【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 1-4】 2.「節 (clause) とは何か」ではbecause の作る副詞節と that の作る名詞節を紹介して軽く流し、 本文の説明が終わったことろで、ルール2「文の中で接続詞によってまとめられる部分は、それだけを取り出すと独立した文になる。」を紹介しています。 形容詞節(that等が作る関係代名詞や関係副詞)、疑問詞の作る名詞節などをここで解説し始めないところが大人です(笑)。 本文。 ・think highly of ...: 直訳的に考えると「…を高く考える」で、何となくわかった気がするけど、こういうのは注意が必要ですよね。 辞書をよく見ておく必要があります。例えば『ジーニアス』では 1. [形容詞・p.p.を修飾して]「非常に、大いに、高度に」、 2. [通常評価を表す動詞と共に]「大いにほめて、たいへん好意的に」 (用例) prize [value] it highly 「それを高く評価する」 speak highly of ...「… を激賞する」 think highly of ...「… を高く評価する」 3. [p.p.を修飾して] 高位に、高貴に、高価に、高級に Longmanでは 1. [+ adj./adv.] very 2. [+ adj./adv.] to a high level or standard 3. speak/ think highly of sb (=somebody): to tell other people how good someone is at doing something or to think they are very good at doing something 4. highly placed: in an important or powerful position なんて書いてあります。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 1-5】 本文続きです。 ・They call it a "devil wagon." : ここで早くも第5文型が出てきますがNo.7まで「おあずけ」だそうです。 → "What do you call this fruit in English?" "Persimmon."(『よくばり英作文』No. 171)
・When there is a new invention ...: ここでWhenという副詞をみたら、このあとにS+Vが(少なくとも)2つ繰り返されて文章の骨格を作るから、 読む側もそれを「予想」して、 S と V を探す重要性が説かれます。 この「予想と確認と訂正」という考え方は、直読直解には非常に重要で、本書の到る所に出てきます。「索引」を見てください。 ちなみに他書では「予想と修正」「予想と確認」という用語で出てきます。 私は "予想と(軌道)修正" の響きがある"修正"の方が好きな言葉ですが、なぜか『ビジュアル』だけが"訂正"です。
・One town in California passed a law that said ...: thatは関係代名詞だが、これもNo. 4まで「おあずけ」です。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 1-6】 a law that said ... は「...という(と定める)法律」ということですが、この「...という」に当たる表現が英語では名詞によって変わるんですよね。 竹岡『英作文が面白いほど書ける本』を使って例を挙げてみましょうか。 @「...という経験 / 思い出」:(the) experience / memory of ... I have no experience of teaching English. 「私は英語を教えた経験がありません」 A「...という事実 / 可能性」:the fact / possibility that ...(同格名詞節ですね) Ann accepted the fact that she had a special talent for music. 「アンは、自分に音楽の特殊な才能があるという事実を受け入れていた」 B「...という記事 / 手紙」:an article / a letter saying that ...(or which says that ... など) I read a magazine article saying that breast-fed babies are healthier than bottle-fed babies. 「母乳で育った赤ん坊の方がミルクで育った赤ん坊より健康だという雑誌の記事を読んだ」 I read a newspaper article this morning that said that Japan should abolish the death penalty. 「今朝、日本は死刑を廃止するべきだという記事を新聞で読んだ」 C「(Aが)...するという傾向」:the tendency (for A) to V The tendency for young people to be indifferent to politics is nothing new. 「若者が政治に無関心だという傾向は今に始まったことではない」 ・・・厄介ですね。lawはこのBの場合に当たるわけです。
155 名前:大学への名無しさん [sage] :2017/10/07(土) 11:27:03.96 ID:LoojxlYr0←池沼回路 「何番目に〜な」:例えばこの表現はそれぞれ、以下のようになっている。 『実戦活用例文555』 >Acme Steel, the country's second largest steel producer, announced plans to lay off nearly 3000 workers nation-wide, beginning next month. >国内第2位の大手鉄鋼メーカー、アクメ・スティール社は、来月より全国で3000人近い解雇を実施する計画を発表した。
『実践ロイヤル付属暗記用例文300』 >Canada is, after the Russian Federation, the second largest country in the world. >カナダはロシア連邦に次いで,世界で2番目に広い国である。 ※この本もピーターセンが監修しており、英文は信頼できる。
『よくばり英作文』 >India is the world's second largest rice producer, after China. >インドは中国に次いで世界第二位の米の生産国だ。
On my entrance into the room って、おかしくない? force an entrance into the house で「家に押し入る(=break into the house)」 という表現はあるけど、enterは通常他動詞として使われて、enter the house だよね。 だから、on+動名詞〜 のこの句でinto は変だと思うんだけど・・・。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 2-2】 本文。 Scientist used to ...: used to とwould の違いが最近では文法問題で強調されているようですね。 どちらも「過去の習慣」を表すけど、used toは今(現在)との対比で、「もうしていない」というニュアンスがあるようです。 → I used to eat ramen at night, but now I do not because I must cut down on my calorie intake.(よくばり英作文;178) wouldはoftenのような頻度の副詞、when I was youngのような時の副詞(節)を伴って使われ、過去の回想の意味合いが強く、現在との対比はあまり意識されないようです。 Carpenters の歌の中に"When I was young, I'd (=I would) liten to the radio ... "というのがあったような。(... waiting for my favorite songs ... ♪) ※ほかにも、wouldは動作動詞にのみ使えて、状態動詞には使えない、 比較構文でthan they used to (be) は使えるが、… than they would は使えない、などの話もありますが、これらは英作文で勉強してちょ。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 2-3】 ・They know now that animals―dogs, rats, birds, and even worms―can learn. : では「同格」が出てきます。H=A1 + A2 + A3 ... タイプのもの。 「同格」も前置詞を伴わない名詞が、文中に出現するわけで、SVOCなど文の主要素と峻別して考えられるように詳しく解説されています。
・So scientists are beginning to understand that men are different from animals because they can speak. Animals cannot speak. これがS+V [S+V (S+V)]。
本文の最後の文、 ・They only know that man can speak because he has a big brain. もS+V [S+V (S+V)]。 出足から急ピッチで熱い『ルールとパターン』にくらべ、『ビジュアル』は静かな船出です。しかし、次のNo. 3あたりから、伊藤先生熱くなってきます。 次に進む前に、パターンの一覧表を前の版ではコピペしていました。 しかし、もうしばらくすると研究社から『 [新版] ルールとパターンの英文解釈』として2018/4/19出版される予定なので、そちらに譲ります。
ただし、『ビジュアル』にはここに載っていないもう一つの形が含まれていて、 S [S+V (S+V)] V (ビジュアルの⇒p. 234) The waves which you are thinking of when you ask this question, are made by the wind. こういう質問をするときにあなたが考えている波は、風によって起きるのです。 という「パターン」があります。
・このパターンそれぞれに例文が付いていると思いますが、課題文にこの例文が出てきたら、そこでしっかり味わっておくと呼吸がつかめるはずです。 例えば[S+V (S+V)] S+Vのパターンの例文は『ビジュアル』では When I thought I was quite near the village, I came to a lake. (村のすぐ近くだと思うと湖に出てしまいました) 『ルールとパターン』では When we've exchanged remarks on subjects of this kind, on which there can be no disagreement, we begin to feel friendly. (意見の相違が起こりようのないこの種の話題について言葉をかわし終えたときには、私たちは相手に親しみを感じはじめている) だいぶ雰囲気の違う文章ですが、読むときの呼吸は一緒なのがわかると思います。
But physicians are finding that 〜の訳を、 >ところが、内科医はこの旧来の薬の渡し方は治療を絶望的に効き目のないものにしたり、危険なものにさえすることがあると思うようになった。 と原文を無視して、勝手に過去形に訳すという愚を犯している 特に後者は中学生レベルの誤りである 伊藤回路とは、単語のニュアンスや時制を無視し、読めた気になる妄想を抱くことを言うのだろうwwww
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 3-1】 『ビジュアル』では3題目のこの問題が『ルールとパターン』では最初の1題目でした。いい問題だと当時も思ったし、今でもそう思います。 さて本文。今回は是非、本編解説を熟読してください。ここではちょっと違った視点から。 ・Light even shows us what is happening ...: 第4文型の文ですが、次の2つの文章で、正しいのはどちらでしょうか? (1) Open me a beer. / (2) Open me the door. 第4文型の間接目的語(ここではme)は直接目的語(ここではbeer / door)を(何らかの形で)所有するという意味的制限があります。従って(1)は〇は(2)×です。
またIO(間接目的語)とDO(直接目的語)を入れ替えた場合、toとforになる場合がありますが、 My brother gave me an old dictionary. ⇔ My brother gave an old dictionary to me. My sister made me some cookies. ⇔ My sister made some cookies for me. forになる場合はMy sister made some cookies.でfor me が無くても意味が成立してしまいます。一方 toを伴う動詞の方は意味が成立しません。→×My brother gave an old dictionary.
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 3-3】 ・green plants could not live ...: 伊藤先生の隣で教えていた『チョイス』な人達の本でしごかれた事の一つがこれでした。 「仮定法が潜んでいることに気づいたら、if節に相当するものはどこにあるかをすぐに探せ」ということ。 ここでは "Without light"という前置詞句ですね。
155 名前:大学への名無しさん [sage] :2017/10/07(土) 11:27:03.96 ID:LoojxlYr0←池沼回路 「何番目に〜な」:例えばこの表現はそれぞれ、以下のようになっている。 『実戦活用例文555』 >Acme Steel, the country's second largest steel producer, announced plans to lay off nearly 3000 workers nation-wide, beginning next month. >国内第2位の大手鉄鋼メーカー、アクメ・スティール社は、来月より全国で3000人近い解雇を実施する計画を発表した。
『実践ロイヤル付属暗記用例文300』 >Canada is, after the Russian Federation, the second largest country in the world. >カナダはロシア連邦に次いで,世界で2番目に広い国である。 ※この本もピーターセンが監修しており、英文は信頼できる。
『よくばり英作文』 >India is the world's second largest rice producer, after China. >インドは中国に次いで世界第二位の米の生産国だ。
Every year about two hundred million animals are being used and killed for scientific purposes, about sixty-four million of these in the United States. From anyone's point of view, this is a disagreeable fact, but some will say it is the concern of scientists only. We who are not scientists cannot get off the hook so easily, however. The use made of animals in science frequently is carried out in the name of improving the quality of human life: to instruct others in, and to advance our knowledge of, the world in which we live.
俺が前スレで出して馬鹿が逃げ出した問題。お前はこれを訳せ。最初の二文だけでよい。 時間を決めて同時にレスすることにしよう。 I don't know what I said or even if I said anything. I remember walking down the endless hall again alone with the sick child. I cannot describe my feelings. Anyone who has been through such moments will know, and those who have not cannot know, whatever words I might use. Perhaps the best way to put it is that I felt as though I were bleeding inwardly and desperately.
・Winston Churchill, the famous British Prime Minister, ...: 「同格の基本形」(これはH←Aタイプ)。同格に関しては「ビジュアル文法篇」(なぜか駿台文庫は"篇"で研究社は"編"なのですよ、トリビアですが) Ch. 8 名詞と修飾語(1)の 5. 名詞←名詞(同格関係)がいちばん簡潔でまとまってます。 文法篇は探しにくいんですよね。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 4-2】 ・Winston Churchill, ... often traveled, sometimes in his country and ...: 以前18スレで、「traveledのあとのコンマって何?」という質問をしてきた人がいました(211レス)。 私は「m→Mに関連したコンマ。 (⇒p. 216, 245, 379, 431, 506に類例) --> 副詞が、副詞句や副詞節を修飾する場合、句や節の直前に置かれる。 その直前にコンマが来て、副詞(m)が副詞句[節]のみにかかることを示す。」 と答えました。 別の機会にコンマの話をまとめたことありますので、スレを遡れる人は以下のリンクで行ってみてください。
On my entrance into the room って、おかしくない? force an entrance into the house で「家に押し入る(=break into the house)」 という表現はあるけど、enterは通常他動詞として使われて、enter the house だよね。 だから、on+動名詞〜 のこの句でinto は変だと思うんだけど・・・。
155 名前:大学への名無しさん [sage] :2017/10/07(土) 11:27:03.96 ID:LoojxlYr0←池沼回路 「何番目に〜な」:例えばこの表現はそれぞれ、以下のようになっている。 『実戦活用例文555』 >Acme Steel, the country's second largest steel producer, announced plans to lay off nearly 3000 workers nation-wide, beginning next month. >国内第2位の大手鉄鋼メーカー、アクメ・スティール社は、来月より全国で3000人近い解雇を実施する計画を発表した。
『実践ロイヤル付属暗記用例文300』 >Canada is, after the Russian Federation, the second largest country in the world. >カナダはロシア連邦に次いで,世界で2番目に広い国である。 ※この本もピーターセンが監修しており、英文は信頼できる。
『よくばり英作文』 >India is the world's second largest rice producer, after China. >インドは中国に次いで世界第二位の米の生産国だ。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 5-2】 解説は本文を見て下さい。簡潔にまとめると >The nightingale does not sing very long. >He usually begins to sing about the middle of May, and after the second week in June people hear his voice no more.
×Aが{about the middle of May}、Bは{after the second week in June ... }なのではなく、
○Aが{He usually begins to sing about the middle of May}、Bが{people hear his voice no more}であり、 {after the second week in June }はMで、Bにかかる ということです。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 5-3】 『ビジュアル』のルールは11個ですが、前身の『ルールとパターン』は13個ありました。 失われた2個うちの1つが「and (but, or) の後のコンマは挿入の開始を示す。」 というものでした。 「AとB」は英語では、"A and B" もしくは "A, and B" と書きます。だから英文が "A, and, ... " となっていたら、andの後からは「必ず」挿入があるので、 "A, and, M, B になる筈だ!" と「予想」して読んでいきなさいと説明されていました。 以下はその例です。 A hunter in Siberia lost his way in a snow-storm, and, after wandering blindly about for some time, fell into a bear-pit. It was one of his own traps. 「シベリアに住む猟師が、吹雪の中で道に迷った。しばらくの間、あてもなく歩き回ったあと、彼は熊をとるための落とし穴に落ちた。それは彼自身が仕掛けた罠だったのだ。」
But physicians are finding that 〜の訳を、 >ところが、内科医はこの旧来の薬の渡し方は治療を絶望的に効き目のないものにしたり、危険なものにさえすることがあると思うようになった。 と原文を無視して、勝手に過去形に訳すという愚を犯している 特に後者は中学生レベルの誤りである 伊藤回路とは、単語のニュアンスや時制を無視し、読めた気になる妄想を抱くことを言うのだろうwwww
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 6-2】 早速、「ルール 3」をあてはめています。それがp.41のココ↓ ・There was a good slope ... which children often used for their sledges, ...: 修飾する節である、which 以下を「ルール 3」の指示通り復元します。 Children often used [the Smiths' house; a park; a good slope] for their sledges. 復元と言っても先行詞がはっきりしないので、文法の選択問題の形になりました。 でもこうしてみると、「あぁ、a good slope しかねぇなぁ・・・」とわかります。
"which children often used for their sledges." じゃあわからなかったものが、 "Children often used [the Smiths' house; a park; a good slope] for their sledges. の形になると判るのです。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 6-4】 No. 6 は意外に盛り沢山です。頭っから「名詞の副詞的用法」、「同格」ときて ・so Mr. Smith said that he would take Bobby ...: の所では、「過去からみた未来」というやつが出てきます。 これ中々わかっていても抜けちゃう。ここでは「直接話法」と「間接話法」の話がらみです。 「S+V,[S+V],(S+V)の組み合わせ」すなわち「パターン」の話もいくつか出てきます。 接続詞と前置詞の両方の用法があるafter が、「M+S+Vなのか [S+V] S+Vなのか」の話もあります。 Home Room でのG君の悩み、「前を考えてるとあとが見えなくなるし、あとに注意が行くと、前に何が書いてあったか忘れちゃうんです」というのも、 思い当るところのあることなのではないでしょうか。 第5文型への助走も始まっています。いよいよNo. 7 でお披露目です。
ところで、トナカイや馬が引くそりは a sleighというそうです。 貨物運搬用のそり、小型の「遊び用のそり」は((英))では a sledge、((米))では a sledと言うそうです。どうやらこの話はイギリスの話だったようです。 cardboardは「厚紙」ですが、cardboard boxが「厚紙の箱、段ボール箱」であることを書いてある英和辞典はあまりないようです。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 6-5】 少し抜けたので補足を。 上の例示の際は省略したので気づかなかったでしょうが、 ・There was a good slope in a park not far from the Smiths' house, which children often used for their sledges, ...: では、先行詞 a good slope から関係代名詞 which までの間に "in a park not far from the Smiths' house," という長い修飾語が入り、両者が離れてしまってます。 これも関係詞が難しく見える原因の一つです。 文法篇p. 555 「Ch. 10 名詞と修飾語(3)−関係詞節を中心に−」の7. 関係詞と先行詞 にこういう例が沢山載っています。 この機会に「文法篇」を利用してください。 『英文解釈教室(正編)』はこういう短文をひたすら解説する形で書かれています。 その究極の形が、No. 58の「H(=S)+V ... M1」というやつです。 「実際の内容より、この記号の解読の方が難しい」かも知れません(笑)。 ※この解説の前のバージョンの後に直接話法、間接話法に関する解説を書きました。もし良ければ参考にしてください (話法の変換 No. 1〜No. 17)。
On my entrance into the room って、おかしくない? force an entrance into the house で「家に押し入る(=break into the house)」 という表現はあるけど、enterは通常他動詞として使われて、enter the house だよね。 だから、on+動名詞〜 のこの句でinto は変だと思うんだけど・・・。
S+V+X+to―について、さわりの部分だけやって、要領をお見せします。 例:[ビジュ]S+V+X+to― [find, consider, know, ask, expect, help, invite, teach, tell, wish] They have found the crossing to be safe. (p. 243) We usually consider his failure to come from the lack of effort or ability. (p. 62) ・ ・ ・ [英ナビ]S+V+X+to― [enable, expect, get, tell] The book will enable us to understand the country better. It will be no trouble, and I don't expect you to do it for nothing. They got their mother to pack some sandwiches. I told the boy not to go out. ⇔ I said to the boy, "Don't go out." ・・・といった感じにやればよいと思います。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 7-4】 ・He went to New York, but ...: 「A and (M) B」。 接続詞、関係詞の後にMが来て主部。という「呼吸」は一度コツをのみ込むと楽。 ルール 10「接続詞+M2(副詞的修飾語)+S+Vの形のM2は必ずあとの動詞へかかる。」 も共通する要素があります。ちなみに『ルールとパターン』では 「接続詞(関係詞)+M2+[S]+Vの形のM2は必ずあとの動詞へかかる(M2=副詞的修飾語[句])」となっていて、複雑ですが、こちらの方が応用範囲が広いい感じです。
・As Franklin had to walk part of the way ...: part of the way は名詞の副詞的用法。「途中」。
・he arrived in Philadelphia dirty, muddy, and very hungry. →文法篇 Ch.1 1. (2) [完全な文+C] あんまり推奨したくない『700選』だと7番がこのタイプの文です (^^;
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 8-3】 本文行きましょうか。 ・This is all very well ...: 「all はThisを説明する言葉」とさらっといっていますが、いわゆる「同格のall」です。 『ルールとパターン』は同じ言葉でさらっと説明した後、→p. ○○と、リンクが張ってあり、 そちらには「同格のoneself」が待ち構えていて、allの説明もそこでされていました。
・and perhaps some good advice ...: ・but too often they neglect ...: ・but sometimes study methods ...: 筆者の癖もあるのでしょうが、「A and (M) B」です。 nightingaleの課題文のように文の解釈に大きな影響を持つ感じではありませんが、「呼吸」をつかんでおくのが大事な気がします。
・Mr. Jones was never friendly to anyone: ただの偶然なんだけど、この課題文をみると「実践ロイヤルの暗記用例文300」を思い出してしまう。 例えばこの文をみると149. He doesn't like nor trust anyone. を思い出す。 ちなみに、neither は <neither A nor B> が普通ですが、not の場合はnor でも or でもよいのだそうです。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 9-2】 ・and the shopkeeper he worked for didn't like him: 早速接触節です。ここのwork の後のfor という前置詞が出にくいと英作文の大矢本に出てましたよ。 ここも171. The company (which [that]) I worked for went bankrupt. を思い出してしまう。
・The first car came up...: ・His little boy came up to him: ここも、251. Suddenly a drunken man came up to me.「突然、酔った男が私の方にやってきた」 なぜか実践ロイヤルの例文がこの課題文にシンクロしてるのです。 つまりNo. 9を内容ごと英文を覚えて訳文を見たら、英文が書けるようにしておけば英作文に有利ですね。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 11-2】 課題文は「ウェディングケーキとその歴史」と言った感じで、焦点は"be+p.p.+to不定詞"です。 少なくとも1周はしている前提の我々としては、少しだけ視野を広げてみましょう。 『英ナビ』を参照します。すると10-A-2で Harrison was last seen alive around 9:30 p.m., so we think he was killed some time after that. など、S+be+p.p.+Xの形では第4文型の動詞でXが名詞であるとき以外はすべて、 下のように分解して意味を考えればよい。 S+be+p.p.+X = [S+be+X]+[be+p.p.] → [He was alive]+[was seen] 例文が物騒ですが、これと同じ考え方をNo. 11ではしています。(つづく)
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 11-3】 さて、 (1) His failure is considered to come from the lack of effort. →[His failure comes from the lack of effort]+[is considerd] ですが、この文の能動態は They consider his failure to come from the lack of effort. と第5文型になりますが、この文のOとCのNexusは "His failure comes from the lack of effort." とまとまります。どこかでみたことありませんか?そう、すぐ上にありますね。ジャン! (2) Something was felt to touch my cheek. →[Something touched my cheek]+[was felt] 同じように能動態にすると、知覚動詞で目的補語が原形不定詞になるのが(1)と違いますが、 I felt something touch my cheek. と第5文型になり、OとCのNexusは "Something touched my cheek." です。ジャ〜ン!(つづく)
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 11-4】 (3) He was surprised to notice that they were lending the poor boy their sledges. →[He noticed that they were lending the poor boy their sledges]+[was surprised] この文は今までと違い「感情の原因を示す不定詞の副詞的用法」として教わる文。 でも"be+p.p.+to不定詞"という文の構造は同じで、同様に処理できる。
さて、ここで悪ノリ。"be+形容詞+to不定詞"という文を考えてみましょう。 (4) I was happy to see him again. この文も「感情の原因を示す不定詞の副詞的用法」として教わる。そしてこの文も →[I saw him again]+[was happy] として意味を移せちゃうのです。ジャ〜ン!
実は(4)の形は別の認識枠を伊藤先生は用意していて、それは 「Sはto−の点で、形容詞である」として日本語に移しちゃえ、 というもの(p. 367)です。 その理由はまた別にして、とにかく本編の説明よりやや高い視点から眺めてみました。 いずれにせよ、この課題文中に出てくる ... she was "sure" to dream of her future husband やbe supposed to― 、Home Room で出てくる He is said to be rich. → It is said that he is rich. まで、すべて『英ナビ』のChapter 10で解説されています。是非ご参照を。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 11-5】 ・This symbolized their wish ...: their wish for a life of { wealth and happiness} for the young couple. 釣り合いのとれた読み方。
・Then each guest would run ...: used to ... との鑑別で以前出てきた過去の習慣を示すwould ですが、こういう使われ方を見る限り、神経質に色々鑑別するのも考えものです。
・the crumbs of the cake to take home: He has a large family to support.< support a large family (V O) He has no friends to support him.< Friends support him (S V) を参考にすると < take the crumbs of the cake home (V O M) となっています。
・This would then bring ...: こちらのwould は「過去から見た未来」、bring は第4文型の動詞だが目的語を逆さにした時、for, to どちらもとる数少ない動詞。他にleaveもそう。 Bring the money to me here. (〜に〔着点〕) / I have brought your heavy suitcase for you. (〜のために〔利益〕)
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 11-6】 ・This piece of wedding cake was also supposed to have: 、焦点の"be+p.p.+to不定詞"。 [This piece of wedding cake also had romantic powers as well] +[was supposed]
・for if ...: if は接続詞だから、for も前置詞ではなく接続詞と一義的に決まり、接続詞のfor は「理由」を示す用法しかない、と。 全体は[S+V] S+Vになるという見通し(予想)が立つことも重要。 ・・・こういうことは単なる文法解説書では学べません。
・she was "sure" to dream: この形の説明はPart.IIに譲るとなっているが、これが「Sはto−の点で、形容詞である」というもの。
・... kiss each other: 「each other は難しい表現ですが、説明はあとまわしに」し、そのまま終わってしまいます。 『英ナビ』でも説明しはぐっています。朋友山口俊治先生の『実況中継』にあります(第36回 代名詞)。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 11-7】 ・each other: せっかくの機会だから書きます。 伊藤先生も一瞬説明モードに入っています。「each other は代名詞で、kiss の目的語であることだけを指摘しておきます。」 そして諦めました。例示に多くのスペースを必要とするからです。実況中継からの引用です。 (a) They love each other. (○) (b) They quarrel each other. (×) →They quarrel with each other. (c) They are kind each other. (×) →They are kind to each other. (d) They are like each other. (○) (e) They are different each other. (×) →They are different from each other. ポイントは「each otherは"おたがいに"という副詞句ではない、each otherは代名詞の働きをする句である」ということで、 他動詞の目的語になるけれど、自動詞とともに使う時は前置詞が必要になります。 以前別の機会に「奥井先生の本に間違っているところが2か所ある」と書きましたが、その1つがこれです。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 12-1】 焦点は"becauseとfor"、課題文はRichard Rudd という物忘れの激しい人の話です。 伊藤先生は忘れっぽい人が相当好きだったようで、『テーマ別』の17-2でも物忘れオヤジの書いた文章を楽しそうに解説しています。 焦点。 becauseの方はここでは訳の問題が中心。 S+V because [S+V] / Because [S+V] S+Vを 「 [S+V]なので、S+V 」や「S+V 、なぜなら [S+V]」は良いが、 Because [S+V] S+V を 「なぜなら[S+V]、S+V 」は間違い。という話。 もう一つ、Because 以下の部分だけを別文にするのは、間違いではないが普通ではない。 → I didn't know what to do. Because I could not find it on the map. 通常はWhy ... ?で使うようです。 "Why were you absent yesterday?" "Because I had a bad headache." forの方は、前に来ない、別文になることがある。という感じ。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 12-2】 ・I once knew a man who ... memory. Richard Rudd was ...: 本編には書いていないことなのですが、 「昔…な男がいて、私はその男を知っていた。リチャード・ラッドは……」 というような日本語文は不自然ですね。 第1文で人の説明や肩書が書かれ、第2文でいきなり人の名前が出てくる。 「昔…な男がいて、リチャードラッドと言った。」とか「昔リチャード・ラッドという…な男がいた。」 が日本語文では普通。しかし、英語ではこういう人物紹介の仕方がよくあります。
・his promises to meet persons: to不定詞の形容詞的用法ですが、SV、VOなどの主語-述語の関係を含むもの以外のいくつかのパターンの一つ、 to不定詞の修飾を受ける特定の名詞ひとつがpromise。「文法篇」p. 552にそのような名詞が、文中に出てきた範囲で載っています。 これも、自分で展開して、ノートやワープロに書き出しておくよいでしょう。『ルールとパターン』でこの型の最初の例は This was a test to see whether you would read the story.「これはあなたが小説を読むかどうかを知るためのテストでした」 でした。素人物書きのおばさんが編集者に小説の原稿を送ったが、読まずに返されたことに腹を立てて、 抗議の手紙を書いた中で原稿にした仕掛けを種明かしする段で出てきた文章です。
・be good friends with ...: 「...と仲の良い友達になる」 名詞の複数形が入る熟語をいくつか挙げると、 make friends with「と友達になる」, shook hands with「と握手をする」, change buses「バスを乗り換える」, on one's hands and knees「四つんばいで」, jump to one's feet「[足で]とび上がる」, take great pains「大変な骨折りをする」, a man of letters「文学者」, in terms of「の面から」, be on good terms with「とよい間柄である」。 以上山口『実況中継』から引用。いい本なんで、お勧めします。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 12-3】 ・Some people who didn't ...: 一体何人くらいなんだろう、というイメージがあれば「彼が好きでない何人かの人は...」、「彼が好きでない人の中には〜と考えている者もいた」で躓かないでしょうか。 後者で処理しておけば「無難」ではあるでしょう。
・To make the trip more interesting ...: 副詞的用法の不定詞か、名詞用法で主語か、の鑑別です。 『英文解釈教室』で最初に読んだときは感心しました。へぇ〜って。 でも、とても最後まで読み通せませんでしたけど。 現在なら『ビジュアル』から順に読んでいけば読み通せますよ!
・Fortunately, a friend of his happened to be ...: a friend of his この型の表現で一番最初に覚えたのは Otis Reddingというソウルシンガーの曲 "These Arms of Mine" でした。印象が強いと忘れないですね。 happened to be ... は『英ナビ』のSVXX分類では「S+V+to―(1)−補語の場合−」に当たります。 ただ、このto―がなぜ補語と見做せるのか、未だにはっきりわかりません。 誰か知っていたら教えて下さい。 他にもseems to, appears to, happened to, proved to, turned out toなど。
・He said he could take care of ...: 間接話法⇔直接話法の変換は大事なskill ですが、最近は問題が出ないのであまり、きっちりした演習問題がないですね。 昔の『試験に出る英文法』何かは一章かけて、がっちりやってましたが。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 12-4】 さて、冒頭に出てきた接続詞 for について、 PEUに「for節は文頭に来て従属節を作ることは決してないし、また単独に用いることも許されない」と書いてあったと言って、本書の記載が間違っていると主張している人がいました。
以下を見て下さい。 ... And yet that is not enough. For we see around the world today how even the crudest rifles and barrel bombs can serve up violence on a terrible scale. (しかし、これだけでは不十分です。なぜなら今日世界を見渡せば、粗雑なライフルや樽爆弾さえも、恐ろしいほどの大きな規模での暴力を可能にするからです)
これは2016年のオバマ前大統領の広島でのスピーチの一部で、New York Times が文字起こししたものです。 接続詞の for が独立文として使われています。 ・・・反証がひとつあれば充分だと思います。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 13-1】 課題文はお堅い教育論で、焦点は「関係代名詞の what」。久しぶりにルールの紹介があり、 ルール 9「疑問代名詞と関係代名詞のwhatは、名詞節をまとめると同時に節の中で代名詞として働く。」 (1) I asked her what Benjamin wrote. これは疑問代名詞にしか読めない。 (2) I don't believe what he say. これは関係代名詞にしか読めない。 [途中] He sometimes forgot what he was talking about. これはどちらにも読める。
結局形の上からの違いはなく、内容の違いで判断するしかない。 ・・・よく考えると、動詞が決めてるんですよね。というのは(1)と(2)の名詞節を入れ替える。 (1)′ I asked her what he say. これは疑問代名詞にしか読めない。 (2)′ I don't believe what Benjamin wrote. これは関係代名詞にしか読めない。 whatが導く節を取り換えても、(1)は疑問代名詞としてしか読めず、(2)は関係代名詞としてしか読めない。 主節の動詞がなんであるかで、疑問代名詞の節か、関係代名詞の節かが決まるのですね。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 13-2】 ・Whatever you are teaching, teach clearly.: ここでは解説は「おあずけ」になっていますが、既に1周した我々は 「whateverが導く節は、whatと違って、副詞節を作り、完全な文に外側からかかる」 ことを知っています。No. 48を思い出してください。 →Whatever I get, it is yours. / Whatever book I get, it is yours. さらに関係形容詞としての用法もあります。 You can read whatever book I get. ⇔ You can read any book that I get.
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 13-3】 (つづき)worth は特殊な単語で、辞書では「形容詞」とされているけど、 It is not worth a penny. (それは1ペニーの値打ちもない) のように名詞があとに来ることがあり、aの前にあることでわかるようにその機能は「前置詞」です。あとのa pennyは目的語。 だから「価値ある1ペニーではない」ではなく、「1ペニーの値打ちもない」となるわけで、これは The hotel is near the station. (そのホテルは駅の近くにある) の前置詞nearと同じ働きです。 一方S+be+X+Xの文型という点から見るとS+be+形容詞+―ingという形をとり、この形はbusyとworthだけ。 This book is worth reading. なおこの形では、Sが意味の上で―ingの目的語を兼ねます。 さらに形容詞と言っても ×Reading this book is worth. とは言えず、 ○Reading this book is worth while.となります。色々特殊。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 13-4】 ・Lessons should ... and plenty of time allowed ...: { Lessons should be carefully planned and plenty of time [should be] allowed for repetition and review. } 「共通の構造を持ち一部の語句は同一である2つの部分からなる文が構成されるとき、同一の部分が後半では省略されることがある」 No. 36で大きく扱われる「共通関係による省略」です。
・... conscious reason is what makes us men ...: 焦点の関係代名詞のwhat。
・and not animals: S is not A but B. は S is B, and not A. や、ここでは触れられていませんが、 S is B, not A. と書くことができます(『テーマ別』p. 21 <語法のファイル@ A, not B>)。
・it is impossible for you to answer them ...: able, unable は I am still unable to sleep because of the tea I drank earlier. のように「人」を主語にし、It is ... to―の形をとるときは、possible, impossible になります。 『英ナビ』だと8-A-2〜3に詳しく解説してあります。
・I just had one of my teeth pulled out ...: 早速焦点が出ました。 この型の "have+O+p.p." はピーターセンによると"「Oを〜される」という受身の意味にもなるし,「Oを〜してもらう」という使役の意味にもなる、 更に竹岡によると、"「(主にプロなどに合意の上で)Oを〜してもらう」"という使い方が多い、 と言います(エアコン・時計・車の修理、散髪、家のペンキ塗り、身体の診察など)。 ここもそんな使用状況です。
・I ... was told to rest...: No. 11 でやった "S+be+p.p.+to―"。S+V+X+X よる文型の説明って、こういうやや込み入った構文の理論へのアクセスがとてもスムーズです。 5文型論そのままだと、原理・原則論に終始して、こういう細かい部分に切り込んでいきにくい感じがしますが、どうでしょう?
・search out: out はsearch を強める副詞、確かに日本語でも「探し出す」と言います。もっともいつもこううまく対応してくれれば苦労はないのですが。
・the hole where the tooth had been: 関係副詞の話です。形容詞節を作るのに関係副詞と言います。文法的説明はわかりにくいのに使ってみるとやさしい。 結局関係副詞が導く節は、完全な文で語順の変更がないから我々の脳にやさしいのでしょう。 ただ、省略があったり、使える名詞が限られたりするので、文法的に考えると複雑ですね。 それからhad been と過去完了が使われてます。過去完了はよく出る形を例文で覚えないとなかなか自信をもって使えませんね。
からのつづき) 【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 15-1】 課題文は「ゲームに負けた時の感情のコントロールとしつけ」の話で、焦点は「比較の組み立て」。 伊藤先生が比較構文を論ずるときは必ずと言っていいほど出てくる[comedy & tragedy 噺]ですが、 本によって書いてある内容がちょっとだけ違っていることもあります。少し広げてみましょうか。 『ビジュアル』を基準としますので熟読してください。 できれば各文を紙に書いて、繋げて共通項を後の文から削除して比較構文を言われたとおりに作ってみて下さい、ゆっくりと。そのうえで読んでみて下さいね。 最初の文は Comedy is as true to one side of life as tragedy is to another. ですが、『ビジュアル』では15番に出てくる同形の文をあげるに留まっています。 『英ナビ』下巻p. 99に飛びます。そこにはこの比較構文の直後に次のように書いてあります。(つづく)
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 15-2】 (つづき) "as ... asやmore ... thanのあとがS+Vのときは、その主語を文の中心の主語、動詞を文の中心の動詞と並べて考えなさい" 更にしばらく後には "この構成の文の7割の場合がこれで解決" と書いてあります。残りの3割が気になるところですが『英ナビ』には書いてません。『テーマ別』にありますので後で書きます。 次に第2の文 Comedy is as true to one side of life as to another. の後には "比較の第2のasやthanのあとが副詞的なものである場合には、それが前半のどの副詞要素と並行しているかを考えよ" と書いてあります。 同様に第3の文 Comedy is as true to life as tragedy. の後には "比較の第2のasやthanのあとが前置詞のない名詞だったら、それを前の主語と並べてみよ" "この構成の文の9割以上はこれで解決" とあります。つまり比較構文がよくわからない時は第2のasやthanのあとをよく見よということです。 こういう基本姿勢で比較構文を見ていきます。(つづく)
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 15-3】 (つづき) さて最初の文の後は Comedy is as true to one side of life as tragedy is to another. "as ... asやmore ... thanのあとがS+Vのときは、その主語を文の中心の主語、動詞を文の中心の動詞と並べて考えよ、さすれば7割はこれで解決" とあり、残りの3割が気になりますが、『テーマ別』p. 275の次の箇所がそれに当たります。 "They have a wide range of meanings ( ) first come to mind. (それらは、広い範囲の意味を持っていて、それがまず心に浮かぶ) の空所に入るのは、meaningsを先行詞としてcomeの主語になる関係代名詞のwhichかthat。 wideが、次例のようにwiderに変わると、which [that] はthanに変わるのが約束。 They have a wider range of meanings than first come to mind. (それらは、最初に考えられるより広い範囲の意味を持っている) このthanはやはりmeaningsを先行詞としてcomeの主語になる関係代名詞と説明される。 上であげたComedy is … の3つの文とはちがうとらえ方であるが、この種の文は、この方が理解しやすくてよい。" 以上が補足事項になります。(つづく)
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 15-4】 (つづき) 本文。 ・How difficult it is not to ...: how の文をみたら、how をとったら、このdifficult はどこに戻るのだろう、と必ず考えること、面倒でも。そうすると慣れてきます。 to―を否定したいときは、notはto―の直前に置きます。
・make excuse: make+名詞が1語の動詞に等しい意味を持ちますが、"文法篇"p. 529にこの本の中のものがまとめられています。『英ナビ』は上p. 102〜103、『新英頻』はpt.1 p. 54。
it ... to―の構文、釣り合いのとれた読み方、などまたまた出てきました。この偶然?の生む「反復」こそ『ビジュアル』のもっとも優れている部分じゃないでしょうかね。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 15-6】 最後の文 So if I lost repeatedly, I used to run round the corner away from the garden, where I could cry without anyone seeing it. の一部 I could cry without anyone seeing it. は形の上では I can't write with you standing there. とよく似ていますね。 しかし下の文は(伊藤先生は使わない言葉ですが)いわゆる「付帯状況のwith」といわれるもので、 ―ingの位置にp.p.や形容詞、前置詞の句が来る場合もあり、―ingは現在分詞と考えられます。 一方今回出てきた上の文は「前置詞+動名詞」の関係に「意味上の主語」が加わったものです。
[ちなみに意味上の主語を伴わないもので、前置詞がwithoutの例文を挙げると、 You can't make an omelette without breaking eggs. They left without saying goodbye. などがあります(Practical English Usage 104.1 / 115.6)。]
Using a sharp ax, he broke down the door. / By using a sharp ax, he broke down the door. 上の2つの文も「鋭い斧を使って、彼はドアを壊した」と同じ意味ですが、 前者はいわゆる「分詞構文(つまり現在分詞)」、後者は「前置詞+動名詞」という説明になります。 現在分詞と動名詞が紛らわしくなる領域がこの辺にあります。
On my entrance into the room って、おかしくない? force an entrance into the house で「家に押し入る(=break into the house)」 という表現はあるけど、enterは通常他動詞として使われて、enter the house だよね。 だから、on+動名詞〜 のこの句でinto は変だと思うんだけど・・・。
こういう文法的なつながりが次々に並ぶのは、もしかすると編集者である伊藤先生の思考の動きなんでしょうかね。 たとえ先生本人に無意識であるにしても、ですが。 さて、 (1) A child is afraid of a dog barking fiercely. (2) He sat in silence, stroking his beard. で、(1)はa dog (H) と barking (M) 現在分詞がH-M関係であり、その結びつきはS′とP′の関係です。 (2)の動作主は主節と同じHeであり、副詞的にこの文に働いていて、この形を分詞構文と呼ぶと説明します。 述語動詞に変換して、あとはつなぎ合わせるだけ。訳の問題としては日本語でどうつなぐか考えればよい、と教えます。 奥井・斎藤など『チョイス』組は結構書き換え問題のようなことをして、それからそれを日本語に訳していて、この辺は考え方が違うんだなぁと思いました。 我々としては1周していますから、江川やロイヤルなどで、分詞構文が添える意味をざっと読んでおくと余裕が出るでしょう。
『テーマ別』 19-2の課題文で、老いによる社会的孤立におびえる筆者が発した The ideal way to age would be to grow slowly invisible, gradually disappearing, without causing worry or discomfort to the young. 「ゆっくりと姿が見えなくなり、徐々に消えていって、若い人に心配や不快な思いをさせずにすめば、、それが理想的な老い方ということになろう) この文ではdisappearingの意味上の主語はThe ideal wayではなく、主節のto grow slowly invisibleの 動作主体、すなわち著者を代表とする「人間一般」が分詞構文の主語。
また、山口俊治『英語構文全解説』p. 566には I saw some of them throw themselves against windows in desperate protest, shouting and crying. (私が見たところでは、何人かは窓に体を激突させて必死に抗議していた) という文があり、shouting and cryingの意味上の主語は主節の主語である I ではなく、 主節の文型SVOCの目的補語throw themselves against windowsの動作主体すなわち、目的語のsome of themが分詞構文の意味上の主語になっています。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 16-3】 ・Eddie spends most of his free time in front of the TV set: spend の後には時間が来て―ing、と教わりますけど、こういう前置詞句も来ます。 most がmany より強い語だという説明は2回目、何度も繰り返していますので、思っているほど簡単には身につかないのでしょう。
・how he used to use his imagination ... 「過去の習慣」のused to ですが、文法書によっては"規則的な習慣"と書いているものもありますが、ここではそれほどでもありません。 wouldと較べて、「どちらかというと」ということなのでしょう。
・his son's TV watching: →his son's watching TV→His son watches TV. "名詞構文"とまではいきませんが、"名詞中心の表現"です。
・He has made indirect remarks ...: 「make+名詞」→"文法篇"p. 529
・suggesting that it might ...: 焦点の分詞構文、suggestingの動作主は主節の主語のHe。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 16-4】 ・it might be more fun to ...: 釣り合いのとれた読み方ですが、どうにもうまく表示が出来ませんね。紙で書くのがいいですね、こういうところ。
・has not caught the hint, or, if he has, ... : >『ビジュアル』のルールは11個ですが、前身の『ルールとパターン』は13個ありました。 >失われた2個うちの1つが「and (but, or)の後のコンマは挿入の開始を示す。」 >というものでした。 ・・・と以前書きましたが (
・his father's TV viewing behavior: No. 17まで「おあずけ」。
・it would be unfair to ...: ここのwould もNo. 17まで「おあずけ」だそうですが、仮定法に関するものです。 もっとも、ここでは通常の仮定法の原則が守られていません(⇒p. 136)。
[Home Room] 分詞修飾か、分詞構文かの鑑別の問題。 S+M+V。SとMの間にコンマがあるかどうかをひとつの判断材料とする。 コンマがなければSの修飾語、あれば分詞構文と考えて検討してみる。 The roads leading into the city are full of cars. その市へ通じる道は車でいっぱいだ。 The roads, leading into the city, are full of cars. それらの道は、市に通じているので、車でいっぱいだ。
155 名前:大学への名無しさん [sage] :2017/10/07(土) 11:27:03.96 ID:LoojxlYr0←池沼回路 「何番目に〜な」:例えばこの表現はそれぞれ、以下のようになっている。 『実戦活用例文555』 >Acme Steel, the country's second largest steel producer, announced plans to lay off nearly 3000 workers nation-wide, beginning next month. >国内第2位の大手鉄鋼メーカー、アクメ・スティール社は、来月より全国で3000人近い解雇を実施する計画を発表した。
『実践ロイヤル付属暗記用例文300』 >Canada is, after the Russian Federation, the second largest country in the world. >カナダはロシア連邦に次いで,世界で2番目に広い国である。 ※この本もピーターセンが監修しており、英文は信頼できる。
『よくばり英作文』 >India is the world's second largest rice producer, after China. >インドは中国に次いで世界第二位の米の生産国だ。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 17-2】 本文。 ・... believe that food production ... with population growth: 焦点。food productionがV+O、population growthがS+Vを基礎にしているのは焦点、本編解説の通り。
・No one knows how many people ...: howがなかったら、の話がここでも徹底されています。 英語はとにかく語順変更が多いですね。その度毎に頭を働かせてみるのが遠回りに見えて結局は一番の近道になるのでしょうね。
・―there will be more people than the earth can support: 比較はcomedy-tragedy噺を思い出して、than以下をみる。「S+Vだ。thanの前のS+Vと較べてみよう!」という手順。 ただ、ひとひねりある文ですね。 There will be many people. The earth can support many people. を比べているんだと考えます。同様な例として、次の文をあげておきます。 She is hungrier than you supposed. (彼女は、あなたが思っていたより、お腹がすいている) She is hungry. You supporsed she is hungry.
・For many years, the world population increased ...: M+S+V。このことについては次の2つの本が参考になります。 『解釈教室 基礎編』p. 13「構文研究:英文をはじめる語句」 『テーマ別』p. 288「構文と訳出:22 M+M+S+V」
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 17-3】 ・Because of ...: 一般的には「群前置詞」と言いますが、伊藤先生は「熟語の前置詞」という言葉で呼びます。『英文解釈教室』にいやらしい例文がありました。 3-2-6 I was flattered that she wanted to speak to me, because of all the older girls I admired her most. (彼女が話したがっているので私は得意になった。年長の女の子の中で、彼女を一番敬愛していたからである) because of じゃなくて、of all the older girls という最上級の構文に出てくるof が接続詞のbecauseの隣にただ来ただけでした、という引っかけ。 本題に戻って、ここもM+S+V
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 17-4】 ・in thirty-five years は「35年後に」 He'll be back in a week or so.「一週間くらいで」〈(今から)…の後に〉『新英頻 Pt. 2』p. 1 It is estimated that in several years the world's population will reach eight billion.「数年後には」〈これから…経てば〉 『よくばり英作文』No. 361
・... such a high population would cause hunger, wars, and other disasters. 本編解説では触れられていませんが、ここの直訳は「そのような人口過多は飢餓や戦争やその他の災害を引き起こすだろう」となりますが、 [大意]の訳では「人口がこのように多くなれば、それが原因で、飢餓や戦争などの災害が生ずる(だろう)」となっています。 ここでは有名な訳のテクニックが2つと、あまり知られていない文法的な知識が1つ使われています。 まず訳のテクニックですが、1つめは名詞型の表現を動詞型にする、というもので、such a high population 「そのような過多な人口」を「人口がこのように多くなる(こと)」と動詞型の表現に変えています。 2つめは有名な「無生物主語の訳し方」で、この主語の部分を副詞的に「人口がこのように多くなれば、」として、 目的語にあたる「飢餓や戦争などの災害が・・・」とここを主語に持ってきます ・・・有名ですから説明はこの辺でいいでしょ? もう一つはhunger, wars, and other disastersの所。この 〜 and other N (名刺の複数形) は「〜などのN」と訳せばうまくゆくことが多い表現です。 このような「〜などの」に対応する英語表現には、and other ... の他、include, including ... , such as ... があります。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 17-5】 ・the world could support a much larger population if its resources (food, energy, land) were distributed equally: 仮定法過去の文章。ここで初めて仮定法の話が入ってきました。 仮定法については文法で一通りやっておいた方が無難です。『実況中継』、『英ナビ』、『今井英文法』どれでもいいでしょう。
・Some believe that increased food production ...: 読み違いの錯覚を起こす可能性のある文章。ハッと驚き、パッと頭を切りかえる。 ただしそういう読み違いを起こしにくい第一感を育てるのが大事と何度も書いています。
『ビジュアル』を既に1周はしている我々は「特別な例外」を知っているべきです。『英ナビ』から例文を引きます。 34-B-3 This car differs from all others in that it can regulate its speed automatically. 「このクルマは、スピードを自動的に制御できる点で、他のすべてのクルマとはちがっている」 34-B-3* We had a pleasant time, except that the weather was cold. 「天候が寒かったことを除いては、我々は楽しい時を過ごした」 (*は問題文ではなく、説明例文ですよという印)
このin that と except that だけが唯一の例外です。『英ナビ』は『ビジュアル』のcompanion です。
更に3つのまとめがあり、(2) whether、(3) whatなど疑問代名詞と関係代名詞で始まる名詞節、(4) where, when など疑問副詞で始まる名詞節、が続きます。 (2)〜(4) は全て、前置詞の目的語になることができるんだけど、それぞれひとこと言っておきます。
疑問代名詞のwhich も紛らわしいので注意。 例文の様に、on which なんて見ると、「前置詞+関係代名詞」だと早合点しちゃって、「先行詞がない!」などとうろたえちゃう。 「疑問代名詞のwhichかもしれない」という基本的なことに気づかないで悩んじゃう。以前やったから、よ〜くわかります (^^;。
(4)疑問副詞のwhere, when, why, how how だけは、語順変更があるときがあって厄介ですが、「howがなかったら」をいつでも頑張って考えましょう。
そろそろ本文見てみますか。 ・We all agree that ...: 同格のallがまた出てきます。 さて、他動詞の目的語のようにthat 節がついていますが、「同意する、意見が一致する」の意味で節でない語がつくときは、 agree to (an opinion, a plan)、agree with (a person)の様に前置詞が伴い、自動詞であることが分かります。 「V+that ...」というかたまりを全体として覚えておくべき、とはそういうこと。辞書を確認しておいてください。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 18-3】 ・there are as many opinions as to how that fitting is to be done as ...: !! p. 142 下から 7 行目に以前このスレでも話題になった「誤植」がありますので、ここに記して、このスレでの訂正版を入れておきます !! -------------------------------------------------------------- 「fitting 「その適応」が主語、is to―は補語ですが、このbe to―がReview 1のbe to―とちがうことは、that fitting = be doneという関係が成立しないことでわかります。」 ↓↓↓ 「fitting 「その適応」が主語。このis to―は一見するとRevew 1のbe to―と同型ですが、that fitting = be doneという関係が成立しないことから、 (to―を)ここで補語と捉えるのは誤りです。このbe to―はshouldという助動詞と同じ意味で使われているのです。」 -------------------------------------------------------------- asがこうしてみると3つありますが、左から右に読んでいる途中では2番目のas to ... のas を比較構文as ... as ...の2つ目のas と早合点しがちです。
as to は群前置詞(伊藤先生は「熟語の前置詞」と好んで言う)、「...について、関して」。 『ルールとパターン』では最終40番に出てきたので印象深く覚えています。 The teaching of literature is a matter as to which it is easy to make mistakes. 「文学を教えることは間違いやすい問題である」
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 18-4】 ・as to how that fitting is to be done: as toは疑問詞で始まる名詞節が続くことが多いけど、ここでもhowの節。その中にbe toが出てくる。 be toのまとめ: 1. There are many opinions as to how that fitting is to be done. ⇒p. 141←「ねばならない;べきである」(義務)のbe to。 2. I am to see her tomorrow. ⇒p. 142 ←「はず[予定]である」 3. Nothing was to be found in the room. ⇒p. 142 ←「…できる」。この用法はto―の後が受動態になり、かつ全体が否定文の時に限られる。 4. If you are to succeed, you must work hard. ←be to―をif-clauseの中で用いると(主語が人である場合)「〈人が〉…したいと思うならば」という意味になる。 5. If a profit is to be made, this must be done. ←be to―をif-clauseの中で用いると(主語が物である場合、if-clauseの内容が成立するために必要な条件を主節が示すこととなって) 「…するためには」という意味になる。 be toが一番詳しく書いてあるのは『構文詳解』(p. 68)ですね。to―が補語の時との鑑別も大事です。
・as there are men to hold them: 『英ナビ』の"comedy-trajedy噺"によれば、as (もしくはthan)以下がS+Vの時は、主節のS+Vと較べる。 there are many opinions there are many men to hold them (=opinions) 言われたように並べると、意見の数が、意見を持っている人の数と較べて同程度と言っている、つまり意見がバラバラで沢山ある状態を意味しているのがわかります。
・it is given very little credit for what it performs: for what it performsの所が焦点の所。whatの節がforの目的語。 is given very little credit ... は第4文型の受動態。だから第3文型(S+be p.p.+O)。 for はcredit for のforですね。 He deserves credit for his courageous act.「彼は勇気ある行動のため賞賛に値する」
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 19-1】 課題文は既に死語になりつつある?「家事手伝い」の話。焦点は「It seems that ...,etc.」 ・Among young girls in Japan I have ...: M+S+V。比較的簡単。
・may be translated into English ...: translate は[S+V+O] の文型をとり He transtated the novel from Japanese into English. のように使う、これが受動態変換されて、byが消えたのがこの形。 The novel was transtaled (from English) into English.
・young women who stay home, doing housework, until they get married: doing housework はこんなに短くても、文法的には分詞構文なんですよね。 文語体と言うことになっていますが、こういう短いのは会話に普通に出てきてるように思いますが。
・A Japanese businessman I work with ...: S [S+V] V。 『ルールとパターン』の方はこの型がとても多く、最初の頃に伊藤先生が熱弁をふるっていた気がします。 この辺は収録した課題文次第なのでしょう。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 19-2】 ・Instead of working they spend ...: Instead of... はいいとして、その後のspend 以下、「釣り合いのとれた読み方」ができたでしょうか? 正直私の場合は、『ビジュアル』を読み終わったばかりの頃はこれがまだ身についておらず、『テーマ別』を読みながら苦労したのを覚えています。 例えば『テーマ別』の第6章2番目の問題第1パラグラフ7文目 6-2-1-7 A few husbands and wives may be influenced by the example of some young professional and lower-middle-class husbands who have learned to help their wives as partial substitute for the daily help their class can no longer always afford. なんて文です。 ... of some young { professional / and lower-middle-class} husbands と読むんです。
『ビジュアル』のこの文も spend most of their time {socializing with friends / attending { cooking / and sewing } classes / and helping their mother at home と本編に図示してありますね。
・But more often than not most of their time ...: more often than not は知らないと読めない"熟語"です。 それにそんなに頻出する熟語でもないからここでよく覚えちゃいましょう。「たいてい」です。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 19-3】 ・By working outside their home they would not only gain ...: 仮定法です。仮定法過去の帰結節のほう。 伊藤先生の隣の教室で『Choice Exercises』を教えていた奥井・斎藤先生たちの本をみると、 こういう時はすぐ、「if節に当たるのはどこでしょう?」と尋ねてきます。 By working outside ... 「家の外に出て働くことによって」(もし家の外に出て働いていたら)ですね。
・I do not think that it is in the interest of ...: 「上級」クラスの英文読解本には時々interest が利子か利益と言う意味で出てきます。学生を篩にかける危険な罠です。 He lends money at high interest.「彼は高利でお金を貸している」 It is in [to] your (own) interest(s) to do your best. 「最善を尽くすのが君のためだ(最善を尽くしなさい)」《◆穏やかな命令》 I do not think that S+V. は「S+Vであるとは考えない」ではなく「S+Vでないと考える」と訳すのは日本の伝統芸の一つです(笑)。 [HomeRoom] では、このお家芸について伊藤先生がピリッと辛口の批判をしています。
・... they are old enough to be ...: enough to―はまるで知っているかのようにさらっと流します。 independent of ... 「ofはoff から派生したから"分離"の意味がある、ここはそれだよ」と昔の伊藤本以外の参考書に書いてありました。 森一郎さんか、長崎玄弥さんの本だったかだと思います。最近の大西さんみたい。
・To me it seems that ...: 焦点の形。
・... are spoiling their daughters in the name of ...: むかし仲の良かったアメリカ人に "spoiled child"という言葉のニュアンスって、ちょうど日本語の「糞ガキ!」と言う感じなんだよ、と教えてもらったことを思い出します。 spoil:「〔甘やかしたりして〕性格をだめにする、過度に甘やかす」
>のように使う、これが受動態変換されて、byが消えたのがこの形。 >The novel was transtaled (from English) into English. ↓↓↓ >のように使う、これが受動態変換されて、byが消えたのがこの形。 >The novel was transtaled (from Japanese) into English.
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 20-1】 課題文はテレビコマーシャルの話。焦点は数式の解説(笑)ではなくて「... that (M2) S+V ...」です。 これはそのまま、 ルール 10「接続詞+M2(副詞的修飾語)+S+Vの形のM2は必ずあとの動詞へかかる。」 をシンボライズしたものです。 ここで解説のために使われている例文 They say that in tropical countries people usually marry in their teens. は『700選』の143番として載っています。 さらに『解釈教室』や『テーマ別』の元になった駿台内部英語教材『英語構文演習』にも載っていました。 でも、『解釈教室』や『テーマ別』には載っておらず、この『ビジュアル』で採用されています。先生お気に入りの英文なんでしょう。
「予想と確認」「予想と確認と訂正(修正)」の話が出てきました。「ハッとしてパッと頭を切りかえる」話です。M2のかかり方は「A and (M) B」の話にも似ています。 なお、『ルールとパターン』で示されたこれに相当する「ルール」はもう少し広い範囲に適応できるよう、 「接続詞(関係詞)+M2+[S]+Vの形のM2は必ずあとの動詞へかかる。」(M2=副詞的修飾語〔句〕) とされていました。主格の関係代名詞の節がMで始まっている場合などにも適用出来るからです。
で書いたM+M+S+V の3つ目のポイント >・つぎは[S+V and (S)+V] S+V という感じで従属節の中にand があるもの、その際に起こしやすい間違い(→ and 以降も従属節の範囲である)。 というのが、これ。
・the commercials are all shouting ...: 同格のall。文中の比較的自由なところに顔を出します。oneselfも同じような使い方がありますが、『ビジュアル』では、まだ出てきていません。
・You would feel that, compared ...: 焦点の所。しかもMが過去分詞の分詞構文。奥井・斎藤先生など『チョイス』組は「前にBeing を補うと」と必ず説明します。 伊藤先生は「まったく余計」とブッタ切ります(Home Room参照)(笑)。 これとは別に分詞の位置に形容詞が来る場合もあり、『ルールとパターン』では《20》で出てきます。 Builders, anxious to make fortunes out of the needs of the factory workers, built the houses. 「家屋の建設者たちは、工場労働者の必要をたねに金儲けをしようとして、家を建てた」 S+M+Vであり、コンマがあることが分詞構文的な読みを促すのは
・It is such a significant difference ... that ...: 何だか形式主語とか、強調構文とかにみえそうでもありますが(これはHome Roomで絶対ダメだと怒られてます)、Itは前方照応(=the major difference)で、such ... that の構文です。 so ... that の構文とともに読むときの頭の働かせ方と訳す時のやり方、両方に慣れましょう。 ※(レトロスペクティブを全部コピーして"前方照応"と検索するとこういうitの箇所が次々わかります)
・neither a Japanese commercial ... nor an American commercial neither ... nor はいいですよね?
・ ... is likely to ...: 「〈人・物・事は〉…しそうである、たぶん…するであろう」。意味はこれでいいと思いますが、例文にあたって慣れておかないと意味を取り違えるかも。 辞書の例文を書き出しておくといいです。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 20-4】 ・by no means: You will not be able to persuade him by any means. 「いかなる手段でも説得できないだろう」→「どんなにしても説得できないだろう」 ↓ You will by no means be able to persuade him.「決して説得できないだろう」 強い否定。 ここでは These methods are unknown abroad. (このような方法は外国で知られていない) を強く否定します。「外国で知られていないわけでは決してないが・・・」。
・even professional advertising people ... have trouble in understanding ...: have trouble (in)―ing / have difficulty (in)―ing はいずれも、inが省略される傾向が現代では強いです。
・what some Japanese TV commercials are advertising: この部分だけで疑問代名詞の節か関係代名詞の節かが決まるわけではないのは
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 20-5】 ・unless they have put: ここにあるようなunless (=if ... not)の説明は今日では間違っているとされます。 =except if ... と教えられています。93年のセンター試験が大きな転機だったようです。 以下は13スレでの自分の書き込みです。
>93年のセンター入試の問題: >〇I'll be surprised if Tom doesn't have an accident. He drives too fast. >×I'll be surprised unless Tom has an accident. He drives too fast. > >unless ≠ if ... notであることを世に知らしめた問題らしいですね。 >恐るべしセンター試験だなぁ・・・。東大の問題より難しかったかも。 > >unlessは「"Tom has an accident"という場合を除いて(=except if)」 >という意味であり、ここでは不適ということになる。 >「Tomが事故を起こさないとしたら、驚きだ」の意味のif ... notが正しいと。
・Christopher Columbus believed the earth is round like a ball: コロンブスが信じていたのは昔(過去)、地球が丸いのは「不変の真理」
・two thousand years before Columbus was born: 理屈は本編にお任せして、竹岡さんの本(ドラゴン・イングリッシュ)に書いてある書き方を紹介します。 「トムはアフリカに出発する3日前にうちに来た」 1. 「3日」を無視して書いてみる→ Tom came to my house before he left for Africa. 2. beforeの前に数字を追加する→ Tom came to my house three days before he left for Africa. ハイ、できあがり。
・and noticed that as they sailed ...: that M2+S+Vです。M2が as (S+V) で [(S+V)S+V]となる見通し[予想]が大事。 as they sailed farther and farther away ... と読んできて、they grew「あ、よかった」と思います[確認]、違う[予想]をした人は「ハッと驚き、パッと頭を切りかえる」[訂正(修正)] このas の用法は「... につれてのas」といわれるもので、 farther and farther away のような「比較級」、change, grow, develop, increaseなどの「変化を表わす動詞」が、主節、従属節にあるのが目印になります。 詳しくは以前にまとめたasの文法をご参照ください。接続詞のas は多彩です。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 21-3】 ・... a ship was coming home to port: 「本拠地へ港へ戻ってくる」は日本語として許容範囲外。こういう文章は『解釈教室』でも指摘されていて、 11-2-1 Helen went downstairs to the dinning-room. ×「ヘレンは階下へ食堂へ行った」とは言えないので、○「ヘレンは階下の食堂へ行った」とする。
・the people watching for it would first see ...: wouldは「過去の習慣」。もうこうなるとused toとの鑑別の話など無意味に思えます。
Home Room はもう一つの考え方である「時制の一致」への批判。 ただ自分の意見を言わせていただけるとすれば、「時制の一致」という概念はあった方がいい気がします。 英語を読む立場からは、なくてもよい概念だとは思いますが、書くときには意識しないとなかなかキッチリ書けないんですよね。 まあ、自分が未熟と言ってしまえばそれまでなんですが (^^;
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 22-1】 課題文はうるう年の話のように見えて、実はカレンダーの話。焦点は「同格の難しさ」。 読み方の原則論に戻り、前置詞を伴う名詞が、主語や目的語にはならないことを確認後、では前置詞を伴わない名詞が、主語や目的語に必ずなるかと自問します。 いや違う、例外がある。その例外は3つ。(1)名詞を修飾する名詞、(2)同格語句、(3)名詞の副詞的用法である。 では、この3つを識別する方法は?・・・このように伊藤自問自答が続きます。 結局一番鑑別が難しいのが、同格語句ということになります。 本文。 ・Some people have a most unusual birthday ...: 2周目においては、直接の読み方というより、ここちょっとあやふやになりやすいか?、という所を中心に見たほうがよいかも。 ここはsomeの訳語の問題から。 some+単数名詞は、 There must be some book on this subject.「この主題について述べた本が何かあるにちがいいない」 で、「何か;ある…」。some+複数名詞は、 There are some books on the desk.「机の上に何冊か本があります」 で、「いくつかの」。ただ、これだけでは足りない。 Some people have a most unusual birthday―their birth-date occurs only once every four years. では、地球上に何人そういう人がいるか、ということです。沢山はいない、でも「何人かの人たちがいる」ではない、もっと沢山いる。 こういう時の切り抜け方が「[... の中には]〜する人(物)もある」です。 ここは暇な時ゆっくり考えないとなかなか納得がいかないかもしれません。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 22-2】 ・a most unusual birthday: the most ではなく、a most。very, extremely といった意味です。こういうのも1周目からきっちりとはなかなか頭には入れられないかも。
・This is because ...: No. 3 に出てきた、This is why ... とちょうど逆の関係ですが、ここは違う視点で。 why は疑問副詞だから、この表現になんの問題も感じませんが、because は接続詞ですから、主節が要るのが原則、でも、例外的に、Why ... ? 疑問文の答えとして、 "Why were you absent yesterday?" "Because I had a bad headache." というふうに使うことができます。そして、This is because ... など、補語として、単独の節の使用が出来ます。
・they were born on a Leap Day, the extra day added to February each Leap Year ...: a Leap DayがH、 the extra dayがadded以下の修飾を受けA、ということになりますが、それらはH周辺の構造と、H、Aそれぞれの意味を考えるしかない、となります。 every four years、each Leap Yearなど、名詞の副詞的用法は、ある程度見た目から判断がつきますが…、という流れ。
・Calendars of one kind or another: of one kind or another は意外と厄介で、『ジーニアス』 など一部の辞書の例文中に「何らかの」という訳語で紹介されている程度でした。 英英辞典ではOALDにanotherの成句で紹介され、 used when you are referring to various types of a thing, without saying extactly what you mean と書かれていました。「様々の、色々な」などの訳語も良いと思います。
・They wanted to know how long the winter would last: how の節が出たらいつも、「howがなければどうなるか」を考える。 奥井・斎藤の『チョイス』関連の先生方の「仮定法を察知したら、if節に相当するものはどれか」を考えるのと並んで徹底しています。 wouldは「過去から見た未来」。このタイムトラベラーのようなwouldは出る度にマークするしかない。
・or when to plant seeds, or when the migrating animals would return: when to plant ... は "I don't know what to do." と同じ型の表現。 ありふれた表現ですが、文法でがっちり固めていると"「疑問詞+to不定詞」の全体が名詞節と同じ働きをする表現がある"などと固く説明するしかありません。 伊藤先生もここはさらっと訳文を当てるだけで流してます。 when the migrating animals would returnはhow longと同様の名詞節。「過去から見た未来」のwouldが使われているのも同様。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 22-4】 ・People living beside the Nile in Egypt needed ...: S+M+Vで、MはS(←現在分詞)Vというタイプ。3回目の出現だそうです。過去の2回は No. 20 A specialist studying the effectiveness ... says ... No. 21 ... the people watching for it would first see the tops of the masts ... です。
・... needed a calendar so that they could prepare for ...: so that ... can (may) ...は「目的」を示す副詞節ですが、主節が過去形になってcan, mayがcould, mightになったり、 他にwillが使われる場合もあり、文法問題として出題されるようです。ちょっと膨らませます。
・Writers needed ...: Writerの訳語を無神経に「作家」とするなの注意は2回目、前はBenjamin Franklinのところ。 Calendars were in use ... long before ...: be in use は「用いられている、使われている」。long beforeは前の課題文で出てきた some of them were ... making maps of it two thousand years before Columbus was born. と同じ形。
ありふれた表現ですが、文法でがっちり固めていると"「疑問詞+to不定詞」の全体が名詞節と同じ働きをする表現がある"などと堅く説明するしかありません。 伊藤先生もここはさらっと訳文を当てるだけで流してます。 when the migrating animals would returnはhow longと同様の名詞節。「過去から見た未来」のwouldが使われているのも同様。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 22-5】 ・Each symbol―a horse, a star, ...: 同格 H=A1+A2+ ... のタイプ。a black line meaning death ←このmeaning の使い方は英英辞典で頻出の表現。remind A of B は比較的よく出るので、もう大丈夫でしょ?
・Farther south, in Mexico ...: M+M+S+V。2つのMはどちらもS+Vにかかる点に注意。これと同様だけど位置が反対なのが、前の課題文の ... a ship was coming home to port や『英文解釈教室』の 11-2-1 Helen went downstairs to the dinning-room です。
・Like many other peoples: a people や peoples は「人々」ではなく、「国民」か「民族」。これもガッチリ覚えておきたいところ。
[Home Room]: 1. S+V+O+C の OとCの間にあるS+Pの関係とH-Mの間にある関係は、意味の上で例えばS+Vの関係を基礎にしているものであるにしても、文法的な格付けは別物、という話。 2. He had something that I didn't have―an idea. の解釈(『解釈教室』 pre-6-1-1)。 『解釈教室』周到に準備をしてから読まないと挫折しやすい書物ですが、『ビジュアル』を終わらせてからアプローチすれば消化可能です。 『テーマ別』までこなしてからであれば余裕をもって吸収できます。
Literary critics blame journalism for not being literary enough, historians for lacking historical accuracy, lawyers for not arranging facts by the rules of evidence. But journalism is not literature , not history, not law.
On my entrance into the room って、おかしくない? force an entrance into the house で「家に押し入る(=break into the house)」 という表現はあるけど、enterは通常他動詞として使われて、enter the house だよね。 だから、on+動名詞〜 のこの句でinto は変だと思うんだけど・・・。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 23-2】 ・according to ...: 熟語の前置詞。「... に従って、... によれば」はもう大丈夫でしょ? according as は「接続詞」で古い表現のようです。「(…するに)したがって、応じて」。敢えて例文を挙げれば We see things differently according as we are rich or poor.
・But when his purpose is to learn ... and there are ...: is to ... が補語か助動詞 be to かの鑑別と[S+V and (S)+V] S+Vのような従属節中にandがある場合の話です。 両方とも何度かやりました。2周目以降ならあっさり通り過ぎていいでしょう。
・he slows down as much as he needs to: 2番目のas (比較級比較構文ならthan) 以下がS+Vです。『英ナビ』の「comedy-tragedy噺」を思い出して、主節のS+Vと較べます。すると、 He slows down much He needs to (slow down much) ( )内の省略部分に気がつきます。
・so that he can understand what he reads: so that がまた出てきた。ちょっと前にやったばかり (p. 286)。ビジュアルの「隠れた良い所」です。 ここは全体がS+V [S+V] [S+V] の「パターン」になっていて、後の2つの[S+V]がともに主節の動詞にかかります。これが副詞句になると、No. 21の ... a ship was coming home to port や 11-2-1 Helen went downstairs to the dinning-room. となります。恐ろしく密度の濃い「反復練習」です。ただし「気がつけば」という条件がつきますが。『解釈教室』にある例文を付け加えておきましょう。 11-2-7 Plants are breathing just as we are as long as they are alive.
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 23-3】 ・Slowing down for difficult passages ...: 動名詞が主語の文ですが、分詞構文との鑑別の話も含めて次の課題文の焦点です。
・at a word-by-word rate: 似たようなハイフンつなぎの表現を他の本から拾ってみます。 3-36 There's a limited offer on an all-you-can-carry sale.「タイムサービスで詰め放題をやってるよ」(起きてから寝るまで英語表現700) 8-20 Well, this is an all-you-can-eat buffet, but you shouldn't pig out.「バイキング形式だからって、欲張り過ぎちゃだめだよ」(起きてから寝るまで英語表現700) 50. "What do you do?" "I left my job last year and now I'm a stay-at-home wife." 「何をなさっているんですか?」「昨年仕事を辞め、今は専業主婦です。」(よくばり英作文) ・In fact, you will cover the material ...: 訳語に困りますが、下のような語義を見て「扱う、こなす」、ここでは「〈より速く〉読みこなす」あたりでもよいでしょう。 [OALD] cover sth / to include sth; to deal with sth →The lecture covered a lot of material.
・if you learn to take in a group of words ...: take in が今回の焦点「... を理解する」となっていますが、辞書ではこの意味では通常疑問文、否定文で使うとされています。 そのまま、「取り入れる」でも文意は成り立ちます。皆さんの考えはいかがでしょうか?
Home Room: 「目的」を示す副詞的用法の不定詞の考え方、頭の働かせ方、訳し方。これは訳の工夫の上で結構重要です。よく読んでおきましょう。
例えば、 The news that the actress will get married made him という文章が目に入っても、 The news that the actress will get married made him に is a fake. という文が続いていたら返り読みしないとわかりっこない。
例えば、 The news that the actress will get married made him upset という文章が目に入っても、 The news that the actress will get married made him upset に is a fake. という文が続いていたら返り読みしないとわかりっこない。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 24-2】 ・what its connections are with other facts: 疑問代名詞のwhat をsomething に変えて、元の文章に復元すると Its connections are something with other facts. になることを確認します。 「その関連は他の事実とどうなっているのか」→「それは他の事実とどう関連しているのか」とします。
・in what ways it is the same: 「この問題は難しいので先に回します」となっています。私の記憶が確かならば、先に回したままやらずに終わってしまってます。 以下を見て下さい。『英文解釈教室』の例文です
4-3-3 He is conscious of what a fine opportunity he has. 「自分がどんなに素晴らしい機会に恵まれているかを彼は知っている」 I asked her in what way I should treat him. 「私は彼女に、彼をどんなふうに取り扱ったらいいかたずねた」
前の文はbe conscious of の ofの目的語にwhatが導く名詞節がなっています。だから、文を切り分けるとすれば He is conscious of〕 〔what a fine opportunity he has. です。一方後の文は In what way should I treat him? という直接疑問文が名詞節に変わり、I asked her ...に続いたものです。だから切り分けるとすれば、 I asked her〕 〔in what way I should treat him. となります。文章の意味の切れ目が前置詞の前になるものとして、in which など「前置詞+関係代名詞」がありますが、 「前置詞+疑問詞の作る名詞節」の場合、通常は前置詞の後が切れ目になります。第18章の焦点 (⇒p. 140) を参照してください。 つまりこの文章は切れ目が例外的なので難しいのです。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 24-3】 ・in other words: 「別の言葉でいえば、換言すれば」
・If you remember what an author says, you have learned ...: ifの仮定は次の文以下にも働いていますが、直説法であるのは動詞の形でわかります。
・But whether you have ... about the world, ...: whetherが導く「譲歩」の副詞節。簡単な例文を『英ナビ』からひとつ。 31-C-3 Whether he drives or takes the train, he will not be in time. 「自動車で行っても、列車で行っても間に合うまい」
・Understanding is increased only when, ...: ここの文がいちばん複雑ですね。「接続詞+M2+S+V」です。「呼吸」を掴みましょう。 whenのあとのコンマも、副詞的なものの割り込みを示唆しています。 本編解説の下の2文は副詞節と名詞節で違っていますが、どちらも「パターン」はS+V [(S+V)S+V]で同じであり、読み方の「呼吸」も同じです。
Understanding is increased only when, in addition to knowing what an author says, you know what he really means, and why he says it.
They noticed that as the ships sailed farther and farther away, they grew smaller and smaller. (Review 8)
Literary critics blame journalism for not being literary enough, historians for lacking historical accuracy, lawyers for not arranging facts by the rules of evidence. But journalism is not literature , not history, not law.
この英文の場合 But journalism is not literature, not history, not law. まで読まないと、前の文章の構造決定が不可能です
Literary critics blame journalism for not being literary enough, historians for lacking historical accuracy, lawyers for not arranging facts by the rules of evidence. But journalism is not literature , not history, not law.
ああ、まちがってるね。ゴメン Literary critics blame journalism for not being literary enough, historians (blame) (journalism) for lacking historical accuracy, lawyers (blame) (journalism) for not arranging facts by the rules of evidence., But journalism is not literature , not history, not law.
獅子さん.質問があります. The way you look to others is apt to be nearer the truth than the way you look to yorself. .の訳が、"他人の目にうつる姿のほうが自分の目にうつる姿よりも真実に近いことが多い"になっているんですがこれって誤訳ですよね?
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 25-1】 課題文は列車の旅で出会ったスペインの魅力的な人々の話。焦点は「what+名詞の名詞節」。 疑問形容詞のwhatが作る名詞節の話です。概略を言葉なしに(笑)。 I know what they wear. → What do they wear? → They wear something [that]. I know what clothing they wear. → What clothing do they wear? → They wear some clothing. 疑問形容詞のwhatが作る名詞節をみたら、what がなかったら、clothingがどこに働くかを考える事が大事で、これはhow+形容詞(副詞)の作る名詞節の話と一緒です。 本文。 ・On my first visit to Spain ...: On arriving ... 「...に着くとすぐ」の例文が上がっていますが、名詞が来ても On one's return 「帰るとすぐ」いうのも辞書にあるから。訳文にすぐを入れてもいいかもしれない。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 25-2】 ・... the most fascinating people I had ever met: 37. This is the first time I have ever used this laptop. 「このノートパソコンを使うのはこれが初めてです」 は『実践ロイヤル』の暗記用例文からですが、主節の動詞が現在形なので、I have ever used this lapotopは現在完了です。 本文は主節が過去形なので、過去完了にスライドしてます。まあ、こちらは関係詞でも、省略された関係副詞ですが。
・They laughed a lot, too: 私が『700選』をあまり勧めたくない理由の一つとして、この "a lot" が一度も出てこない、ということがあります。・・・まあ、人それぞれですが。
・Their moods kept changing: keep ―ing 「―し続ける」
・They all kept wondering ...: 同格のallがまた出ました。3回目?oneself も1回出ました。
・Some of them ...: 空間が限られているので「彼らの何人かは...」でも「中には...(もある)」でも可!
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 25-3】 ・because they kept asking what towns and cities it would pass through: 焦点の所。指定通りにwhatがなかったらどんな文かを復元してみます。 It would pass through some towns and cities. はい、出来上がり。 暗算が楽にできるようになるまでは紙に書いて計算するのと同じこと。 Some of them ... からピリオドまでの文章はS+V [S+V] [S+V(S+V and S+V)]ですが、 基本骨格はS+V [S+V] [S+V]ですね。
・... the only one who knew it was going as far as Madrid: as far as が「... まで」の意味で使われています。
・even more: 比較級のmore を強調する表現は他に much / still / far / a lot など。
・Soon everyone knew where ..., how much ..., and where ...: howがなければ、"I had paid much for my ticket." になるのを自分でも紙に書く。
・When we arrived at Burgos, my first stop, I found ...: Burgos(=H), my first stop(=A)[同格]
・あとは過去分詞修飾の話ばかり(笑)
Home Room にはYouTubeで有名な G君「…先生のおかげで力がついてきたんだと思います。」 I先生「水をさすようで悪いけど、それは少し甘いんじゃないか…」
When John was a poor boy, he went to bed always feeling hunger. But, he alway eager to become rich at the bottom of his heart. Now,he thinks, however rich he became ,he often look back on when he was still just a boy dreaming of being rich. Because he is not what he was and he has become a not fruitful man.
When John was a poor boy, he went to bed always feeling hunger. But, he always eager to become rich at the bottom of his heart. Now,he thinks, however rich he became ,he often look back on when he was still just a boy dreaming of being rich. Because he is not what he was and he has become a not fruitful man.
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 26-3】 やっと本文 (^^; ・I was one of six children. ・I have two younger brothers ... ・My father was not ...: 6人兄弟で上から長女、次女、三女、本人、弟、末の弟、父はお金持ちでない。後から出るけど母は健在。それが筆者の家族構成です。 住んでいる家は小さく、プライバシーはない。要するにボンビーボーイです。そう読めるから
・Yet I consider that ...: 「しかし、私はとっても幸運だったと考える」とbutの意味のyetが生きてきます。
・The house was on the outskirts of a small town: on the outskirts of ... 「... の郊外に」。in the suburbs of ... もほとんど同じ意味だが前置詞が変わります。どっちも複数形 (or 複数扱い) の入る熟語です。 複数形の入る熟語は
・Meadows, woods, and even a friendly stream lay ...: "子だくさんで家は小さく、あまり裕福ではなく、プライバシーもなかった。しかし私は幸運だった。"だって、小さな町の郊外にある家は、 "牧草地や森、さらに心地よい流れの小川が歩いて行けるところにあった"と続きます。自然に恵まれていたのです。
・... lay within walking distance of our home: The house is within three miles of the railroad station. 「3マイル以内の所にある」 within の後では、前置詞がfromでなく、of であることに注意。ちなみに私のお勧めしない『700選』の1番目は My house is only five minutes' walk from the station. でした (^^;
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 26-4】 ・My mother and father were far too busy to ...: 焦点の所。far はtoo を強調する語、very much のveryのようなもの。occupy onself with ...は「〔…に〕従事する、〔…で〕忙しい」。 貧乏だったから日々の糧を稼ぐのに忙しく、子育てで忙しくする時間はなかったのです。
・If I am ...: 以前このスレでとても質問が多く出た箇所です。多分一番多かったんじゃないかな。11スレで書いた自分の説明を引用します。ちょっと恥ずかしい (^^; >If I am now a comparatively calm and placid person, it is due to the fact. > >が基本の骨格で、personをable...以下が後置修飾してるが、そこはbe動詞を加えてみると、 >A... person is able to cope (tolerably well) with problems. >という関係。problemsは関係代名詞による修飾を受け、先行詞を関係詞の作る節に代入すると、 >Life always presents us with problems. >のようになる。「人生は我々に問題を提示する。」逆に「問題」を中心にまとめると「人生が我々に提示する問題」。 >those...that−はココではあっさり書かれてるけど...の部分が関係詞の先行詞に >なることを示してる形で、伊藤先生これ大好きね。 >the factはI was allowed...と同格だから、 >The fact is that I was allowed to grow up without too much fuss being made of me. >I firmly believeは位置からいっても、firmly believeという単語の内容から見ても挿入だ。 >全体的には意味は分かるが、単語に対する修飾が長く、訳しにくいというタイプだよね。 (つづく)
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 26-7】 ・The most dreadful fate that I can imagine would be ...: 仮定法です。if節にあたるものはどれでしょうか。 広くとった主語(主部)、特に関係詞節が最も恐ろしい運命を"想像"するとしたら(そういう運命は私には起きないことだが)という条件節のかわり、 ということ「想像しうる中で最も恐ろしい運命は」。
・that of that of growing up as an only child: 代名詞のthat はfate。前置詞としてのas用法は広くなく、「…として」。「一人っ子として成長するという運命(だろう)」
・All mothers and fathers experiment on ...: experiment は名詞の顔をしていますが、自動詞として使えます。 He experimented on rats. 「彼はネズミに実験を施した / ネズミで実験した」 He experimented with a new drug. 「彼は新薬を実験した」 ・・・そういえば、friendly streamのfriednly は副詞の顔をしていますが形容詞です。
・They read the latest baby books, they attend clinics and courses of lectures: and がないことなど未熟な君たちが気にするなと間接的に書いていますが、 「緊張感を出すため」と斎藤雅久さんの本には書いてありました(続・かつて『チョイス』という名の英語教材があった p. 35)。 ここではあくせくと忙しく子供の世話をやく余裕のない両親を想像させる演出に思えます。
・They even listen to the advice of unmarried aunts: 子育てに経験も自信もないので、誰彼かまわず意見を言われると聞いてしまうのです。
・the exact moment to present him or her with solid food: present は直前にも出てきました。present A with B で「BにAを提示する、渡す」
・In short, they can't let their child grow up at his own pace: 要するに、子供独自のペースで成長させることが彼らには出来ない、のですね。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 27-2】 ・If weather conditions were bad, it was ...: If ... were ですが直説法。帰結節がwas ですから。wereだったのは過去の話だからで、主語が複数形だったからです。 仮定法のwere はI や三人称単数で出てくるから目を引くんですよね。
・so many people are now making long-distance calls that ... so ... that を見落とさない「直読直解」の読み方です。よく吟味しておきましょう。最初この解説を見た時は感動しました。 確か『英文解釈教室』の中だったと思うけど・・・・・・ありました!p. 53ですね。[Home Room] もこの話が中心です。
・... it is advisable to know exactly what one is going to say: ここはV+M+Oの形になっています。これから『ビジュアル』後半になるとV+M+Oは沢山出てきます。 修飾語の位置、特に副詞的修飾語の位置についての分析は『英文解釈教室』の時点から伊藤先生が一番大きく枠組みを変えた所です。 『テーマ別』には「M+M+S+V」、「S+M+V」、「V+M+O」、「V ... M」の形で、細かく場合を分けた副詞的修飾語の分析が解説されています。
・... and to make sure that the person ...: ここは前の部分とつながって、it is advisable to make sure that the person ... となります。 これが今回の焦点の所。 Part IIの冒頭p. viiの「S+V, [S+V], (S+V) の組み合わせ」の表には It is "desirable" to make sure that the person one wants to speak to is at the other end of the line. となっていて「誤植」ですが、誰も気づかないのか、今でも放置されています。
・To avoid speaking to the wrong person: 副詞的用法の不定詞ですが、to不定詞主語との鑑別は流石にもう大丈夫でしょう。。
・These calls are sometimes called 'person to person' calls: S+be+p.p.+C は第5文型の受動態、S+be+p.p.+Oは第4文型の受動態です。 これはもう常識としてわかりますか?
「forがblameにかかる話」と同様、馬鹿どもがこのレスを鵜呑みにして日本語の解釈の仕方を間違えると可哀想だから解説してあげよう笑笑 Literary critics blame journalism for not being literary enough, historians for lacking historical accuracy, lawyers for not arranging facts by the rules of evidence. この馬鹿は一文と言っているが、「一文とはこれ全体」ということだ。 この文はcommaで3つに分かれる。俺がそこで指摘したのは「lawyersの部分」という指摘である。 決して一文全体に及ぶ指摘ではない笑笑
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 28-1】 課題文は「ワークとプレー」、焦点は「What-Clause+V」。『ルールとパターン』《26》(B)と共通題で、共通題はこれで5題目。 What he said ... で書き出された文があれば、疑問文ではないので、名詞節と考え後に動詞を探す。つまり具体的には以下のような感じ。 [ What S+V ]+V ... と「予想」して⇒ What he said did not make any sense to me. と「確認」、あ〜よかった! What surprised me? のようなwhatが節の中で主語になっていて、語順が変わらない疑問文もあるが、 同じように名詞節と考えて同じようにVを探してみる「予想」を立て、Vを見て確認する。Vが出ず、?で終わったら、予想を「修正」する。 なお今回の課題文の中で、部分否定、関係副詞と関連したthe way、文修飾の副詞が新しい事項として出現します。
・It is not always easy to―: 「部分否定」の表現。「―は易しいこともあり、難しいこともある」という表現を否定の面から表現したもの。←伊藤先生が部分否定を簡単に説明する時はいつもこのセリフです。 部分否定については色々な本で書かれているけど、『テーマ別』の解説が一番良いと思うので引用します。 以下引用[「彼らはみな金持ちではない。貧乏人ばかりだ」という日本語の「彼らはみな … ない」は、 「彼らの中に金持ちはひとりもいない」の意味。SがPである場合がひとつもないことを示す。この種の否定を全体否定という。 「彼らはみな金持ちではない。貧乏人もいる」と変えたらどうなるだろう。 今度は「金持ちもいるが貧乏人もいる」の意味。SがPである場合とPでない場合がまざっているわけで、こういう事態を、否定の面を重視して表現したのが部分否定である。(つづく)
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 28-3】 ・Peoples differ in the way they perceive things, ...: Peoples はsが付いているので「人々」ではない (people はこの形のままで複数扱い)。ここでは「国民・民族」。 the way they perceive things ではthe way のあとに「完全な文」が続いており、「…する方法」を表す言い方があると覚えて下さい。将来説明します。 ……と言っていますが、確か説明しないまま終わったのではないでしょうか?あとで触れたいと思います。
・Peoples differ in the way ... and even in the same ...: ここは ×Peoples differ {in the way they perceive things,} and {and even in the same society} ではなく、
○{Peoples differ in the way they perceive things,}and (even ... society) {[what is ... ]+V} とA and (M) Bと読むところ。Bが今回の焦点の[what is ... ]+V。 consider, regard はそれぞれ第5文型を取る動詞ですが、補語の取り方が違いますので確認してください。少し後に出てくるdefineも仲間に入れてやってください。
・What is work ... is ...: ここも焦点の所。whatが節の中でも主語になる形。後の方に出てきた話。あとに出てくるisを見て予想の正しさを確認します。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 28-4】 ・depending on the situation within which the activity occurs: depending on は形から見ると分詞構文のように見えますが、主節の主語(the same person)が動作主体ではないので、通常の分詞構文とは違います。 また、either ... or ... depending on 〜(〜に応じて)といった文脈で使われます。辞書的には群前置詞(熟語の前置詞)として扱う場合が多いようです。 within which は「前置詞+関係詞」。関係詞の節が始まるのはthe situation / within which ... とwithin の前の所。 ルール 3「関係代名詞は節の中で代名詞として働き、先行詞を関係詞に代入すると独立の文ができる。」 に従って先行詞を代入すると The activity occurs within the situation. となります。
・The postman who carries... is clearly working: S [S+V] Vで、is ... workingは進行形。
・while the hiker with a pack on his back is having fun: これも進行形でwhileは前から「A だが、B」である。とすっきり訳したほうがよい、 としてアッサリ終わっています。
・・・しかし『ルールとパターン』では全体がS [S+V] V [S+V]で、S [S+V] V とS+V [S+V]の複合体であること、さらに clearly は「文修飾の副詞」であることが説明されています。文修飾の副詞はなかなかすっきりわかりにくいのですが、 It is clear that the postman who carries a heavy bag of letters on his rounds is working. と書き換えられるのが文修飾の副詞なのだと考えるのがよいようです。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 28-5】 ・最後にthe way they perceive things の話です。関係副詞は先行詞や関係詞自体が省略されることがあります。 まずwhenが関係副詞の時。 先行詞がtimeの場合は関係副詞 when は省略されることが多く、day, week, yearが先行詞でも省略が起きます(ただし先行詞time とwhen が離れている場合は省略できません)。 一方先行詞the timeを省略してwhenだけで済ますことがあります。 次はwhere。 先行詞がplaceの時は where は省略できますが、それ以外の先行詞の場合はwhereは省略しません。一方先行詞 the place を省略してwhereだけで済ますことがあります。 次はwhy。 先行詞のreason があるときには、why は省略するのが普通です。一方why を使う時には先行詞のthe reason を省略するのが普通です。つまりどっちかにするのが普通。 That is ... の後はThat is why のほうがよく使われます。 最後にhow。 これは注意が必要で、how 単独か、the way 単独もしくはthe way that ..., the way in which ...という使い方はあってもthe way howという使い方は間違いです。
関係副詞の節は、関係代名詞と違い完全な文です。 ですから関係副詞の省略が起きると、関係代名詞の省略が起きた場合と違い、目的語の欠落のような省略のサインがありません。 しかし関係副詞は関係代名詞と違い、何でも先行詞になれるわけではありません。 whenならtime, day, week, year かそれを含むもの、where ならplace, home, case, 地名などの場所など、 why はreasonのみ。how は単独で使うか、代わりにthe way [that, in which]を使います。 従って、関係詞が省略されても、先行詞と思われる単語の性状から省略が推測されるわけです。
)に出てきた "in what ways it is the same" という例外的な節の始まり方も含めよく頭の中を整理する必要がありますね。 本文。 ・In men, as a rule, love is but an episode ...: as a rule は以前にも出ているんですね。No. 8です。「概して、一般に」 This is all very well if those methods are good. "As a rule", students have to develop their own methods based on trial and error and perhaps some good advice from teachers. but = only はもう大丈夫でしょう。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 29-2】 ・There are few men to whom it is the most important thing in the world: ルール3を適応すると、To them it is the most important thing in the world.
・even women, with whom the subject is of paramount interest: ルール3を適応すると、With women the subject is of paramount interest.
But even during the brief intervals in which they are in love ...: ルール3を適応すると、They are in love in the brief intervals.
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 30-1】 課題文は海の波の話。焦点は「It is ... that」です。冒頭で強調構文と形式主語の教科書的説明がなされ、Home Roomで鑑別の話が話題になります。 ネット上で、この文の和訳がわからないという意見が沢山あり、事実このスレでもそういう意見がありました。 和訳だけ読んでみると・・・確かに、何だかよくわからないですねぇ(笑)。 伊藤先生には珍しいことです。先生の訳に対して批判があるのは重々承知しているのですが、それはここでの訳のようなものに対する批判ではありません。 その話は今は置いておき、早速本文。 ・Why is the sea never still? : 「なぜ海は決して静止しないのでしょうか」・・・いきなりこんな書き出しで文章が始まるはずがありません。 有名な学者の講演か何かで海の話がしばらくあり、「海は静止しない」という話題が出て、しかしそれでは「なぜ海は決して静止しないのでしょうか?」という話題に移ったのです。 でなければ、この回りくどい表現の文章が説明できません。
・Well, there are times when ...: 「海は静止しない」と言いました。だが、ほとんど静止しているように見える時があるではないかという反論が出ることを想定したように、"Well, ... " となります。 wellは、話者が何かを考えたり、ためらっていることを表します。「ええと、そうね」とか「[一歩譲って]なるほど、そうだとして」あたりがよいのでしょう。 times when はNo. 28で説明した関係副詞。あそこでは省略の説明のために詳しく書いたのですが、ここでは省略されずに使われています。
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 30-2】 ・..., though no doubt even when: no doubt は名詞の副詞的用法。 ここの説明では"前置詞がないまま副詞的に働くことを知っているのが…"と、それらしい説明はされていますが、なぜか明言は避けており、「文法篇」の「名詞の副詞的用法」にも収録されていません。 ところが『テーマ別』の「構文と訳出」内の"名詞の副詞的用法"の中では収録されました(p.268)。 これが従属節内の複文の主節 there are waves ... にかかります。 thoughはここでは説明がないですが、通常の「…にもかかわらず」の意味で主節にかかると変です。 「海は決して静止しないのはなぜか」⇒「なるほど、ほとんど静止している時がある」←「見えない波がたしかにあるのにも拘らず」 ここは、主節の後に従節を導いて、「もっとも、とは言っても…なのだが」の用法なのでしょう。 そうしないと前ともつながらないし、後の「しかし、海はいつも動いている」のbut にもつながりません。 試訳すると 「なぜ海は決して静止しないのでしょうか。 なるほど海がほとんど静止しているように見える時はあります、もっとも鏡のように見える時でさえ、小さすぎて我々の目に見えない波がたしかにあるのですが。けれども、・・・」。
・is always moving, even so much that ...: so much that ... は成句扱いされてはいませんが、so ... thatの相関があります。moving にもかかっています。むずかしい。 一応電子辞書の例文検索に当たってみます。"so & much & that"でやってみました。 He eats so much that he has become a tub. (tubは「おけ、たらい」ですがここでは「デブ」) 「彼は大食を重ねついにデブになってしまった」 (つづく)
【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 30-3】 (例文検索中のつづき) She infatuated him so much that he indulged her every whim. 「どんな気まぐれでも満足させてもらえるほど彼女は彼を虜にした」(すんげぇ!) The news excited me so much that I could not sleep. 「その知らせにすっかり興奮して眠れなかった」 There is only so much that you can do to save the earth. (only so much 「限られたこと[もの]) 「地球を守るためにできることはそう多くはない」 Johny had grown so much that I scarcely recognized him. 「ジョニーはとても大きくなっていて私にはほとんど見分けがつかなかった」 ・・・何となく見えてきますね。
・It is the wind that makes the waves. : It が受けるものが前にないので、that以下がitの指し示すものです。強調構文。 名詞が強調されているのでthat 以下にSかOが欠けているはず。 that makes ... Sがありません、あぁ、よかった。・・・これが瞬時にできるように。
・If there were no wind at all ...: 仮定法過去ですが、ここはそれよりもeven if の意味で使われていることに文意から気づくことが重要。 話の流れとしては「波は風が作るのです」、「じゃあ、風がなかったらどうなるの?」「いやそれでも海は動くんですけど云々」と続くわけです。
)、『ビジュアル』でもここにきて頻出してきました。 ただ、中だるみ感が正直出てくる20番台後半〜30番台だったので印象に薄かったのかも知れません。 ここでは「予想」に途中で「修正」が入り"パッとアタマを切りかえて"、もう一段複雑な S [ S+V (S+V) ] V と読んでいきます。
・It is true that ... but ...: こういう理屈っぽい文章の構成にしばしば出てくる型です。伊藤先生の説明を詳しく読んでください。 ちなみに今回出てきたno doubtもこの型を作ります。(... no doubt ... but ...) no doubtの他、certainly, of course, to be sure, well yes などもこの型を取ります。 『テーマ別』「語法のファイルI」p. 227を参照してください。
・ここでHome RoomのIt is ... that の鑑別を簡単にまとめましょう。 まず
1. It is ... that の... の部分に来るのが形容詞かp.p. なら形式主語。 2.
で出てきた前方照応のitでないことを確認します。その上で、 3. It is ... that の... の部分に来るのが副詞成分なら、強調構文。 4. 名詞ならthat以下を見る。完全な文なら形式主語、SかO、もしくは前置詞の目的語が抜けていれば強調構文。 ↓↓↓ 1. It is ... that の... の部分に来るのが形容詞かp.p. なら形式主語。 2.
にもあった、「G君の悩み」シリーズがなかなか面白いですね。 今回の [Home Room] でも 「この問題のように複雑な構成の文になると、僕は、例えば第2節の But the waves which ... のような文で、 the waves を主語にする動詞を探さなければいけないと分かっていても、途中でちょっと難しい単語や構文にぶつかると、 そっちに注意を奪われて、文全体の仕組みのことを忘れちゃうんですが、やっぱり頭が悪いんでしょうか。」 などと語っていて、I先生は 「そんなことはないよ。外国語だもの。…」 と激励とアドバイスをしています。 語学の学習で、必ず乗り越えなければならないカベについて、G君に上手に語らせています。