絶叫が響かせながら暴れるがタケルは離れない。
「メロンちゃん、けっこー大きいね」
ケイ達が止めにかかり、タケルは突き飛ばされた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/04(木) 21:42:27.19:cvyANxWF
メロン「おまえらふたごだったのか」
このへやにはエロタケルのほかに無個性のタケルがいる
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/04(木) 23:16:01.08:eJJ3TnPd
メロンは二人のタケルのちんこを切り取り入れ替えた。

エロタケルは賢者タケルに、無個性タケルはレイプマンタケルに生まれ変わった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/05(金) 06:33:12.41:dOzolYfC
ケイ&K「名乗るのが遅れたわね。私はケイ。」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/05(金) 07:51:26.64:nGOtIfV8
「は、腹が痛い!!」
急に隣のおっさんがうめき出した。
スタッフがあわててやって来ておっさんを担いで運んでいく。
おっさんは上手くいったとニヤリとした。
どうやらこの施設から脱獄するつもりらしい。

「ダイゴさん、今度はうまくいくといいっスね」
モブ川が運ばれていくおっさんを見送りながら言った。
「そうだな、外にいる娘さんに会いたい会いたいと毎日うるさいほど話してたからな」
同僚の豊悦もおっさんに頑張れと声援を送る。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/05(金) 08:38:31.56:wyQm8tZH
だが彼らは量産されたケイやタケルとは違い
ここを出れても、
その先に待っているのは食肉加工工場だった。

髪はカツラに、臓器や血液は闇のルートで医療用に売買される。残りは大阪民国の住人が食する、ハンバーグ等の具材に生まれ変わるのだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/05(金) 13:57:18.18:v2tcxh1n
ダイゴさんは普通に医務室に連れて行かれ、極めて健康と診断されて帰って来た。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/05(金) 14:06:54.28:v2tcxh1n
Kは言った。
「みんなで力を合わせて隠しトンネルを掘って……とかいう古典的な方法もいたるところにあるカメラで不可能。
それ以前にここは居心地がよすぎて、脱走したいと思っている人間のほうが少数。脱走は不可能よ」
それを側で聞いていたメロンが言った。
「じゃ、おれは帰るな。あそんでくれてありがとう、たくさんのケイのうちのおねえちゃん」
「帰るって、どこへ?」
「おそとへだよ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/05(金) 14:06:55.63:BKcOisgh
ダイゴ「...」
創る名無しに見る名無し [] 2018/10/05(金) 15:29:14.89:wyQm8tZH
ダイゴさんは心を抜かれ、ロボットのように無感情なってしまった。
もうあの頃のダイゴさんは帰ってこない。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/05(金) 15:46:57.54:jkLSxBXp
モブ川「元気出しなよダイゴさん。ホラ、とっておきの限定版ハイチュウとうもろこし味あげるから、さ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/05(金) 19:25:01.70:dOzolYfC
モブ川はダイゴさんの異変に気付いた。
「ねぇ、本当にどうしたの。ダイゴさん?」
ダイゴさんはモブ川の横をそのまま通り過ぎていく。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/05(金) 19:28:14.26:q8euEJH/
「ちょっと待ってメロンちゃん、出口があるの?」
ケイはメロンの言葉に飛びついた。
「え。ふつうにみえてるじゃん……」
そう言うとメロンは『故障中。使用禁止』と貼り紙のされたトイレのドアを開けて入って行った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/05(金) 20:12:30.19:dOzolYfC
「えっ、こんなところに入るの?」
メロンが入ろうとしているのは狭いダクトだった。
しかし、タケルやケイどころかメロンですら入れそうにもない。
「はいれないように見えるけど、ぼくはからだがやわらかい、から・・・こ、のように」

メロンは関節を外しながら蛇のように隙間に潜り込んでしまった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/05(金) 20:45:13.67:q8euEJH/
タケル「ほほう、なるほど。つまりはこのダクトを俺達でも通れるように広げればいいのか?
いや、でも最後の壁がどうなってるのかわかんねぇよなぁ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/05(金) 20:47:35.97:q6RD+zFc
K「...」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/05(金) 20:51:35.81:q8euEJH/
そこへダイゴさんがフラフラしながら入って来た。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/05(金) 21:04:51.01:wyQm8tZH
そのまま何もせず出ていくダイゴさん
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/05(金) 21:16:03.85:q8euEJH/
モブ川「ダ、ダイゴさーん! 活躍してくださいよ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/05(金) 21:25:37.19:q6RD+zFc
フレッ! フレッ! ダイゴ!
フレッ! フレッ! ダイゴ!
収容所中から声援が沸き起こった
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/05(金) 21:29:43.07:q8euEJH/
しかしこの時既にダイゴさんは恐ろしい伝染病に感染していたのだ
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/05(金) 21:38:15.78:q6RD+zFc
ダイゴさんは首を45度傾けて言った。「もう……御ゾンビ?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/05(金) 23:14:50.01:JKLy4Qs2
モヒカン「汚物は消毒だーーー!!!!」
突如現れたモヒカンによってタケル、ダイゴその他は焼き殺されてしまった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/06(土) 00:38:26.83:HYKKL4iF
まさかの主要人物降板にどよめく読者たち
そして物語は新たな局面を迎える
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/06(土) 01:57:25.20:4CM6X0Np
ネトウヨが勃起しながら
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/06(土) 02:40:36.99:iR4/K4ga
モヒカン「まだ生き残りがいたのか〜っ!?」
モヒカンは通気口に隠れていたメロンを引き摺り出し、服を剥いで全裸にすると顔に似合わない二つの肉鞠が揺れていた。

モヒカン「なんだそのいやらしい体は!?教育してやるっ!」

モヒカンは背後から双丘を乱暴にもみし抱きながらマンコにチンポをぶち込んだ。
メロン「があああッ!?殺してやるっ、貴様殺してやるっ!」
モヒカンはメロンを背後からピストン。
モヒカン「ヒャッハーッ、そのざまじゃムシも殺せねえぜ!」
パンパンとモヒカンの腰とメロンの尻がぶつかり合い、
接合部からは血が流れ落ちる。四つん這い姿勢により、乱れた髪と垂れた豊胸がブルンブルンと揺れた。
メロン「あがっ、ぎぎぎぎぎぎっ、ううっ
メロンの苦痛の声がモヒカンの快感になり、腰の動きが更に激しくなる。
メロン「ひゃいっ!?」
モヒカンは揺れる果実を緩急付けて揉んで、その感触と重さを楽しむモヒカン。
その先端を指で転がすとメロンは体をエビ反りにしガクガクと痙攣した。
モヒカン「おおっ、可愛い声で泣くねえ。」
苦痛そうだった声も、徐々に喘声に変わる
メロン「あんっ、ああんっ、頭が痺れる!?なんか来るっ」
メロンの目から涙がこぼれ、接合部からは愛液がしたたっていた。
モヒカン「ヒャッハーッ、さっきの威勢はどうしたぁ?変わるのが早過ぎんだよこの雌犬がっ!」
モヒカンは片手を乳房から手を離し、胴を撫で回すように、秘所に触れ、肉芽を摘まむ。
膣の締め付けは強くなり、射精感が強まる。
モヒカン「ヒャアッ我慢できねぇ!」
モヒカンはメロンの子宮に熱く濃いザーメンをぶちまけた。
メロン「はぁっ、はぁっ、こんな屈辱なのに」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/06(土) 02:55:18.07:fIhBTjWu
恋に落ちたモヒカンとメロンは見つめ会いキスをした。
焼けたネトウヨや自称リベラルの肉を食べながらふたりは愛を語らう。
まだ生きているファシストや自称普通の日本人を火炎放射器であぶり、
その苦しむ様をまるでコメディ番組を見るかのように笑いあった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/06(土) 06:37:54.63:31O9l9Iy
その頃、殺人鬼の方のタケルは「ピーターパン」に捕らえられ、
不味いずんだ餅を食べさせられる拷問を受けていた。
「ヴッ、もうぐえないよ。」
タケルは涙をにじませながら絞り出すように呻く。
タケルのお腹は異常なまでに膨らんでおり、汗まみれの顔は緑に染まっている。
「だめだよ。まだこんなに残っているじゃない」
ピーターパンは言った。女か少年か分からない風貌をした「ピーターパン」は、白くか細い腕からは想像もできない力で、タケルの口に詰め込もうとする。

「ヴォロロロロロッ」
タケルはとうとう我慢できずずんだ餅を嘔吐してしまった
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/06(土) 07:40:57.25:5RrvC0K0
それを見た「ピーターパン」はあっと驚き、
顔をみるみる険しくさせる。
「す、すいませんっ!食べます、食べます!」
タケルは吐き出したずんだ餅を手ですくい口に入れ始めた。ずんだ餅は胃液と血が混じり、
周囲に異臭を放っている。
「よくもわたしのずんだ餅を…。これだけ啓蒙してもお前はまだ理解できないようだね」
奴の名は「ピーターパン」。本名はじゅんこ。
ピーターパンジェネレーションズ日本本部が生み出したモンスターだ。

ピーターパンは左手でタケルの頭を固定すると
右手を彼の顔面に何度も振り下ろした。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/06(土) 08:21:53.12:Rw2uOnHM
タケルは拷問の末に死亡した。
こうして全てのタケルがいなくなったため、新たなタケルが誕生した。

と同じ状況を再現するため、まず、生き残ったケイを外界に放逐したあと、少し時間を置きタケルが空き家に送られ放置された。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/06(土) 12:52:42.82:HYKKL4iF
「俺んちでオレンジを食うなっ!!」
牧原は幸子さんの娘、ケイを怒鳴りつけた。
それまで美味しそうにオレンジを頬張っていた幼女ケイはオレンジを床に落としガタガタとおびえる。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/06(土) 18:53:48.42:HSpOS6rs
嘘臭いな…おじさん「嘘臭いな…」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/06(土) 19:02:23.31:fIhBTjWu
そしてケイの意識は過去の記憶から現実へ戻る。
目の前の空家には知らない男が窓からケイを見ている。

(…いや、私はこの男を知っている。名前は…あー、なんだっけ、た…たけ)
たが名前は思い出せない。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/06(土) 19:20:34.27:B4adSHZ9
「k!窓を開けてくれ」
男は窓を叩きながら言った。
Kは自分の記憶を取り戻し、窓を割りタケルを
外へ引き上げた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/06(土) 20:27:34.21:pEsFKQEk
「ようこそ…、終末の…日本へ…?」
ケイは片手を額に当てて声を絞り出した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/06(土) 23:03:18.44:HYKKL4iF
そう言ってケイは倒れ込んだ。
作業員がやって来て担架に乗せる
運んでいく途中でどっちが人工呼吸をするかでもめ始めた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 04:50:45.06:aT2bC0eg
そこへ真☆ピーターパンの『じゅんこ』が不機嫌そうな顔をして来た。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 05:40:06.02:FOSRi+0I
真☆ピーターパン『じゅんこ』は運ばれるKをチラ見したがそのまま通り過ぎ、
タケルの近くに寄ってきた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 09:33:25.48:ZgKhGZP/
そしてコケた。
ドグワッシュッ!
じゅんこの頭突きがタケルの顔面に炸裂する。
タケルの前歯はすべてヘシ折れてしまった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 10:26:59.88:aT2bC0eg
「オイ、じゅんこ」
背後から女の声がした。
「あたしと勝負しな」

じゅんこがニヤニヤしながら振り返ると、ピーターパン柄の空手道着に身を包んだ少女が立っていた。
全身から殺気を放ち、修羅の形相で睨みつけている。
「あたしはピーターパン・ジェネレーションズ東京支部の新・ピーターパン、マリーベル・スズカ。貴様を倒して
さらに強くなる」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 10:39:48.83:Pv2WwjOd
『スズカ』、その名はもちろん知っている。
度重なる身体改造に加え、精神改造まで受けて、歴代東京支部の中でも最強のピーター・パンと謳われる少女だ。
その脚力はどんなものでも真っ二つにしてしまうと言われ、強い相手を食って自分の糧とすることだけが生き甲斐。
血も涙もない、処女膜だけを持つバケモノとして知られていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 12:17:57.64:aT2bC0eg
じゅんこは無言で懐からずんだ餅を取り出した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 12:45:43.36:cbBCd4Nc
ジェバンニ先生「奴ではアレを倒せぬ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 13:50:43.45:Pv2WwjOd
「本部のピーターに支部のピーターが勝てるわけがない」ゴージャス哀川が先生の後ろから歩み出て言った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 13:54:42.23:CoSBhWop
「…私はじゅんこです。皆からはずん子って呼ばれてます。」
「これ私が作ったずんだ餅ですよかったらどうぞ。」
スズカはじゅんこに勧められたずんだ餅を食べた。
「ウマイ。…ドーモ、ずん子=サン、マリーベルデス。お前を殺しに来た。」
スズカはカラテの構えを取った。
そしてずんだ餅をまた食べた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 14:53:39.56:HRBOYTWv
「そんな攻撃では私は死にませ〜ん」
戦闘開始から30分以上経過していたが、スズカの全力の連続攻撃は全く当たらず、ことごとく外れていた
「貴様、わたしと真面目に戦えっ!」
しかし、じゅんこの攻撃も大したことはなかった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 15:41:38.15:BVrdcsaX
「うぎっ!?」
スズカの後ろ回し蹴りがじゅんこの脇腹にヒットした。
「もらったあっ!」
スズカは追撃の正拳突きをじゅんこのみぞおちに食らわせる。じゅんこは脂汗を額から滲ませ、呻き声を上げた。しかし倒れない。

「これでトドメだ」
スズカは大きく飛び上がり、じゅんこの脳天にかかと落としを決めた。じゅんこは口と鼻から血を流しふらふらしているが倒れない。
「あれ?」

倒れたのはスズカだった。スズカは起き上がろうとしたが左足の膝から下がなくなっていることに気が付く。
「はっ、反則だーっ!武器を使うなんて反則だ」
ジェバンニ先生の叫び声が聞こえた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 16:07:31.25:Pv2WwjOd
「武器など使ってはいませんよ」
ゴージャス哀川がフッと笑った。
「あなたのピーターも踵落としでビルを割るでしょう? 同じようなものです」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 16:19:22.79:HRBOYTWv
この決闘の判定は…じゅんこの武器使用及び、適切なユニフォームを着用していなかったことによる反則負け。マリーベル・スズカの勝利だった。

「勝者、マリーベル・スズカッ!真の日本最強ピーターパン誕生だーッ!。」

木陰から見ていた全国のピーターパンジェネレーションズ指導者たちによる協議だった。

じゅんこは斧を落とし、膝と手をついた。
じゅんこ「そ、そんなのってないよぉ〜っ」
じゅんこ葉大粒の悔し涙を流す。

左足や左腕を負傷していたため医務室に緊急搬送されたスズカ。
その顔に歓喜の表情はなく、判定の結果に納得がいかなかった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 16:23:05.23:JMOpbbJs
ゴージャス哀川「武器使っていたんか〜〜いっ!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 16:25:46.91:Pv2WwjOd
じゅんこの頭は凶器を超え、兵器である。
どんなものであろうとも頭突きで粉々に砕く。それどころか頭で切り紙芸が出来るほどの繊細さも併せ持つ。
特製ずんだ餅により強化されたその頭は、もはや人間には見えない形をしていた。
アルマジロのようともヘルメットのようとも何とも形容しがたいモンスター・ヘッドである。
それは彼女の知能を野生化してもいた。

「グゲゲゲゲ、お前の内臓をグッチャグッチャに潰した後、切り紙にして遊んでやる」
じゅんこはスズカの鳩尾に頭突きを食らわした。
スズカの腹部が波打ち、破裂する。口から激しく吐血した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 16:29:21.89:Pv2WwjOd
イヤ〜ン
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 17:09:36.69:PRUNCTy9
「あの時あいつは武器なんて使ってなかった」
スズカは朧気な記憶から当時の様子をぼんやりと思い出していた。
(…あいつは、私の左手を素手でもぎ取り、頭突きで腸を潰し、この顔と左足を斧で切り裂いた。)

記憶が鮮明になりスズカは右手で顔を覆いをガタガタと震えた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 17:19:07.22:7QECyt+l
大体、斧など自慢の脚を使うまでもなく、裏拳程度で簡単に砕ける。
しかしあいつの頭は砕けなかった。
必殺のかかと落としがクリーンヒットしたのに、砕けたのは自分の脚のほうだった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 17:31:07.39:P/3VAYFu
じゅんこ(裏声)「ゲゲゲゲッオマエの見舞いきたぞ〜」

スズカ「ぎゃあああああああああああああああああああああっ」
スズカは絶叫した。じゅんこはびっくりして尻餅をついた。


じゅんこ「あっ、おどろかせちゃってごめんね。」
じゅんこはニコニコ笑っている。悪気はないようだ。

スズカ「オマエは一体何なんだ。さっきまで殺し合っていた相手の見舞いに来るなんて」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 17:40:46.27:Pv2WwjOd
じゅんこは自分の故郷の話をした。
スズカの故郷である九州とは遠く離れた東北の小さな町の話だ。
じいちゃんばあちゃんに美味しいずんだもづを食わせたくって、身を削るような努力に努力を重ねて日本本部のピーター・パンの座を掴んだこと。
それは涙なしには聞けない話だった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 17:53:25.93:7QECyt+l
スズカも自分の話をした。
じゅんこが持って来てくれたずんだ餅と紅茶を楽しみながら、二人は笑い合った。
しかしスズカの想い出話の中に、アキラは存在しなかった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 18:04:51.04:cbBCd4Nc
ジェバンニ先生は2人の会話を盗聴している
「やっぱりあの子には筆頭は無理のようね…」
紅茶のカップを置き電話の受話器を手に取ると何者かと話を始めた
「アレを…呼び寄せなさい。」
そう告げてジェバンニ先生は深いため息をついた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 18:13:21.33:Pv2WwjOd
登場人物まとめ

・タケル…主人公だが、突如現れたモヒカンに殺されてしまった。まぁ、何人もいるので大丈夫である。

・ケイ…ヒロインだが、突如現れたモヒカンに殺されてしまった。まぁ、何人もいるので大丈夫である。

・マリーベル(スズカ)新しい主人公。アクロバティックな空手を得意とする17歳の女の子。肉体的にも精神的にも改造を施されている。ピーターパン・ジェネレーションズ東京支部最強の『ピーター・パン』である。

・ピーター・パン(じゅんこ)…ピーターパン・ジェネレーションズ日本本部最強の『ピーター・パン』。強さと繊細さを併せ持つ頭部を最強の武器とするが、その力は未だ未知数。残忍であったりフレンドリーであったりと、なかなか掴みどころのないキャラである。

・アキラ…13歳の美少年。元東京支部最強の『ピーター・パン』。目に脱糞攻撃を受けて失明。

・メロン…東京支部No.4のピーターパンメンバー。子供のように背が低いが、二十歳の巨乳。モヒカンと恋に落ちる。

・モヒカン…突如現れ主要登場人物を皆殺しにした暴漢。あんなことをされて地下収容施設が黙っているわけがないと思うのだが……。メロンとラブラブ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 18:18:21.16:7QECyt+l
その頃、仙台にあるピーターパン・ジェネレーションズの日本本部では、アレが東京支部への引越し支度をしていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 19:05:13.80:Pv2WwjOd
イザベラ先生がニッコリ笑い、言った。
「ねぇ、アレちゃんは東京へ何しに行くんだったっけ?」
「はい、東京にあこがれて仙台を飛び出したじゅんこちゃんを連れ戻します。
だだをこねるようならその場でころします。
あと、とうきょう支部のスズカちゃんをころしにいきます」
イザベラ先生は満足そうに微笑んだ。
「えらいわ、ちゃんとわかってるわね。そしてアレちゃんならそれが出来るわ、簡単にね」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 19:21:37.94:MkDO5b8z
イザベラが部屋を出ると、アレはため息をつきベッドに寝そべる。
「はぁ、良い子の振りは疲れるな」

アレは布団の下に隠したエロ本を取り出し、時計を見た。
「まだ時間はあるな。」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 20:43:42.91:Pv2WwjOd
物置小屋から肉を叩きつける淫靡な音がする。
アキラは町で声をかけられた陽子という年上の女性を後背位で啼かせていた。
視力を失った真っ暗闇の世界でも性欲は衰えるどころか更に加速がかかっていた。

陽子を逝かせると同時に自分も射精し、後戯などする気もなく、煙草を吸いながら頭の中で復唱した。

『ピーター・パン心得……。人間はもっと自由であるべきだ。しかし自由な人間とは動物にも劣る、残酷でわがまま勝手なものとなりやすい。
だからこそ、僕達はそれぞれが、自分を律する立法者でなければならない。汚らわしい『おとな』に堕ちてはならない。
自由であることには目標が必要である。『何からの自由』であるかよりも『何に向かっての自由』かが大切なのだ。
そしてその目標は『皆が笑顔でいられる世界を創ること』をおいて他にはない。皆の笑顔を脅かす者があれば排除すべし。
人間は弱いものである。自分で自分を律することの出来る強者は限られている。
強者は弱者を守り、弱者はその見返りとして美しいこどもの体と心と笑顔をもって強者を癒すべし」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 20:50:08.90:Pv2WwjOd
(人間は、弱い)
アキラは頭を抱えるでもなく、平然とした顔で煙草の煙を吐きながら、思った。
(弱いものだ、人間は。自分を律するなど夢物語だ。だからこそ、社会による管理と強制が必要なのだな)
靴の裏で煙草の火を揉み消し、
(僕も、弱い。弱いからこそ、ここまで堕ちた。僕はもう、13歳でありながら汚れた『おとな』だ)

そして丸い月を見ながら、久し振りに懐かしい顔を思い浮かべた。
(スズカさん、今頃何をしてるだろうか)
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 21:31:03.52:bSj2qX2w
このスレを読んだ僕は、どうしてもずんだ餅が食べたくなってしまった。
そして買いに行ったのだが、どこを探しても置いていないのだ。
やはり岡山だからか。岡山にずんだ餅はそうそう置いていないのか。
結局あわしま堂の芋大福を買って来た。美味しかった。でもこれじゃない。

しかし残念に思うと同時に少し嬉しくも思った。
どこの県へ行ってもユニクロだ吉牛だガストだがあり、風情のある地方色などは廃れたものだと思っていたが、
岡山にずんだ餅、そうそう置いていないのだ。
これは趣のあることだとも言える。

ただ、東北へ行けばどこへ行ってもずんだ餅が買えるのかどうかは、知らない。
少なくとも岡山では、きびだんごを買おうと思ってもそうそう置いてはいない。
きびだんごの置いてある店など観光客向けの店ぐらいのものである。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/07(日) 22:16:51.12:ZgKhGZP/
アキラ「さてうんこでもするか」
ブリブリブリ
アキラは外に出て糞をひり出した。
???「見つけたぞピーターパン」
アキラ「?お前は!」

アキラは突然投げ飛ばされ自分の出したうんこの上に顔面を叩きつけられた。

???「わが名はウェンディ。ピーターパンを滅ぼすものだ」

ウェンディはアキラの丸出しになったケツの穴に拳を挿入し気を送り込んだ。
ボンっという音と共にアキラの下半身は吹っ飛んだ。

ウェンディ「ジェバンニのところに向かったわが同志フックはうまくやっているかな」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/08(月) 06:11:34.47:j3EZ5Yxj
同志フックはジェバンニの所へは行かなかった。
筋骨隆々のその男は「船」の1室で捕らえた女どもと調教という名の淫行に耽っていた。
「ねえ、とらは僕のこと思い出した?」
部屋の隅のベッドの上では、あぐらをかくフックが短髪の少女を抱きかかえていた。

「あい、近所の肉屋さんの…」
とらと呼ばれた少女は答えた。その表情は蕩けたような恍惚な顔をし、その声は弱々しかった。

フックは右手を彼女の背中から脇腹、そして臀部にかけて撫で回した。彼女の体には切り傷や銃創、火傷の跡などいくつもの傷跡があった。
しかし、これはフックが付けたものではない。
とらの好奇心旺盛さによる代償である。
「んんっ」
フックはとらにキスをしながら、豊満なバストを揉む。フックの太い指が乳房に沈み、乳房が指の動きにあわせて形を変える。
「そろそろ良いかな」

フックはとらを四つん這いの体勢をとらせる。
と常人の2、3倍もあるそれを彼女の中に突き入れた。
「…痛いっ」
とらにとってフックのそれは大きすぎた。
彼女は苦悶の表情を浮かべ呻く。

フックは気にも止めず、容赦ない激しいピストンでとらの子宮を突くと、垂れ下がった乳房がそれに合わせてブルンブルンと揺れた。
悲痛な呻き声も淫靡な喘ぎ声にかわっていく
「ぼく、とらと繋がってるよ」
フックは歓喜し、スピードを上げた。
とらが絶頂に達したあとフックも射精した。

フックはとらとの後戯をすると寝かしつけた。

「しまった!討ち入りの時間に間に合わないぞ」
フックは慌てて着替えると船を飛び出した。
創る名無しに見る名無し [] 2018/10/08(月) 06:39:12.37:Y5fZjem1
アレがドアを開けるとじゅんこが立っていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/08(月) 08:32:11.50:pRzwGeIS
じゅんこ「おじさん、ただいま!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/08(月) 09:58:10.98:xT+52XqH
「まったく…面倒かけやがって」
ゴージャス哀川はじゅんこをひっぱたく
「ごめんなさいごめんなさい」
涙ぐんで謝るじゅんこをベッドに押し倒し唇を重ねる
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/08(月) 10:25:04.18:z2JEEIMv
アレおじさんはおかえりのやり取りを邪魔をした哀川に激怒した。
「突然何をするんだ、じゅんこに触るんじゃあないっ!」
アレおじさんは哀川をじゅんこから引き離すと
窓を開け、彼を外に投げ落とした。

「…ブボボボボボボボボボッ」
ゴージャス哀川はそのまま川に落ち流されていった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/08(月) 10:33:10.59:xT+52XqH
「アニキ、すいません。アニキ、すいません」
激流の中、哀川は『アレ』にひたすら許しをこう
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/08(月) 13:04:38.33:Zt+p6rKq
アレおじさんはチビパンこと仲村さんとは双子の兄弟だ。
アレおじさんは仲村さんを上回る才能を持った調教師だったが、じゅんこに対しては逆に調教されてしまった。

アレおじさんはじゅんこの「拷問」に耐えた唯一の人物でもあるため、彼女からはとても気に入られているのだ。
創る名無しに見る名無し [] 2018/10/08(月) 22:16:03.30:igkAHB46
アキラは上半身だけになりながら必死で草を掻き分け、這っていた。
『死ぬ! 死んでしまう! 早く誰か人間の身体に寄生せねば……!』

タケルの両親は久し振りに二人きりで旅行に来ていた。
二人がまだ恋人同士だった頃に訪れたことのある懐かしい岬へ。
父「君は歳をとった。でも、あの頃と綺麗さは変わらないよ」
母「まぁ。フフフ……」
父「!」
母「え? どうしたの? あな……」

母親の背後からアキラのナイフが襲った。
母の首がごろりと転がり、アキラの上半身が母の首から上に寄生した。

「うわっ! うわあぁぁぁっ!!」
父はあまりの出来事に悲鳴を上げて逃げ出すしかなかった。

アキラは逃すまいとして追おうとしたが、慣れない身体をうまく操作することが出来ず、取り逃がしてしまった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/08(月) 22:17:03.91:N4uEK5A7
じゅんこ「さて今日はあたしのうんこを食べてもらうよ」
アレおじさん「はい!小生の口の中にうんこしてください!」

じゅんこはケツを出した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/08(月) 22:24:35.36:u61rm35Y
「くそっ! 見られた! 見られてしまった! あの男、殺さねば!」

父は逃げる時、免許証を落としていた。
アキラはニヤリと笑うと、身を丸めて母の顔に擬態した。
擬態したアキラは、どこからどう見てもタケルの母そのものであった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/08(月) 22:29:42.44:N4uEK5A7
父「かかったなアホが!」
アキラ「何?」
免許証が突然光り爆発した。
アキラ「あろっ?」

アキラの上半身はくっついたばかりの母の体から再び切り離された。

アキラ「ち、ちくしょう……こんな……ところで……」

アキラの上半身は完全に干からび、息絶えた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/08(月) 23:04:44.35:igkAHB46
消灯時間をとっくに過ぎた病室のベッドで、マリーベルは一人でご機嫌だった。

『フフ…。じゅんこちゃんと友達になっちゃった。とても可愛くて、純粋で、汚らわしいものとは無縁なひと』

その時、空に流れ星が走り、それとともに脳裏に少年の影が浮かんだ。
そしてひとつの名前が浮かび上がる。

『ア……キラ? 誰? どうして知らないひとが頭に浮かぶの?』
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/08(月) 23:20:53.39:u61rm35Y
マリーベルの丸みを帯びた白い頬を伝って、つつーと一筋、意味もわからず涙が零れた。
「きっと君の前世の王子さまなんじゃないか?」と、誰もいないはずの部屋に阿部サダヲに似た声が響いた。
「誰?」
「やぁ、僕はミギー」
見ると自分の右手が喋っていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/09(火) 00:38:26.90:HOzXZE4w
粛清が始まった…
ピーターパンジェネレーションズ及びそれに関わった者たちはすべて抹殺

漆黒のフードを着たナニか「はい、すでに対象の98%は駆除しました。
任務終了次第連絡致します。」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/09(火) 05:02:25.54:e01vKT1z
けつを出したじゅんこは、顔を赤面させた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/09(火) 05:35:41.33:jeoN9gPP
「な、なんでこんなことに…。」
臀部を露出したじゅんこは漆黒のフードを着たナニかの貌の上で力む。
じゅんこの鼓動はますます強くなる。体も長風呂をしたように熱い。
(は、恥ずかしい…。わ、私殺されるかもしれないのになんでこんなこと…)
彼女の心には羞恥心と恐怖心が込み上げてくる。じゅんこは「これ」が何であるか本能的に知っていた。知ってしまっていた。彼女は「これ」に抵抗できない。

「…時間切れだ。」

じゅんこの顔が絶望に染まる。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/09(火) 06:31:10.27:e01vKT1z
漆黒のフードを着たナニかは、じゅんこの服を剥ぎ取ると拘束した。

"それ"は手で彼女の成熟した乳房を蹂躙しながら、腰から臀部にかけての優美な曲線を過ぎ、薄い茂みの先にある秘密の花園を責め立てる。

彼女は処女とは思えぬほどよく啼いた。花弁から滴る蜜が太股を伝い水溜まりを作った。

漆黒のフードを着たナニかはじゅんこに壁を手をつかせ、後ろから激しくピストンし更に啼かせる。最初は苦痛で顔を歪ませていたが、その表情は恍惚に満ちた安らかなもの変わる。

静寂に包まれた部屋に肉と肉がぶつかり合う乾いた音とじゅんこの喘ぎが響き渡り、腰の動きに合わせ釣り鐘状に垂れた乳房が、薄桃色の先端をし凝らせながらぶるぶると揺れていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/09(火) 06:54:50.29:vZuvzIsb
一時間後、
漆黒のフードを着たナニかの足元には全裸のタケルが転がっていた。
その体には無数の銃創があり、脇腹の一部が欠損し内臓が飛び出ていていた。

「新しい体は貧弱に見えてなかなか上物のようだ。やはり量産品とはひと味違いますねぇ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/09(火) 10:19:19.51:NPfAlAGA
じゅんこ「ハッ、夢か」

漆黒のフード「夢じゃないんやで」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/09(火) 11:26:11.20:QmMkk6ot
ジェバンニ「おのれ……ここまで対抗勢力が力をつけていたとは……」
江田島平八「覚悟を決めるのだな。一瞬で地獄へ送ってやろう」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/09(火) 15:19:14.63:Nu/wlXA1
じゅんこは混乱している。
とりあえずテーブルのずんだ餅を食べた。
漆黒のフードも食べた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/09(火) 18:59:54.96:e01vKT1z
じゅんこがずんだ餅を食べていると、これまでの思い出が走馬灯のように流れていく。
「…まだ死にたくない。」
じゅんこはぽろぽろと大粒の涙を流した。

じゅんこは漆黒のフードを着たナニかを倒して逃げることを決心した。漆黒のフードを着たナニかがよそ見をしたところを見計らい、必殺の頭突きを奴の土手っ腹に食らわせた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/09(火) 19:19:11.68:3DJbShaY
逆にじゅんこが脳振盪のダメージを受けた。

漆黒のフードを着たナニかに押し倒されたじゅんこはおっぱいを揉まれ、乳首とクリトリスを責め立てられながら更に啼かされ
アナルに容赦ないピストンを受けたあと、
たっぷりと直腸に中出しされた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/09(火) 19:59:32.92:e01vKT1z
じゅんこは手刀を繰り出した。漆黒のフードを着たナニかには避けられてしまうが、手刀を受けた壁には斧で切り裂いたような跡がついた。

「流石は、ピーターパンジェネレーションズ最強のピーターパンということか。少々面倒ですねぇ」

じゅんこはさらに漆黒のフードを着たナニかに対し、流れるような動きで手刀や蹴りの連&#25802;を放つが、紙一重の差で避けられ、連&#25802;が当たった衝撃で家具や床が砕け、木片が舞う。

漆黒のフードもこの猛攻を避け続けることはできず、脇腹や首を被弾し吹き飛ばされ、ゴロゴロと床を転がった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/09(火) 20:26:35.49:T4+qO6Md
「ぐはっ!…ふふふ、やりますねぇ。それならこれはどうです?」
漆黒のフードを着たナニかはフードの内側から2本の鎌を取り出した。それぞれの鎌の柄は鎖で繋がれている。鎖鎌だ。漆黒のフードを着たナニかは片方の鎌を鎖でぶんぶんと回し言い放った。
「ひえははは!ほうら!避けてご覧なさい!きええええ!」
漆黒のフードを着たナニかの手から鎖鎌が放たれた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/09(火) 20:37:49.60:ipkFI8eg
「これでトドメだ!」
じゅんこは斧を振り下ろしたが漆黒のフードを着たナニは立ち上がりがると斧を受け止めた。

「茶番は終わりだ。」
ナニかはじゅんこのみぞおちに貫手を食らわせた。
「うげぇっ…おろろろろっ」
貫手はみぞおちにに食い込み、腹筋が腸ごと波打ち、じゅんこは胃の中の中身を吐き出した。

ナニかは呼吸が出来ず痙攣しながら悶絶しているじゅんこの髪を掴み上げる。そしてのその手を離すと同時に顔を蹴り飛ばす。じゅんこの白い歯も飛び出し、じゅんこのすぐちかくに落ちた。そのあともナニかの追撃は続いた。

「カッとなってついやり過ぎてしまいました。しかしコレでトドメです。」

仰向けに倒れたじゅんこの目は虚空を見つめていた。漆黒のフードを着たナニかが近づいてくる。じゅんこは体を動かそうとするが、力が入らない。
死の恐怖で体が震え、目から涙が流れる。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/09(火) 21:05:00.28:e01vKT1z
じゅんこは目を閉じた。
「…!?」
漆黒のフードを着たナニかはじゅんこの手前でしゃがみこむと、じゅんこの股間に触れた。じゅんこの体は突然の感触にびくりと跳ねた。 
「…あなたはほんとうに変態ですね。ここをヒクヒクさせて、殴られたり切られたりしたのがそんなに気持ちよかったのですか?」 

彼はじゅんこの股間から手を離すと、懐から取り出した瓶を開け中身のクリームをベッタリと手で掬うと、そのままじゅんこのクレパスを掻き分けるように塗り込み始めた。

冷たくなっていた体が熱を帯びてくる。奴の手が乳房や肉の溝を這うと甘い痺れが体をわずかに走る。イヤな予感がじゅんこのの脳裏に映る。

  
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/09(火) 21:40:17.49:31YcgDFX
「ひっ!?」
漆黒のフードの手が、じゅんこの陰毛を掴みブチブチと引き抜くと、
股間を中心に鋭い痛みが快感の電撃となって体を駆け巡り、じゅんこは目がチカチカした。
「うん、効き目は充分ですね。抹殺されたくなければこれから行われることに耐えてください。」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/09(火) 22:38:12.75:PVzV1Mwl
ナニかが漆黒のフードを脱ぐと、名状し難いおぞましい正体が姿を現した。 
「この姿を見せるのはあなたが始めてですよ」

常人ならば発狂してもおかしくないが じゅんこは世界変態番付の上位者でもあったためどうにか耐えることができた。
だが本番はこれからだ。じゅんこは仰向けに寝そべると深呼吸をしてから脚を開いた。
「お、お願いします。」
じゅんこは赤く火照った顔を強ばらせる。 

「ではいきますよ」
ナニかは常人の数倍もある肉棒をじゅんこの膣をこじ開ける用に挿入、そのまま子宮を突きあげた。  
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/09(火) 22:45:29.84:kJKwYYfL
じゅんこ(…なんでこんなことに?)
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/09(火) 23:27:24.99:HOzXZE4w
「うわ…あぁ、うわぁぁ!!!」
おぞましい者とまぐわう女を見て岩尾は奇声を出してたじたじと後退りした。
「やれやれ…見てしまいましたか。」
漆黒のフードを着たナニかはため息をついた。
「じゅんこさん、いや、カミーラよ。
我が眷族となった最初の仕事です。
あの者を始末しなさい」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/09(火) 23:44:22.27:yBVcAwMb
岩尾「ファッ……ファンタジー厳禁!()」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/09(火) 23:44:41.44:hIiWlkqv
カミーラは戸惑うが、ナニかの眼光に威圧され、泣く泣く指示に従い、
跳躍して岩尾のすぐ近くに着地した。
怯えた目でこちらを見ている岩尾に対し、理性が働き一瞬躊躇したが、持っていた斧でその首を跳ねた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/10(水) 03:19:40.94:vAvH86ho
岩尾の首が飛ぶと別人の頭が岩尾の胴体からひょっこりと現れた。
男爵ディーノ「ほほほほほ、この男爵ディーノ、地獄の魔術を見せてあげましょう」

岩尾の首はころころと転がりナニかに当たると大爆発した。

ナニか「うぎゃあああ!」

ナニかは爆弾で吹っ飛ばされ死んでしまった。

男爵ディーノ「あなたも死になさい」

ドスッ!

ディーノの投げたカードはカーミラの頸動脈を切断した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/10(水) 05:33:58.86:3kx0SFT7
じゅんこは地面に仰向けに倒れた。意識が遠のいていく
(コレで悪夢から覚めることが出来る。…。みんな。)
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/10(水) 06:33:31.31:/UgYC6Pi
「ここが死の世界か。なにも見えない暗闇と静寂の世界…何か聞こえる。」

じゅんこは乾いた音を耳にした。
意識がはっきりしてくると、下腹部に違和感を感じた。
違和感は最初はくすぐったい程度だったが徐々に強烈なものになっていく。
じゅんこが目を開くと日光が目に染みたので手をかざしながら下を見る。
岩尾「…ぐおおっ!?よく締まるなぁ。」

パンパンパンパンパンパン…
岩尾はじゅんこの広げた脚を抱え腰を振っていた。
じゅんこ「えっ、あっあっ…なんっ…で!?」

岩尾のぺニスが内壁を抉るように出入りする。子宮口がノックされる度に、
じゅんこの身体中に快感が駆け巡る。

岩尾「おはよう、死人。生者の世界にようこそ!」

じゅんこは混乱していた
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/10(水) 06:55:48.06:MC4EeUra
日本神国から独立した大阪共和国と日本神国の間の中部地方は手つかずの空白地帯状態のままになっている
タケルは空白地帯の一つである山梨の南部で復興のための開拓をしていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/10(水) 06:58:06.73:gjBHDU8C
エロばかりで萎えてるとタケルは呟いた
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/10(水) 07:09:03.24:7Crgx8+s
マリーベルは病室のベッドで悪い戯びを覚えていた。
「んん……っ。じゅんこちゃん……」
自分の指ではないように、指の動きが止まらない。妄想の中で、じゅんこの赤い唇がピンク色の肉をかきわけ、熱くて真っ赤な舌が中をかき回した。
「あたし……何てことを……じゅんこちゃんがこんなことするわけないのに……」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/10(水) 07:24:35.07:uwNDpHa1
マリーベル(ところでどうしてあたしだけ他の女の子キャラみたいに犯されないんだろう?
 もしかして、やっぱり、ブサイクだから?
 広瀬すずに似てるって言ってくれた人もいるけど...
 あれは心にもないお世辞?)
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/10(水) 07:46:10.32:78kGbomv
タケルとケイが窓から病室を覘いている。

病室にはガキンチョが寝言を言いながらベッドの上をゴロゴロしている。

ガキンチョの名前はスズカというらしい。

タケルはロリコンではないのでスズカには興味がない。ただなんとなく毎日の日課になっている。

「よう、覗き魔コンビ」
仲村さん(42)が2人に声をかけた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/10(水) 11:17:28.45:vAvH86ho
中村さんは窓からタケルを突き落とした
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/10(水) 11:57:20.49:B/fw0Mai
タケルは岩に後頭部を強打した。
しかし無事だった。タケルは背中から鉄のプレートを取り出す。
「こんなこともあるかと思って仕込んでおいたんだ」
タケルの頭から血が湧き水のように流れ出る。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/10(水) 12:22:21.71:gjBHDU8C
タオルは土に還った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/10(水) 14:41:22.32:tf2g0oAo
タケル「び、びっくりした! タオルかよ……」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/10(水) 21:54:46.98:P781IRwG
チビパンこと仲村さん(42)は本格的に行動を開始した。

「オラオラどけどけーーッ!!俺様のお通りだぜ!」

顔を白いマスクで覆った黒服軍団の本拠地へ乗り込むと、銃で武装した兵隊達がワラワラと出て来た。

仲村さん(42)は手にしたリード紐を引っ張ると、赤い首輪をした巨大な女が前へ出る。

「やれっ! マリア!」
「はい、ご主人様」

マリアは両腕を広げると光を放った。
その白い光を浴びた兵隊達は涙を流し、くるりと振り返ると味方めがけて発砲を始めた。

「俺様の能力は『調教』。だがただ命令に従わせるだけじゃないぜ」
チビパンこと仲村さん(42)はマリアの後ろに隠れながら言った。
「俺が調教した強い奴はただでさえ強い能力が30倍になる。今のマリアなら100万人でも群衆操作できるぜ!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/11(木) 01:22:54.71:3lKUMsh7
そして群集の前でマリアの演説が始まった。
「諸君らが愛してくれたピーター・パンは死んだ…何故だ!!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/11(木) 02:09:06.81:u0JAUepp
江田島平八「雑魚だからじゃボケがーーー!!」
江田島平八の鉄拳をくらいマリアとチビパンは大気圏外まで吹っ飛ばされ
二度と地球には戻れなかった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/11(木) 05:51:02.17:4KbOJVD9
江田島先生の活躍により日本神国は山梨全域と長野の一部をその勢力圏内におくこととなる。

だが日本統一はまだ遠い。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/11(木) 06:07:24.15:O2QnYVoo
「最近みんな、私の見舞いに来ないけどどうしたんだろう。」

愛しのアキラや親友のマリア、そしてジェネレーションズの親しい仲間たちは江田島をはじめとする日本各地の武装勢力によって殆ど殺されてしまった。

そのことをスズカは、まだ知らない。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/11(木) 06:41:44.44:f2kPi7SB
そしてそんなスズカにも刺客の影が忍び寄っていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/11(木) 18:53:30.82:gs5Vg1tf
現在のスズカは、時々愛する者や親しい仲間たち、彼らとの思い出を思い出したりオナニーしたりすることもあるが、基本的には何も考えずにぼんやりとしているか、寝るかして一日を過ごしている。

ケガは完治していたが排泄と食事以外では動く気になれなかった。
最初の頃はいろいろ考えていたが今ではそのようなことも減った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/11(木) 18:53:55.77:gs5Vg1tf
現在のスズカは、時々愛する者や親しい仲間たち、彼らとの思い出を思い出したりオナニーしたりすることもあるが、基本的には何も考えずにぼんやりとしているか、寝るかして一日を過ごしている。

ケガは完治していたが排泄と食事以外では動く気になれなかった。
最初の頃はいろいろ考えていたが今ではそのようなことも減った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/11(木) 20:49:12.36:SBoxnR48
病室のドアをノックする音がした。
「はい」とスズカが返事をするより早くドアが開いた。
「邪魔するぜ」
「仲村さん……死んだんじゃ?」
「このチビパン様をなめるなよ。まぁ、マリアは失ったがな」
「……マリア」
スズカはぽろぽろ涙を流した。
「早速だが本題だ」チビパンは早口で告げた。「マリーベル、てめぇを調教する」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/11(木) 20:55:51.67:SBoxnR48
最強のピーター・パンを調教した経験などなかった。
強すぎてつけこむ隙がないのはもちろんだが、何より組織が許さなかった。
ピーターの能力がチビパンの調教で30倍に膨れ上がる魅力よりも、
そんなとてつもない力をチビパンのものにされることを警戒された。
しかし今、組織は壊滅し、ピーター・パンであるスズカは心身ともに弱りきっている。
こんなチャンスをチビパンが見逃すはずがなかった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/11(木) 21:09:36.44:SBoxnR48
「舐めろ」
汚れた倉庫の一室。床に垂らした牛乳を舐めるよう、チビパンはスズカに命じる。
鎖で両手両足を縛られたスズカがチビパンを睨み上げる。
「貴様……! こんなことをして……」
「いいから舐めろや」
チビパンはスズカの頭を掴んで床に叩きつけた。
スズカは気功で顔面を硬化したが、臭い牛乳が容赦なく鼻の穴に入って来た。
「てめぇの飯はしばらくコレだけだ。残さず舐めろよ? 絞り出してくれた牛さんに失礼だろが? あ?」
スズカが反抗的な目で睨み上げて来るのでチビパンは声を荒らげた。
「牛さんの気持ちを考えたことがあるのか、てめぇは!? なんて最低な人間だ!! 舌を出せ!! オラしっかり舌を出して牛さんの乳を全部舐めて差し上げろ!!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/11(木) 21:25:06.14:O2QnYVoo
スズカは目を開けた。
病室にはスズカ以外誰もいない。
「…酷い夢。」
そう夢だ。だがスズカの胸にはある欲望がくすぶり始めていた。
(…エッチしたい。)

誰でもよかった。いっそチビパンのようなゲスに犯されるのも良い。
だが彼すらもこの世にはいない。

体か動かない。



スズカに忍び寄る刺客の正体は
ジェネレーションの敵対武装勢力でも江田島一派でもない、
無理な肉体改造による「副作用」だった。

彼女は散々、「おとな」と敵対してきたが
皮肉にもその「おとな」たちの身勝手な都合により死へと向かいつつあった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/11(木) 21:37:28.52:6lJd96YA
スズカは桃色の舌を伸ばしてピチャピチャと音を立ててそれを舐め上げた。
「おぉ、ガキのくせになかなかうめぇじゃねぇか。ちゃんと玉袋のほうも舐めろよ?」
子供サイズの椅子に腰掛けたチビパンは赤黒い下半身の『怪獣』をさらけ出し、涙で顔をぐしょぐしょにした娘に食事をさせていた。
「よしよし、上手だからご褒美やろうな」
そう言って『怪獣』にコンデンスミルクを垂らす。
スズカは一心不乱に甘くて白いミルクをべろべろと舐めた。
「おいコラまずは『ありがとうございます』だろうが!! 感謝の気持ちも持ってねぇのかてめぇは!?」
「はぁ…りがと……ございますふぅ……」
少女は甘くて白いミルクにまみれた『怪獣』の熱い肉壁を余すところなく頂いた。
「いや、まだ余してるぜ。口開けろや」
スズカは命令通り、素直に形のいいその口を開けた。
艶のある唇、白くて並びのいい歯、ちょこんと突き出した八重歯、その奥に広がる桃色の口蓋の裏側、そして波打つ舌。
そこへチビパンは己の赤黒い『怪獣』を突き入れた。
「歯ァ当てやがったらお仕置きだぞ?」
そう命令しながら少女の頬を両手で掴み、出したり入れたりを開始する。
「もっと舌を使え! 絡みつかせろ!」
スズカのピンク色の唇をめくれ上がらせて、出たり入ったりを繰り返す『怪獣』の動きが段々と速くなる。
チビパンも言葉が止まり、目を強く閉じて夢中になる。
「う!」
少女の口の中に熱いミルクがほとばしった。
「ううぅ……あぁっ」
チビパンは女の子のような声を出して、その濡れた感触と温度を楽しんだ。
そして優しく微笑むと、娘に声をかけた。
「美味しいか? こいつがメインディッシュだ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/11(木) 21:41:04.20:4KbOJVD9
いつしかスズカは生きる屍と化し、彼女のいる病院もピーターパンジェネレーションズが解体した今、その機能を停止し無人の状態だ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/11(木) 21:46:01.52:O2QnYVoo
スズカは夢を見ている。
チビパンに調教される夢だ。

そして夢から覚める。絶望する。考えるのを止める。眠る。その繰り返しだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/11(木) 21:59:03.97:SBoxnR48
全裸のチビパンはその小さな体の上に全裸のマリーベルを乗せていた。
武骨な手のひらに愛おしさを込めて少女の全身を撫でていた。
「ごめんな、マリーベル。酷いことしちまってごめんな。本当は愛しているんだぜ」
マリーベルは魂のない人形のようにされるがままになっている。
「実はな、今まで黙っていたが、俺はお前の実の父親だ。ずっとお前のことを見守っていたよ」
スズカの眉毛がぴくりと動いた。
「おとう……さん?」
「あぁ、そぅだ。マリーベル……スズカ。お父さんだよ。お父さんと、一緒になってくれるかい?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/11(木) 22:01:09.26:SBoxnR48
「お父さんとひとつになってくれるかい?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/11(木) 22:01:12.64:kzL/ORGG
スズカが寝ている部屋は地上6階のとある病室だった。
病室は4人用の相部屋で、部屋の窓のカーテンにはところどころ穴が空いていた。部屋にはベッドが人数分、四角形に並べられ、それぞれのベッドとベッドの境は色褪せくたびれたカーテンで仕切られていた。
ベッドの横にはもう一台ベッドが入るぐらいの空間があり、そこも病人のパーソナルスペースになっており、机と椅子が一組置かれていた。
部屋の中央は通路になっており、部屋の出入り口と通路を一直線に結んでいる。
スズカは部屋の出入り口から見て、右側の窓際のベッドで寝起きしていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/11(木) 22:07:19.75:mqAP55Xv
スズカの命を保っていたのは肉体改造のおかげだ。

体に何かが這いずっている。胸の辺りがひんやりしたのでスズカは目を覚ます。
最初は白くなにも見えない視界が徐々にハッキリしてくる。

「よおスズカ、やつらのせいで随分時間が空いたが、久しぶりの調教の時間だ」

目の前にはチビパンがいた。チビパンが露になった乳房をひっぱたくと鋭い痛みが走り、夢ではないことを実感する。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/11(木) 22:12:06.93:6lJd96YA
「じゃあ、これで……」
チビパンの頭の上に怪物級のかかとが落ちて来た。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/11(木) 23:26:08.75:O2QnYVoo
チビパンは病室の床にめり込むように潰れて死んだ。
潰れた瞬間に彼の眼球がスズカの胸に当たり弾かれそのまま床に転がった。

踵の持ち主は見たこともない怪物だ。
怪物と目が合い、スズカは恐怖でガタガタと震え失禁した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/11(木) 23:57:56.63:SBoxnR48
「そうか、残念だ」
そう言うとチビパンは、マリーベルの小さな肛門をくすぐる指の動きを止めた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/12(金) 00:26:54.18:g2zFfzp+
と思いきやチビパンは次第に動かなくなり最後には静止した。
どうやら死ぬ間際の行動だったらしい。
スズカは部屋から出て階段に向かった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/12(金) 00:42:31.17:EOPfMV41
「…アキラくん」

醜い怪物は死んだはずのアキラだった。
変わり果てた姿であったがスズカはすぐにアキラだと気が付いた。
「スズカさん」

2人はコレまでのことを語り合った。
スズカはアキラが童貞を捨てたことに
対してショックを受けたが気にしなかった。
スズカは肉体改造のことじゅんこのことを語る
スズカは精気が戻り、あの頃の元気な彼女戻ったようだった。

互いに発情した2人は獣のようにファックした。。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/12(金) 00:46:48.45:ZKtaRRZ3
「お断りします。私はあなた達の道具ではありません!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/12(金) 01:23:30.39:0fnlcNKz
ファック中のふたりをいつの間にか男塾四天王が取り囲んでいた。
影慶「二人とも死ぬがいい」
影慶の毒手がアキラとスズカをとらえた。

までに回復しないと毒が回り切って二人は死ぬ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/12(金) 06:03:29.41:EOPfMV41
「…だからなんなの?」
それでもスズカはアキラの上に跨がり腰を振り続ける。
毒手で意識が朦朧とし、下腹部から痛みが走るが、思い人と繋がる喜びとピストンの快感が上回っていたからだ。
「はっ、はっ、ふう、今なら死んでも良い。お前らが支配する日本神国なんて糞食らえだ。僕たちは外側の天国(ネバーランド)に行く。」

腰の動きに一拍子遅れて小さな乳房が上下し、
硬く勃起した先端が赤色の軌跡をつくる。
2人の下半身同士がぶつかると玉のような汗が周囲に飛び散る。

「コイツら正気か」
センクウは呆れた顔をしてため息をついた。
「フン、死にたければ勝手にしろ」
影慶は壁により掛かり目を閉じた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/12(金) 06:40:53.40:W/WszAzu
揺れるスズカの乳房にアキラは手を伸ばす。
乳房は小さかったが形が整っていた。
「そこ、ダメ!」
アキラは乳房を揉み親指と人差し指で豆粒を転がす
スズカは下と上からの快楽攻めにより、気が狂いそうになる。


最終的には後背位の姿勢でアキラが射精するとの同時にスズカも絶頂に達し
キスをしたあと眠るように死んだ。



スズカとアキラの死因は肉体改造の副作用であった。

影慶は最初から毒手など使っていなかったのだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/12(金) 07:35:47.17:YU6Be6aL
「俺様をなめてもらっちゃ困るって何べん言わせんだ」
背後から影慶の両乳首をつまんだ手の持ち主は、イライラした声で言った。
「どいつもこいつも俺様をすぐ殺したがるみたいだけどな、チビパン様は不死身だっつってんだろが!」
「女は時間をかけて言うこと聞かすようにするんだが、男に時間かけたってつまんねぇだけだからな!」
チビパンはあっという間に影慶を調教すると、命令した。
「お前らのボスんとこ案内しろ。そいつ調教して、俺様が影のボスとして日本を牛耳ってやる」
創る名無しに見る名無し [] 2018/10/12(金) 08:22:43.28:29cSah6w
影慶らは調教された振りをしていただけだが、
チビパン…仲村を江田島にあわせるため彼を男塾に連れて行った。

「なんだこれはッ!?」

仲村は彼らの本拠地、男塾に辿り着くとその凄惨さにゲスな仲村さんも絶句した。

仲村さんは江田島平八と邂逅する。
「私が男塾塾長の江田島平八であるッッ!」
仲村さんは江田島が発する眼光と威圧感、その声に圧倒され体か動かなかった。

仲村さんは腹をくくり、調教しようとしたが逆にその勇気を称えられ、強引に男塾に入校するハメになった。
そして地獄の教練に耐えられず、3か月と脱走の準備期間を経て男塾から脱走した。



(…コイツらイカレポンチだ。おれの考えが甘かった。コイツらに日本を渡しちゃならねえ)

仲村さんは男塾とは相容れないと痛感し
彼らに徹底抗戦すると誓った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/12(金) 09:32:44.30:YU6Be6aL
そこで主人公のタケルがようやく活躍の場を得ることになる。
仲村さんとは既に親友になっていたタケルは、放火や殺人を繰り返して来た経験を活かし、
男塾を壊滅させることを誓う。

タケル「やろうぜ、仲村さん。日本の夜明けは近いぜよ!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/12(金) 10:06:33.60:YU6Be6aL
【登場人物まとめ】

タケル……主人公。30歳代男性。男塾を壊滅させ日本の夜明けを企てるゲス野郎。能力は特にない。

ケイ……ヒロイン。タケルの想い人だが、そのゲス野郎タケルによって火をつけられ殺されかけた過去がある。顔に酷い火傷を負っている。

チビパン……本名仲村さん。42歳。身長142cm。元ピーターパン・ジェネレーションズ東京支部のNo.2だが、同組織を壊滅させ、日本を牛耳る男塾も潰そうとしている、自分の思い通りにならないものは気に入らないゲス野郎。能力は調教。

江田島平八……文明崩壊後、日本を牛耳った大物。チート級に強い。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/12(金) 10:09:31.94:YU6Be6aL
訂正

タケル……主人公。30歳代男性。男塾を壊滅させ日本の夜明けを企てるゲス野郎。能力は特にないが、主人公の特権があり、ピンチのたびにギリギリで奇跡によって守られる。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/12(金) 10:29:29.55:29cSah6w
ケイ「どうやってあの男塾から脱走したんですか。」
ケイは疑問に思った。
仲村「それはあの施設のトイレが…」

それは仲村の嘘だった。仲村の正体は1000年の間、極東地域を裏から支配してきたニンジャの末裔であり彼もその1人になるはずだった。

ゲスで小心者のチビパンは彼の表の顔の一つでしかない。小柄な体型も非力さも忍術・体術によるまやかしだ。彼はここに来るまで迫り来る屈強な追っ手も雷光の如き身のこなしと得意の幻術を駆使し翻弄し撃退してきたのだ。

仲村「ラッキーなことに…」

しかしチビパンという役にのめり込みすぎて、
使えていた日本政府も壊滅したこともあり
自分が何者かも忘れていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/12(金) 10:33:07.25:YU6Be6aL
「フフフ。こんな場所があったとはな」
チビパン仲村はショットガンのトリガーを握った。
「凄い。電気が通じてるなんて……」
タケルはレーシングカーの小さなハンドルを握る。
わらわらと湧き出て来る画面の中のゾンビどもを仲村さんは撃ちまくった。
「オラオラ死ね死ねー!」
「まさかリッジレーサー出来るとは思わなかった!」
タケルは慣れたハンドル捌きでカーブを攻めまくる。
暗い潰れたゲームセンターの中、けたたましい音と光が踊った。
「なかさん、日本の夜明けは近いぜよぉー!」
「おぅタケちゃん、やったろうぜー!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/12(金) 13:03:33.33:YU6Be6aL
「バカじゃないの? コイツら……」
KはSEGAのスペースハリアーをプレイしながら呆れ口調で言った。
「ピーターパンどもも男塾も日本の文明が崩壊したことに乗じただけ。
本当に悪い奴らは他にいるってことに気がつかないの?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/12(金) 15:24:46.48:29cSah6w
仲村は完全ではないが記憶を取り戻した。

仲村(…これは本当の自分なのだろうか。本当はまだチビパンを演じているのではないのか?)

彼は自分が公安の特殊工作員であり、ニンジャの家系に生まれたことなど大まかな記憶は思い出したが、
チビパンを演じる前の本来の顔や趣味嗜好、性格は思い出せなかった。

タケル「なかさんどうした?」

タケルは仲村がぼんやりしているのが気になったようだ。

仲村「ううん、何でもないよ」
仲村は考えるの止めゲームに没頭した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/12(金) 16:12:32.88:YU6Be6aL
三日が経った。

どこから入手したのか、タケルとチビパンはそれぞれライフルを手に持ち、茂みに身を隠している。
ターゲットが姿を現す。チビパンが合図をする。黒いスーツに身を固めたタケルが狙い済まし、発砲した。
弾は相手に命中し、静かに子鹿はその場に倒れた。
「よっしゃー!」
「今夜は鹿汁だぜぇぇ〜!」

「男塾は? いつ攻め込むの?」Kが呆れ口調で言った。
「もしかしてビビってんの?」ケイが二人の後ろから言う。

「日本の夜明けは近いぜよぉぉぉ!」
「やったんぜよオォォォ!!」

「……ま、とりあえず今夜は御馳走いただきましょうか」
「そうね」
二人のケイは手持ちの調味料を確認した。味噌、塩、砂糖、酒、昆布……
「う、うわっ! うわっ! 昆布だめ! うわぁぁ!」
Kが昆布を見た途端、尻込みして逃げ出した。ケイはぽかんとする他なかった。
「前から思ってたけど、私達クローンのはずなのに、かなり個性に違いがあるの何でだろ?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/12(金) 17:29:34.20:g2zFfzp+
「作ったやつの性格とかじゃねーの?」
チビパンが鼻をほじりながら言った。
「おい、『作った』とか言うなよ」
タケルがチビパンを静止する形で言ったが、ケイの表情は暗くなっていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/12(金) 18:01:29.13:W/WszAzu
チビパンは謝った。だがケイの表情は変わらない。

チビパンは舌打ちをしながら瓶に入った酒を口にした。
チビパンの脳裏にはこれまでの記憶が流れてくる。

歴史の裏から国家を操る忍者の家系として生まれ、チビパン自身もその一員になるべく
幼少期より地獄のような訓練を積んできた。
調教の能力はもちろん、男塾塾生を翻弄し撃退した幻術や体術、武器術はそこで身に着けたものだ。

つらい思い出ばかりではない。学友たちと遊んだこと家族で旅行に出かけたこと
様々な思い出が浮かんでは消えていく。


ピーターパンジェネレーションズへの潜入任務に就いたのは公安のスパイとしてのキャリアを積み立て始めたころだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/12(金) 20:21:45.99:4kACb80t
今まで手駒として使ってきたやつらの顔、己を「チビパン」であると思い込まず、あくまで「チビパン」の演者として真面目に潜入任務を遂行していれば
死ななくてもよかったやつらの顔も浮かんでくる。

チビパンの胸にはモヤモヤとした気持ちが沸き上がり、
ぐいっとコップの中の酒を飲み干してしまった。

チビパン(…記憶が戻りさえしなきゃこんな思いもしなかったのによ。)

ケイ「まだ夕飯できてないのにもう飲むの?」

チビパン「はへ?いいじゃん、もうまちきれないよぉ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/12(金) 21:01:22.12:YU6Be6aL
そしてチビパンは思い出した、
自分が叩き潰すべき相手は男塾などではない、と。
もっと巨大であり、もっと神のごとく尊大な、
言わば日本という国家にとって相容れぬ敵、その名は……
「……あり? 何だっけ」
「どうしたなかさん?」
鹿肉をもぐもぐ食べながらタケルが反応した。
「ボタン鍋に服のボタンでも入ってたかい? ハッハッハ!」
「いや、何でもねぇ」
チビパンがやたら渋い反応を返したのでタケルはバカみたいに浮いてしまった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/12(金) 21:12:18.76:cFR0xZbJ
ボロに身を包んだ大柄な人間が歩いて来た。
ぼさぼさのロングパーマに黒いサングラスをかけ、男か女かわからない。
その口はぶつぶつとたくさんの名前を呟いていた。
「ミロ、ジェシー、ブロンコ……」
「レキシー、ジュリア、ボビー……」
「ジェリー、トム、ウェンディー……」
「ケイティ、ミネルヴァ、メロン……」
「マリーベル、マリア、ハル……」
「ピーター……ア、アキラ……おぉぉぉぉん!!」

「ジェバンニか!?」チビパンが驚いてその顔を覗き込んだ。
ジェバンニ先生は激しく込み上げる嗚咽をぴたりと止め、ヘラヘラと笑い出した。
「そうよぉ、みんな、いい子にしてたかしらぁ? みんな、みんな、死んでしまった」
そう言うと再び獣のような泣き声を上げた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/12(金) 21:38:06.81:YU6Be6aL
その頃、メロンはモヒカンとイチャつきながら、
道路に転がる見知らぬ死体を木の枝で解体して遊んでいた。
「キャハハハ目ん玉とれたー」
「ヒャッハー死体挟んで繋がろうぜぇー」
モヒカンとメロンは向かい合って抱き合う。その真ん中に死体を抱きしめて。
「あーんのうみそ見たい」
「よっしゃー! 見せてやるぜぇー!」
メロンのリクエストに応えてモヒカンは死体の頭を切り取り、中身をスプーンでぐちゃぐちゃかき混ぜた。
「キャハハハ! ウニ! ウニー!」
「青洟みてぇな色のウニだぜぇー! ヒャハハハハ!」
二人で大笑いしながらそんな風な前戯が終わり、下半身を繋げてハッスルした。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/13(土) 05:21:20.21:+e8MVrtt
チビパンの調教という能力は、彼が記憶を取り戻したことで大きく向上…いや、本来の力を取り戻したといった方が正しい。

チビパンはジェネレーションズに潜入して脱退する まであらゆる者達を調教し、従順になった者は多いものの、ハルを例外とすれば戦闘能力が低いか精神的に弱過ぎる者達ばかりだった。

だが男塾に入校して記憶を取り戻して逃亡をおくっていた段階では
戦闘能力が非常に高く精神も知能もそれなりだが扱いづらい、とらとじゅんこなどを仲間に取り込むほどとなった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/13(土) 05:51:18.43:JwrFe+eh
宴が終わりタケルは酔いつぶれ、2人のケイも片付けに夢中になってるころ

チビパンはひとりのケイとは違う二人組の女のところへ向かう。
彼は二人のうち酔っぱらってるほうの女に「恐縮だが、また甘えてもいいかな」と一言いうと、
「甘えんぼちゃんですね」とニヤニヤ笑う女の膝を枕に横になる。

女の名前はとら。子供のようなお姫様のような外見だが年は知らない。
逃亡生活以前に勧誘するも拒絶され続けてきたが、
記憶を取り戻し強さを見せ付け弱味をさらしたらそのまま着いてきたのだ。

横になったチビパンは、静かに涙を流しながら仮眠していた。チビパンを演じるのをやめて素に戻ると、心にぽっかりと穴が開いたような感じがしてこうして
とらとじゅんこに甘えるのだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/13(土) 06:13:34.23:+e8MVrtt
こうしてチビパンはとらちゃんママに深夜まで
ザーメンを搾り取られるのだ
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/13(土) 06:45:10.36:G3MxgTo/
タケルは目を覚ました。今日もいい朝だ。

チビパンがあいさつをする
「タケしゃんおはよー」

タケルも返す
「う、うんおはよう」

タケルは二日酔いだった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/13(土) 07:23:49.64:+e8MVrtt
チビパンと愉快な仲間達は町へ餅や毛皮を物物交換しに行き
ケイは洗濯に

タケルは情報収集と称してフラフラした。
Kはタケルを監視するために付いてきたが
実質タケルとなにも変わらなかった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/13(土) 18:46:10.30:rUj/R3Fq
「あら? あなた……」
フラフラするタケルの後ろを離れて歩く自分に声をかけて来た女性の姿を見て、Kは少し驚いた。
その女性は自分にそっくりだった。それだけならばあの地下収容所でいくらでも目にして来たことだが、
何より驚いたことには、その女性には近寄ることすら出来なかったのだ。
黒服を着た数十人のボディーガードに守られ、見るからに高そうな毛皮の服を着ていた。
装輪装甲車マローダーの後部座席に乗り込むところだった女性は、Kに興味をもったらしく振り返り、黒服達の向こうから優雅な笑みとともに話しかけて来た。
「あぁ……あそこ、もう要らないから燃やさせちゃったんだけど、生き残りさんがいらっしゃったのね。あなた、名前は?」
「ケイだけど?」とKはぶっきらぼうに答えた。「あなたもでしょ?」
毛皮の服を着た女性はふっと笑うと、答えた。
「それは私の愛称。子供の頃のね。私の本名をあなたが知る必要はないわ。
ただひとつ、教えてあげる。私は、あなた達のオリジナルよ」
Kがハッとしてマローダーの後部座席を見遣ると、タケルに顔のそっくりな、しかし何百倍も立派な印象の男が座っていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/13(土) 18:55:50.16:rUj/R3Fq
「ミカド様、処分いたしますか?」
黒服の一人がKを見ながら言った。
「その必要はないわ」
ミカドと呼ばれた女性が答えるより早く、その名を口にしてしまった黒服は処分された。
「どうせ私の出来損ない。私とはかけ離れすぎていて目障りですらないわ。ねぇ、あなた。好きにお生きなさい。
あなたは自由にしてあげるわ。私の代わりに、私には叶わない粗野な人生を送ってちょうだいね。
なかなか楽しかったわ。お幸せに」
「フン、お前か」とKは口には出さずに胸の中で言った。「日本を終わらせようとしている黒幕は」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/13(土) 19:53:41.43:LcvCbGie
祭り太鼓が聞こえてきた。

こんな文明の崩壊した日本でも、文化だけは守り通そうと、色とりどりのハッピを着た男達が御輿を担いで来る。
その前後を老いも若きも女性達が踊りながらまかり通る。

10月14日。
文明が崩壊を始めた日から約2ヶ月半が経っていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/13(土) 20:09:55.49:1Wg2z8i9
うちの水泳部は毎年水褌締めて遠泳大会と寒中水泳に参加してた。
その水褌がすごく細いやつで、幅12〜13センチくらいしかない白の六尺だった。
勃起なんて絶対許されない位前袋が超ちっこくなるように締めてチン毛ははみ出放題、縦みつと横はよじってヒモみたいに細かった。

濡れるとかなり透けて、ケツも完全に食い込んで素っ裸同然だった。
それでも夏の遠泳はまだマシで、冬は寒中水泳の練習+精神鍛錬ということで、
その褌で毎日のように屋外プールで寒中水泳させられて、筋トレや走り込みもやらされて本当にキツかった。

でもそのおかげで寒中水泳大会本番は全然余裕で、他校や他の参加者が海パンや赤褌の中、
全裸同然の極細の水褌一丁で注目されるのは何とも言えない快感だった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/13(土) 20:12:57.63:JwrFe+eh
だが降臨したのは、宇宙怪獣☆ユッキーだった。
見かけは小さく、聖母のような見た目だが
EUや中国をはじめとするユーラシアの文明を瞬く間に滅ぼした極悪怪獣の内の一体でまだ生まれたばかりだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/13(土) 22:40:21.64:+e8MVrtt
大怪獣は殺戮・破壊の限りを尽くしたあと、東京へ向かっていく。
事態はもはや、日本がどうこうという問題ではなくなっていた。

一方その頃、怪獣が現れた地点から100km以上西へ離れた雑木林。そこを流れる川の中で2人の男女が水浴びをしていた。タケルとKだ。
彼らは生まれたままの姿で水を掛け合って遊んでいた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/13(土) 23:02:43.41:Q/jKlU3p
「ははは!こいつぅ」
「きゃっきゃっ」
「あはははは」
「いや〜」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/13(土) 23:50:35.60:ECq5ctJc
ケイはおっぱいを、タケルはキンタマとチンポをぶるんぶるんと揺らしていた。
そんなふたりを謎の女が見つめていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 03:58:00.47:hFxf1Vyt
そこへKとは違うケイがやって来た、火傷を負ったケイ。タケルの思い人であり彼の嫉妬心により殺されかけたケイだ。
彼女はモジモジしてから、服を脱ぎ捨て丸裸になると少し離れた位置で水浴びをし始めた。

謎の女は先ほどの…ミカドと呼ばれた人物だ。
しかし先ほどとは違いボディガードは1人しかいない。ボディガードもまたタケルにそっくりだ。

ミカドは毛皮のコートを脱ぎ、白いドレス姿になると黒服の男に預けた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 07:55:38.18:MHrXFcFV
木の上からニンジャの上忍が見ていた。
「ククク、付き人一人とは手薄なことじゃて。今なら殺れる」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 08:35:00.42:OQGpeMCF
「あっ」
「捕まえたぞへへっ」
タケルはKを抱き締め少し体を開けると、乳房を揉み始めた。
「はははっそこくすぐったい」
タケルは彼女の乳房を中央に寄せ先端にかぶりつく。
ケイのそれと比べ垂れぎみで先端部分は茶色く乳輪は大きい。
「Kのここぬるぬるしてるやん。へんたいかよー」
「ああっ、そこはちょっと、まって」
「ここ固い。なんか大きいし」
「…っっ!そこはまずいからっ、あっ、くっ」
タケルは胸から離した右手をKの下腹部に伸ばし、生い茂る藪を掻き分けるように花弁をまさぐり、その頂点にある蕾を刺激した。タケルは男の乳児のそれと同じぐらいの大きさの蕾を摘まみしごくと、Kはタケルの肩をつかみ、体を痙攣させた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 09:00:35.93:hFxf1Vyt
Kとハッスルしたタケルはレイプマンタケルに変身。
ケイが寂しく水浴びをしているとレイプマンタケルに押し倒され、無理矢理パイズリやフェラチオさせられた。
そして休む間もなくレイプマンタケルに後ろから突かれたケイはレイプに近い形だったのにもかかわらず、何度もアクメに達した後、精液を子宮に注ぎ込まれながら気絶した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 09:06:26.54:ytf80enB
「こんなことしてる場合じゃないわ」
Kはタケルを突き飛ばすと上司へ報告に向かった。
お忘れかも知れないが、彼女は日本の平和を預かる刑事なのである。
突き飛ばされたタケルは岩でしこたま頭を打ち、秋風の吹く川辺に全裸で取り残された。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 11:26:57.27:np8v8pj/
頭を強く打った瞬間、タケルの中に天啓が降りてきた。

神『タケルよ、お前は神の子である。
お前には主人公パワーがある。それをグダグダしておらずに行使するのだ。
神を信ずる者を集めよ。そしてお前が、日本の神となるのだ』

タケルは神の声に感動して涙を流し、叫んだ。

「そうか! あのピーターパンどもの真似をして、俺は新たに興す宗派の教えの祖となるのだ!
ピーターパンどもはピュアすぎて使い物にならなかったが、俺は違う!
クズやカスの救済に重きを置くのだ!クズやカスであれば、そして俺にお布施を払うなら、どんな奴でも救ってみせる!
そしていずれは日本人の大半を信者にし、新たな日本国の王となるのだ!
考えてもみろ、世の中立派な人間と、クズやカスと、どっちが多い? 圧倒的にクズやカスじゃないか!
クズやカスに『あなたには特別な価値がある』とか嘘言って救ってやる!
ちなみにだけど俺となかさんはクズでもカスでもないぞ? 俺らはゲスだからな!
ゲスによるクズカス統治を始めるのだ! 日本を俺の好きにして遊ぶのだ!
とりあえず組織名を決めないとな。『ヤマトタケル・コーポレーション』なんてどうかな」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 12:42:33.61:gwGCSWfh
天啓を受けたタケルは数人のタケルに分裂した。
そう、「北へ迎え」と天啓を受けたあの時のように。


そのうち「ゲス」のタケルは天啓である『ヤマトタケル・コーポレーション』を設立すべく北へ旅立ち
「混沌」のタケルはふらふらと仲間の元へもどり

「ダメ人間」のタケルはそこにとどまった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 12:52:08.94:XNTui/5+
                 , -一''''''''''''''''''丶、
                /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヽ、
              /;:;:;:;:;:べ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;\
             /:;:;:;:/  ヾ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;゙、
             |;:;:;:;j     t;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;t
             l;:;:;/-━_  ヾ;:;:;:;:;:;:;:;从:;:;:;:;:;:;:}
              (ト(●≧ )─‐}:;:;:;:ジヘ }:;:;:;:;:;:!  日本各地に慰安婦少女像を建設しなければ!
 r─一'^ヽ        /   ̄ ̄    !:;:/ )ン ノ;:;:;:;:;:|
 t    二ゝ      廴,,j      ゙'′ し''´ |;:;:;:;:;l
 ヘ    _ /       j_    /´   /   l;:;:;:;:{
  l   Lノ       ∠ノ>  !    /     |;:;:;:;l
  |   ノ           `ヾ      /     lヘべ
  !   h          ヽ___/   /  }ll,,,
  !   |              〔     /  ,,llllll'''''\
  |   l           , -‐' ̄lll    ,,lllll''' 二二 ゙ヽ、
  l   ゙i         / 二二 lll  ,,lll'''二二二二二二\
  |    ゙i       / |二二二lllllllllll''二二二二二二二二 ゙t
  l    ゙t    ,-‐'  l二二二二二二二二二二二二二二 ヽ、
  ゙;     ヾr─'゙ 二二 |二二二二二二二二二二二二二二二 !
   ゙;     l 二二二二l二二二二二二二二二 l 二二二二二 l
   ゙;     ヽ、 二二二|二二二二二二二二二 | 二二二二二 |
    ゙;      ゙ー、二二l二二二二二二二二二 l 二二二二二 l
    !   _ -─ヘ二|二二二二二二二二二 | 二二二二二 ゙i
       ̄ ̄      \l二二二二二二二二二二l 二二二二二二゙i
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 13:03:59.65:hFxf1Vyt
仲間の元に戻っていった方のタケルは、
ケイと合流。手ぶらでは申し不味いと思い
ケイと協力して道中で山菜や栗を拾いを始めた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 13:15:00.77:np8v8pj/
ゲスのタケル「いや、なんで北へ旅立たなきゃいけねぇんだよ! 一人で!?
仲間がいるだろ、仲間が! ゲスの最高峰、仲村さん、
クズだが役に立つケイ、クズだけど戦闘力も性的魅力もあるK、
絞りカスの狂人だけど元ピーターパンどもの総指揮官だったジェバンニ先生、
超ゴミクズだけど従順かつ怪力なとら、
あと、えーと……えーと……。
うーん……誰か魅力的なクズかカスかゲスかの新キャラ出して俺にくれ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 13:19:08.58:np8v8pj/
ゲスのタケル「あのな、もうぼちぼち700レスになるんだよ?
長文多いからたぶん1000まで行かずにスレ終わるよ?
呑気に栗拾いとかしてていいと思ってんの!?
俺達架空のキャラが何のために生まれたと思ってんの!?
物語を作るためだよ! 早くでっかいことしでかそうぜ!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 13:37:14.74:hCf/WeIP
☆主要登場人物まとめ☆
・タケル…主人公。記憶喪失の男。自称30代。量産型がいる。また3人にぶんれつした。

・「ゲス」のタケル…とりあえず天啓に従い、日本国の王になるため行動している。
・「混沌」のタケル…現状では不明。天啓を忘れ仲間の元へ合流しようとしている。
・「ダメ人間」のタケル…現状では不明。恐らく名前の通りだと思われる。その場に残った。

・ケイ…ヒロイン。タケルの思い人。タケルに負わされた火傷がある。体つきがエロく、まともそうだが中々の変人。

・K…日本の平和を守る謎の女刑事。ケイにそっくりだか微妙に違う。何故か昆布が嫌い。クールビューティーに見せかけてハチャメチャ。

・チビパン…仲村ともよばれる。元公安の特殊工作兵。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 13:49:36.94:np8v8pj/
タケル「『ヤマトタケル・コーポレーション』はちょっと違ったな。
『ヤマトタケル・ネイション』? 『神国大和尊』? どうしよっかなー、何にしようかなー」

タケルは一人でノリノリであった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 13:51:09.53:M4jNlAdJ
突如、大地を揺るがす地響きが起きた。
それから暫くすると空に黒雲が満たされた。辺りはすっかり薄暗い。
灰のようなものが空から舞い降りてくる。
北の空は赤く光っているように見えた。
ゲスのタケル「北で一体何が起こってるんだ…?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 14:14:55.99:np8v8pj/
この崩壊した日本の中では比較的……というよりも相当設備の整った建物がある。
しかもそこの持ち主はもういない。
ピーターパン・ジェネレーションズ東京支部の『家』である。
今では日本人口の大多数を占める浮浪者がそこに住み着いていた。

かつてマリーベル・スズカのものだったベッドのウサギ柄のシーツに髭面の汚いオッサンが寝そべっている。
開け放たれた扉からそれを見ながら、一人の男が廊下を通って行った。

「私達はまるでゴミクズだ」
肩までの黒い長髪をサラサラとなびかせ、男は一人呟いた。
「かつては国家によって生かされていた。だが今は、依存する権力に倒れられ、捨てられたようにただ息をするだけの生きるゴミクズだ」

男は腰に差した長刀の柄を握る手に震えるほどの力を込め、やがて離した。
「だが、私達ゴミクズにも意地がある、矜持がある、守るべきものがある!」

床に座り込んでいたおばさんが顔を上げ、男の顔を見ると言った。
「あれぇ、綺麗な顔したお侍さんだねぇ」

男はにっこり微笑んで挨拶をすると、自己紹介をした。
「私の名は桂小次郎。ただの侍コスプレマニアです」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 14:30:17.24:mO4KRDhL
走れる道路は限られていたが、郊外の国道にはまだ自動車が列を作って走っていた。
そのほとりに大きな画用紙を胸にずっと立っている黒い少女が一人。
画用紙には大きく雑な黒文字で「アメリカ」と書かれていた。

若い男が二人で乗るセダンがからかい半分で止まった。
「姉ちゃん、乗せてってやろうか? アメリカまで。ひひひ」
少女はカラスのように黒いドレスに身を包み、黒い手袋、真っ黒なツインテールの髪、そして黒い大きなマスクで顔を隠していた。
唯一露出している目はビー玉のようにとりどりの色を浮かべており、その周りの肌は真っ白だ。

少女は何も言わずこくりとお辞儀をすると、後部座席のドアを自分で開けて乗り込んだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 14:37:05.01:4izek8k+
運転手がボタンを押す。
セダンは宙に浮かびはじめアメリカの西海岸にワープした。

助手席の男と少女は目を丸くして困惑していた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 17:18:53.93:X2WoN7Qy
そこに暴走トラックが突っ込んできた。
男と少女はミンチにされてしまった。

女神「あなたたちは死んでしまいました。チート能力をあげるので異世界転生してください」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 17:28:11.01:gD5lyYfd
なんだかなぁ
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 17:56:35.83:hFxf1Vyt
ゲスタケルは、「邪悪なピーターパン」メロン、「怪力の戦女神」じゅんこ、「強キャラっぽい」オザワ先生を引き連れ北へ向かっていた。


ゲスタケル「なんだかなぁ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 18:00:05.55:gD5lyYfd
メロン「おい誰が『じやあくなピーターパン』だ。っていうかわたしはモヒちやんとあそぶんだ。かえらせてくれ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 18:16:44.46:7sgSMoPg
「よーしここらで飯でも食うか」
タケルのその言葉にぴたりとメロンが止まった。
「ご、ごはんなのか?」
「あぁ、ごはんだ」
「ごはんはなんだ?」
「ハンバーグだよ」
「は、はんばーぐ!」
メロンはあっさりとモヒカンのところへ帰るのをやめた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 18:39:43.59:X2WoN7Qy
タケル「あっ、ハンバーグもいいけどソーセージはどうかな?」
タケルはチンポを出した。
メロン「わあおいしそう」
ガブリ
メロンはタケルのソーセージに噛み付いた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 18:54:33.11:gD5lyYfd
パキッという粗挽きな音とともにタケルのちんぽは半分になってしまった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/14(日) 19:37:24.58:7sgSMoPg
ここまでのあらすじ

ある朝目覚めるとタケルには記憶がなく、日本は崩壊していた。知り合ったケイという名の女性に恋をするが、彼女の淫行現場を目撃して放火する。

一方、この機に乗じて日本をピュアなこどものような人間だけのためのネバーランド化しようと目論むピーターパン・ジェネレーションズなる団体は、
ピーター、マリーベル、チビパン、メロン、マリア、じゅんこらを主戦力として活動するが、遂にはおとな達に敗北し、壊滅させられてしまう。
マリーベルは死の間際、愛するピーターと生涯最初で最後のセックスをする。
おとな達の人形になることよりも、自由なこどものまま死ぬことを選んだのである。
それはあまりにピュアな反抗であった。

タケルとケイは他に無数の同一人物が存在するクローンであった。ある日ケイのクローンの一人であるKは、町で自分達のオリジナルだと言うミカドという女性に出会う。
刑事でもあるKは、自慢の鼻でミカドこそ日本を崩壊させた黒幕であることを嗅ぎ付ける。
タケルは神の啓示を受け、新興宗教団体を興すことを決意する。しかし仲間にしたメロンにチンポを噛み切られてしまう。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/15(月) 06:38:26.32:2ddVcDT0
メロンはチンポをかみしめ飲み込んだ。
「ちのあじがしてうまいっ」
メロンは口元から流れ出た血をぬぐうと、赤く染まった牙を見せながら恍惚そうな笑顔を浮かべた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/15(月) 15:12:50.71:gTYaR5Kj
男塾塾生の群れが現れた!
しかし男塾塾生達は驚き戸惑っている。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/15(月) 18:47:03.36:2ddVcDT0
オザワ先生「暴力はいかんぞタケル。友愛精神に乗っ取って対話し、軍国主義に染まったこの少年たちの目を覚まさせるのだ…!」

じゅんこ「にげましょう」

メロン「よしやるぞタケル。」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/15(月) 19:12:20.70:S1ippaaA
しかしチンポのなくなったタケルはあらゆる雑念から解脱しており、仏のごとき穏和な顔になっていた。
タケル「おまえたち、愛とは何か知っているかい?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/15(月) 19:38:17.14:5OiEMvpn
そこに愛はあるのかい?
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/15(月) 19:39:07.89:2ddVcDT0
タケルは塾生たちに踏みつぶされた。

その顔は恍惚そのものだ。

タケル「これが愛…!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/15(月) 19:40:46.17:S1ippaaA
松坂慶子「それも愛」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/15(月) 19:43:48.96:5OiEMvpn
ちい兄ちゃん「あんちゃん、小雪が…小雪が薬づけになったよ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/15(月) 20:26:30.31:otpc2CBs
女性の名前は7星日曜子(ななほし ひよこ)、47歳である。
彼女は5歳の頃、人気お笑い芸人をやっていた経歴をもつ。
しかし今は男塾の事務員をやっている。
女人禁制の男塾で仕事をさせてもらっているのには理由があった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/15(月) 20:36:23.66:3aNaWkXW
愛の奇跡でタケルちんぽも復活。さらにもう一本生えてきた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/15(月) 22:07:38.07:fxHVOGcZ
メロン「なあ、タケル。わたしを嫁にせんか? わたしなら立派なあれになれると思うぞ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/15(月) 22:17:28.51:F9KWrsKt
ここまでのあらすじ

タケルは何がしたいのかわからない。ケイも何がしたいのかよくわからない。
ピーターパン達も結局何がしたいのかよくわからなかった。
ただエロ描写がしたいだけの作者の人達はエロ描写し、設定作りが好きなだけの人はあらすじを書きなぐった。
そして世界はようやく混沌としはじめた。
終末へ向かって確実にタケル達は動いていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/15(月) 22:50:55.87:HBj9G8MO
世界が崩壊した原因は人為的操作説、天変地異説、大怪獣上陸説、が持ち上がったが、
どれも特に話が発展してはいなかった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/16(火) 04:17:04.29:wsQUtgFd
それがリレー小説の特性とも言える。
様々な思考の者が介在してる以上こうなるのは宿命だった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/16(火) 05:00:31.57:49tXnxN3
タケル「俺はまだ本気出してないだけだからな!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/16(火) 05:08:51.04:rakeswlO
タケルは奇跡の光を放つと仲間達を鼓舞し戦闘開始の号令をかけた。

斧を持ったメロンが先鋒を務め、
タケルはチンポを用いた格闘技を駆使しコレを脇を守り、弓使いのじゅんこと演出家のオザワ先生が援護した。

男塾塾生達との戦いは熾烈を極めたが、男塾塾生達の撃滅に成功、辛くも勝利を収めた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/16(火) 06:35:41.60:kXo0yA6a
「この」タケルにとっては初めての殺し合いだった。
殺しや放火の経験も「前の」タケルの借り物に過ぎず、
初めてこの手で殺人を…それも一度にたくさんもコロコロしたタケルは顔面蒼白になり
精神的ショックで糞尿を漏らし、ガタガタと震えていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/16(火) 07:35:17.78:49tXnxN3
「仲間にしてください」
いかにもひ弱そうな青年がタケルに唐突に声をかけてきた。
「流山ピロリといいます。何もできませんが、仲間になればケイさんとセックスできると聞いて」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/16(火) 12:27:24.62:49tXnxN3
タケル「空飛べる仲間が欲しい。お前、飛んでみろ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/16(火) 12:43:59.16:UH8BlkB4
ぴょんぴょん
ちゃりんちゃりん
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/16(火) 12:51:49.28:fcNFFo0n
タケル「…違うそうじゃない、却下!」

タケル「それより私の宗教に入信しなあ〜い?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/16(火) 18:47:42.89:KHgrdjRo
じゅんこ「あなたはケイさんとお知り合いなんですか?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/16(火) 18:51:44.93:CReCa8w/
ピロリ「僕はずっと前からケイさんのストーカーなんですよ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/16(火) 19:58:07.70:kXo0yA6a
ピロリ「ある夜のことでした。僕はあの時畑仕事が終わって家に帰る途中、女の人とすれ違ったんです」

じゅんこ「それが最初の出会いだったと」

ピロリ「はい。とても美しさに一目ぼれ。思わず後をつけてみたんです。」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/16(火) 20:26:43.31:h1eNJptm
するとケイさんがバビルさんとワトソンさんと3Pしているところを目撃して、
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/16(火) 21:34:29.40:lsRXAHeM
その後でバビルさんとワトソンさんと3Pしたのでした
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/16(火) 22:20:45.26:CReCa8w/
じゅんこ「つまりホモの3Pですか!?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/17(水) 01:46:10.84:kg1qlVhp
「何をおっしゃいますやら、私は痴女ですがな」
ヘラヘラと笑いピロリは上着とデカパンを脱ぎ捨てた。
下品な青年と思われたピロリは自身の裸体を晒す。
先ほどのみすぼらしい風貌とは異なり
"彼女"の身体は見事なプロポーションだった。
白雪のような白くシミ1つ無い肌
形の整った胸の膨らみにつんと上を向いた乳首
キュッと締まった腹筋とウエストのくびれ
魅力的なぷるんとした白桃のような美尻
スラッと長く程好い肉付きの脚

じゅんこはその目映いボディに見惚れと同時に嫉妬した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/17(水) 04:19:02.19:Iheez/y6
じゅんこ「あ、あの落ち着いてコレを食べませんか」
じゅんこはピロリにずんだ餅を勧めた。じゅんこは嫉妬心よりも、ピロリの突然の行為に驚き顔を赤面させる。

「まあ、有難う。私はもう三日も飲まず食わずだったから…」
ピロリはずんだ餅をぺろりと全て平らげてしまった。

「うまいっ、でも私はこっちのずんだ餅も…」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/17(水) 05:17:30.13:HPQzQE2f
「やっ、やめてください。こんな…」
ピロリはじゅんこの服にてをかけたが、じゅんこは腕で服を押さえる。

「お願いします。どうかその手をどかしてください」
ピロリは興奮しているのか、鼻息を荒くさせ目をギラつかせている。
しかしピロリの細腕の力では、じゅんこの腕はびくともしない。

すると、じゅんこの背後から2本の太い腕が延びてきて、彼女の腕を左右に退けるように押さえた。ピロリは中央のジッパーを下ろし彼女の黒いタンクトップをたくしあげると、スポーツブラで覆われた双丘が姿を表す。サイズがあってないのか乳肉がブラジャーから溢れそうだ。
「…どうしてこんなことをするんですか。しかも女同士なのに」 
じゅんこは目を潤ませ涙を流した。背後から伸びるなぞの大きな腕を振りほどこうとするが、ほどけそうでほどけない。

「何をいってるのですか、貴女も私と同じ痴女じゃないか」
ピロリがブラジャーのホックを取り外すと、拘束から解き放たれた巨峰がまろび出た
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/17(水) 06:15:20.63:OGo8upod
謎の腕は桂小次郎なる人物のものだ。
小次郎の様子はどこかおかしい。
酔っぱらっているというよりは正気を失っているというのが近い。

小次郎はじゅんこの腕を掴んでいた手を離すとその下に垂れる弾力の塊に手を伸ばす。
その感触は繊細で滑らかな肌は小次郎の指に吸い付き、握れば指が深く沈んだ。
ピロリも同じように乳房を揉み、赤く充血しツンと上を向いた乳首を口に含むと、
下で転がし甘噛みをするとじゅんこはビクリと震えた。

オザワ先生は話をそらされたことに激怒し、ピロリの膣に丸太を突っ込み様々な責め苦を与えた。
小次郎はオザワのアナル処女を奪った。

悶々としていたタケルはメロンとハッスルしたが途中で無理矢理じゅんこを加えて3Pをした
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/17(水) 06:40:42.99:860ZGqp+
天啓を思い出したタケルは、未だに淫行にふけっている小次郎・ピロリ・オザワを放置し、じゅんことメロンの三人で山道を下った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/17(水) 06:58:46.32:Cb/Lkyhi
じゅんこはピロリのワレメの下にぶら下がる二つの立派な玉袋に目を奪われた。

ピロリ「あっ、これはピロリキンです」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/17(水) 07:30:25.87:e3dbmxtH
タケル一行はジェバンニを加えてタケル、メロン、ジェバンニ、じゅんこの計4人になった
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/17(水) 09:15:48.45:kg1qlVhp
さらに貞子、お岩さん、温水、マツコデラックス、松ちゃんが加わった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/17(水) 09:40:25.67:wwQISeoM
その中の誰かが蓮舫の変装である。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/17(水) 10:30:37.48:Cb/Lkyhi
そこにとらを加えて10人になった。
しかしタケルは人数を確認して思わず声を上げた。「おい!
一人多いぞ! 11人いる!」
創る名無しに見る名無し [] 2018/10/17(水) 14:21:41.99:ZU7x6aHX
中学生でもできるネットで稼げる情報とか
暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね

1JW
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/17(水) 16:07:35.95:kg1qlVhp
釣りをしようという話になり海に行くと浜辺で亀がくつろいでいた。
弱いものいじめが大好きなタケルは亀に殴る蹴るの暴行を始める。
するとどうゆうことでしょう。タケルは一人二人と増えていくではありませんか。
亀を虐待する度にタケルは増殖し続ける。
俗にいう無限増殖というやつです。

「これ、亀をいじめるのはやめなさい」
誰かが言った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/17(水) 20:57:03.47:Cb/Lkyhi
その頃チビパン仲村は一人、町を外れた林の中を歩いていた。

「どうもよく思い出せねぇんだけどよぅ……」

チビパンは足下をぼんやり眺めながら、少し大きな声で言った。

「お前ら、味方だったか? それとも敵か?」

頭上の木の枝にはコウモリのように、無数の黒いニンジャがぶら下がっていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/17(水) 22:04:36.08:YHXSy/db
大量の手裏剣がチビパンの体に刺さった。
手裏剣に塗られた毒が回ってチビパンは悶絶しながら
死んだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/17(水) 22:28:49.50:JHgeUijB
その頃タケルとケイは集団とはぐれ、二人で山の中を歩いていた。
「ねぇタケル、天啓ってなんだっけ?」
ケイはタケルに聞いた。
「あぁ、北に向かえってさ」
タケルは答える。
「北海道を目指そう。日本の北端へ行くんだ。そこに日本がこうなってしまった原因があるのかもしれない」
「そういえばタケル、数日前に北の空が光ってたわね。あれとも関係があるのかしら?」
「さあねケイ、でも思うんだ、日本がこうなってしまった原因、それはおそらく何かとてつもない力が関係している」
タケルは深刻な面持ちで言った。
「とてつもないーー天変地異とか?」
「わからないが、おそらくそうだろう」
「ねぇタケル、私思うんだけど、天変地異だとして、原因のある地に行って何があるっていうの?どうしようもないじゃない。それならどこか永住の地を見つけて、根を張り暮らしたほうが幸せだと思わない?そうよ、例えば私達二人でーー」
ケイはそこまで言うと微笑み、タケルの顔を窺った。しかしタケルは黙々と歩くのみだった。
「ーーつまんないの」
ケイは言った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/18(木) 05:25:20.91:lFepS5fh
タケルはケイを目の前の木に押しつけるように足を抱きかかえ、
激しく腰を振っている。タケルとケイは現在全裸であり、2人の衣服が周囲に散乱していた。

「タケルッ、タケルッ!」
ケイの叫び声が山中に響いた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/18(木) 05:50:34.79:DpldecAT
タケルは腎虚で死んだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/18(木) 06:34:55.61:n8h8Dw1m
ゲスの方のタケルはKを含めた12人手勢を率い男塾に戦いを挑んだ。

彼らは善戦し、大将である江田島のもとへとたどり着くも、
チート級に強い江田島平八に勝てるはずもなく惨敗した。

タケル達は江田島の恩赦により北海道へ島流しにされた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/18(木) 06:59:32.87:hvy4uK80
そこで悠々自適な生活を送る。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/18(木) 07:11:18.05:qKFrs6fQ
チビパン「お前らそんなに俺のことが嫌い……か。グフッ」
この程度の毒なら消すことも出来た。しかしチビパンは少し寂しそうに笑うと、毒を受け入れた。
「わかったよ、お前らの望み通り死んでやるよ」
深く長いため息を吐いた後、チビパンは捨てられるように死んだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/18(木) 19:36:51.80:GooqU6ZH
タケルの顔をした男が窓から外を眺めている。高級ホテルの一室だ。それはこの世界にはそぐわない、文明崩壊以前のままの光景だ。
その部屋から窓一枚を隔てて崩壊した世界が広がっている。男はシャンパングラスを手に、満足そうな、しかし人形のように固まった笑顔を浮かべている。

ドアをノックもせずに女が入って来た。赤いドレスを着た女だ。ケイの顔をしたその女は言った。
「ミコト、出来損ないどもが皆、北海道に渡ったらしいわよ」

ミコトと呼ばれた男は、表情をまったく変えずに答えた。
「そうでしゅか〜」

サザエさんの息子のようなこの声に女はどうも慣れない。いつもイラッとしてしまう。それを表には出さずに女は続けた。
「あのことを嗅ぎつけたのかしら?」

「たまたまでしゅ。嗅ぎつけたとしても、北海道といってもとっても広いでしゅ。見つけられはしないでひょ〜」

「一応、あの方達はあなたと私のクローンですからね、もしかすると優秀だったりするかもしれなくってよ?」

ミコトはタラちゃんそっくりの声を上げて笑った。
「出来損ないでちゅよ? クズでちゅ。ゴミクズどもに何が出来るって言うでちゅかー(笑)」

「でも、顔があなたと同じなんだもの……」

「ボクは大和 命(ヤマト ミコト)、君は帝 契子(ミカド ケイコ)。それぞれこの世に一人だけの人間でちゅ。
彼らは無数のタケルとケイ。有能なボクらが何人もいれば……と思って作ったでちゅけど、ゴミクズばっかりで失敗しまちた。
所詮コピーはコピー。オリジナルのボクらとは出来が違いすぎまちた。クズばっかり出来まちた。
クズには何も出来まちぇん。この世にクズはいらないのでしゅ。無駄のない、優秀な人間だけの世界を作るために、
ボク達はオホーツクの沖にアレを設置したのでひょ? 忘れてはいけまちぇん」

「そうね……それに」
ミカドが言おうとしたことをミコトが引き継いだ。
「そうでしゅ。たとえ嗅ぎつけたのだとしても、アレに近づいたら一瞬にして生命あるものは消え去りまちゅよ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/18(木) 21:21:42.54:snu5M5f7
日本神国に独立戦争を仕掛けたタケル達は
戦争に勝利し、北海道に新日本王国が樹立。

元首はもちろんタケルだが、宰相の蓮舫が実質的なリーダーを務める傀儡国家だったというのは知らなかった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/18(木) 21:37:53.97:VYRaRIMt
世界が崩壊したのは地殻変動による龍脈、磁場の変化とそれによって人間の人格変異したことが原因である。
怪獣の襲来は磁場の変化により地球から放たれる電磁波の波長が変わったためで崩壊の元凶ではなかった。

もちろん、この地殻変動は「人間」が起こしたわけではなく、召喚された「上位者」によって引き起こされたものだったのだ!
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/18(木) 21:45:46.04:8sBOhSxn
阿部さん「この俺が俺が日本を救わなきゃいけないようだな」
道下正樹「高和さん、タケルとかいうカスを倒しましょう」

日本を救うため二人の男がたちあがった。
創る名無しに見る名無し [] 2018/10/18(木) 22:13:40.50:dzaOo4Zp
「しかし崩壊した文明を取り戻すことに意味はあるのかな?」
誰かが言った。
「思い出してごらん? 眠いのに起きて、働いて、毎日同じような1日を過ごして、寝て。それが幸福だった?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/18(木) 22:45:38.85:hvy4uK80
ジジイが1人行き倒れていたので介抱してやった。
何でもこのジジイは異世界から来た眷族で行方不明になった高貴な姫様を探していると言うのだ。
ボケてんのか
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/19(金) 05:51:19.67:ESZR/bAG
文明崩壊がおきて得をしたのは国家に押さえつけられていた暴力団、半グレ、マフィア、その他自称活動家集団などのテロリスト予備軍だった。

眠いのに起き、毎日同じような一日を過ごし、寝るという生活は暴力が付け加えられたことで更に悪化していた。

少なくとも多くの民はコレまでの生活が天国であったと
錯覚するほどの地獄にいた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/19(金) 06:39:10.78:bTKBSZ4f
つまり「緩慢で優しい地獄」が「わかりやすい地獄」になったわけである。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/19(金) 06:39:46.00:DW3QNd4p
世はまさに世紀末。

これまでホームレスだった者たちはごろつきどもの遊びで虐殺され

ダメ人間は飢えと暴力の脅威にさらされさらなる地獄へ落ちた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/19(金) 06:46:25.91:FklsF0DD
しかし、一番悪質だったのは宗教団体であろう
事態を重く見た時の首相、江田島は彼らの弾圧を実行に移す
その宗教団体リストにはピーター・パンジェネレーションズも入っていたのだ
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/19(金) 06:49:43.06:bTKBSZ4f
ならばこの機会に乗じて日本を自分達にとっての天国に変えようとする者達も少なからず現れた。
ピーターパン・ジェネレーションズや男塾がそうである。
そしてタケルもそんな野望を持った一人であった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/19(金) 06:51:47.97:bTKBSZ4f
国家とは一種の宗教である。
それは個人個人の妄想の中にのみ存在するものであり、
猫や猿には見えないものである。
人間はそのことを忘れてはいけない。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/19(金) 07:37:55.74:O4ZNrw4H
江田島平八は半年で東日本の大部分を平定し
日本神国を建国した。共産主義国家であることを除けば、人々の生活水準、治安は崩壊前の85%にまで回復した。

ただし、北海道の北半分は侵攻してきた軍閥化した旧ロシア軍との協定で空白地帯となっている。

そして西日本は元の日本政府が設立した日本国があり汚職と賄賂が横行し腐敗していた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/19(金) 20:05:32.24:rA0huj08
北の聖帝、ウラジーミル・プーチンが来日した。

今回の訪問は日本国が京都に遷都し初めてとなる。

ウラジーミル・プーチンはピーターパンジェネレーションズの総帥でもあったためピーターパンと同じ服装だ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/20(土) 00:10:43.27:2SvbGrO1
その痛々しい格好に坂上は失笑した。
「あれでも指導者なんですかね。あんなのが国のトップだったら僕は嫌だわ」
そんな坂上節に番組Pや出演者は冷汗を流す
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/20(土) 05:57:54.18:wSoweEgu
ロシアは崩壊から真っ先に復興した国家のひとつであり
今や東はカナダ、西はブリテンを除いたEU全土を掌握した大帝国だ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/20(土) 14:18:29.53:CctWN671
調子に乗ってプーチンをコケにする坂上だったが
突如現れた黒服の男たちに拘束され全裸にひん剥かれてしまった。
そしてそのイチモツはTVで全国に晒された後でギロチンポによって
切断された。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/20(土) 15:17:36.21:g9A0b7Ls
坂上死すとも自由は死せず
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/20(土) 15:23:39.14:iKtu+mxM
その映像を見ていたプーチンはドン引き。
「何やってるんだコイツら…。崩壊前の日本人は文明的だったのに。」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/20(土) 18:06:00.50:pMvS+tBX
吉本隆明「『文明的』っつぅのはどういう意味でぃ?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/20(土) 19:26:09.27:VJ59xDV6
黒服たちはプーチンの部下ではなく、親プーチン派に所属する者たちだ。

今回の坂上に対する制裁はプーチンの命令ではなく、プーチンの怒りを買うことを恐れすぎた彼らの暴走である。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/20(土) 21:35:18.85:tje4pBEP
主な登場人物まとめ

・プーチン……北の聖帝。プーチン。

・坂上……たぶん毒舌のTVタレント。文明は崩壊してもTV放送は普通にあるらしい。

・タケル……主人公。何もしていない。

・ケイ……ヒロイン。特には何もしていない。

・タケルの11人の仲間……内訳はイマイチ不明。

・蓮舫……事実上の日本のドン
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/21(日) 03:32:00.05:iZ2aoekJ
なるほど。これじゃ日本も終末へ向かうわけだ……
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/21(日) 05:05:49.08:8oKV/ZIz
皇帝プーチンの気まぐれにより、
日本は武力で掌握され新ロシア帝国・日本自治区になった。

元首は蓮舫からチンポを失った坂上忍に変わった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/21(日) 05:16:27.81:kaBmDa2x
ゲスタケルとケイはシベリアにある地下施設に収容された。

地下施設にはとら、じゅんこ、モヒカン、ジェバンニ、メロン、K、タイゴさん、ミカドが収容されており、ゲスタケルたちとは相部屋だ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/21(日) 06:53:41.33:gi1mk17n
ミコトや江田島は月を本拠地とするナチス軍にかくまわれていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/21(日) 11:40:43.03:7dBW9UJj
タケルとケイは東京駅を離れて秋葉原の街を歩いていた。
アキバの商店は暴徒化した市民により略奪されており、廃墟と化していた。日本有数の電気街に電気は通っておらず、道路には乗り捨てられた廃車が無数に放置されていた。
度重なる地震で路上はひび割れ、裂け目からは雑草が伸びていた。割れたガラスやゴミが散乱し、裸足では歩けない状態になっていた。
ただ無人となったビル群が無言でタケルとケイを見下ろしている。

「北へ行くにも食料が必要だから、道中に探検していこう」
タケルが歩きながら言った。
「別に付き合ってもいいけど、あなた、サバイバルの経験はあるの?」
ケイが答えた。
「記憶がないんだけど、たぶん無かったと思う」
「それで北海道まで行く気なのね」
ケイはため息をついて続けた。
「いい?タケル。もう日本の文明は崩壊しているわ。つまり今の日本は野生の世界に近いの。つまり必要な技術はサバイバルよ。水を得て、火を起こし、寝る所を確保する。その為にはまず何が必要だと思う?」
ケイが問いかけるとタケルは答えた。
「ナイフだ」
タケルは立ち止まり、深呼吸をした。
「それから水筒とリュックも」
タケルは目の前のサバイバルショップを指差した。
「正解」
ケイは言った。
二人はサバイバルショップに入って行った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/21(日) 12:31:25.75:1zMkGFHY
シベリアの収容所にいるタケルは夢を見ている。

タケルは収容所とは思えないふかふかなベッドの上で寝返りを打って、布団を蹴飛ばす。そして彼は何やら寝言を呟いている。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/21(日) 13:10:36.87:/3bwupZS
サバイバルショップの店内には誰もおらず、品物はほぼ何も残っていなかった。
ナイフは身を守るため、水筒は飲み水を確保するため、リュックは略奪した食料を入れるため、おそらく皆が必要としたのだろう。
防寒用具や非常食は当然のように見当たらず、ただ特売コーナーの高級ハエ取り器だけが大量に放置されていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/21(日) 13:38:11.54:eoL1z/XD
タケル「くそー、うんこでもするか」
ぶりぶりぶりぶり
タケルはハエ取り機めがけて糞をひり出した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/21(日) 15:03:43.05:1zMkGFHY
タケル「うわあああっ、やめろーっ!」
タケルは叫びながら目を覚まし、
すごい勢いベッドから飛び起きた。

ケイ「…タケルうるさい。」

タケル「はあ…はあ…。」
毎日似たような夢を見る。タケルがケイと冒険をしているとどこからともなく、
もう1人のタケルが現れて台無しにしてしまうのだ。

タケルは気分を落ち着けると再び眠りについた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/21(日) 17:20:57.07:7dBW9UJj
「ハエ取り器しかないね」
タケルが言った。
「そうね。みんな考えることは同じね」
ケイは空っぽになった棚を指でなぞると、両手で指先のホコリをはらった。
「タケル、言っておくわね。この二三日中にあなたの装備が揃わなかったら、私はあなたと別れるわ」
「なぜ?」
タケルはケイに聞いた。
「足手まといになるわ。装備の揃わない人間なんて、この世界では無力よ。水も食料も限りがあるし、誰か一人を助けている余裕なんて私にはないわ」
タケルは眉をひそめた。
「君に助けてもらうつもりなんて無いよ。それに女の君より男の俺のほうが力があるし、どちらかと言えば助けてもらうのは君のほうかもしれないよ?」
そう言いながらタケルは内心ケイに同意していた。タケルはこの世界では裸同然だった。目覚めたときに身に着けていたジャージと、そのへんに転がっていたスリッパしか身に着けていない。この貧弱な装備でこの先やっていけるはずはなかった。
「そうよ。できればそうであって欲しいわ。でもねタケル、この世界では自立できない人間は無力なのよ。あなたも早く一人立ちできるようになってね」
そう言うとケイはタケルに微笑んだ。

タケルが店内を見回すと、店の奥にスタッフルームと書かれた扉があった。鍵がかかっている。タケルは何度か体当りすると鍵は壊れ扉が開いた。
「もろい扉だ。よく今まで手付かずだったな」
タケルはスタッフルームの中に入っていった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/21(日) 17:39:43.94:AhspMTqW
スタッフルームの中は文明崩壊前の様相を保っていた。
TVがあり、冷蔵庫があり、ロッカーはきちんと扉が閉められ、テーブルには開けかけのお菓子とポットが置いてある。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/21(日) 17:42:00.59:AhspMTqW
ロッカーを開けてみていると、3個目で店員のものらしきリュックサックを見つけた。
中を開けると水筒と、大量のエロ雑誌か入っていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/21(日) 18:21:34.31:7dBW9UJj
「どうだい?ケイ。君は俺の保護者のつもりだったらしいけど、この通りさ。なんならこれから別行動にしようか?」
タケルはリュックを手に取るとケイに皮肉混じりに言った。
「そのセリフは靴を手に入れるときまで取っておいたら?」
ケイは扉の枠に寄りかかりながら返した。

スタッフルームの奥には鍵を閉めたらしい人間の亡骸があった。服装からここのスタッフのようだった。ミイラのようになったスタッフは腹の辺りが赤黒く変色し、腰を下ろし壁に寄りかかっていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/21(日) 18:57:09.40:RxXU7MXT
「なんだ? このお腹……」
タケルはおそるおそる近づいて見てみた。何やら焼け爛れたようになっている。
「そう言えばテリー()もこれに似た死に肩をしたよな?」

ケイが眉をしかめて何やら考え込んでいると、どこからともなくメロンが入って来て、嬉しそうな声を上げた。
「あっ! やきにくだー!」
そしてメロンはミイラの赤黒いお腹に齧りつき、食べてしまった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/21(日) 19:04:58.77:YL4oRNH/
「ぎゃああああ!」
「ひぃぃぃぃぃ!」
あまりの光景にタケルとケイは揃って悲鳴をあげた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/21(日) 19:18:07.17:tqzPencb
タケルは再びベッドから飛び起きた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/21(日) 19:40:57.64:1VEK4lBQ
「タケル、ちょっとそこに座れ」
メロンの説教が始まった。
「おまえのそのなんでもユメですますくせ、よくないとおもうぞ。つらいこと、こわいこと、いやなこと、おぞましいことからにげようとするな。
わたしのせりふはひらがなだらけでよみにくいとおもうがちゃんとよめ。それがおとなってもんだろう? ちゃんとげんじつとむきあうんだ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/21(日) 19:45:49.53:YL4oRNH/
「あとおまえ、すぐせっくすしようとするだろう。あれもいかん。じふんがせっくすするのはきもちいいが、おまえのせっくすをみるのはきもちがわるい。
みていていやだ。みたくない。おぞましい。ぐろてすくだ。やめてくれ。というかやめろ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/21(日) 20:05:02.36:1zMkGFHY
タケル「その前に、ここの収容所から脱出する方法を提示しろ。話はそれからだ。」

メロン「」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/21(日) 20:11:33.96:0fCnANhM
タケル「メロンパンだーッ!!」

タケルは1ガロンの下利便を放り出すと収容室全体に撒き散らした。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/21(日) 20:12:22.12:7dBW9UJj
タケルは黙ってうなずくと再び目を閉じた。

気が付くとそこはサバイバルショップの前だった。タケルはリュックサックを背負い、右手にはお菓子を持っている。しかし足元はスリッパだった。
すぐ隣にはケイとメロンがいた。メロンを口の周りを赤くし、満足そうにゲップをした。

「メロンは食料に困ることがなくていいな」
「ほんとね」
タケルとケイが言った。

「靴が欲しいから靴屋に行こう。この通りを行くとあるはずだ」
タケルが言った。

三人がしばらく歩くと靴屋の前についた。三人は靴屋の中に入っていった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/21(日) 22:24:25.35:YL4oRNH/
メロン「ところでわたしのほんみょうをだれかかんがえてくれ。
あとわたしの8さいのいもうとのアンをさがしてくれ。
いもうとのほんみょうもかんがえてくれ。
いつまでもメロン・パンとアン・パンの姉妹ではだれかにたべられそうでこまる。
かんがえてくれないと、なくぞ? はたちのこどもだからな、なきだしたらおまえらおたおたするぞ?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/21(日) 23:21:22.32:ohSobzlD
靴屋に入ると店主が「いらっしゃい」と言いながら散弾銃の銃口を向けてきた。
タケルとケイは手を上げながら「靴を買いに来たんですけど」と笑った。
「食い物はあるか? それと交換だ」
よく見ると店内には至るところに血の痕がついている。
「く、食い物……」
タケルはメロンのポケットをじっと見た。
「なにみてる。これはおれのやきにくべんとうだ。だれにもやらん」メロンはポケットを手で押さえる。
「や、焼き肉だと?」店主は興奮したようだ。
「っていうか……干し肉みたいなもんですけど」とケイが言った。
「おいメロン、殺されるかもしれないんだぞ?」タケルは小声で言った。「それ、出せ。はよ」
「おれのはやさをしらんのか。あんなおやじ0.5びょうでブローアップキックでかたづけてやる」
「いや平和的に行きたいんだよ。靴が欲しいんだよ。後で焼きそば食わせてやるからさ」
メロンはポケットから焼き肉弁当を取り出すと、店主に差し出した。店主は聞いた、
「何の肉だ」
メロンは答えた、
「てんいんさんだ」
「山陰産? 島根和牛か?」
店主は生唾を飲み込んだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/22(月) 00:04:07.24:TQTGhDKX
その隙をついてタケルは店主のキンタマを一気に握りつぶした。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/22(月) 00:11:01.19:O4EVkuPn
袋から出た睾丸を見てメロンが叫んだ。
「あっ! にんにくだ! なぜにんにくがこんなところに!?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/22(月) 01:48:35.51:KIejabBk
店主が気絶すると構えていた散弾銃が地面に落ちて暴発した。散弾がタケルのすぐ横をかすめ窓に当たりガラスが粉々に砕け散っだ。
「九死に一生を得たってやつか」ヒューとタケルは口笛を吹いた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/22(月) 05:56:07.16:sUiim4eE
その頃アンはヨーロッパにいた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/22(月) 06:39:35.98:O4EVkuPn
ケイは愕然としていた。
(平和的に行きたいんじゃなかったの?……このひと意味がわからない……こんなのと一緒にいても大丈夫なんだろうか?)
名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote! [sage] 2018/10/22(月) 07:11:21.22:/zcpQRa5
(あと赤毛のアンならヨーロッパじゃなくてカナダですから)
名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote! [sage] 2018/10/22(月) 08:06:36.40:sUiim4eE
アンの本名はアンドレイ
名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote! [sage] 2018/10/22(月) 09:49:45.61:/zcpQRa5
アンドレイはヨーロッパ各地を回りながらある薬を集めていた。
「この薬があと13200リットルあれば日本を救える!」
名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote! [sage] 2018/10/22(月) 10:19:18.98:88gcWrvF
しかし、本当にお薬が必要なのは本人だった
名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote! [sage] 2018/10/22(月) 10:38:53.47:/zcpQRa5
アンドレイは8歳の女の子であるのに、どう見ても40歳代のオッサンにしか見えないのだ。
しかも欧米人だ。
彼女はそんな自分をどうにかする薬を求めていた。
名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote! [sage] 2018/10/22(月) 11:04:28.58:TQTGhDKX
タケル「男のタマを潰したら女を犯りたくなったぜ」
タケルは散弾銃をケイに突き付けた。
ケイはおとなしく全裸になった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/22(月) 11:34:38.84:KIejabBk
と思いきやケイはまたすぐに服を着てしまった。それからケイはタケルの横っ面をビンタした。メロンがその光景を見てニヤリと笑った。
「ふざけてないで靴を履きなさい。そうしたら食料を探しに行くわよ」ケイはタケルを睨みながら言った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/22(月) 15:10:52.56:sUiim4eE
メロンの本名はプリンセス・レジェド
フィリピン人だ。彼女は2歳の時、マフィアに誘拐され人身売買で日本につれて込まれた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/22(月) 15:25:37.07:YBrvkrlA
メロン「おっ、いいなまえだな!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/22(月) 16:59:07.59:KIejabBk
プリンセスことメロンは「しょくりょうならあるぞ!」と言ってサバイバルショップの店員のはらわたをポケットから取り出した。
「それを食べられるのはメロンぐらいだよ」とタケルは言うと、ケイと一緒に笑った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/22(月) 19:56:42.86:1nEwHUo5
.
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    (  ;;    ヽと   つ━ヽニニフ))
   ( (  ;( ;; ;  ミ三三彡
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/22(月) 23:29:25.90:KIejabBk
「この近くにスーパーマーケットがあったはずだからそこで食料を調達しよう」タケルが言った。
「どうかしら。行っても無駄だと思うけどね」ケイが言った。
「にくがたべたいなぁ! にく、あるかな? ねえタケル、にくほしいよ、肉!」メロンがタケルの上着の裾を引っ張りながら言った。

三人はスーパーマーケットの前に来た。建物は4階建てで巨大だった。屋上からバルーンが上げられているらしく、のぼりには大安売りの文字が踊っていた。
入り口前の道路には大量の乗り捨てられた車が放置されていた。入り口の自動ドアのガラスは粉々に砕け散り、外から見ても略奪の様子が見て取れた。
「こりゃ駄目かな」タケルが呟いた。
三人はスーパーマーケットの中に入っていった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/22(月) 23:49:23.74:IMqIXsZX
店内には予想通り何も残っておらず、奥の在庫の棚のものも綺麗になくなっていた。
さらに奥に冷凍室に通じる巨大なアルミの扉を見つけた。
ボタンを押せば開くタイプだが、通電が止まって開かなくなっていた。
「ても、まぁ、どうせ腐ってるよなぁ? 8月からだぜ?」タケルが呟く。
「なんとかして開けるのよ」ケイが命じた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/23(火) 01:03:05.06:6aNi2Uug
タケル「タケル式珍宝戦闘術奥義チンポフェンシング!」
ドゴワッシュ!!
タケルはチンポを槍状に変形させて扉を破壊した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/23(火) 01:57:30.29:Xqp5qP0t
ーーかに見えたが、タケルのポコチンがへし折れただけだった。
「あはは! タケルなんだそれはー! いいぞタケルー! あはははー!」メロンが笑った。
「まったく、なにやってるのよ」ケイが頭を抱えた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/23(火) 05:41:18.86:2CYm3Kab
しかし、タケルのポコチンがもぞもぞと動き出し、タケルから分離した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/23(火) 06:48:51.05:RsrCqv88
タケルはいつもファイナリー!
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/23(火) 07:14:10.16:52CHMVsC
ふざけすぎ
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/23(火) 12:00:19.83:pjAIsd1C
「こうやればいいだけのことだぞ」
そう言うとメロンは扉とパッキンの隙間0.01mをこじ開けて入って行った。
入ってすぐのところにぶら下がっている紐を全体重をかけて引くと、巨大なアルミの扉がゆっくりと開いた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/23(火) 19:03:18.73:17KH6Dct
「ぎゃああああ!」
扉が開くと同時にメロンが凄い勢いで飛び出してきた。
扉の向こうには様々なものが蠢いていた。
ハエ、ゴキブリ、ネズミ、ゲジゲジ、ヌメヌメ、ザシザシ、べとべとさん、巨大アメーバ、奥のほうでグレイらしき宇宙人がさっと隠れた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/23(火) 19:40:46.88:LwNilFLD
そして分離したタケルのちんぽが手足をにょきにょきと生やし
虫やアメーバが蠢く、扉の奥へと走り去ってしまった。

タケルはちんぽを追うべく、躊躇なく扉の奥へと脚を踏み入れた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/23(火) 20:06:48.26:17KH6Dct
「やっぱりあいつと一緒にいるとロクなことがないわ」
そう呟くケイの後ろからアニメキャラのように作った可愛い女の声がした。

「信じられないっ! タケルさんの良さがわからないなんてっっ!」
ケイがびっくりして振り向くと、明らかに30歳代のゆるふわ系女子がそこに立っていた。

「……あなたは?」
疲れた声でケイが聞くと、女は軽くパーマのかかった茶色いおさげ髪を揺らして自己紹介をした。
「私の名前はぁ、ちゃめ子って言うですぅ。タケルさんはぁ、私のぉ……王子様! きゃは!」

冷凍室の中へ踏み込んでいたタケルはふと振り返り、ちゃめ子の姿を認めると、言った。
「あの女、誰だ?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/23(火) 20:48:32.14:Xqp5qP0t
「忘れたですかぁ? ちゃめ子はタケルさんのフィアンセですぅ。20年前に約束したですぅ! タケルさぁん! 会いたかったですぅ!」そう言うとちゃめ子は冷凍庫の中に入りタケルに抱きついた。
「なにいってんだあいつ」メロンがジト目で言った。
「タケルの幼馴染ってこと? なかなか強烈なキャラね」ケイが言った。
「なっ、なんだこの女! おい、ケイ、メロン! こいつを引き剥がしてくれ!」そうタケルが訴えたが、ケイもメロンもため息をつくだけった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/23(火) 21:08:56.07:rkl+qlkR
「ハッ、俺はちんぽを追わなきゃいけないんだ!」
タケルはちゃめ子がしがみつかせたまま奥へ行ってしまった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/23(火) 21:27:22.05:gdewc2tc
「なぁ、ケイちゃん、つかれた。だっこしてくれ」
メロンはそう言うと有無を言わせずケイによじ登り、腕の中ですやすやと眠りはじめた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/24(水) 05:58:12.02:w9+bUbjv
「気持ち悪いガキね…」
ケイはメロンを放置した。
そして一人でどこかへ行ってしまった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/24(水) 09:15:10.78:a9xhgoSr
「タケルさんはぁ、とてもぉ、ワイルドで素敵ですぅ」
ちゃめ子はタケルに引きずられながらもしがみついて言った。
「世の中の常識に流されないっていうかぁ」

「放せ! お前みたいなアラサーぶりっ子より俺はケイがいい!」
タケルは必死で振りほどこうとする。

「あの女タケルさんの悪いところしか見ようとしないじゃないですか。あんな女のどこがいいですか」

「ケーイ! どこ行ったぁー!?」
元の場所にメロンが一人すやすやと寝息を立てているのを見、タケルは叫んだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/24(水) 12:44:01.11:0Hmi5i09
男がこちらに向かって歩いてくる。
その右手には手斧が握られ、左手は人間の生首を掴んでいる。
「ヒエッ!」
タケルは男の様相に恐怖を覚えたじろく。
タケルがもっとも驚いたことは、男の顔がタケルと同じ顔で体格も同じだったということだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/24(水) 14:11:53.75:1QlNMB7B
「ここで何をしている」手斧を持った男が言った。
「タケルさんとぉ、愛の逃避行の最中ですぅ。邪魔しないでくださぁい♪」
「だ、だれだお前は。お前こそここで何をしている」タケルは男の顔を見て言った。男の顔はタケルと瓜二つだった。
男は沈黙したが、しばらくすると言った。
「ここの扉は開かなかったはずだ。どうやって開けた」
「そ、そこに寝ている子が開けた」タケルはメロンを指差した。
男は眠っているメロンを一瞥すると、続けた。
「中にあった食料はどうした」
「俺たちが開けたときは既に食べられそうなものは無かった」
男は眉を歪めたが、冷凍庫内の様子を見ると少し肩を落としたように見えた。
「お前たち、こっちだ。一緒に来い」
男は振り返ると来た道を戻っていった。
「ど、どうする?」タケルは言った。
「行ってみましょうよぉ。別にとって食べようってわけじゃなさそうですよぉ」
タケルは寝ているメロンを抱きかかえると男に付いていった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/24(水) 18:44:39.67:0k7+Y5vP
「日本神話だーっ!」
男は突然豹変し、奇声を上げると体の向きをタケルの方へ反転させた。
男は斧を振り上げ、タケルに襲いかかってきた。

男の正体はタケルの凶暴性・残虐性が独立し具現化したものだった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/24(水) 18:57:15.37:/ehcekim
「なぁ、ちゃめ子」
「はいっ!」ちゃめ子はタケルに名前を呼ばれて張り切った。
「お前のフィアンセって、俺じゃなくてアイツじゃねーの?」
「はぁっ?」ちゃめ子は思い切り驚いた顔をし、目を全力で見開いた。
「斧と生首なんか持って、思い切りワイルドだし、何しろ顔が俺と同じだぜ?」
「うるうるうる」
「は? 何それ泣いてるの?」
「うるうるうる!」
「わ! 本当に涙出てきた!」
「タケルさん、ひどいです」
「は?」
「私が大好きなひとを見間違えるわけないです。それにあの方のお顔はタケルさんとは似ても似つかないじゃないですか」
「いや自分でも瓜二つだと思うんだけど」
「自分の顔を生で見たことがあるんですか!?」
「いや……そりゃないけど、鏡とか、写真とか、動画とかで見りゃ……」
「っていうか私、あの方のこと知ってるんです。あの方はマケルさん。動物愛護保護団体のスタッフさんですよ」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/24(水) 22:17:55.73:mxG0BlHT
「マケルじゃない。マイケルだ」
ちゃめ子の声が大きすぎたのか、マイケルは振り返り、言った。そしてまた崩れた町を見回す。
「ライオンと熊が一頭ずつ」
しばらく誰もが沈黙した。
意味がわからずタケルが口を開く。
「ファ?」
「なんだてめぇ馬鹿にしてんのか」
マイケルに狼のように睨まれ、タケルは萎縮してウサギになった。

「ライオンさんとクマちゃんが逃げたんですかぁ?」ちゃめ子が聞く。
「逃げたどころの話じゃない。伝染病に冒された個体だ」
「ぴょんぴょんぴょん?」
ウサギ語で「伝染病?」と言ったタケルをギロリと見下すとマイケルは続けた。
「奴らの爪や牙にふれたが最後、高熱を発し、赤く膨れ上がって死ぬ」
「ファッ!?」
「それで死んだ人間からハエや蚊が媒介して伝染が広がる
「フエッ!!」」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/25(木) 03:11:24.53:8weyXfPW
「一時期、空気感染の噂も流れたが、幸いにもデマだった。直接感染しかしないようだ」
「それじゃ、死体食べてるメロンってやばいんじゃ……」タケルが眠っているメロンを見て言った。
「なんだと? 死体を食べてるだって?」男がタケルの方を振り返った。
「あ、ああ。こいつは死体を食べてる。この前もサバイバルショップで死体を……」
「その死体は膨れ上がってたか?」
「いや、普通の死体だった」
「運が良かったな」

タケル達は男の先導で、外から繋がるスーパーマーケットの屋上への道を登った。屋上には無数のテントが設営されていた。
「お前らみたいなはぐれものを助けていたら、いつの間にかこんな大所帯になってしまった。行くところがないならここにいると良い」男が言った。
「いや、俺達は北へ向かっているんだ」とタケル。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/25(木) 05:22:23.75:8weyXfPW
「北だと?なぜだ?」マイケルが言った。
「天啓があったんだ」そうタケルが言うとマイケルは笑った。
「天啓ねぇ。そうするとお前は預言者か何かか」
「タケルさんはぁ、ちゃめ子に道を示してくれますぅ。ちゃめ子だけじゃなくて皆にもぉ。救世主ですよぉ♪」
「北に何がある?」
「わからない」
マイケルの足元に二匹の犬が寄ってきた。マイケルは片膝を立て犬達の顔をなでている。
「そういえば、北から来たという人間がいたな。おい! エリーゼ! エリーゼ!」マイケルがテントの方に向かって叫ぶと、長身で20歳ぐらいの白人女性がテントから出てきた。
「なんだい、マイケル」エリーゼが言った。
「こいつらが北に行きたいらしい。北に何があるか教えてやれ」
エリーゼはタケルたちを一瞥した。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/25(木) 11:13:52.57:VQm5eWNr
エリーゼ「北には謎の原人バーゴンたちの住む国がある。とても危険よ」
タケル「それでも俺は行かねばならない」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/25(木) 17:50:26.80:2lnA3wcL
「やきそばバゴーンだと?」メロンが目を覚ました。

「はっ? そう言えばケイは? 野放しの菌ライオンとウィルス熊がいるんだぞ!?」タケルはようやくケイのことを思い出した。

「ほっとけばいいですよぉ」ちゃめ子はちょっと嬉しそうだ。

その頃ケイは一人で食料を探して歩いていた。
商店街にも食堂街にも何ひとつ見つからなかった。
「ま、当たり前か」
そう呟いたケイの後ろで何かの気配がした。
振り返ると子供ぐらいの大きさの見慣れない動物がいて、こちらを見ていた。
「あ、何だっけ、この子。YouTubeで見たおぼえがあるわ」
ネコ科なのは間違いない。細くしなやかな体つき、大きく尖った耳、豹のような黄色と黒の斑点模様。
「そうだ。サーバルキャットだわ」
サーバルは明らかに人懐っこかった。電柱に体を擦りつけながら、ゆっくりと、甘えた声を出しながら近づいて来る。
ケイはサーバルに話しかけた。「君、美味しいのかしら?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/26(金) 10:28:49.89:TTxLfH5P
「あっ! ちーずだ!」
遠くのほうから声を上げながら物凄いスピードでメロンが飛んで来た。
「ちーず! ちーず!」
そう繰り返しながらサーバルキャットに飛びつき、首を抱き締めた。そして頬擦りすると、見つめ合って笑った。
「びっくりした……。メロン、この子のこと知ってるの?」
「あぁ、まりーべるがかってたでかいねこだ。なまえはちーず。あいくるしいやつだ」
「マリーベル? ……あぁ、ピーター・パンの」
チーズは嬉しそうにメロンの顔を舐めたり頭をなすりつけたりしている。
「かしこいこだ。おてやおすわりもできるぞ。あと、うそつきをみやぶることもできる」

そこへタケルとちゃめ子が追いついて来た。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/26(金) 21:00:03.03:CL16AaWi
チーズはタケルを見ると、ぷいと横を向いた。
ケイとメロンにまとわりつく黄色と黒の模様をもつ見慣れない動物を見て、タケルはボケた。
「あっ、それ、有名なやつ? 黒んぼ追いかけて木の周り回ってバターになるやつ?」
「それはとらだ」メロンが真面目に返した。「とらちゃんだ」
「うまそうな色してるじゃーん」タケルはチーズの背中をビクつきながら撫でた。
チーズは嫌がりはせず、ただひたすらタケルのことを無視している。
「いやぁん、動物好きなタケルさんも素敵ですぅ〜」
ちゃめ子が矯声を上げた。
するとチーズが激しく反応した。
蛇のような声で威嚇し、眉間に狂暴な皺を寄せてちゃめ子を睨む。
「えっ、怖〜い! タケルさん、ちゃめ子、怖いですぅ〜! 守って!」
そう言ってタケルの背中にぴっとりくっつくちゃめ子にメロンが言った。
「おまえ、なんかうそついてるな?」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/27(土) 09:47:26.83:Tuq+urgT
ちゃめ子「…………。メロン。お前靴ひもほどけてるぞ」
メロン「えっ?本当?」
ちゃめ子はメロンが足元を見た瞬間、ケツを出し百万馬力の屁をこいた。
メロンの鼻腔に超臭い屁が充満する。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/27(土) 12:16:47.23:uBh3Ed23
メチルホスホン酸モノイソプロピルエステルが検出された。
創る名無しに見る名無し [] 2018/10/27(土) 15:34:49.79:zqql75wL
メロン「これサリンじやねぇか!」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/27(土) 16:37:22.94:Q/LnY9I/
しかし気づくのが遅すぎた。
ちゃめ子とメロンは死んだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/27(土) 17:28:58.96:zqql75wL
タケルも死んだ。
ケイも死んだ。
そして主要人物は誰もいなくなった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/27(土) 17:30:06.32:zqql75wL
【主な登場人物まとめ】

……
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/27(土) 18:01:44.37:O82XvY0R
まずはじめにカオスがあった。
神々は一握りの砂を闇の中に流し込んだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/27(土) 20:09:24.58:BEhz7CF+
「ごほっ、ごほっ、ごほほほっ、オエッ!」
砂を吸い込んてしまった闇はむせた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/27(土) 20:13:48.17:VAHVTYCO
面白かったので神々は再び闇の中に一握りの砂を流し込んだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/27(土) 20:14:05.74:hyHbpTB7
「だらしないな、闇よ」と喋ったことで光が産まれた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/27(土) 20:36:51.66:Tuq+urgT
光「俺の名は太田光。日大生だ」
田中「俺は田中。キンタマの数は一個だ」
太田と田中、この二人の冒険が今はじまる。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/28(日) 04:14:55.84:tJfMxKgY
しかしこの世界には地も天もなく混沌の海が果てしなく広がっていた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/28(日) 06:07:44.62:JVMslpnK
人間のいない世界には言葉もない。
従ってそれは「海」ではなく「攷ロ雋」であった。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/28(日) 06:08:45.74:JVMslpnK
「くっそー文字化けすると思ったのに」
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/28(日) 06:19:42.25:6DwJUYQS
連投おじさんはそう言った
創る名無しに見る名無し [] 2018/10/28(日) 10:03:21.70:oMqFM4O6
「ねぇ、私のこと、好き?」
暗闇の中で女の声がした。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/28(日) 11:25:19.03:MDAKYr2B
武乱道「覇ぁあああああ!!!」
武乱道は暗闇めがけて正拳を叩きこんだ。
???「ぐえええーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
暗闇の中にいた何者かは心臓を叩き潰され死んだ。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/28(日) 13:52:25.47:tJfMxKgY
それは武乱道自身だった。武乱道の遺体はそのまま混沌に飲まれ、静寂が戻った。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/28(日) 13:56:03.33:oMqFM4O6
そして人間のいなくなった日本を植物が覆い、
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/28(日) 14:54:35.40:aaJfrJIE
「ごほっ、ごほっ、ごほほほっ、オエッ!」
砂を吸い込んてしまった闇はむせた。
創る名無しに見る名無し [] 2018/10/28(日) 15:38:49.30:tJfMxKgY
日本という土地はまだ存在していなかった
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/28(日) 19:25:58.24:3s527ki2
神々が注いだ砂が日本の形になると、かつて東京だった場所に一人の男が生まれ落ちた。
男の名はタケル。その横には裸のケイが立っていた。
二人が抱き合うとメロンが生まれた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/28(日) 19:57:34.26:oMqFM4O6
メロンが手を広げると、とらが産まれ、バビルとワトソンが産まれ、チビパンが産まれた。
創る名無しに見る名無し [sage] 2018/10/28(日) 23:41:56.98:nKj8trle
そしてまたカオスが訪れるというのか…
私は雷雨の中で神に叫んだ。
暫く沈黙した後、私は眼前に映った吉野家に駆け寄った。
廃墟と化した店内のカウンター席に座り埃のかぶったメニューを拡げる。
「牛丼特盛、生卵味噌汁おしんこ付…」
そう呟き、やがて静寂が訪れる。
そして私は雷鳴と自身の腹の虫が泣くのを虚しく聴くのだった。

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